ラサ商事
基本情報
概要
ラサ商事は1939年創業の卸売専門商社で、鉱物資源や産業機械を主力とし、国内外で独自技術と強固なネットワークを持つ業界有力企業です。
現状
ラサ商事は2020年度に連結売上高約293億円、営業利益約20億円を計上しており、鉱物資源や産業用高機能ポンプ分野で国内トップクラスのシェアを持つ。ジルコンサンドでは国内市場の50%以上を占め、オーストラリア・アイルカ社と総代理店契約による安定した供給網を確保している。産業用高機能ポンプや建設機械も主要事業で、ニッチ市場の優位性を築いている。環境保全プラント分野では独自技術を活かし、鉄鋼メーカー向けに水砕製造プラントの設計と販売を展開。企業の収益基盤強化のためM&Aも推進し、既存事業とのシナジー創出を重視している。社内体制は監査等委員会設置会社としてガバナンスを強化し、2020年には八重洲監査法人を会計監査人に選任。今後は国内外の拠点網を活用して成長を加速させ、環境負荷軽減や持続可能な資源利用を目指す。業績好調を背景に財務基盤も安定しており、積極的な設備投資と研究開発を両輪に新規市場開拓を行う戦略を掲げている。
豆知識
興味深い事実
- 設立はリン鉱石採掘地のラサ島に由来する
- ジルコンサンドは国内トップシェアを保持
- 産業用高機能ポンプでニッチ市場を制覇
- 1939年にラサ工業の営業部門から分離独立
- 大平洋金属から独立した専門商社である
- M&Aを成長戦略の柱としている
- 本社は日本橋蛎殻町のRASAビルに所在
- 監査等委員会設置会社としてガバナンス強化
隠れた関連
- オーストラリア・アイルカ社との独占代理店契約で供給網確保
- 特殊産業機械の国内市場で希少なリーディングカンパニー
- 関連会社を通じて設備工事や不動産事業も展開
- 独立系専門商社ながら国内大手鉄鋼メーカーと強固な取引がある
- 資本金20億円規模で中堅商社ながら安定した財務を有する
- 株主には信託銀行や生命保険会社などの機関投資家多数
- 東京都中央区の主要商業地である日本橋中心部に本社を構える
- 環境保全プラント事業で鉄鋼業界向けに特化した技術を持つ
将来展望
成長ドライバー
- 国内鉱物資源の安定需要
- 環境関連プラントの拡大ニーズ
- 産業機械の省エネ・高機能化
- M&Aによる事業領域の拡大
- 海外市場での営業力強化
戦略目標
- 鉱物資源分野で国内シェア60%以上の維持・拡大
- 環境プラント技術を活用し鉄鋼関連市場でのプレゼンス向上
- 産業機械の輸出額を3割増加
- 持続可能な資源利用推進と環境負荷最小化
- 多様な事業展開による安定収益基盤の構築
事業セグメント
鉱物資源卸売
- 概要
- 国内外の耐火材料企業等向けに高品質鉱物資源の卸売を展開。
- 競争力
- 安定供給力と海外代理店契約による差別化
- 顧客
-
- 耐火材料メーカー
- セラミックスメーカー
- 鉄鋼メーカー
- 化学工業メーカー
- 産業資材製造企業
- 製品
-
- ジルコンサンド
- 酸化マグネシウム
- 酸化アルミニウム
- 炭化ケイ素
- 各種鉱物原料
産業用機械卸売
- 概要
- 産業・建設プラント向け機械の卸売および技術支援サービス。
- 競争力
- 先端機械の輸出入とニッチ分野におけるトップシェア
- 顧客
-
- 建設会社
- プラント設備会社
- 公共事業体
- 製造工場
- 下水処理事業者
- 製品
-
- 高機能ポンプ
- バルブ
- シールド掘削機
- ミキサー
- 建設機械
環境保全プラント販売
- 概要
- 鉄鋼業界向け環境設備プラントの設計販売を推進。
- 競争力
- 独自設計技術と高い信頼性
- 顧客
-
- 鉄鋼メーカー
- 環境設備会社
- プラントエンジニアリング企業
- 製品
-
- 水砕製造プラント
- 環境保全機器
- 関連設備
工業資材卸売
- 概要
- 様々な産業向け工業資材の販売及び輸出入を実施。
- 競争力
- 広範な商社ネットワークと高品質商品
- 顧客
-
- 工業製品製造業
- 化学工業
- 素材メーカー
- 製品
-
- 珪藻土
- 活性炭
- 工業用断熱材
- フィルターバッグ
不動産賃貸事業
- 概要
- 自社所有の不動産を活用して安定収益を確保する事業。
- 競争力
- 立地の良い日本橋ビルを有効活用
- 顧客
-
- 国内企業
- 海外法人
- 個人投資家
- 製品
-
- オフィスビル賃貸
- 店舗賃貸
競争優位性
強み
- 鉱物資源の国内シェア首位
- 海外代理店との強力な契約関係
- 産業用高機能ポンプの技術力
- 環境プラント分野の独自設計技術
- 安定した財務基盤とガバナンス
競争上の優位性
- ジルコンサンドの国内市場50%超を占める優位性
- 特殊産業機械のニッチトップシェア
- 海外からの安定した原材料調達力
- 独立系商社としての柔軟な経営戦略
- M&Aによる事業拡大戦略の推進
脅威
- 鉱物資源の価格変動リスク
- 海外依存による為替変動リスク
- 競合他社の価格競争激化
- 環境規制強化による事業コスト増
- 国内市場の成長鈍化リスク
イノベーション
2023: 産業用高機能ポンプの機能向上
- 概要
- 最新技術を導入し耐久性と省エネルギー性能を改善。
- 影響
- 保守コスト削減と環境負荷低減に寄与
2022: 新規M&Aによる事業拡大
- 概要
- 関連業界企業を対象にシナジー効果を期待し買収推進。
- 影響
- 売上増加と新市場参入を実現
2021: 環境保全プラントの設計技術強化
- 概要
- 鉄鋼業界向け環境プラントの設計ノウハウを拡充。
- 影響
- 顧客満足度の向上と受注増加
2020: ジルコンサンドの供給網強化
- 概要
- オーストラリア・アイルカ社との契約更新と物流効率化。
- 影響
- 安定供給体制を堅持し市場シェアを維持
サステナビリティ
- 高効率産業機械の取り扱い拡大
- 環境負荷低減技術の顧客提案強化
- 持続可能な鉱物資源利用促進
- 省エネルギー製品の輸入拡大
- 社内エコ活動と省資源推進