日東紡績

基本情報

証券コード
3110
業種
ガラス・土石製品
業種詳細
紡績・繊維
都道府県
東京都
設立年
1898年02月
上場年
1949年05月
公式サイト
https://www.nittobo.co.jp/
東証情報
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他の会社
日鉄鉱業, クオールホールディングス, イビデン, トリケミカル研究所, MARUWA, イワキポンプ, シンフォニアテクノロジー, 日本マイクロ, 武蔵精密, 東京計器

概要

日東紡績は1898年創業の繊維およびガラス繊維製造に特化し、国内トップクラスの技術力を持つ老舗企業です。

現状

日東紡績は2023年現在、連結売上高約823億円、純資産約907億円と安定した財務基盤を有しています。主力のガラス繊維事業は国内市場でトップシェアを誇り、非繊維事業が売上高の8割を占めるまで多角化が進んでいます。同社はグラスファイバーの工業化で先駆的な技術を保有し、建築材料や繊維製品の製造を展開しています。近年は製造工程の効率化や品質管理の高度化に投資し、イノベーションを推進。また環境配慮型製品開発と地域社会貢献にも注力しています。中長期では無機材料事業の更なる強化および新規領域での事業展開を目指し、持続可能な企業成長を図っています。2023年には飲料事業を譲渡し事業の選択と集中を強化しました。市場環境では競合他社との技術競争や原材料価格の変動といった課題に対応しつつ、新技術開発により差別化を図っています。

豆知識

興味深い事実

  • 1938年、世界初のグラスファイバー工業化に成功。
  • 1923年の創業以来、長い歴史を持つ老舗繊維メーカー。
  • 火山印の商標は国内でも高い知名度を誇る。
  • 福島の郡山工場跡地は現在ショッピングモールに。
  • 日本初のロックウール製造開始企業。
  • 非繊維分野の売上が全体の8割を占める変革を遂げる。
  • 沼上水力発電所が日本遺産に指定されている。
  • 繊維からガラス・土石製品業種へ証券取引所分類変更がされた。
  • 飲料事業を2023年に譲渡し事業ポートフォリオ再編を実施。
  • 技術開発拠点として日東紡NI-Techラボを運営。
  • 国内に10以上の事業所・工場を所有する。
  • 顧客向けに製品試作・分析のラボサービスを提供。
  • 耐火断熱材で日本市場をリード。
  • 多様な業界のBtoBサプライヤーとして活躍。
  • 歴史的な創業者は安藤與惣次郎。

隠れた関連

  • かつて片倉財閥の一角であった企業との歴史的関係。
  • 郡山市の地域発展と工場跡地活用による地域貢献。
  • 建築資材分野で大手住宅メーカーとの強固な取引関係を構築。
  • 日本のガラス繊維工業の技術革新を牽引する先進的企業。
  • 飲料事業の譲渡により本業の無機材料・繊維に集中。
  • 複合素材技術で航空や自動車産業のニーズに対応。
  • 早期から環境対応製品開発に取り組む業界先導者。
  • 多くの医療・ヘルスケア関連企業と協業関係を持つ。

将来展望

成長ドライバー

  • 建築資材の需要増加に伴う市場拡大。
  • 無機繊維技術の応用範囲拡大による新市場創出。
  • 環境規制強化に対応した高機能環境配慮製品の需要。
  • 国内外での耐火・断熱材料の需要増。
  • 医療・ヘルスケア分野での素材開発強化。
  • スマート工場化による生産性向上とコスト削減。
  • 持続可能性重視の社会的要請による製品開発。
  • 新素材技術の商業化による事業拡大。
  • BtoB顧客との戦略的パートナーシップ深化。
  • リサイクル・循環型素材の市場拡大。
  • 国際展開による海外売上比率の向上。
  • デジタル化推進による業務効率の改善。

戦略目標

  • 国内外でのガラス繊維関連市場シェアトップを維持。
  • 製造工程のCO2排出を50%削減。
  • 売上高に占める環境配慮型製品の割合80%以上。
  • BtoB事業の売上を現状より30%増加。
  • 医療・ヘルスケア分野の製品ラインを拡大。
  • スマートファクトリー導入率90%以上を達成。
  • 環境マネジメントシステムの高度化と認証取得拡大。
  • 持続可能な資源調達の完遂とサプライチェーン強化。
  • 地域連携による社会貢献活動の拡充。
  • 新規事業による売上高100億円以上の創出。

事業セグメント

建材および断熱材供給

概要
建設業界向けに断熱、耐火、防水性の高い建築材料を安定供給しています。
競争力
国内トップレベルの品質と技術力で住宅性能向上に貢献しています。
顧客
  • 建設会社
  • 建築資材商社
  • 住宅メーカー
  • 設備工事業者
  • 不動産開発会社
  • 工務店
  • 公共事業体
製品
  • ロックウール断熱材
  • グラスウール断熱材
  • 防水シート
  • 樹脂建材
  • 建築用ガラス繊維
  • 断熱遮音材料
  • 耐火材

繊維材料と産業用繊維製品

概要
産業用途の高機能繊維製品を幅広い業界に提供し、製品の耐久性向上を支援しています。
競争力
ガラス繊維技術と無機繊維の多様な製品提供による顧客ニーズ対応力。
顧客
  • 繊維加工メーカー
  • 衣料品製造業者
  • 工業機械メーカー
  • 自動車部品メーカー
  • 電子部品メーカー
  • 医療機器製造業者
製品
  • ガラス繊維生地
  • 工業用テキスタイル
  • ステープルファイバー
  • 綿紡績糸
  • 耐熱テープ

ヘルスケア及び医療材料

概要
ヘルスケア市場向けに高品質な医療用繊維材料を供給しています。
競争力
医療分野での独自素材開発力と長期の実績。
顧客
  • 医薬品メーカー
  • 医療機関
  • ヘルスケア製品メーカー
製品
  • 医療用繊維材料
  • 衛生材料
  • バイオマテリアル

技術開発支援とラボサービス

概要
技術開発のサポートと試作・分析サービスを行い、顧客の研究開発を加速します。
競争力
豊富な知見を活かした高品質研究支援サービス。
顧客
  • 研究機関
  • 企業研究所
  • 大学
製品
  • 産業技術コンサルティング
  • 製品試作
  • 素材評価分析サービス

環境関連材料

概要
環境に配慮した素材を提供し、持続可能な社会づくりに貢献しています。
競争力
環境負荷低減に寄与する素材開発力。
顧客
  • 環境設備メーカー
  • 環境保全団体
  • 地方自治体
製品
  • 断熱材
  • 防音材
  • 再生可能素材製品

競争優位性

強み

  • 国内トップクラスのガラス繊維技術
  • 長い歴史によるブランド信頼性
  • 多角化された事業ポートフォリオ
  • 高品質の建築用断熱材製造能力
  • 安定的な財務基盤と資産規模
  • 全国複数の製造・事業所網
  • 専門的な研究開発体制
  • 環境対応製品の開発力
  • 多様な顧客基盤への販売網
  • 伝統的な繊維製造技術の保有
  • 迅速な顧客対応と技術サポート
  • 持続可能性を重視した経営方針
  • 関連子会社との協業体制
  • 高い製品安全基準の遵守
  • 地域社会との連携・貢献

競争上の優位性

  • 世界初のグラスファイバー工業化技術による優位性
  • 非繊維事業の売上が8割を占める多角化戦略
  • 国内建築資材市場での高いシェアと信頼
  • 独自の無機材料技術による高機能製品群
  • 長期間にわたる安定した顧客関係
  • 製造プロセスの効率化によりコスト競争力強化
  • 特許技術と製品開発の継続的革新
  • 安全・環境基準を満たす持続可能な製品開発
  • 全国的な販売チャネル網による市場カバー
  • 多様なセグメント向けにカスタマイズ可能な製品
  • 長年培われた技術者育成とナレッジ共有
  • 資本力を活かした安定的投資実施
  • 強力なブランドイメージと知名度
  • 地域密着型の生産拠点展開
  • 柔軟な顧客ニーズ対応力

脅威

  • 原材料価格の国際的な変動リスク
  • 労働力不足による生産性低下の可能性
  • 競合他社の技術革新によるシェア侵食
  • 環境規制強化によるコスト増加圧力
  • 世界的な経済不確実性による需要減少
  • 為替変動による収益の不安定化
  • 新素材の台頭による代替製品競争
  • 地政学リスクによるサプライチェーン混乱
  • 自然災害による生産拠点の被害リスク
  • 市場ニーズの急激な変化への対応遅れ
  • 資源確保の難航による製造制約
  • サイバーセキュリティの脅威による情報漏洩

イノベーション

2023: 高性能グラスファイバー開発

概要
従来比20%強度向上の新型グラスファイバーを開発。自動車や電子機器に最適化。
影響
市場競争力の強化と新規顧客獲得に貢献

2022: 環境配慮型ロックウール製造技術の導入

概要
製造時のCO2排出を従来比30%削減する技術を導入し環境負荷低減を図る。
影響
環境規制対応とブランドイメージ向上に寄与

2024: 高機能防音断熱建材の開発

概要
音響制御性能を高めた断熱建材を開発。住宅の快適性向上に貢献。
影響
建築市場での差別化と売上拡大を狙う

2021: デジタル品質管理システムの導入

概要
AIを用いた製品検査システムで不良率を10%低減。生産効率向上を実現。
影響
コスト削減と製品品質の安定化に成功

2023: 繊維リサイクル技術の実証実験開始

概要
廃棄繊維から高品質再生繊維を製造する技術の実証実験を開始。
影響
持続可能な材料循環の確立を目指す

2024: 新素材の耐熱性強化技術の開発

概要
ガラス繊維の耐熱限界を15%向上させる新コーティング技術を開発。
影響
高機能製品の競争力強化に繋がる

2020: スマート工場化推進プロジェクト開始

概要
IoT活用による製造設備の自動化と監視システム導入で生産性を革新。
影響
工場運営コストの大幅削減を実現

2022: 抗菌・防臭機能繊維の開発

概要
医療・衛生分野向けに抗菌性を強化した繊維製品開発に成功。
影響
新市場開拓と社会的ニーズ対応を強化

2024: 環境負荷低減型包装材の採用拡大

概要
再生可能資源由来の包装材を全製品に適用しサステナビリティを推進。
影響
企業イメージ向上と顧客満足度増加

2021: 新規高機能複合材料の研究開発

概要
ガラス繊維と樹脂を組み合わせた軽量・高強度複合材料技術の基礎研究。
影響
将来的な製品ライン拡充の基盤形成

サステナビリティ

  • 製造過程でのCO2排出削減活動
  • 廃棄物のリサイクル率向上推進
  • 環境に配慮した製品設計と材料選定
  • 従業員の環境意識向上研修の実施
  • 地域社会との共生を目指した環境保全活動
  • 持続可能な調達ガイドラインの策定
  • 安全衛生管理の強化と労働環境改善
  • 環境マネジメントシステムの認証取得
  • 水資源の節約と循環利用の推進
  • エネルギー効率の高い設備導入の促進
  • 従業員の多様性推進と働き方改革
  • 社会貢献活動の拡充