小松マテーレ

基本情報

証券コード
3580
業種
繊維製品
業種詳細
紡績・繊維
都道府県
石川県
設立年
1943年10月
上場年
1970年10月
公式サイト
https://www.komatsumatere.co.jp/
東証情報
東証情報
Yahoo!ファイナンス
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他の会社
ソトー, 東海染工, システムズD, ジェコス

概要

小松マテーレは1943年創業の繊維製品メーカーで、染色加工を中心に炭素繊維複合材の開発にも注力し、国内外で高い技術力を誇るリーディングカンパニーです。

現状

小松マテーレは2025年3月期に連結売上高395.26億円、純利益29.34億円を計上し、堅実な業績を維持しています。主力の繊維染色加工事業では高品質なポリエステル生地生産に強みを持ち、中東民族衣装向けに約7割のシェアを持つほか、環境共生素材の開発も推進しています。炭素繊維複合材「カボコーマ・ストランドロッド」の開発など新素材事業も成長分野として注力。近年はスポーツ衣料加工企業の買収による事業多角化も進めています。サステナビリティの観点では環境負荷削減に配慮した素材開発に取り組んでおり、2030年に向けた持続可能な繊維製品のリーダーを目指しています。国内外の拠点展開と高い技術力を背景に、今後も海外市場開拓と先端素材の強化で成長を図る戦略を掲げています。新型コロナウイルス感染拡大時の自主的事業停止経験も経営リスク管理能力を示しています。技術革新と市場ニーズに柔軟に対応しながら、堅実な経営基盤の強化に努めています。

豆知識

興味深い事実

  • 中東民族衣装用生地で約7割のシェアを持つ
  • 1943年石川県小松市で創業し70年以上の歴史を有する
  • 炭素繊維複合材の開発により建築耐震分野に進出
  • 社名は小松市由来だが本社は能美市に所在
  • 2020年新型コロナで全事業を2週間自主停止経験あり
  • 多数のグループ会社を持ち海外展開も積極的
  • スポーツ衣料専門企業を新規買収して多角化推進
  • 伝統的な織物加工と先端材料技術の両立を実現
  • 環境共生素材の業界内先駆け的存在
  • 大手繊維関連企業トレや北國銀行が主要株主に名を連ねる
  • 炭素繊維で建築用素材の市場を開拓中
  • 染色加工技術は国内有数の高い評価を受けている
  • 国内外のニーズに応じたカスタムファブリックが特徴
  • 能美市の地域経済に大きく貢献する企業
  • 繊維染色分野で技術革新を続けている

隠れた関連

  • 東レなど大手化学企業との技術提携により高度素材開発を加速
  • 地域産業団体や大学との共同研究で技術力向上を実現
  • 中東の民族衣装市場において他社を大きく引き離す強い支配力
  • スポーツ衣料市場への進出は外部買収による事業ドメイン拡大の好例
  • 炭素繊維を活用した建築用耐震材は日本有数の技術水準を誇る
  • 新型コロナ禍での迅速な事業停止は危機管理体制の高さを示す
  • 能美市の環境保全活動に深く関与し地域社会と強い結びつきがある
  • 幾つかのグループ企業を通じて物流や販売チャネルの効率を最大化

将来展望

成長ドライバー

  • 中東およびアジア市場での民族衣装用繊維需要拡大
  • 先端炭素繊維複合材の新用途開拓による成長
  • スポーツ・ファッション分野での機能性素材需要増
  • 環境配慮素材へのシフトによるプレミアム市場獲得
  • 国内外の技術連携強化によるイノベーション推進
  • サステナブル製品の販売増加とブランド強化
  • グループ全体のシナジー創出による営業効率向上
  • 新素材分野での研究開発投資加速
  • 海外生産と販売ネットワークの拡充
  • スマートファクトリー化による生産性向上
  • 新規顧客セグメントへの積極的アプローチ
  • デジタルマーケティングの活用強化

戦略目標

  • 繊維染色加工分野で国内トップシェア維持と海外展開拡大
  • 炭素繊維複合材事業の売上を現在の2倍に成長
  • 環境負荷削減製品の売上比率50%以上達成
  • スポーツ衣料分野でのブランド認知度向上
  • グループ企業連携による新規事業創出と効率化
  • デジタル化推進による業務プロセス革新完了
  • 持続可能な素材開発の研究投資を年次均等実行
  • 地域社会との共生を深めたCSR活動拡充
  • 安定した財務基盤の維持と株主還元の強化
  • 先端技術を活用した新製品の市場投入

事業セグメント

衣料ファブリック事業

概要
多様な衣料ファブリックを染色加工し、国内外のメーカーに提供。
競争力
高精度染色技術と多彩な素材対応
顧客
  • 民族衣装メーカー
  • スポーツウェアメーカー
  • ファッションブランド
  • OEM企業
  • 海外卸売業者
製品
  • ポリエステル生地
  • 機能性染色加工
  • カスタム染色ファブリック
  • 環境配慮素材

資材ファブリック事業

概要
車輌や医療・福祉分野向け機能性資材を提供し、多分野で採用。
競争力
用途特化型高機能素材開発力
顧客
  • 自動車メーカー
  • 医療機器製造会社
  • 家具メーカー
  • 福祉施設
  • 建築資材業者
製品
  • 耐摩耗車輌用ファブリック
  • 抗菌防臭医療素材
  • リサイクル対応資材
  • 機能性生活関連ファブリック

炭素繊維複合材事業

概要
耐震補強や工業用材料として独自の炭素繊維製品を提供。
競争力
軽量高強度素材の独自技術
顧客
  • 建築補強業者
  • インフラ関連企業
  • 工業製品メーカー
製品
  • カボコーマ・ストランドロッド
  • 炭素複合耐震材
  • 先端複合材料

スポーツ衣料加工事業

概要
スポーツ衣料向けの高機能ファブリックの企画・製造・販売を手がける。
競争力
買収による技術・ブランド強化
顧客
  • スポーツウェアブランド
  • OEMメーカー
  • 小売チェーン
製品
  • 吸汗速乾スポーツファブリック
  • 高機能加工素材

物流物販事業

概要
グループの製品流通を担当し、販売チャネルを多様化。
競争力
安定した物流ネットワーク
顧客
  • 卸売業者
  • 専門小売店
  • EC事業者
製品
  • 繊維製品
  • 機能性資材

環境共生素材事業

概要
環境負荷の少ない先端素材の開発・販売を推進。
競争力
持続可能素材の研究開発力
顧客
  • 環境配慮型製品メーカー
  • エコ商品開発企業
製品
  • リサイクル繊維
  • 低環境負荷素材

競争優位性

強み

  • 高い染色加工技術力
  • 炭素繊維複合材の先端技術
  • 多様な製品ライン展開
  • 強固な中東向け繊維シェア
  • 持続可能な素材開発力
  • 堅実な財務基盤
  • 技術革新に積極的
  • 安定した生産体制
  • グローバルな市場展開
  • グループ企業による連携
  • 専門性の高い人材確保
  • 高品質な資材ファブリック
  • 多産業向けの製品ポートフォリオ
  • 独自の耐震補強材技術
  • サステナビリティ重視経営

競争上の優位性

  • 約7割の中東民族衣装用生地シェア保持
  • 炭素繊維複合材分野で独自製品を開発
  • 幅広い用途の繊維染色加工技術
  • 環境負荷低減素材の早期市場展開
  • スポーツ衣料加工を含む多角的事業展開
  • 高度な生産技術と品質管理体制
  • 国内外の安定した顧客基盤
  • 買収による事業強化と技術融合
  • 柔軟な製品企画と提案力
  • ペーパーレスやデジタル化推進による効率改善
  • 社内研究開発による新素材創出
  • 中長期ビジョンに沿った成長戦略
  • 地場企業との連携による地域貢献
  • 顧客ニーズに即応するカスタム対応力
  • 耐震補強材としての独自市場ポジション

脅威

  • 世界的な繊維市場の価格競争激化
  • 海外生産国の労働コスト変動
  • 原材料価格の変動リスク
  • 新素材開発競合の増加
  • 地政学的リスクによる取引影響
  • 環境規制の強化による対応コスト増
  • 為替変動による収益圧迫
  • 新型コロナ等パンデミックの影響拡大
  • 海外市場の需要減少リスク
  • 技術革新の遅れによる競争力低下
  • 人手不足による生産性影響
  • 物流制約による納期遅延

イノベーション

2025: スポーツ衣料加工企業買収

概要
エヌエスケーエコーマークを買収しスポーツ繊維分野を強化。
影響
新規事業拡大と市場シェア拡大に貢献

2024: 炭素繊維複合材の耐震補強材開発

概要
独自のカボコーマ・ストランドロッドを製品化し耐震材市場へ投入。
影響
建築関連新分野で売上増加を実現

2023: 環境共生素材の深化研究

概要
リサイクル繊維を用いた環境負荷削減型資材の開発を推進。
影響
サステナブル製品ラインの拡充

2022: 高度染色加工技術の改良

概要
多彩なカラー表現と機能性を両立した染色技術を導入。
影響
ファッション用途での市場競争力向上

2021: デジタル繊維染色システム導入

概要
生産効率と品質管理のため最新デジタル設備を導入。
影響
生産効率15%向上、品質安定化

2020: 感染症対応の衛生素材開発

概要
抗菌・防臭機能を高めた医療・福祉用ファブリックを開発。
影響
コロナ禍での医療現場需要増加

サステナビリティ

  • リサイクル繊維の積極採用と拡大
  • 環境負荷低減型染色加工技術の推進
  • エネルギー消費削減施策の実施
  • 廃棄物削減および循環利用プログラム
  • 地域社会と連携した環境保全活動
  • サプライチェーンの環境基準強化
  • 従業員向け環境教育の定期実施
  • CO2排出量削減目標の設定と公開
  • エコ認証取得製品の拡充
  • 持続可能な原材料調達の推進
  • 工場の水資源管理改善
  • 省資源型製造プロセスの開発