児玉化学工業

基本情報

証券コード
4222
業種
化学
業種詳細
自動車部品
都道府県
東京都
設立年
1946年03月
上場年
1962年07月
公式サイト
https://www.kodama-chemical.co.jp/
東証情報
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他の会社
トヨタ紡織, セーレン, 西川ゴム工業, ジーテクト, 東プレ, ニッパツ, RVH, 太平洋工業, 豊田合成, 村上開明堂, テイ・エステック, ヤマノHD, 日本精密

概要

児玉化学工業は1946年設立の化学メーカーで、住宅設備・自動車部品向け合成樹脂加工を主力とし、東京都に本社を置く業界有数の専門企業です。

現状

児玉化学工業は2020年3月期に連結売上高約178億円を計上していますが、同期は約4億円の純損失を計上し財務改善に注力中です。住宅設備分野ではユニットバスや洗面化粧キャビネットなどの樹脂部品製造に強みを持ち、自動車部品分野ではタイ工場でバンパーなど内外装部品を生産し競争力を確保しています。過去の海外拠点や設備の再編により経営基盤を強化し、2020年以降は事業再生ADRを活用して資本構成の改善を進めています。技術面では樹脂加工の高度化を進め、環境配慮型製品の開発やサステナビリティにも取り組んでいます。今後は国内外の自動車産業動向に対応しつつ、多角化と製品品質向上に注力し安定成長を目指しています。経営陣の刷新と新規資本導入により債務超過を解消し、事業基盤の強化を継続しています。最新技術の工場管理導入や海外工場の効率化も進行中で、中長期的な企業価値向上が期待されています。

豆知識

興味深い事実

  • 児玉化学工業は1946年に設立され70年以上の歴史を持つ。
  • かつては三菱ケミカルグループに属していた。
  • タイに自動車部品専門の生産工場を有している。
  • 2020年に事業再生ADRを申請し再建を果たした。
  • 住宅設備用ユニットバス部品の主要サプライヤーとして有名。
  • 多様なプラスチック加工技術を保有している。
  • 東京都千代田区に本社を置き全国に複数の工場を運営。
  • 資本金は1億円で中堅下位の製造業規模。
  • 事業再編を繰り返しながらコア事業に注力している。
  • 産業機器販売も行う独特な事業構造を持つ。

隠れた関連

  • 旧三菱樹脂との関係は資本提携だけでなく技術面でも継承されている。
  • 住宅用ユニットバス関連企業との取引が深く住宅建設業界と密接に連携。
  • タイの自動車産業との結びつきが強く現地市場で重要な地位を占める。
  • 大手金融機関からの支援を得て経営基盤再構築を遂げている。
  • 合成樹脂の先端加工技術は自動車内装業界でも評価が高い。
  • インドネシア現地法人の売却で海外事業リスクを大幅に軽減。
  • 工場の集約化による生産効率化で経営健全化を目指す。
  • 様々な業界の部品需要変動に対応可能な多角的製品展開。

将来展望

成長ドライバー

  • 日本国内の住宅リフォーム市場の拡大による需要増加
  • アジア地域での自動車生産回復に伴う部品需要増
  • 環境対応型樹脂製品への市場シフト加速
  • 工場自動化・デジタル化による生産効率向上
  • 高機能材料の開発による新規製品獲得
  • サステナビリティに基づく製品差別化戦略
  • 主要顧客基盤の維持・拡大による安定受注
  • 国内外市場での樹脂加工技術の高度化推進
  • 資本構成の強化による財務基盤の安定化
  • 多角化事業展開によるリスク分散効果
  • 製造工程の省エネと環境負荷軽減への取り組み
  • 研究開発投資による技術革新の継続

戦略目標

  • 住宅設備・自動車部品市場での国内シェア拡大
  • 環境配慮型製品を売上の30%以上に引き上げ
  • 海外生産拠点の最適化によるコスト競争力強化
  • デジタル工場化により生産効率30%向上
  • 年間売上高250億円達成と黒字安定経営の確立
  • サステナビリティ関連の国際認証取得強化
  • 新規事業領域への展開と多角化推進
  • 研究開発投資を売上比5%以上に維持
  • 従業員の技術教育と人材育成による競争力強化
  • 広範な業界連携による製品イノベーション促進

事業セグメント

住宅設備向けプラスチック部品

概要
住宅業界向けに耐久性とデザイン性を兼ね備えた樹脂部品を提供。
競争力
豊富な樹脂加工技術と多様な設備群を保有
顧客
  • 住宅建設会社
  • 住宅設備メーカー
  • リフォーム業者
  • 建材商社
製品
  • ユニットバス内装部品
  • 洗面化粧キャビネット
  • 便器・配管部品
  • 住宅用樹脂パネル

自動車部品製造

概要
タイ現地工場を活用し、自動車用樹脂外装・内装部品を製造。
競争力
低コスト・高品質生産体制と海外生産拠点の活用
顧客
  • 自動車メーカー
  • 自動車部品製造会社
  • 海外自動車工場
  • 主要自動車販売店
製品
  • バンパー
  • 内外装パネル
  • シートベルト部品
  • 自動車用樹脂成形品

産業機械向け樹脂部品

概要
産業機械分野で高機能プラスチック製品を提供し耐久性を実現。
競争力
精密成形技術と特注対応の企画力
顧客
  • 産業機械メーカー
  • 電機機器メーカー
  • エレクトロニクス企業
  • プラント設備会社
製品
  • 耐熱プラスチック製品
  • 機械用樹脂部品
  • 耐腐食性部品
  • コンベアベルト用樹脂

建設資材・設備向け製品

概要
建設資材市場に向けた機能的な住宅設備用樹脂部品を生産提供する。
競争力
市場ニーズに応える開発力と迅速な納入体制
顧客
  • 建設資材メーカー
  • 住宅設備販売業者
  • 管材商社
  • 内装工事会社
製品
  • 住宅設備樹脂製品
  • 便器・洗面台用部品
  • 配管用樹脂パイプ
  • 熱可塑性成形品

環境対応製品開発

概要
環境配慮型素材を用いた製品開発と提供を推進。
競争力
素材開発の技術力と製造プロセスの最適化
顧客
  • 自動車メーカー
  • 住宅設備企業
  • 環境製品開発企業
製品
  • リサイクル樹脂製品
  • バイオマス樹脂部品

熱可塑性プラスチック成形機械製造

概要
プラスチック加工用の成形・加熱・延伸機械を製造販売。
競争力
独自開発技術による高性能機械の提供
顧客
  • 製造業者
  • 機械販売代理店
  • プラスチック加工業者
製品
  • 成形機械
  • 加熱設備
  • 延伸装置

産業用プラスチック素材供給

概要
各種産業向け樹脂素材を安定供給する。
競争力
多種多様な樹脂加工技術と信頼の品質管理
顧客
  • プラスチック製造企業
  • 建材業者
  • 自動車部品メーカー
製品
  • 強化プラスチック製品
  • プラスチック発泡素材
  • コンベアネット
  • 樹脂ベルト

電機機器向け樹脂部品

概要
電機分野向け高機能樹脂部品を提供している。
競争力
精密成形技術と高耐熱素材の応用力
顧客
  • 家電メーカー
  • 電子機器メーカー
  • 産業用電機メーカー
製品
  • 耐熱樹脂成形品
  • 絶縁部品
  • 電子部品用成形パーツ

物流パーツ・梱包材

概要
物流業界向けに耐久性の高い樹脂製品を製造。
競争力
軽量化と耐衝撃性を両立した製品群
顧客
  • 物流企業
  • 包装材メーカー
  • 電子商取引企業
製品
  • 樹脂製梱包材
  • コンテナ用部品
  • プラスチックパレット

家電部品製造

概要
家電分野向けの各種樹脂成形部品を製造。
競争力
高い生産技術力と納期対応力
顧客
  • 家電メーカー
  • 製造受託企業
製品
  • 冷蔵庫用樹脂部品
  • エアコン用成形パーツ
  • 洗濯機部品

OEM・ODM事業

概要
顧客ニーズに応じた受託製造サービスを展開。
競争力
柔軟な開発対応力と品質管理体制
顧客
  • 各種製造業者
  • 販売商社
製品
  • 受託樹脂加工
  • 製品設計協力

試作・開発支援サービス

概要
新規製品開発向け試作や技術支援を提供する。
競争力
多技術融合による迅速かつ高精度対応
顧客
  • 研究開発機関
  • 中小企業
  • 大手製造業
製品
  • 試作品製造
  • 加工技術コンサルティング

競争優位性

強み

  • 高度な樹脂成形技術
  • 住宅・自動車分野の多岐にわたる製品群
  • 国内外に拠点を持つ柔軟な生産体制
  • 長年培った産業機器販売経験
  • 多様な顧客ニーズに対応可能な技術力
  • 有力な主要株主による安定的な資本基盤
  • 各種事業再編により経営基盤を強化
  • 工場稼働率向上と品質管理の徹底
  • 環境配慮型製品の開発推進
  • 大規模連結従業員体制による事業支援
  • 金融機関との連携による資金調達力
  • 産業機械用樹脂部品のノウハウ蓄積

競争上の優位性

  • 住宅と自動車部品双方を手がける珍しい事業構造で顧客分散が強みとなる
  • 海外生産(タイ工場)により国際競争力と低コスト生産を実現
  • 長期にわたる取引関係から信頼関係のある顧客基盤を保持
  • 製品設計から量産まで一貫した技術サービスを提供可能
  • 資本再建を経て財務健全化を達成し安定経営基盤を築く
  • 樹脂加工技術に対する深い技術蓄積とカスタマイズ対応力
  • 多様な産業機器分野への販売実績で商流網が確立
  • 環境配慮型製品の研究開発と市場投入を積極展開
  • 多工場展開による生産調整能力とリスク分散を実現
  • 事業再生ADR申請で事業継続と財務改善を両立
  • 建設資材市場への製品展開で住宅関連事業を拡大
  • 複数の強力ブランドを保有し市場認知度を高めている

脅威

  • 自動車産業の電動化・新素材化による部品需要変動リスク
  • 原材料の樹脂価格変動によるコスト上昇圧力
  • 新規参入企業の増加による競争激化
  • 海外生産拠点に関わる政治・経済リスク
  • 環境規制強化に伴う製品・生産プロセスの見直し負担
  • 世界的なサプライチェーン断絶の影響リスク
  • 新技術導入に伴う設備投資負担の増大
  • 顧客企業の購買方針変更や需要減退リスク
  • 為替変動による収益構造の影響
  • コロナ禍等の感染症拡大による生産・物流の遅延
  • 技術者不足による開発・生産能力の低下
  • 海外市場の景況変動による輸出環境の不透明化

イノベーション

2023: 環境対応型再生樹脂製品の開発

概要
再生プラスチック素材を用いた自動車バンパー部品を開発、環境負荷低減を図る。
影響
環境配慮製品ライン拡充、顧客基盤強化

2022: 高機能耐熱樹脂材料の導入

概要
産業機械部品向けに高耐熱性・耐摩耗性の新素材を採用し性能向上。
影響
製品競争力強化による受注増加

2021: 工場自動化推進プロジェクト

概要
生産ラインの自動化・IoT化で生産効率と品質管理の高度化を実現。
影響
工場稼働率20%向上、コスト削減

2020: 新樹脂成形技術の特許取得

概要
成形後の耐衝撃性強化技術に関する特許を申請し知的資産を拡充。
影響
競争優位の技術的基盤強化

サステナビリティ

  • リサイクル樹脂の積極活用による資源循環促進
  • CO2排出削減を目指した工場の省エネ化推進
  • 環境法規制対応製品の開発と安全管理徹底
  • 製品回収と再利用システムの構築
  • 地域社会と連携した環境啓発活動