電気興業

基本情報

証券コード
6706
業種
電気機器
業種詳細
情報機器・通信機器
都道府県
東京都
設立年
1950年06月
上場年
1961年10月
公式サイト
https://www.denkikogyo.co.jp/
東証情報
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Yahoo!ファイナンス
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他の会社
日本リーテック, 協立情報通信, アキレス, 滝上工業, ワイズホールディングス, パイオラック, 森尾電, 帝通工, 愛知時計電機, 三京化成

概要

電気興業は1950年創業の老舗電気通信機器メーカーで、高周波機器と通信アンテナの製造に強みを持ち、国内外の通信インフラ構築に貢献する企業です。

現状

電気興業は2022年3月期に連結売上高339億円を計上し、安定的な経営基盤を維持しています。主力事業は高周波機器と通信アンテナの製造で、国内大手通信事業者や放送局を主要顧客とし、海外市場にも展開しています。技術開発では、高周波応用装置や高周波熱処理技術の拡充に努め、通信設備の新エネルギー分野として風力発電や太陽光発電関連の架台製作も進めています。2021年の経営課題としては経営陣の人事問題が報じられたものの、組織改革とコンプライアンス強化を進行中です。今後は5G基地局設備の需要増加や公共インフラ刷新に伴う設備投資を追い風に成長を見込んでいます。環境配慮の高周波技術活用と高品質な製品供給により競争力を維持し、中長期的には持続可能な事業展開と海外顧客開拓を重視しています。

豆知識

興味深い事実

  • 電気通信アンテナ分野で日本を代表する老舗企業の一つ
  • 1925年設立の前身企業の歴史を持つ老舗メーカー
  • 東京タワーの送出用アンテナ製造に関わった実績あり
  • 高周波技術を産業熱処理等多分野に展開
  • GHQの指令による再編を経て設立された歴史がある
  • 国内外の大手通信事業者から幾度も発注を得て安定した取引
  • 再生可能エネルギー関連で独自の架台設計技術を有す
  • 元社長の不祥事が報道され経営課題となったこともある

隠れた関連

  • 渋沢栄一の設立した日米電信株式会社の流れをくむ企業系譜
  • 通信業界の大手NTTグループとの長年の取引関係
  • 日経業界コード『034』に属し、情報通信機器分野で主要な位置を占める
  • 関連企業群に強い産業系連携を展開し技術交流が盛ん

将来展望

成長ドライバー

  • 5Gおよび6G向け通信基地局需要拡大
  • 再生可能エネルギー分野の設備需要増加
  • 工業用熱処理機器の省エネ化ニーズの高まり
  • 海外市場での通信インフラ整備需要
  • 監視カメラ・画像解析技術の市場拡大
  • 通信ネットワークの高度化に伴う設備更新

戦略目標

  • 5G・6G向け製品販売シェアの国内トップ3入り
  • 海外売上比率30%以上の達成
  • 再生可能エネルギー製品の売上比率20%以上
  • 全社のカーボンニュートラル達成
  • デジタル技術による製造・施工効率の30%向上

事業セグメント

通信インフラ設備

概要
通信インフラの設計・製造・施工を一括で提供。
競争力
長年の経験と高い技術力に基づく一体型ソリューション
顧客
  • 国内大手通信事業者
  • 地方放送局
  • CATV事業者
  • 官公庁
  • 海外通信事業者
  • 建設会社
製品
  • 移動体通信基地局アンテナ
  • 放送用アンテナ設備
  • CATV設備施工
  • 通信設備建設
  • 架台製作

高周波応用機器

概要
工業用高周波加熱および熱処理機器の製造販売。
競争力
高効率・高精度な熱処理技術の提供
顧客
  • 金属加工企業
  • 電子機器メーカー
  • 産業機械メーカー
  • 自動車部品メーカー
製品
  • 誘導加熱装置
  • 高周波熱処理装置
  • 真空炉
  • 高周波応用機械

新エネルギー設備

概要
再生エネルギー機器向けの金属架台と構造物を提供。
競争力
耐久性と施工性を兼ね備えた設計技術
顧客
  • 風力発電事業者
  • 太陽光発電業者
  • 再生可能エネルギー関連企業
製品
  • 風力発電鉄塔架台
  • 太陽光発電用架台
  • 二次電池用金属架台

カメラソリューション

概要
監視用映像ソリューションの開発と提供。
競争力
画像解析技術との連携で高付加価値製品を実現
顧客
  • 警備会社
  • 自治体
  • 交通管理局
製品
  • 高精細監視カメラ
  • 画像解析ソフトウェア

電池関連機器

概要
次世代蓄電池に適した金属架台製造。
競争力
高耐久で安全性を重視した設計
顧客
  • 電池メーカー
  • 自動車メーカー
製品
  • 二次電池用架台
  • 関連構造物

競争優位性

強み

  • 長い歴史に基づく信頼性
  • 高周波技術における専門性
  • 通信インフラ向け製品の高い市場シェア
  • 国内外顧客への幅広い販売網
  • 一貫した設計から施工までの対応力
  • 再生可能エネルギー向け製品展開
  • 安定した財務基盤
  • 熟練した技術者・施工スタッフ
  • 多様な製品ラインナップ
  • 強力なカスタマーサポート体制
  • 地域密着型の営業活動
  • カスタム製品対応力
  • 安全・品質管理の徹底
  • 業界特有の規格対応力
  • 連結社員数による技術力の集中

競争上の優位性

  • 通信及び放送網の大型アンテナで大手通信会社との強固な取引関係
  • 高周波熱処理加工が独自技術で競合との差別化に成功
  • 通信基地局から新エネルギー架台まで幅広い機器展開による収益安定化
  • 設計から施工までワンストップで提供し顧客総合満足度向上
  • NTTや放送局と長期契約を有し安定収益を確保
  • 海外市場への輸出展開により成長ポートフォリオ強化
  • 多様な業界ニーズに対応可能な製品群
  • 高信頼性の製品品質と認証取得数の多さ
  • 顧客の技術要望に応えるカスタム対応力が高い
  • 先端技術の研究開発に積極投資し製品競争力を保持
  • 全国物流ネットワークによる迅速な製品供給
  • 5G基地局関連の需要増加に対応可能な生産能力強化
  • 建設工事に精通した人材による安全で効率的なプロジェクト推進
  • 高周波関連製品の多角化により市場変動リスクを抑制
  • ISOなどの品質認証を保有し国際基準を満たす

脅威

  • 通信インフラ市場の競争激化による価格下落圧力
  • 新技術・製品の開発遅延による競争力低下リスク
  • 大手競合の設備投資増加による市場シェア喪失
  • 国内通信キャリアの設備投資政策変動による受注不安定
  • 海外展開における関税や規制強化リスク
  • 経済情勢変動に伴う公共投資減少の影響
  • 人材流出や技術継承の停滞による技術力低下
  • 新エネルギー分野の政策変更による需要変動
  • 取引先の経営状況悪化による債務リスク
  • 新型通信技術(6G等)の実用化遅れに伴う市場停滞
  • 環境規制強化に伴う製造コストの増加
  • コンプライアンス問題による企業イメージダウン

イノベーション

2024: 5G基地局用高性能アンテナ開発

概要
最新の5G通信規格対応の高効率アンテナを開発。
影響
基地局の通信品質向上と設置効率改善に貢献。

2023: 高周波誘導加熱装置の省エネ化技術実用化

概要
消費電力を大幅に削減する高周波装置を商品化。
影響
ユーザー企業のコスト及び環境負荷軽減に繋がった。

2022: 通信基地局向け耐環境型架台の開発

概要
厳しい気候条件下でも耐久性を保つ架台を設計。
影響
全国及び海外の過酷地域での導入が拡大。

2021: 高精細画像解析カメラシステムの販売開始

概要
道路交通や人流解析向けの画像解析カメラを提供。
影響
顧客の監視効率向上と安全対策強化に貢献。

2020: 二次電池用新型架台製品の開発

概要
安全性と耐久性を強化した二次電池架台を商品化。
影響
次世代蓄電システム分野での受注拡大を実現。

サステナビリティ

  • 再生可能エネルギー向け製品開発促進
  • 製造工程の省エネルギー化推進
  • 有害物質削減に向けた材料使用の最適化
  • 地域社会との環境保全活動協力
  • 廃棄物リサイクル率向上に注力