日東電工

基本情報

証券コード
6988
業種
化学
業種詳細
半導体・電子部品
都道府県
大阪府
設立年
1918年10月
上場年
1962年08月
公式サイト
https://www.nitto.com/jp/ja/
東証情報
東証情報
Yahoo!ファイナンス
Yahoo!ファイナンス
他の会社
テクニスコ, 信越化, TDK, 村田製, 未来工業

概要

日東電工は1918年創業の化学業界で多角的に電子材料や工業製品を展開し、粘着テープ分野で世界有数のシェアを誇る総合材料メーカーです。

現状

日東電工は2022年3月期に連結売上高約8534億円、営業利益約1322億円を計上し、グローバルに展開する総合材料メーカーとして安定した収益基盤を持っています。主力の粘着テープ、電子材料、半導体封止材料分野でトップクラスの市場シェアを確立し、光学フィルムや医療用粘着シートにおいても高い技術力を保持。海外売上比率は7割超えで、世界中の電子機器、自動車、医療市場をカバーしています。近年は高分子分離膜の研究開発に注力し、水処理や環境技術分野への応用を推進。サステナビリティの観点から環境負荷低減に取り組み、再生可能素材の活用や製造プロセスの効率化に努めています。2030年にかけて半導体、電子部品市場の成長を捉えつつ、デジタル化・モビリティ等新分野への戦略的投資を加速。技術革新とグローバルネットワークを生かし競争力強化を図っています。

豆知識

興味深い事実

  • 粘着テープの開発で国内外に多大な影響力を持つ。
  • 液晶偏光板で世界トップクラスのシェア。
  • かつて日立グループの一社だった。
  • 海水淡水化用逆浸透膜分野で世界的に認められている。
  • 1918年創業の歴史ある日本の材料メーカー。
  • スポーツ用テーピングテープにも強みを持つ。
  • 海外売上比率は7割を超えるグローバル企業。
  • 医療用粘着製品で世界最大級の市場シェア。
  • 社名の由来は創業当初の日東電気工業から。
  • 2022年より本社を大阪のグランフロントに移転。

隠れた関連

  • 国内大手電子機器メーカーの半導体材料サプライチェーン重要拠点。
  • 環境技術分野で自治体やプラント企業と密接な連携を持つ。
  • 顧客企業と共同で製品開発を進めるオープンイノベーション実践。
  • 三和グループなど大手財閥系企業との連携関係が強い。
  • スポーツイベントスポンサーとして知名度向上に貢献。
  • 優れた粘着技術は多様な産業用途に展開可能。
  • 製造技術の多くに多数の特許を保有し技術壁を形成。

将来展望

成長ドライバー

  • 半導体・電子材料需要の拡大
  • 環境規制による水処理膜需要増加
  • 自動車の電子化・軽量化ニーズ
  • 高度医療用接着材料の成長
  • グローバルマーケットでの展開強化
  • 製品の高機能化・多様化への対応
  • 持続可能な素材への市場シフト
  • 研究開発投資の持続的拡大
  • デジタル変革による製造効率向上

戦略目標

  • 半導体・電子部品向け材料売上拡大
  • 環境対応製品のラインナップ充実
  • グローバル販売拠点の最適化
  • 持続可能な生産体制の確立
  • デジタル技術を活用した製造革新
  • 新素材開発による市場先導
  • 医療分野の高収益事業拡大
  • 環境負荷削減とCO2排出削減目標達成
  • 多様な人材活用と包括的職場環境整備

事業セグメント

電子材料

概要
液晶・半導体用高機能材料を提供し精密電子機器の高性能化に貢献。
競争力
高精度かつ多機能な電子材料の開発技術
顧客
  • 半導体メーカー
  • 液晶ディスプレイ製造業
  • 電子機器メーカー
  • 自動車部品メーカー
製品
  • 液晶用偏光板
  • 位相差フィルム
  • 半導体封止材
  • フォトレジスト

工業用プラスチック製品

概要
耐久性と成形性に優れた工業部品向けプラスチックを展開。
競争力
独自の成形技術と素材配合力
顧客
  • 自動車産業
  • 電気機器メーカー
  • 建築資材メーカー
製品
  • 強化プラスチック部品
  • 発泡プラスチック素材
  • コンベアベルト

水処理膜・環境装置

概要
クリーンな水資源確保のための高効率ろ過膜と機器を供給。
競争力
高性能膜技術とプラント建設支援
顧客
  • 水処理施設運営会社
  • 海水淡水化プラント事業者
  • 地方自治体
  • 環境機器メーカー
製品
  • 逆浸透膜
  • 限外ろ過膜
  • 脱塩水処理システム

医療用材料

概要
快適性と安全性を兼ね備えた医療向け粘着製品をご提供。
競争力
生体適合性の高い接着技術
顧客
  • 製薬会社
  • 医療機器メーカー
  • 病院・クリニック
製品
  • 医療用粘着テープ
  • 貼付剤
  • 薬剤送達システム

自動車関連製品

概要
車両の耐久性向上と軽量化を支援する材料を製造。
競争力
高機能複合材料の応用技術
顧客
  • 自動車メーカー
  • 自動車部品サプライヤー
製品
  • 保護フィルム
  • 制振材
  • 性能向上樹脂

包装材料

概要
安全かつ効率的な包装ソリューションを提供する。
競争力
幅広い用途に対応する開発力
顧客
  • 食品メーカー
  • 物流業者
  • 小売業
製品
  • 包装用粘着テープ
  • 保護シート

電子回路基板材料

概要
高度な精密電子回路基板材料を製造し電子産業を支える。
競争力
高精密加工技術
顧客
  • プリント基板製造企業
  • 電子機器組立メーカー
製品
  • フレキシブル回路基板
  • 配線板材料

環境・エネルギー向け資材

概要
環境配慮型の材料開発でサステナブルな社会を支援。
競争力
耐候性と耐久性に優れる素材開発
顧客
  • 再生可能エネルギー企業
  • 環境関連機器メーカー
製品
  • 熱はく離シート
  • 耐熱材料

特殊用途フィルム

概要
機能性フィルムの高度化で多様な市場に貢献。
競争力
独自の薄膜技術
顧客
  • 光学機器メーカー
  • 通信機器メーカー
製品
  • 導電性フィルム
  • 防曇フィルム

建築・土木資材

概要
建築物の耐久性を高める素材を提供しています。
競争力
耐久性と施工性の両立
顧客
  • 建設会社
  • 土木資材メーカー
製品
  • シーリング材
  • 補強ネット

包装関連機器

概要
包装工程の効率化を実現する専用機器を開発。
競争力
機械と材料の統合技術
顧客
  • 物流業者
  • 製造業
製品
  • テープ応用機器
  • 自動包装機器

化学原料製品

概要
基礎素材から誘導品まで幅広く供給しています。
競争力
高品質で安定供給可能な生産能力
顧客
  • 化学メーカー
  • 素材メーカー
製品
  • ポリマーベース原料
  • 誘導化学品

競争優位性

強み

  • 粘着テープ分野の世界トップシェア
  • 多様な電子材料の技術力
  • グローバルな販売・生産ネットワーク
  • 高精度な研究開発体制
  • 多角化による業績安定性
  • 環境技術に強み
  • 高い製品品質と信頼性
  • 強固な国内外顧客基盤
  • 革新的フィルム技術
  • 一貫したサプライチェーン管理
  • 医療用素材市場での優位性
  • 半導体材料への深い知見

競争上の優位性

  • 液晶・半導体用偏光板でトップクラスの技術力
  • 逆浸透膜など水処理技術の市場リーダー
  • 幅広い産業分野への多角展開が競合を凌駕
  • 顧客との密接な連携による製品カスタマイズ対応
  • 日本製の高品質イメージによる信頼構築
  • 長年のノウハウ蓄積と特許による技術独占
  • 地域密着型の営業展開と迅速な顧客サポート
  • 環境規制対応型製品の早期開発と提供
  • 堅牢な財務基盤により継続的な投資が可能
  • 海外生産拠点の最適配置によりコスト競争力確保

脅威

  • 世界的な半導体需要変動による影響
  • 為替相場変動による収益不安定化
  • 環境規制強化による製造コストの増加
  • グローバル競合他社の技術進展
  • 原材料価格の高騰リスク
  • 新規技術や代替素材の台頭
  • 地政学的リスクによる生産物流の混乱
  • 技術流出や知財侵害の懸念
  • 労働問題や人材確保の課題
  • サイバーセキュリティ上の脅威
  • 顧客依存度の偏りによるリスク

イノベーション

2024: 超薄型偏光膜の製法改良

概要
偏光膜の生産技術を革新し薄型化と性能向上を実現。
影響
液晶ディスプレイの高解像度化に寄与

2023: 逆浸透膜 水処理技術の強化

概要
高効率洗浄機能を搭載した新膜製品を開発。
影響
海水淡水化プラントの運用コスト削減

2022: デジタルイノベーション研究開発センター設立

概要
滋賀大学と連携しデータサイエンスによる製造革新を推進。
影響
生産効率と品質管理の最適化

2021: 医療用フェロモンテープの機能性拡張

概要
薬剤送達技術を応用した新製品群を市場投入。
影響
医療現場での治療効果向上を達成

2020: 環境負荷低減型接着剤の開発

概要
生分解性材料を用いた新接着剤を開発。
影響
環境対応製品ラインナップを強化

サステナビリティ

  • 再生可能原料の採用推進
  • 製造工程におけるCO2排出削減
  • 廃棄物削減とリサイクル率向上
  • サプライチェーンの環境監査徹底
  • 地域環境保全活動への参加
  • 製品の長寿命化による資源節約
  • 環境規制に適合した製品設計
  • SDGs目標達成に向けた社内体制強化
  • 持続可能な製造プロセスの構築
  • 従業員への環境意識啓発活動