富士紡ホールディングス

基本情報

証券コード
3104
業種
繊維製品
業種詳細
紡績・繊維
都道府県
東京都
設立年
1896年03月
上場年
1949年05月
公式サイト
https://www.fujibo.co.jp/
東証情報
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他の会社
東洋紡, ユニチカ, オーミケンシ, 帝人, 東レ, 北日本紡績, 特殊電極, ダイニック, フジックス, 三京化

概要

富士紡ホールディングスは1896年創業の繊維製品の大手企業で、高級綿糸製造を主力とし化学品や精密加工製品にも注力する安定した持株会社です。

現状

富士紡ホールディングスは2021年3月期連結売上高約369億円、純資産約372億円を有し堅実な財務基盤を持ちます。繊維製品の中でも細番手高級綿糸は国内外で高い評価を得ており、化学工業品や研磨剤分野にも事業を多角化しています。グループ子会社を通じて繊維素材からアパレル製品まで一貫したバリューチェーンを形成し、B.V.D.ブランドの他、複数ブランドを展開しています。研究開発にも力を入れ、機能性繊維や化学繊維の開発に積極的です。持続可能な製造プロセス構築に取り組み、環境配慮型素材の採用を進めています。国内外の競合とは異なる高品質素材の提供により差別化を図りつつ、新技術の実用化や海外展開も模索中です。今後は化学製品の売上比率増加とともにグローバルな市場拡大を目指し、持続性の高い経営基盤強化を進める計画です。

豆知識

興味深い事実

  • 1896年創業の老舗繊維企業である
  • B.V.D.ブランドのライセンス契約は1976年開始
  • 繊維紡績で六大紡績企業の一角を占める歴史
  • 繊維と化学の二本柱経営へシフト中
  • 小山工場で1903年より操業している歴史がある
  • 多様な繊維加工技術を持つ数少ない企業
  • かつて東京瓦斯紡績と合併し社名変更歴あり
  • プロレスラー武藤敬司のCMも手がけた
  • 和歌山工場を1972年に新設し拡大を進めた
  • アパレル製品のマーケティングに強みがある

隠れた関連

  • 大手競合の東レや帝人と技術提携や共同研究がある可能性が高い
  • B.V.D.ブランドを核に消費者直接向け市場と業務用製品を両立
  • 法人顧客として国内アパレルメーカーと長期取引多数
  • 昔から地域社会との強い協働関係を築く企業風土を持つ

将来展望

成長ドライバー

  • 化学繊維分野の高機能素材需要増加
  • 環境対応型製品の国際的ニーズ拡大
  • 国内外ブランド展開による販売拡大
  • 技術革新による付加価値創出
  • サステナビリティ経営への対応強化
  • 多角化戦略によるリスク分散

戦略目標

  • 連結売上高500億円超の達成
  • 環境負荷削減型製品の比率60%以上
  • 海外市場への事業展開強化
  • 研究開発投資の拡大による技術革新促進
  • 企業の社会的責任(CSR)活動の強化
  • グループシナジー最大化の組織体制整備

事業セグメント

紡績製品製造

概要
高品質な紡績製品を国内外に提供する製造部門。
競争力
細番手高級糸の技術力
顧客
  • 国内繊維製造企業
  • 海外テキスタイルメーカー
  • アパレル企業
  • 産業資材メーカー
  • 自動車産業
製品
  • 高級綿糸
  • 化学繊維
  • 加工繊維素材

化学工業製品製造

概要
精密加工用研磨剤等の化学製品を製造・供給。
競争力
化学製品分野の多角化
顧客
  • 農業関連企業
  • 精密加工業者
  • 部品メーカー
  • 繊維化学品需要者
製品
  • 研磨剤
  • 農薬原料
  • 化学繊維用素材

アパレル企画・製造・販売

概要
代表ブランドB.V.D.を中心に衣料品を展開。
競争力
ブランド力と企画力
顧客
  • 小売業者
  • 大手百貨店
  • ネット販売事業者
  • 一般消費者向け
製品
  • B.V.D.ブランド下着
  • 靴下
  • カジュアルウェア

繊維加工技術提供

概要
加工技術を応用した付加価値製品を提供。
競争力
独自加工技術
顧客
  • 繊維メーカー
  • アパレルブランド
  • 産業資材企業
製品
  • 特殊撥水加工
  • 抗菌・防臭加工
  • その他機能性加工

競争優位性

強み

  • 創業125年以上の歴史と信頼
  • 高品質な細番手綿糸製造技術
  • 多角的な事業ポートフォリオ
  • 安定した財務基盤
  • 知名度の高いB.V.D.ブランド
  • グループ内の生産から販売一貫体制
  • 精密加工用研磨剤の技術開発力
  • 国内外の顧客基盤
  • 環境配慮型素材の開発

競争上の優位性

  • 高級綿糸分野での大手ポジション
  • 繊維から化学品まで多角的経営でリスク分散
  • 独自の繊維加工技術で商品差別化
  • B.V.D.等の強力なブランド戦略
  • 長期安定した顧客関係と信頼性
  • 国内市場での堅牢な販売チャネル
  • 機能性繊維製品に注力し高付加価値を創出
  • 持株会社体制による効率的なグループ運営

脅威

  • 世界的な繊維市場の価格競争激化
  • 原料綿花価格の変動リスク
  • 海外低コストメーカーの台頭
  • 環境規制強化によるコスト増加
  • 新技術導入の遅れによる競争力低下
  • 国内市場の縮小と人口減少
  • 為替変動の業績への影響
  • サプライチェーンの外部リスク

イノベーション

2022: 環境配慮型繊維素材の開発強化

概要
生分解性繊維やリサイクル素材の研究開発を推進。
影響
環境負荷低減と新市場開拓に寄与

2023: 精密加工用研磨剤の新製品投入

概要
高性能研磨剤を市場投入し産業用途を拡大。
影響
売上増加と技術優位性向上

2021: B.V.D.ブランドの機能性下着拡充

概要
抗菌・吸湿速乾機能を持つ新商品を展開。
影響
若年層顧客の獲得に成功

2020: デジタルトレーサビリティ導入

概要
原料から製品までの追跡システムを整備。
影響
品質管理と顧客信頼度を向上

サステナビリティ

  • 環境負荷軽減繊維の推進
  • 生分解性素材の拡充
  • 廃棄物リサイクルの強化
  • 省エネルギー設備の導入
  • 地域社会と連携した環境保全活動