帝人

基本情報

証券コード
3401
業種
繊維製品
業種詳細
紡績・繊維
都道府県
東京都
設立年
1918年06月
上場年
1949年05月
公式サイト
https://www.teijin.co.jp/
東証情報
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他の会社
東洋紡, ユニチカ, 富士紡ホールディングス, オーミケンシ, 東レ, クラレ, 旭化成, 北日本紡績, フジックス, 住友化学, 三井化学, 三菱ケミカルグループ, 花王, 安川電機, ファナック

概要

帝人は1918年創業の日本を代表する総合化学・繊維メーカーであり、産業資材、化成品、医薬医療の三本柱を軸にグローバル展開を行うリーディングカンパニーです。

現状

帝人は2025年3月期に連結売上高約1兆54億円、従業員数2万1834名を擁する大規模企業です。主力のマテリアル事業ではアラミド繊維や炭素繊維を中心に高機能素材の開発・製造が堅調であり、医薬・医療事業もグローバルに拡大しています。医薬医療分野では独ベーリンガーインゲルハイム社との合弁を起点にヘルスケア領域への取り組みを強化中です。また、自動車部品事業の米国買収など積極的なM&Aによって海外市場のプレゼンスを高めています。サステナビリティ意識も高く、環境負荷低減や資源循環型技術への投資を推進しています。経営は堅実かつ成長志向で、中長期的には高機能繊維分野と医療分野のさらなる成長が期待されています。デジタル関連子会社の株式公開買付けなど事業再編も継続し、収益構造の強靭化にも取り組んでいます。

豆知識

興味深い事実

  • 1918年に帝国人造絹絲として創業した歴史ある企業です。
  • 東レと共同でポリエステル繊維「テトロン」を開発しました。
  • 自動車向け炭素繊維複合材料の国内有数のサプライヤーです。
  • 独自の再生アラミド繊維の実用化で環境負荷軽減に貢献。
  • 医薬・医療分野でも国内有数の研究開発体制を有します。
  • かつては大阪の船場地区に本社を置いていました。
  • 大屋晋三社長のもとで社長任期制限を実施した歴史があります。
  • グループ子会社174社を擁し、多角的な事業展開を行っています。
  • アニメーション「ムーミン」を起用したテレビCMで話題に。
  • 産業資材用繊維からIT事業まで多岐にわたる事業領域があります。
  • 東邦テナックスの吸収合併で複合材料分野を強化しました。
  • インフォコム社の電子コミックサービスが投資会社に買収されました。
  • 三和グループの主要構成企業のひとつとして歴史を持っています。
  • 大阪と東京に本社機能を分散配置しています。
  • 子会社帝人フロンティアは繊維製品の衣料・資材用途をカバー。

隠れた関連

  • 三和銀行系の三水会(現水曜会)のメンバー企業で強いネットワークを保有。
  • 東レや東洋紡など繊維業界の競合他社と密に技術交流しています。
  • 長年の伝統から旧鈴木商店の影響を色濃く受けています。
  • 医薬品分野の提携でベーリンガーインゲルハイムと強力関係にあります。
  • 炭素繊維関連で米GMや欧州自動車メーカーとの取引を持つ。
  • 独自のブランド「テイジン」は多様な繊維製品で国内外に知られています。
  • アニメCMにピーター・フランクルやレナード・ニモイを起用した経験あり。
  • 地域貢献として米沢市の米沢製糸場跡地で100周年イベントを開催。

将来展望

成長ドライバー

  • 高機能繊維の需要拡大と技術革新
  • 医療・ヘルスケア分野の拡大と新製品開発
  • 自動車産業における軽量化ニーズの増加
  • グローバルM&Aによる市場多角化
  • 環境配慮型製品とサステナブル生産の推進
  • デジタル化とIT事業の収益向上
  • 新興市場での事業開拓拡大
  • 再生材料技術によるコスト競争力強化
  • 政府の環境政策への適応と支援
  • 革新的技術による差別化戦略の深化
  • グループ内シナジー再構築による効率化
  • 企業ブランド力と顧客ロイヤルティ強化

戦略目標

  • 売上高2兆円規模の事業拡大
  • 高機能繊維分野での世界トップ3入り
  • 医薬・医療事業の売上比率30%超達成
  • カーボンニュートラルの実現
  • グローバルサプライチェーンの最適化
  • 再生繊維製品の普及拡大
  • デジタルサービス収益の増加
  • 革新技術への投資比率を20%に引き上げ
  • 地域社会と連携した持続可能な事業モデル構築
  • 多様性とインクルージョンの職場環境推進

事業セグメント

航空・自動車部品向け複合材料

概要
航空機や自動車の軽量化を支える複合材料製品の供給。
競争力
高性能炭素繊維と成形技術の融合
顧客
  • 航空機メーカー
  • 自動車メーカー
  • 部品サプライヤー
  • 物流企業
製品
  • 炭素繊維複合材料
  • 樹脂成形部品
  • 軽量構造材

産業資材向け繊維製品

概要
各種産業で利用される高機能繊維資材の製造販売。
競争力
多様な用途対応の繊維技術
顧客
  • 建設業
  • 電気・電子機器メーカー
  • 化学メーカー
  • 包装資材メーカー
製品
  • 高機能アラミド繊維
  • 化学繊維不織布
  • 難燃剤含有繊維製品

医薬医療関連事業

概要
医療向け高付加価値製品の提供とサービス。
競争力
医薬品開発と医療機器技術の融合
顧客
  • 医療機関
  • 製薬会社
  • 介護施設
  • 研究機関
製品
  • 医薬品
  • 医療機器
  • 在宅医療機器
  • ニュートラシューティカル製品

ITソリューション

概要
情報通信技術に基づく多角的ITサービス展開。
競争力
多様なITサービスと業界連携
顧客
  • コンテンツ配信事業者
  • 携帯通信事業者
  • 中小企業
  • 大企業
製品
  • 情報提供サービス
  • ソフトウェア開発
  • ERPソリューション
  • 電子コミックプラットフォーム

環境・エンジニアリング事業

概要
環境保全と建設関連の技術サービス提供。
競争力
豊富な環境技術と実績
顧客
  • 公共機関
  • 製造業
  • 環境関連企業
  • 建設業
製品
  • 環境アセスメント
  • 環境分析
  • 公害防止設備
  • エンジニアリング設計

競争優位性

強み

  • 高機能繊維の技術力と製品開発力
  • 多角的事業構造によるリスク分散
  • グローバルな生産・販売体制
  • 強固な業界地位とブランド価値
  • 医薬医療分野への積極展開
  • 先端素材と複合材料の研究開発
  • 豊富な子会社・関連会社ネットワーク
  • 長年の伝統と歴史に基づく信用
  • 多様な販売チャネルの確保
  • 安定した財務基盤
  • 環境・サステナビリティへの取り組み
  • 自動車部品分野での強み
  • IT事業による収益多様化
  • 海外市場での浸透力
  • 医薬品分野の合弁・提携体制

競争上の優位性

  • 特異な高性能アラミド・炭素繊維技術で差別化
  • 産業資材から医薬まで幅広いポートフォリオ保有
  • グローバルM&Aにより海外展開を強化し競争優位確立
  • 医薬医療分野の合弁により研究開発と販売力向上
  • 複合材料分野における先端技術の実用化能力
  • 長期的な顧客関係と業界ネットワークが強み
  • 持続可能な製造プロセスの導入で環境対応に積極的
  • 複数事業セグメントによる収益源の多様化
  • 生活消費財および産業資材にわたる広範囲の製品群
  • 強力なブランドと製品認知度で市場信頼獲得
  • オンライン・オフライン両面で充実した販売チャネル
  • 財務安定性を背景に研究開発投資が可能
  • 先進的なITソリューションの提供による競争力向上
  • 医薬品分野でのヘルスケア事業比率増加傾向
  • 技術提携や合弁により国際競争力を高めている

脅威

  • 原材料価格の変動によるコスト増加リスク
  • グローバル競争激化による市場シェア圧迫
  • 環境規制強化に伴う製造コスト増大の可能性
  • 半導体不足など部品調達リスクの存在
  • 為替変動の財務への影響
  • 新興企業による技術革新での競合
  • 地政学リスクによるグローバルサプライチェーンへの影響
  • 特許権や技術流出リスク
  • 景気後退による需要減少の可能性
  • 法規制や貿易制限の強化
  • 新型感染症の影響による操業・販売制限
  • 高齢化に伴う医療ニーズの変化

イノベーション

2024: 再生アラミド繊維の実用化

概要
廃棄アラミド繊維を再生し、タイヤ補強材として実用化。
影響
環境負荷低減と材料コスト削減に寄与。

2023: 炭素繊維複合材料の大量生産技術

概要
自動車用炭素繊維複合材料の成形時間短縮技術を開発。
影響
生産効率向上とコストダウンを実現。

2022: 医薬品製造・販売体制の強化

概要
ジャパン・ティッシュエンジニアリング株の公開買付けで子会社化。
影響
医薬・医療分野の事業拡大が加速。

2021: 自動車内装材事業の欧州拡大

概要
ドイツ・ポルトガルの内装材関連企業を買収し欧州展開拡大。
影響
欧州市場でのシェア拡大に成功。

2020: 複合材料開発センター開設

概要
御殿場に先端複合材料の研究開発拠点を開設。
影響
新素材の創出と技術力強化に貢献。

サステナビリティ

  • 再生材料活用による資源循環型生産の推進
  • 温室効果ガス排出削減計画の策定と実施
  • 環境配慮型製品の開発強化
  • サプライチェーンにおけるサステナビリティ推進
  • 地域社会との連携による環境保全活動
  • ISO14001環境マネジメントシステムの運用
  • 社員向け環境意識向上研修の実施
  • 持続可能な繊維製造プロセスの導入
  • 電力利用効率の改善と再生可能エネルギー活用
  • 廃棄物削減とリサイクル促進活動
  • エネルギー使用抑制に向けた設備投資
  • グリーン調達基準の設定と実施