トクヤマ
基本情報
- 証券コード
- 4043
- 業種
- 化学
- 業種詳細
- 半導体・電子部品
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1918年02月
- 上場年
- 1949年05月
- 公式サイト
- https://www.tokuyama.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- SUMCO, RS Technologies, 東ソー, 三井化学, UBE
概要
トクヤマは1918年創業の総合化学工業メーカーで、高純度ポリシリコン世界第2位の製造能力を持ち、石油化学およびセメント分野で強固な地位を築いている企業です。
現状
トクヤマは2025年3月期に連結売上高約3430億円、営業利益約300億円を達成し、国内外で多角的な事業展開を進めています。主力の高純度ポリシリコンは世界第2位の生産量を誇り、エレクトロニクス分野で高い競争力を有しています。経営改革により過去のシリコン事業の損失を克服し、収益基盤の安定化を図っています。環境対策として脱石油やアンモニア・水素利用への取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献。海外市場への積極投資と国内工場の効率化で成長を図り、2030年に向けた中長期戦略を推進しています。多様な関連子会社と強い業界ネットワークを活かし、技術革新と製品開発を継続的に実施。近年はJSRの事業買収等も行い、製品ラインの強化を進めています。
豆知識
興味深い事実
- 高純度ポリシリコンの生産量は世界第2位。
- 創業は1918年と長く化学工業の伝統を持つ。
- 元は「日本曹達工業」として電解ソーダ事業を展開。
- かつて除湿剤「水とりぞうさん」を製造していた。
- 2016年にマレーシア工場を売却し経営再建を図った。
- 「株トク」の愛称で周南地域に親しまれている。
- 複数の大手企業グループに属する独特の企業連携。
- 高い純度を示す“イレブンナイン”製品を世界展開。
- JSRの事業買収で半導体関連事業を強化。
- セメント製造分野でも国内大手の一角を占める。
- 多様な化学分野で幅広い製品ラインを持つ。
- 上場は1949年と日本の証券市場でも老舗企業。
- 山口県徳山市(現・周南市)に本店登記。
- 長年にわたり三水会やみどり会など企業ネットワークに加盟。
- 東証プライム市場に上場する化学セクターの代表銘柄。
隠れた関連
- 旧岩井商店系列に由来し、複数の大手企業グループに所属。
- 除湿剤事業をオカモトへ譲渡し家庭用品から撤退した歴史。
- JSRとの連携強化により半導体材料分野の競争力向上。
- 経営再建に三菱商事や日本政策投資銀行などが支援。
- 原料供給から製品製造まで一気通貫体制を構築。
- 山口県と茨城県に主要製造・研究拠点を持つ地域密着企業。
- 長期間、日経平均株価の構成銘柄に選出されている。
- 化学・セメント産業の中堅ながら高付加価値製品で存在感あり。
将来展望
成長ドライバー
- 半導体産業の高品質シリコン需要増加。
- 脱炭素社会への対応と環境技術革新。
- 国内外のエレクトロニクス市場拡大。
- 産業基礎材料の多角化と高付加価値化。
- 先端医薬品原料の需要拡大。
- 再生可能エネルギー分野への進出強化。
- 技術開発と研究投資の継続的強化。
- サステナブルな製造プロセス採用。
- 海外新興市場での販売ネットワーク拡大。
- 企業買収や業務提携による事業拡大。
- 法規制対応と社会的信用の向上。
- デジタル技術活用による製造効率改善。
戦略目標
- 高純度シリコンの世界シェア維持と拡大。
- CO2排出量を2030年までに50%削減。
- 石油依存からの脱却と脱炭素技術の確立。
- 医薬品原料分野での製品ラインナップ強化。
- 多角的事業体制を通じた安定収益基盤構築。
- 国内外の研究開発拠点ネットワークの拡充。
- 地域社会との共生を重視した事業運営。
- ESG評価の向上とサステナビリティ報告強化。
- 新規事業創出による売上高20%成長。
- グローバル市場への積極的な事業展開継続。
事業セグメント
半導体材料供給
- 概要
- 半導体や太陽光用途向けの高純度シリコン材料を供給。
- 競争力
- 高純度技術で世界第2位の生産能力を誇る。
- 顧客
-
- 半導体メーカー
- 太陽光パネルメーカー
- エレクトロニクス企業
- 電子部品製造業
- 製品
-
- 高純度ポリシリコン
- シリコンウエハー
- 電子材料
基礎化学品・原料供給
- 概要
- 産業向けに基礎化学品と樹脂原料を安定供給。
- 競争力
- 長年の技術蓄積と多品種多量生産体制。
- 顧客
-
- 化学メーカー
- 医薬品メーカー
- 建設資材業
- 製造業全般
- 製品
-
- 苛性ソーダ
- アンモニア
- 硫酸
- 原料樹脂
セメント・生コンクリート供給
- 概要
- 建築現場向けに高品質セメント材料を供給。
- 競争力
- 地域内での製造拠点と流通ネットワーク。
- 顧客
-
- 建設会社
- 土木業者
- 不動産開発業者
- 製品
-
- ポルトランドセメント
- 生コンクリート
医薬品原体・中間体供給
- 概要
- 医薬品製造に不可欠な化学原料を提供。
- 競争力
- 高純度と品質管理技術の充実。
- 顧客
-
- 製薬会社
- 研究機関
- 製品
-
- 医薬中間体
- 特殊ケミカル品
環境・エネルギー関連素材
- 概要
- 脱炭素社会へ向けた先端素材を提供。
- 競争力
- 持続可能なエネルギー技術に対応。
- 顧客
-
- 再生可能エネルギー企業
- 化学工業関連企業
- 製品
-
- アンモニア関連製品
- 水素利用材料
電子材料加工・製造
- 概要
- 部品向け高付加価値材料の製造供給。
- 競争力
- 技術開発力とカスタマイズ対応。
- 顧客
-
- 部品メーカー
- 家電メーカー
- 製品
-
- 電子化学品
- 高機能樹脂
高度精製材料供給
- 概要
- 特殊用途向け高精度化学品を安定供給。
- 競争力
- 厳格な品質管理体制と供給力。
- 顧客
-
- 半導体製造装置メーカー
- 電子材料メーカー
- 製品
-
- 高純度ソーダ
- 特殊化学品
競争優位性
強み
- 高純度ポリシリコン世界第2位の生産能力
- 長年の化学品製造技術と信頼
- 多角化した製品ラインナップ
- 強固な国内製造・流通ネットワーク
- 安定した顧客基盤と業界ネットワーク
- 持続可能な技術開発への注力
- 産業用基礎化学品の確固たる地位
- 多地域にわたる生産拠点の保有
- 経営再建を経た財務基盤の改善
- 製品の高品質と技術的優位性
- 各種化学品の多品種大量生産技術
- 長期にわたる業界内の信頼関係
- 戦略的な企業買収による事業強化
- 環境対応製品の開発推進
- 半導体・電子材料分野での競争力
競争上の優位性
- 高純度ポリシリコンの国際的競争力に優れる
- 石油化学・基礎化学品で幅広い製品群を持つ
- 安定供給と高品質で顧客からの信頼が厚い
- 独自技術による純度・品質管理が高度
- 複数産業にまたがる事業ポートフォリオによるリスク分散
- 国内外に多様な生産拠点と販売ネットワークを展開
- 研究開発力により新規素材・製品開発を推進
- 経営改革を経て収益性と効率性を向上
- 関連子会社との協力体制で製品競争力を強化
- 環境規制対応や脱炭素技術を積極的に導入
- 半導体や電子部品向け製品分野の優位性
- 長年培ってきた顧客・行政との強固な関係
- 市場のニーズに即応した製品開発力
- バイオ・医薬品関連分野への事業展開
- 事業譲渡・買収により成長機会を拡大
脅威
- 世界的なシリコン価格の変動リスク
- 国際的な競合他社の技術革新
- 環境規制強化によるコスト増大
- 原材料価格の高騰や供給不安定化
- 為替変動による収益悪化の可能性
- 新技術や代替材料の市場浸透による競争激化
- 海外市場の政治・経済不確実性
- 地球温暖化による製造プロセスへの影響
- 労働力不足や人材確保の困難
- 製造拠点の災害リスク(地震・台風等)
- 規制遵守に伴うコスト増加
- 取引先の経営変動による影響
イノベーション
2024: 高効率ポリシリコン製造技術の開発
- 概要
- エネルギー消費を抑えた新製造プロセスを開発。
- 影響
- 生産コスト削減と環境負荷軽減に寄与
2023: アンモニア利用による脱炭素技術適用
- 概要
- アンモニアを燃料とした環境に優しい生産技術を実現。
- 影響
- CO2排出量の大幅削減を達成
2022: JSR事業買収による製品ライン拡充
- 概要
- 半導体関連化学品の競争力強化を目的に買収を完了。
- 影響
- 市場シェア拡大と成長加速を実現
2021: 次世代シリコンウエハー製造技術の実用化
- 概要
- 微細加工に対応した高品質ウエハーの量産を開始。
- 影響
- 半導体分野での顧客満足度向上
2020: 環境配慮型セメント製造プロセスの導入
- 概要
- CO2排出削減を目指す新製法を国内工場に適用。
- 影響
- 年間10%の環境負荷軽減を達成
サステナビリティ
- アンモニア・水素利用の脱炭素製造技術開発
- 製造過程のCO2排出削減目標達成
- 環境に配慮した製品設計と資源循環促進
- 地域社会との共生を目指した環境保全活動
- 持続可能なサプライチェーン管理の導入
- 安全衛生管理の徹底と従業員教育強化
- ISO14001認証取得による環境マネジメント推進
- 循環型社会実現に向けたリサイクル技術強化
- 産学官連携による環境技術研究の推進
- エネルギー効率向上に向けた設備更新計画
- グリーン化学品開発による環境負荷低減
- 環境レポート開示による透明性確保