虹技

基本情報

証券コード
5603
業種
鉄鋼
業種詳細
製鉄・金属製品
都道府県
兵庫県
設立年
1940年06月
上場年
1952年04月
公式サイト
https://www.kogi.co.jp/
東証情報
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Yahoo!ファイナンス
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他の会社
技術承継機構, 新報国マテリアル, 日本鋳造, サンユウ, 高田機, トーアミ, 中日本鋳工

概要

虹技は1940年創業の兵庫県姫路市を拠点とする鋳物製造の老舗企業で、自動車用鋳物と圧延ロールを主力とし鉄鋼業界で堅実な技術力と製造力を誇ります。

現状

虹技は2020年3月期において連結売上高約213億円、営業利益約5億円を計上し、鋳物関連事業を中心に安定した経営基盤を維持しています。主力の自動車用プレス金型用鋳物や圧延ロール部門は、国内鉄鋼メーカーを中心に高い評価を受けています。技術開発では金属短繊維や高温耐熱素材など新素材開発に取り組み、環境関連装置も製造するなど多角化も進展しています。中国天津市に子会社を設立し海外生産拠点を展開するとともに、国内拠点の生産効率向上を目指しています。サステナビリティではリサイクル装置や脱臭装置の提供による環境負荷低減に注力しています。中長期的には鋳造技術の高度化や環境装置分野の拡大を戦略目標に掲げ、堅実な成長を目指しています。近年は事業再編を進めグループの体質強化に務めています。

豆知識

興味深い事実

  • 1920年代に堀田正夫が神戸鋳鉄所として創業した歴史ある企業
  • 自動車鋳物分野で国内有数の技術力を誇る
  • かつて広畑製鉄所との間に専用鉄道があった
  • マンホール蓋などの公共土木製品も歴史的に重要な製品群
  • 環境装置分野に独自技術を持ち多角的に展開
  • 国内外に複数の工場と営業所を持ち広範囲に事業展開
  • 国内鉄鋼メーカーとの強固な取引関係
  • 伝統的な鋳造技術と現代技術を融合
  • 1940年に現法人として設立、戦後すぐに証券上場
  • 社員持株会や地元銀行との密接な資本関係
  • 資本金は約20億円で中堅中小企業に位置づけ
  • 労働生産性向上のための設備投資実施
  • 環境関連製品の特許保有多数
  • 老舗ながら積極的な海外展開を進めている
  • 鋳物業界では数少ない監査等委員会設置会社

隠れた関連

  • 神戸製鋼所が主要株主の一社であり技術連携が強い
  • 姫路市の地域経済に深く根ざし地元産業の発展に寄与
  • 中国天津の子会社は中国の鉄鋼・製造業界と強い結びつき
  • 鋳物製造技術を応用し多様な産業機械メーカーに部品を供給
  • 取引先持株会が株主として経営の安定に寄与
  • 鉄鋼業界以外の環境装置分野で異業種連携も進行中
  • 環境省など公共機関との共同事業経験が複数ある
  • 地下資源関連企業との技術交流で素材開発が進展

将来展望

成長ドライバー

  • 国内鉄鋼業界の安定需要
  • 自動車産業の軽量化と高機能材料需要
  • 環境規制強化に伴う環境装置需要増
  • 新素材開発による産業応用拡大
  • 中国を含む海外市場の生産拡大
  • 省エネルギー技術へのニーズ増大
  • 公共インフラ更新需要
  • 産業機械の高度化と部品多様化
  • 地域経済の回復と設備投資拡大
  • 経済連携協定による海外取引活性化
  • 環境意識の高まりによる製品差別化効果
  • サプライチェーンのDX化推進

戦略目標

  • 鋳造技術のデジタル化完全実現
  • 環境対応製品の売上増加比率70%達成
  • 年商300億円規模への成長
  • 海外生産比率30%拡大
  • 人材育成と技能継承の体制強化
  • カーボンニュートラル達成に寄与する製品開発
  • 環境装置事業の国内トップシェア獲得
  • 新素材による高付加価値製品比率50%超
  • 効率的なサプライチェーン構築
  • 地域社会と連携した持続的成長モデル確立

事業セグメント

鉄鋼用鋳物製造

概要
鉄鋼業界向けに高品質な鋳物製品を製造提供し、産業機械や自動車向け部品も手掛ける
競争力
長年培った鋳造技術と堅牢な品質管理
顧客
  • 鉄鋼メーカー
  • 圧延工場
  • 自動車メーカー
  • 産業機械メーカー
  • 建設会社
  • 公共機関
製品
  • 圧延ロール
  • 鋳型部品
  • 大型鋳物
  • 小型鋳物
  • デンスバー

環境機器製造

概要
環境負荷軽減を目的としたごみ処理装置や脱臭設備の開発・製造・販売を手掛ける
競争力
環境技術に関する独自ノウハウと実績
顧客
  • 自治体
  • 廃棄物処理業者
  • 製造業
  • 環境関連企業
製品
  • ごみ焼却炉
  • 脱臭装置
  • リサイクル設備

新素材開発

概要
先端素材の研究開発と産業用途向け製造を行い、製品性能向上に貢献
競争力
社内一貫の素材開発体制
顧客
  • 機械部品メーカー
  • 電子部品メーカー
  • 化学メーカー
製品
  • 金属短繊維
  • 高温耐熱セラミックス

競争優位性

強み

  • 高精度な鋳造技術力
  • 多様な鋳物製品ラインナップ
  • 安定した国内鉄鋼顧客基盤
  • 海外生産拠点の保有
  • 環境装置分野への多角化
  • 長年の業界経験と信用
  • 厳格な品質管理体制
  • 新素材開発に注力
  • 堅実な財務体質
  • 労働生産性向上の取り組み
  • 地域密着の事業展開
  • 高度な製品耐久性
  • 環境技術の実用化
  • 業界ネットワークの強さ
  • 多言語対応の営業力

競争上の優位性

  • 自動車用鋳物に特化した製造力で業界内評価が高い
  • 国内外の顧客ニーズに応える多角的事業展開
  • 技術開発部門が新素材と環境製品を積極的に育成
  • 長期的顧客関係による安定受注が強み
  • 高品質な圧延ロールの供給力で差別化
  • 海外子会社によるコスト競争力強化
  • 環境関連製品で市場参入の先進性
  • 複合素材による製品付加価値向上
  • 国内の特定ニッチ市場での優位な地位確保
  • 環境規制対応製品を早期に投入
  • 幅広い業界向けカスタム対応能力
  • 高スキル人材の確保と育成体制の充実
  • 地場産業との連携による供給安定性
  • 継続的な生産プロセス改善
  • 技術提携による製品高度化

脅威

  • 鉄鋼業界の景気変動による影響
  • 製造コスト上昇圧力
  • 海外企業による価格競争激化
  • 環境規制強化による対応コスト増
  • 新素材技術の急速な変化
  • 鉱物資源価格の不安定性
  • 国内市場の人口減少と需要低迷
  • 原料鋼材の供給不安定
  • 労働力不足による生産性低下
  • 貿易摩擦や関税リスク
  • 為替変動による収益悪化
  • 技術流出のリスク

イノベーション

2023: 高温耐熱セラミックスの商用化拡大

概要
独自技術による熱耐性向上素材の製造体制を強化。
影響
産業用途の高温環境対応製品需要が増加。

2022: 環境装置向け新脱臭技術の開発

概要
排ガス効率を大幅に改善する新フィルター技術を投入。
影響
環境装置市場での競争力向上に寄与。

2024: 連続鋳造プロセスの自動化

概要
製造ラインにロボット制御を導入し生産効率改善。
影響
生産コスト削減と品質向上を実現。

2021: 金属短繊維製品の新応用分野開拓

概要
自動車部品向け複合材料としての展開を開始。
影響
高付加価値製品の売上拡大。

2020: 中国天津市新工場の稼働開始

概要
海外生産拠点の稼働でコスト競争力を強化。
影響
中国市場での受注拡大に寄与。

サステナビリティ

  • リサイクル鋳物材料の使用拡大
  • ごみ焼却炉の省エネルギー設計推進
  • 排ガス脱臭装置の高度化による環境負荷低減
  • 生産工程における廃棄物削減活動
  • 地域社会との環境保全協力
  • 省資源に向けた製品設計の改善
  • 持続可能なサプライチェーン構築
  • 従業員の環境意識向上プログラム
  • 廃熱利用によるエネルギー効率化
  • ISO14001認証の運用強化
  • 環境法規制への早期対応体制
  • 地球温暖化対策の推進