UACJ

基本情報

証券コード
5741
業種
非鉄金属
業種詳細
製鉄・金属製品
都道府県
東京都
設立年
2013年10月
上場年
2005年12月
公式サイト
https://www.uacj.co.jp/
東証情報
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Yahoo!ファイナンス
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他の会社
太平電, 大紀アルミニウム工業所, 日軽金HD, エヌアイシ・オートテック, リョービ, アーレスティ, イリソ電子

概要

UACJは2013年設立の国内最大手アルミ圧延メーカーで、板材生産能力は年間約120万トン、世界第3位の地位を誇ります。

現状

UACJは2025年3月期に連結売上高約9,988億円、純資産約3,196億円を計上し、安定した財務基盤を有しています。主力のアルミ圧延事業は国内市場で圧倒的シェアを持ち、LNGタンカー向けタンク厚板では市場100%シェアを獲得しています。多彩な製品ラインナップにより自動車部品や精密箔製品、鋳鍛製品などへ展開し、高度な技術力を背景にグローバル展開を進めています。産業技術総合研究所との連携による先端技術研究も推進し、環境負荷低減や高機能アルミ製品の開発に注力しています。サステナビリティ活動にも積極的で、再生原料アルミ板の開発や環境配慮型生産を進めています。中長期戦略として海外市場拡大とグループ会社の統合再編を進め、競争力強化と持続可能な成長を目指しています。近年は北米及びアジアでの製造拠点拡充や研究開発投資を強化し、多様な需要に対応可能な体制を整備しています。今後は環境対応型製品と高付加価値製品の開発で市場優位性を高める計画です。

豆知識

興味深い事実

  • アルミ圧延板の国内生産能力は約120万トンで日本最大。
  • ターボチャージャー用アルミ羽根車は世界シェア1位。
  • LNGタンカー用アルミタンク用厚板は国内100%シェア。
  • UACJは2013年に古河グループと住友グループの事業統合で設立。
  • 産業技術総合研究所と連携したアルミ先端技術ラボを運営。
  • 日本各地に製造拠点を持ち、生産リスクを分散している。
  • 米国・タイ・中国・ベトナムなど海外にも生産拠点を展開。
  • 100%再生アルミ板の開発は環境配慮型製品の先駆けとなる。
  • 多角的事業展開で自動車や電子機器向けにも強みを持つ。
  • 日本の非鉄金属業界で重要な古河グループの一員。

隠れた関連

  • 古河電気工業の軽金属事業を母体に、住友軽金属工業と統合し誕生した企業。
  • UACJの主要株主である古河グループは日本の重工業の中心と深い関連を持つ。
  • アルミ箔製品は国内電池メーカーの重要な部材サプライヤーとして連携。
  • アジアや北米市場の拠点は地域産業と連携し技術交換を活発に行う。
  • 産業技術総合研究所との共同研究は国内産業の技術力向上に寄与。
  • 鋳鍛製品は国内外の自動車産業や航空宇宙産業と長期的な取引を実施。
  • グループ企業間で製品や技術を共有し、製販一体の体制を強化。
  • 再生原料アルミ板の開発は国内外で環境規制順守の課題解決に貢献。

将来展望

成長ドライバー

  • 電動車両向け軽量アルミ部品需要増加。
  • 再生資源や環境配慮型製品への市場シフト。
  • アジア・北米市場における製造拠点拡充。
  • 先端技術連携による高機能材料開発。
  • グローバル供給網の強化と効率化。

戦略目標

  • 売上高1兆円突破と利益率向上。
  • 再生アルミ製品比率50%以上達成。
  • グローバル市場でのシェア拡大継続。
  • デジタル技術活用による製造革新。
  • カーボンニュートラルに向けた製造工程変革。

事業セグメント

アルミ圧延製品事業

概要
国内最大手として多様な産業向けに高精度な圧延アルミ板を供給。
競争力
国内最大の生産能力と製品品質管理
顧客
  • 飲料メーカー
  • 半導体製造装置メーカー
  • LNGタンカー建設企業
  • 自動車メーカー
  • 建築材料メーカー
製品
  • 飲料缶用アルミ板
  • 半導体用厚板
  • LNGタンカー用厚板
  • 建築用アルミ板

押出成形製品事業

概要
軽量化・高強度を要求される用途向けアルミ押出製品を製造。
競争力
高精密押出技術による多様な形状製品提供
顧客
  • 自動車部品メーカー
  • 航空機部品メーカー
  • 複写機製造企業
  • 電子機器メーカー
製品
  • アルミ管材
  • 棒材
  • 複写機用ドラム管材

箔製品事業

概要
多様な用途に対応し、高機能なアルミニウム箔を供給。
競争力
リチウムイオン電池用電極材料で高シェア
顧客
  • 食品包装メーカー
  • 医薬品包装企業
  • 電池メーカー
  • 電子部品メーカー
製品
  • 包装用アルミ箔
  • 電池用電極箔
  • 電子部品用金属箔

鋳鍛製品事業

概要
高精度鍛造技術で高品質鋳鍛製品を製造する。
競争力
世界トップシェアのコンプレッサーホイール製造
顧客
  • 自動車部品メーカー
  • エアコンメーカー
  • 航空機部品メーカー
製品
  • ターボチャージャー羽根車
  • エアコン用コンプレッサーピストン
  • 航空機部品鍛造品

銅管事業

概要
空調・給排水設備向けに高品質な銅管を提供。
競争力
耐食性と加工性に優れた製品群
顧客
  • 空調設備メーカー
  • 建築設備業者
  • 給水配管業者
製品
  • エアコン用銅配管
  • 給水銅管
  • 建築設備配管

加工製品事業

概要
多様な加工技術で高付加価値のアルミ製品を製造。
競争力
一貫した加工技術と品質保証体制
顧客
  • 自動車メーカー
  • 電子機器メーカー
  • 産業機械メーカー
  • 電気部品メーカー
製品
  • 形加工品
  • 接合加工品
  • 表面処理製品
  • 塗装加工品

パイプ・構造材事業

概要
高耐久性を求められる構造材用アルミパイプを製造。
競争力
特殊合金と精密押出技術の融合
顧客
  • 建設業者
  • 輸送機械メーカー
  • 産業機械製造業
製品
  • アルミ押出管
  • 構造用棒材
  • 産業用パイプ

包装資材事業

概要
高品質箔および包装資材を多用途に提供。
競争力
安全・衛生基準に基づく製品設計
顧客
  • 食品包装企業
  • 医薬品包装メーカー
  • 日用品メーカー
製品
  • 食品用アルミ箔
  • 医薬品アルミ包装
  • 家庭用ホイル

特殊合金事業

概要
先端技術分野向けの高機能素材を開発供給。
競争力
高品質鋳鍛技術と研究開発能力
顧客
  • 精密機器メーカー
  • 航空宇宙産業
  • 防衛関連企業
製品
  • 特殊耐熱合金
  • 高強度素材
  • 精密鋳物製品

再生資源事業

概要
環境配慮型のリサイクル素材の供給を強化。
競争力
100%再生原料のアルミ板開発・供給
顧客
  • 製造業
  • 資源リサイクル業者
製品
  • リサイクルアルミ材
  • 再生原料アルミ板

物流・販売事業

概要
グループ全体の安定的物流体制と販売網を構築。
競争力
全国及び海外の統合物流ネットワーク
顧客
  • 販売代理店
  • 直販顧客
  • オンライン取引先
製品
  • 国内配送
  • 海外輸出入
  • カスタム物流サービス

技術開発・研究支援事業

概要
国内外の産業技術との連携で先端技術を推進。
競争力
UACJ-産総研共同研究ラボの運営
顧客
  • グループ内製造拠点
  • 大学・研究機関
製品
  • 新素材開発
  • 製造技術革新
  • 環境技術

競争優位性

強み

  • 国内最大のアルミ板圧延生産能力
  • 広範な製品ラインナップ
  • 技術連携による高精度製品開発
  • 世界トップクラスの鋳鍛製品シェア
  • 安定的な財務基盤とグループ連携
  • 多拠点体制による生産リスク分散
  • 顧客ニーズに即応する加工技術力
  • リサイクル資源活用技術の先進性
  • 広範な販売チャネル網と直販強化
  • 産業技術総合研究所との連携研究

競争上の優位性

  • LNGタンカー用厚板材料で国内100%シェア
  • ターボチャージャー羽根車で世界シェア1位
  • 先端リチウムイオン電池用箔材料の高市場占有率
  • 国内外に多くの製造・販売拠点を展開
  • 幅広い非鉄金属製品群をワンストップ提供
  • 環境配慮製品の先進的な開発・提供体制
  • グループ内連携による製販一体の効率化
  • 高品質な押出・鍛造製品技術
  • 再生原料100%アルミ板の開発と市場投入
  • 強固な主要株主基盤による安定経営

脅威

  • 国際的な資源価格の変動による原材料コスト影響
  • 世界的な輸出規制や貿易摩擦のリスク
  • 競合他社による技術革新競争の激化
  • 環境規制強化に伴う製造コスト増加
  • 中国・アジア新興国の低価格製品の競合
  • 円高による輸出競争力低下の可能性
  • 需要変動による生産調整コスト
  • 原材料調達のサプライチェーンリスク
  • 熟練技術者の減少による生産能力影響
  • 世界的な環境変動による市場需要予測難

イノベーション

2024: 100%再生原料アルミ板の開発

概要
資源循環型社会に対応するため、100%再生原料を用いたアルミ板製品を開発し2024年7月に発売開始。
影響
環境負荷削減と新市場開拓に貢献。

2023: 高効率圧延製造技術の導入

概要
新型圧延設備の導入により生産効率を向上させ、高精度板材の安定供給を実現。
影響
生産コスト削減と品質向上に寄与。

2022: 次世代軽量自動車用押出成形技術開発

概要
自動車燃費向上に貢献する高強度軽量アルミ押出製品の技術開発に成功。
影響
自動車業界での競争力強化と受注増加。

2021: アルミニウム先端技術連携研究ラボ設立

概要
産業技術総合研究所と共同で先端アルミ技術の研究開発を加速。
影響
新材料・新技術の早期実用化を推進。

2020: 高耐久LNGタンカー用厚板の新規製造プロセス開発

概要
LNG船用特殊厚板の製造技術革新に成功し製品品質を向上。
影響
主要顧客への納入拡大と信頼強化。

サステナビリティ

  • 100%再生原料アルミ板製造の推進
  • 生産工程でのCO2排出量削減計画
  • 廃棄物リサイクル率の継続的向上
  • 環境配慮型製品のラインナップ拡充
  • 地域社会と連携した環境保全活動の実施
  • 省エネ設備導入によるエネルギー効率改善
  • グリーン調達方針の強化・実践
  • ISO14001認証による環境管理体制の維持
  • 製品ライフサイクル評価の実施
  • 社員向けサステナビリティ教育の充実