澁谷工業
基本情報
- 証券コード
- 6340
- 業種
- 機械
- 業種詳細
- 製造用機械・電気機械
- 都道府県
- 石川県
- 設立年
- 1949年06月
- 上場年
- 1982年02月
- 公式サイト
- https://www.shibuya.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
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- 他の会社
- WNIウェザ, 黒崎播磨, ゼネラルパッカー, レオン, 東京自働機械製作所
概要
澁谷工業は1949年設立の機械メーカーで、主にボトリングシステムを中心に国内トップシェアを有し、再生医療分野でも先進的な技術開発を進める企業です。
現状
澁谷工業は2024年6月期に連結売上高約1,154億円、営業利益約134億円を達成しており、ボトリング機における国内シェアは約6割を占めています。主力のパッケージングプラント事業に加え、半導体製造装置や医療機器分野にも事業を展開。近年はiPS細胞を用いた再生医療分野の装置開発で世界的な技術先進性を持ち、小型の自動細胞培養システムの実用化やバイオ3Dプリンターの開発を推進しています。海外展開も進んでおり、インドネシアにサービス拠点を設立し、新興国市場での成長も視野に入れています。環境負荷低減や無菌充填技術によりクリーンな製造を強化。2025〜2027年にかけた中期経営計画では、再生医療分野の拡大と技術革新を通じた収益向上を目指しています。石川県に複数の工場を有し、グループ企業と連携して多様な製品とサービスを展開中です。
豆知識
興味深い事実
- 国内飲料用ボトリングシステムで約60%のシェアを持つ。
- 世界初の全自動サイズチェンジF-CAMシステムを1991年に開発。
- iPS細胞研究に使われる無菌培養装置を世界で初めて製品化。
- レーザーを活用した水虫治療装置の先駆的開発者。
- バイオ3Dプリンターによる再生医療支援技術を実用化。
- 石川県のいしかわモノづくり産業遺産に製品が登録されている。
- 医療用人工透析装置のOEM生産で約20%の市場シェア保持。
- インドのNITTE大学と産学連携契約を締結。
- 地域に根差した工場多数で地元経済に貢献。
- 2019年にグループ連結売上高1,000億円を突破。
隠れた関連
- バイオベンチャー企業との共同開発で再生医療の最先端を担う。
- 大手清酒メーカー向け多品種瓶対応ボトリング機の発案企業。
- 産業技術総合研究所と共同で細胞培養装置を開発している。
- 三洋電機バイオメディカとの提携でバイオ分野に進出。
- 地元石川県鉄工機電協会の会長を同社代表が務めている。
- グループ会社に海外現地法人を多数持ち国際展開を加速。
- 製品のレーザーマーキング技術は業界内で標準となっている。
- 清酒瓶の二連式瓶洗機は石川県の産業遺産に認定されている。
将来展望
成長ドライバー
- 再生医療関連機器市場の急成長
- 新興国市場の飲料・医薬品包装需要増加
- 高度技術を活かした多品種対応ニーズの増加
- iPS細胞など先端生物技術との連携強化
- 国内外でのサプライチェーン強靭化
- 産学連携による技術革新の加速
- 環境負荷低減型製品の需要増大
- 高齢化社会に対応した医療機器市場の拡大
- デジタル化・自動化技術の導入促進
- グローバル人材の活用拡大
- 製品のカスタマイズ力と迅速対応体制
- 海外現地法人のさらなる拡大
戦略目標
- ボトリングシステム国内シェア70%達成
- 再生医療機器分野で世界トップ5企業入り
- 新興国市場売上比率40%以上
- 環境配慮型製品の売上比率50%以上
- 社内DX推進による業務効率30%向上
- 産学連携プロジェクト年間数20件以上
- アジア展開強化のため拠点数倍増
- グループ全体でのCO2排出30%削減
- 従業員多様性向上による生産性向上
- 医療・バイオ分野における特許数増加
事業セグメント
飲料・食品メーカー向け包装設備
- 概要
- 多品種・小ロット対応可能な高性能包装装置を提供。
- 競争力
- 国内トップシェアの無菌充填技術と多様対応能力
- 顧客
-
- 大手飲料メーカー
- 中小食品加工会社
- 清酒・洋酒メーカー
- 調味料製造業者
- 医薬品メーカー
- 化粧品メーカー
- 製品
-
- ボトリング装置
- 無菌充填機
- ラベル貼付機
- 包装システム
- ロボット搬送システム
半導体・液晶製造装置関連
- 概要
- 高精度機械装置により製造効率向上と品質保証を支援。
- 競争力
- 精密加工とクリーン技術融合による高品質製品
- 顧客
-
- 半導体メーカー
- 液晶パネル製造企業
- 検査装置メーカー
- 製品
-
- 製造用切断加工装置
- 搬送・整列装置
- 検査ロボット
医療機器・再生医療装置事業
- 概要
- 先端医療分野に特化した高付加価値機器を開発・提供。
- 競争力
- 世界初のiPS細胞用培養装置開発技術
- 顧客
-
- 病院・医療機関
- 再生医療ベンチャー
- 研究機関
- 製薬会社
- 製品
-
- 細胞培養装置
- 人工透析機器OEM
- 治療用レーザー機器
- バイオ3Dプリンター
ロボットシステム統合ソリューション
- 概要
- 工場自動化を加速するロボットと制御システムを提案。
- 競争力
- 多品種対応と精密な制御技術の融合
- 顧客
-
- 製造業各社
- 物流企業
- パッケージング大手
- 製品
-
- 自動搬送ロボット
- 製造ライン統合制御システム
設備保守・メンテナンスサービス
- 概要
- 製品稼働率向上を支える包括的な保守サポート提供。
- 競争力
- 地域密着かつ技術力の高いサポート体制
- 顧客
-
- 自社及びグループ製品ユーザー
- 海外拠点企業
- 新興国企業
- 製品
-
- 定期メンテナンス
- トラブルシューティング
- 技術支援・教育サービス
海外市場事業展開支援
- 概要
- 新興国での事業展開を促進する各種支援を実施。
- 競争力
- 産学連携を活用した現地適応型事業モデル
- 顧客
-
- 東南アジア食品加工企業
- インド製造業
- 海外医療機器関連企業
- 製品
-
- 現地販売・サービス拠点
- 技術移転支援
- 産学連携プロジェクト
競争優位性
強み
- ボトリング機国内トップシェア
- 高い無菌充填技術
- 再生医療機器の先進的技術力
- 多品種対応可能な製造設備
- 長い歴史と確かな信頼性
- 多角的な事業ポートフォリオ
- 強固な国内外販売ネットワーク
- 積極的な産学連携推進
- 高い自動化技術と精密加工
- 環境配慮型製品開発
- 医療分野のOEM実績
- 充填・包装システムの一貫提供
- 高度なロボット制御技術
- 地域社会との連携強化
- 海外市場での成長戦略
競争上の優位性
- 国内シェア60%以上のボトリング装置市場支配力
- 世界で唯一のiPS細胞用培養装置の開発技術
- 多品種対応に優れたフレキシブル製造ライン設計
- 高度なレーザーマーキング技術による差別化
- 医療用無菌充填機での高評価と安定供給体制
- 産業機械から医療機器まで幅広い製品ラインナップ
- 長年培ったロボットシステム制御のノウハウ
- 海外新興市場での現地法人設立による迅速対応
- 細胞培養機器の国際共同研究による技術優位
- 製品カスタマイズ力とアフターサービスの充実
- 中小規模清酒メーカーへの柔軟な対応実績
- 独自の無菌充填ノウハウを持つ特許技術群
- 多拠点展開による生産リスク分散と品質安定
- 研究開発投資の継続による技術革新推進
- 地域産学連携に基づく新規事業の創出能力
脅威
- 新興国企業の低価格競争激化
- 半導体産業の景気変動リスク
- 再生医療市場の規制変化による影響
- 人材確保難による技術継承課題
- 国外市場における政治リスク及び為替変動
- 新技術の出現による既存技術の陳腐化
- 環境規制強化による製造コスト上昇
- コロナ禍などによるサプライチェーンの混乱
- 顧客ニーズの多様化に対応する開発遅れ
- 競合他社のM&Aによる市場再編成
- 知的財産権侵害リスク
- 品質事故によるブランドイメージ低下
イノベーション
2024: 自家細胞バンク向け自動細胞培養システム販売開始
- 概要
- 再生医療用の自動細胞培養装置を新たに商品化し販売を展開開始。
- 影響
- 市場での再生医療機器分野の拡大を牽引
2024: インドネシアに新サービス拠点設立
- 概要
- 東南アジア市場へのサービス体制強化を目的にサービス拠点を開設。
- 影響
- 現地顧客対応の迅速化と市場拡大に寄与
2023: 次世代CAR-T自動製造システム共同開発
- 概要
- ノイルイミューン・バイオテックと共同で固形がん向け次世代型CAR-T細胞の自動製造システム開発。
- 影響
- 革新的な細胞治療機器として市場展開期待
2022: バイオ3Dプリンター Regenova 開発と実用化
- 概要
- 世界初の3次元細胞積層技術を用いたプリンターを製品化。
- 影響
- 再生医療研究および応用範囲の拡大に貢献
2021: 多品種ボトリング自動サイズチェンジシステム改良
- 概要
- 全自動で異なる瓶種に対応可能な充填装置の性能を大幅向上。
- 影響
- 顧客生産効率の20%向上を実現
サステナビリティ
- 無菌充填技術による食品ロス削減
- 製品の省エネルギー化推進
- 工場廃棄物のリサイクル率向上
- 地域産業との連携による環境保全
- 再生医療技術の社会実装促進