鶴見製作所
基本情報
概要
鶴見製作所は1948年設立の水中ポンプ製造最大手で、国内外に広い営業網を持ち生産能力に優れるメーカーです。
現状
鶴見製作所は2021年3月期に連結売上高約453億円、営業利益約55億円を計上し、安定した財務基盤を有しています。主に水中ポンプや環境装置を製造し、国内外の多様な市場に強力な営業網で供給しています。新しい工場建設により生産能力の増強を実現し、競争力向上に注力。技術開発も積極的で省エネや耐久性向上に資する製品開発に取り組んでいます。グローバル展開や各国子会社を活用し、海外市場開拓にも注力。環境配慮型製品の開発や持続可能な製造活動を推進し、長期的成長戦略に基づき製品多角化も模索しています。直近ではアジアや新興市場に対する販路拡大を戦略の柱とし、顧客ニーズに応じたサービス体制も強化しています。
豆知識
興味深い事実
- 1924年、鶴見商会機械部としてポンプ製造を開始
- 東証プライム上場の水中ポンプ最大手
- ブランドステートメントは「水と人とのやさしいふれあい」
- 2018年より日本カヌー連盟のオフィシャルスポンサー
- 世界各地に子会社・関連会社を展開
- 耐食性や耐久性に優れる特殊ポンプの製造技術
- 多岐にわたる建設、水処理関連の製品群を所有
- 近年は海外展開を大幅に強化し成長基盤を拡大
- 一部子会社が電子機器やサービス事業も手掛ける
- 主要株主には複数のメガバンクや信託銀行が名を連ねる
- 新工場建設など製造拠点の近代化を推進
- 創業以来90年以上の歴史を持つ老舗メーカー
- 多様な工事業務も許可を有し一括サービス可能
- 連結子会社によるグローバルな生産・販売網あり
- 製品の品質と安全性に対する厳格な管理体制
隠れた関連
- 日本カヌー連盟とのスポンサー契約によりスポーツ支援を展開
- 主要株主の銀行グループと密接な資本関係を維持
- 海外子会社を通してアジア・北米市場参入を強化
- 水道施設工事や土木工事も行い多角経営を推進
- 製品・技術面で、国内建設業界の主要プレイヤーと協力関係
- 連結子会社を活用し中国や東南アジアに生産拠点展開
- 3Dプリンター技術を導入して試作品の品質・効率化を図る
- ブランド名『ツルミ』は国内外で高い認知度を誇る
将来展望
成長ドライバー
- アジア・新興市場での都市インフラ整備需要
- 水環境保護意識の高まりによる新製品開発
- 高付加価値ポンプの海外販路拡大
- 環境規制強化による省エネ製品需要増加
- IoT・スマート技術の製品統合推進
- メンテナンス・サービス事業の成長
戦略目標
- 海外売上比率を40%以上に拡大
- 省エネ・環境対応製品の全製品比率80%以上達成
- 生産効率向上による収益性強化
- DX推進によるスマートファクトリー実現
- 多様な製品ラインナップの強化と新規市場開拓
- 地域社会との共生を促進するCSR活動継続
事業セグメント
建設・土木業界向けポンプ
- 概要
- 建設・土木現場での資材排水や汚水処理に特化したポンプと関連機器を供給。
- 競争力
- 高耐久かつ現場環境適応モデルを提供。
- 顧客
-
- 建設会社
- 土木工事業者
- 公共事業体
- ゼネコン
- 製品
-
- 水中汚物ポンプ
- 陸上揚水ポンプ
- 高圧洗浄機
- 集水関連機器
環境事業向け水処理機器
- 概要
- 浄水・廃水処理の効率化を図るための環境関連機器を製造・販売。
- 競争力
- 環境規制適合と省エネ設計を実現。
- 顧客
-
- 水処理業者
- 廃水処理施設
- 環境コンサルタント
- 地方自治体
- 製品
-
- 曝気・撹拌機械
- 前処理装置
- 移送機械
産業用途ポンプ
- 概要
- 産業プラント向けに特化したポンプで信頼性の高い製品を提供。
- 競争力
- 高耐圧・高信頼性性能。
- 顧客
-
- 製造工場
- プラント運営会社
- 発電所
- 化学工場
- 製品
-
- 液封式復水器抽気用ポンプ
- 真空吸引用ポンプ
海外市場向け製品提供
- 概要
- アジアからアフリカまで海外拠点を活用した製品提供。
- 競争力
- 現地ニーズを踏まえたカスタマイズ対応。
- 顧客
-
- 海外建設事業者
- 国際インフラ開発会社
- 輸入業者
- 工業団地運営法人
- 製品
-
- 水中ポンプ各種
- 環境装置
- 高圧洗浄機
メンテナンス・サービス事業
- 概要
- 設置済み機器の修理・メンテナンスを通じて顧客満足度を向上。
- 競争力
- 迅速かつ専門的な技術支援体制。
- 顧客
-
- 既設顧客
- 工場管理者
- 設備保有者
- 製品
-
- 機器修理
- メンテナンスサービス
- 設置支援
競争優位性
強み
- 水中ポンプ市場での最大手
- 広範な国内外営業網と連結子会社
- 高品質で信頼性の高い製品群
- 新工場による生産能力強化
- 環境対応製品の開発力
- 長年の業界経験による技術蓄積
- 多様な用途向け製品ラインナップ
- 優れたアフターサービス体制
- 堅調な財務基盤
- 持続可能な経営への取り組み
- ブランド認知度の高さ
- カスタマイズ対応の柔軟性
- 強固な顧客基盤
- 地域産業との連携強化
- 監査等委員会設置会社としてのガバナンス
競争上の優位性
- 国内外に広がる販売拠点により顧客対応が迅速
- 耐久性と性能で高評価の水中ポンプ設計技術
- 環境装置と工事事業の複合的サービス提供
- 各国子会社での現地生産と販売体制
- 長い歴史を活かした信頼と実績
- 新規市場開拓や製品開発の継続的推進
- 統合された製品・サービスラインでワンストップ提供
- 大規模プロジェクト対応力
- 顧客ニーズ即応のフレキシブルな製造体制
- 産業用装置分野での確固たるプレゼンス
- 多様顧客層への営業展開が可能
- 高付加価値製品での競争優位
- 自社ブランドの高い認知度
- 優れた製品耐用寿命による顧客満足向上
- 積極的な海外展開による市場拡大
脅威
- 国内市場の成熟による成長鈍化リスク
- 国際競合他社との価格競争激化
- 素材価格上昇によるコスト増加
- 環境規制の強化と対応コスト
- 海外政治情勢の不安定化
- 新技術の急速な変化に対する適応遅れ
- 自然災害による生産拠点の影響
- 海外生産拠点の労務・規制リスク
- 為替変動リスク
- 新規参入企業の増加
- グローバルサプライチェーンの障害
- 労働力不足傾向
イノベーション
2023: 新京都工場での生産能力増強
- 概要
- 旧工場の収用に伴い新工場を完成し、最新設備に更新。
- 影響
- 生産効率向上と納期短縮を実現
2022: 省エネ水中ポンプ開発
- 概要
- 省エネルギー性能を大幅に高めた新型水中ポンプを投入。
- 影響
- エネルギーコスト削減と環境負荷低減に貢献
2021: IoT対応遠隔監視システム導入
- 概要
- ポンプの稼働状況を遠隔監視し、保守効率を向上。
- 影響
- メンテナンス費用の削減と故障予防に寄与
2020: 海外生産拠点拡充
- 概要
- ベトナム新工場建設によりアジア市場対応強化。
- 影響
- 製造コスト減と現地ニーズ対応スピード向上
サステナビリティ
- 環境負荷削減のためのエネルギー効率向上
- 廃棄物リサイクル率80%以上の維持
- エコデザインの製品開発推進
- CO2排出量削減目標設定と進捗報告
- 地域社会との共生を目指したCSR活動