新明和工業
基本情報
- 証券コード
- 7224
- 業種
- 輸送用機器
- 業種詳細
- 自動車
- 都道府県
- 兵庫県
- 設立年
- 1949年11月
- 上場年
- 1962年08月
- 公式サイト
- https://www.shinmaywa.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- アイチコーポレーション, 兼松エンジ, モリタHD, 極東開発
概要
新明和工業は1949年創業の輸送用機器メーカーで、特装車や航空機部品製造を中心に、防衛関連製品も手掛ける国内大手企業です。
現状
新明和工業は2025年3月期に連結売上高約2664億円、営業利益約140億円、純利益約90億円を計上し、堅調な業績を維持しています。主力の特装車事業では天突きダンプや塵芥車の製造販売が収益の柱となっており、防衛関連の救難飛行艇US-2の製造も国内で唯一手掛けています。航空機部門はボーイングやエアバス向け部品供給を行い、航空緊急救助機能など高性能製品を展開。近年は特装車と連携した環境対策製品や効率化技術の開発を推進し、産業機械やパーキングシステム事業も拡充中です。グループ会社の統合・子会社買収により事業基盤を強化し、国内外の顧客ニーズに対応しています。今後も防衛関連製品の輸出拡大や特装車の海外展開を目指し、持続可能な環境技術と製品の高度化を推進する方針です。
豆知識
興味深い事実
- 救難飛行艇US-2は世界でも数少ない水陸両用飛行艇。
- 天突きダンプは登録商標で海外でも知名度が高い。
- 川西航空機時代から続く飛行艇製造の伝統を持つ。
- 航空機部品製造でボーイング・エアバスの主要サプライヤー。
- 塵芥収集車用臭気対策剤で業界初の製品を発売。
- 東急車輛製造の特装車事業を譲受し事業拡大に成功。
- 救難飛行艇は東京都小笠原村での急病人搬送に活躍。
- 和歌山高野山の奥の院入り口に慰霊碑が設置されている。
- 特装車専用の環境対応車両ラインを日本で先駆けて展開。
- 1960年代にはポインターブランドの小型オートバイを製造。
- 機械式駐車システムのネオ・トーパークシリーズを展開。
- US-1A飛行艇は2017年に全機引退している。
- 航空機定期修理においてリアジェット35機の整備実績あり。
- 東邦車輛は塵芥車以外の特装車で高いブランド評価を有する。
- 企業再建整備法により明和興業時代から分割再編を経験。
隠れた関連
- 防衛関連のUS-2はインド海軍への輸出を視野に入れている。
- 東急車輛特装事業の継承による横浜製造拠点強化が実現。
- 日立グループや三和グループなど複数の企業グループに属する。
- ボーイング777や787向け部品の製造連携を三菱重工と行う。
- 特装車の一部は海外市場にも「TENTSUKI」ブランドで出荷。
- 関連する子会社に新明和岩国航空整備や天龍エアロコンポーネントがある。
- 創業者川西龍三は航空機業界の著名人で、企業の歴史に深く関与。
- 塵芥車用の臭気対策剤を数社共同開発し市場に供給している。
将来展望
成長ドライバー
- 防衛関連製品の海外輸出拡大。
- 特装車の環境性能向上と規制対応。
- 航空機部品の高付加価値化。
- 機械式駐車場システムの遠隔監視導入。
- 産業機械分野での省エネ・環境技術開発。
- 自治体の廃棄物処理効率化ニーズ増加。
- 国際的な航空機部品需要の増加。
- グループシナジーによる経営効率化。
- 先進的な製造技術の導入促進。
- 持続可能な環境対応製品の市場拡大。
戦略目標
- 防衛関連製品の海外売上比率30%達成。
- 主要特装車の環境対応製品比率80%以上。
- 航空機部品の高付加価値路線強化。
- 機械式駐車システムのIoT化を完了。
- 製造部門のカーボンニュートラル実現。
- 特装車リース・レンタルサービス拡大。
- 従業員の技能向上及び多様性推進。
- グループ会社との共同技術開発強化。
- 地域社会への持続的貢献体制の構築。
- 新製品開発投資の年率5%以上維持。
事業セグメント
防衛関連航空機製造
- 概要
- 日本の防衛省向けの水陸両用飛行艇や訓練機の設計・製造・整備を提供。
- 競争力
- 飛行艇分野の国内唯一の製造技術を保持
- 顧客
-
- 海上自衛隊
- 防衛省
- 航空機関連企業
- 政府防衛機関
- 製品
-
- 救難飛行艇 US-2
- 訓練支援機 U-36A
- 対潜哨戒飛行艇 PS-1
- 航空機定期修理
- 航空機部品製造
商用特装車セグメント
- 概要
- 環境整備や物流業界向けの特装車両を設計製造し、多様な顧客のニーズに応える。
- 競争力
- 独自技術による高品質・高性能特装車両提供
- 顧客
-
- 地方自治体
- 建設会社
- 廃棄物処理事業者
- 物流企業
- 製品
-
- 塵芥収集車
- 天突きダンプ
- 荷役装置付き運搬車
- ミキサ車
- 散水車
産業機械販売・開発
- 概要
- 産業用流体機器や薄膜処理装置を展開し、製造業の生産効率向上を支援。
- 競争力
- 高い技術力と顧客密着型の技術サービス
- 顧客
-
- 製造業
- 電子機器メーカー
- 環境関連企業
- 建設機械メーカー
- 製品
-
- 水中ポンプ
- 真空成膜装置
- イオンプラズマ処理装置
- 自動電線処理機
- 大型ターンテーブル
機械式駐車システム
- 概要
- 都市部や空港向けの高機能駐車システムおよび空港旅客搭乗橋を提供。
- 競争力
- 空港施設分野における高い信頼性と実績
- 顧客
-
- 不動産ディベロッパー
- 商業施設運営企業
- 自治体
- 空港運営会社
- 製品
-
- 多段式機械式駐車設備
- エレパークシリーズ
- ボーディングブリッジ
- 駐車場管理装置
- 駐車設備メンテナンス
特装車アフターサービス
- 概要
- 特装車のメンテナンスから中古車流通までトータルサポートを行う。
- 競争力
- 全国ネットワークのサービス体制
- 顧客
-
- 特装車ユーザー
- 整備工場
- 中古車販売業者
- 製品
-
- 修理サービス
- 中古車販売
- 部品販売
- レンタルサービス
林業機械・関連機器
- 概要
- 林業や環境整備に特化した機械の設計・製造を展開している。
- 競争力
- 高耐久・省力化の林業向け機械技術
- 顧客
-
- 林業会社
- 環境整備企業
- 機械販売店
- 製品
-
- プロセッサ
- フォワーダ
- スイングヤーダ
- ロールリフト
- ダストコンテナ
産業用環境装置
- 概要
- 環境保全機器およびリサイクルシステムの開発・提供。
- 競争力
- 環境負荷低減に特化した設備技術
- 顧客
-
- 廃棄物処理施設
- 水処理施設
- 環境コンサルタント
- 製品
-
- リサイクルセンター機器
- ダストスクリュー
- コンパクタ
- 圧縮・積替施設
- 排ガス除去装置
薄膜・表面改質装置
- 概要
- 薄膜形成や表面機能化のための高度装置を供給する。
- 競争力
- 最新の表面処理技術と装置開発力
- 顧客
-
- 電子部品メーカー
- 光学機器メーカー
- 自動車部品メーカー
- 製品
-
- イオンプラズマ処理装置
- 電子ビーム加工装置
- 高周波マグネトロン装置
- イオンインプラント装置
大型ターンテーブル及びアクチュエータ
- 概要
- 高精度・大型機械部品を提供し、産業機械の効率化に貢献。
- 競争力
- 大型かつ高品質なモーター技術
- 顧客
-
- 精密機械メーカー
- 工作機械メーカー
- エネルギー関連企業
- 製品
-
- 大型ターンテーブル
- DDモータシリーズ
- フレームレスモータ
- 加工機用エアスピンドル
- 水力発電用アクチュエータ
自動車用特殊機器
- 概要
- 航空機部品と自動車向け特殊機器の製造を行う。
- 競争力
- 多様な機械技術による一体化製品提供
- 顧客
-
- 自動車メーカー
- 自動車整備工場
- 製品
-
- リアジェット曳航装置
- 航空機部品
- 車輌改造システム
空港設備関連機器
- 概要
- 空港向け装置の開発・導入を通じて利便性を向上。
- 競争力
- 空港向け機器の長年の実績
- 顧客
-
- 空港運営会社
- 航空会社
- 製品
-
- 航空旅客搭乗橋
- 駐車場管理システム
- 空港施設装置
アフターサービス及び中古車事業
- 概要
- ユーザーの維持管理に関わるワンストップサービスを提供。
- 競争力
- 幅広いサービス拠点網と対応力
- 顧客
-
- 特装車ユーザー
- リース企業
- 一般消費者
- 製品
-
- サービス修理
- 中古車販売
- 部品供給
- レンタル事業
競争優位性
強み
- 水陸両用飛行艇技術の国内唯一保持
- 多様な特装車両の製造技術
- 防衛関連事業の安定受注基盤
- 航空機部品分野での大手取引先多数
- 幅広い事業領域の多角展開
- 特許登録の独自技術群
- 全国的な製造・販売・サービス網
- 高度な部品加工技術と品質管理
- 強固な顧客基盤と長期取引
- 環境技術への積極的な投資
- 特装車の環境規制対応力
- 営業利益率の安定性
- 協業による技術開発力強化
- グループ会社とのシナジー効果
- 長年の業界実績と信頼
競争上の優位性
- 救難飛行艇US-2で唯一のメーカーという強いポジション
- 独自開発の天突きダンプ技術により差別化
- 空港旅客搭乗橋で数十年間の納入実績を誇る
- 航空機部品製造でボーイングやエアバスと継続的に取引
- 幅広い特装車のニーズに対応可能な製造ライン
- 独自の水中ポンプ技術により高圧力ポンプの提供が可能
- 全国に広がるサービスネットワークで顧客サポートを強化
- 特装車の環境性能向上に注力し環境規制に対応
- 防衛関連製品の高度な安全基準と品質管理体制
- グループ会社間での技術共有と共同開発体制が充実
- 地域密着型製造で顧客ニーズに迅速対応可能
- 専門的な製品群による高いブランド認知度
- 生産工程の自動化と効率化でコスト競争力を確保
- 多様な販売チャネルを活用した販売力の強さ
- 長期的な防衛関連契約に基づく収益の安定性
脅威
- 国内外の競合企業による価格競争激化
- 防衛関連予算の変動による受注不安定化
- 環境規制の厳格化による製品改良コスト増加
- 原材料価格の変動によるコスト上昇圧力
- 国際情勢の変動による輸出規制や関税リスク
- 技術革新のスピードに対応できないリスク
- 人材不足による技術力低下の可能性
- 自然災害等のサプライチェーンリスク
- 機械式駐車場市場縮小の可能性
- 新規参入者による市場シェアの侵食
- 海外市場での現地企業競争力の強化
- コロナ禍等の社会経済変動による需要変動
イノベーション
2024: 救難飛行艇US-2の量産50機達成
- 概要
- 令和2年に通算50機目を製造し海上自衛隊へ納入。
- 影響
- 防衛分野での高い信頼と安定受注に寄与。
2023: ごみ収集効率化向けシステム実験開始
- 概要
- 特装車のごみ収集作業効率を向上する新システムを実験。
- 影響
- 運用コスト削減と環境負荷軽減に貢献。
2022: ボーイング787部品製造能力の強化
- 概要
- 主翼桁製造ラインを増強し生産効率を改善。
- 影響
- 部品受注拡大と納期短縮を実現。
2021: 環境対応型特装車ラインアップ拡充
- 概要
- ハイブリッドエンジンダンプの技術開発完了。
- 影響
- 市場の環境規制対応と販売拡大を実現。
2020: 航空機用グラスコックピット導入
- 概要
- 最新型救難飛行艇にデジタル計器盤を搭載。
- 影響
- 操縦性向上と安全性強化に寄与。
2020: 特装車用臭気対策剤『デオマジック』発売
- 概要
- 専用噴霧装置と濃縮液で臭気を大幅抑制。
- 影響
- 市場のニーズに応じた環境配慮製品の拡充。
2024: 機械式駐車場システムの遠隔監視技術開発
- 概要
- IoTを活用したシステムの実用化を進行中。
- 影響
- メンテナンス効率と稼働率の向上が期待される。
2023: US-2の海外輸出戦略推進強化
- 概要
- インド海軍など向けのマーケティングチームを社内設置。
- 影響
- 新規市場開拓と輸出増加を目指す。
2021: 子会社買収による航空機部品製造強化
- 概要
- 天龍エアロコンポーネントを子会社化し拡充。
- 影響
- 製造体制と製品ラインの多様化が実現。
2022: 自動電線処理機の高度自動化技術導入
- 概要
- 最新デジタルクリンパ技術の搭載に成功。
- 影響
- 製造現場の効率化と生産性向上に貢献。
サステナビリティ
- 特装車の環境性能向上に重点を置く
- 臭気対策製品の開発・普及
- 飛行艇製造における環境負荷低減
- 機械式駐車場の省エネ技術導入
- リサイクル資材の活用促進
- 排水処理設備の環境適合強化
- 地域社会の環境保全活動への参加
- サプライチェーンにおける環境配慮
- グリーン調達の推進
- 温室効果ガス排出削減目標の設定
- 社員の環境意識啓発活動
- 環境報告書の定期的発行