スター精密
基本情報
- 証券コード
- 7718
- 業種
- 機械
- 業種詳細
- 製造用機械・電気機械
- 都道府県
- 静岡県
- 設立年
- 1950年07月
- 上場年
- 1981年10月
- 公式サイト
- https://www.star-m.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- ツガミ, オークマ, 岡本工作機械製作所, 牧野フライス製作所, DMG森精機, ソディック, 西部電機, ミクロン精密, 豊和工業, キクカワエンタープライズ, 協立電機
概要
スター精密は1950年創業の精密工作機械および小型プリンターのグローバルリーダーで、スイス型旋盤分野で世界シェア3割を持つニッチ市場特化企業です。
現状
スター精密は2024年12月期に連結売上高約650億円、営業利益約40億円を達成しています。主力の工作機械事業では時計・自動車部品向けのスイス型CNC旋盤で世界シェア3割と高い競争力を誇ります。小型プリンター事業はPOSシステム向けに特化し、クラウド対応製品の開発を推進中です。海外売上比率は約90%で、グローバルニッチ戦略により海外生産・販売の強化を継続しています。持続可能な経営を目指しISO9001・14001認証を取得し環境配慮も徹底。2025年以降はインド・タイを含む海外拠点拡充と先進技術投入により、中長期的な成長を目指しています。清水エスパルスの公式スポンサー復帰など地域貢献にも注力しています。
豆知識
興味深い事実
- 創業は1950年で腕時計用精密部品の製造から始まった。
- スイス型旋盤で世界シェア約3割を保持するトップ企業。
- 清水エスパルスの公式スポンサーを2005-2009年と2023年以降務める。
- 2020年に新本社ビルを竣工し屋上ロゴを夜間ライトアップ。
- 東名高速道路沿いに本社があり高速道路から見える。
- 工作機械と小型プリンターの二足の草鞋で経営している。
- 世界各地に19社の子会社と3社の関連会社を持つグローバル企業。
- ISO9001及びISO14001認証を複数部門で取得している。
- 新製品開発における同時4軸制御対応では業界をリード。
- レーザープリンターやインパクトプリンターからPOS用に特化転換した。
- 複写機・プリンター関連事業も手掛けるが3Dプリンターは除く。
- 働きやすい職場づくりとしてラグビー研修など独自の取り組みを実施。
- シチズンとの歴史的繋がりがあり合弁会社を吸収した。
- 東海精密を吸収合併し社名変更をしている。
- インドに現地法人を設立し医療関連機械分野の拡大を目指す。
隠れた関連
- 長年シチズンホールディングスと業務提携し精密部品製造で強固な関係。
- Jリーグ清水エスパルスのメインパートナーとして地域社会に貢献。
- 国内外でのISO認証取得により多国籍企業と良好な取引関係を維持。
- クラウド連携プリンター開発でシステムベンダーとの連携が強い。
- 東名高速道路沿いに本社を構え高速道路から視認可能な大型ロゴを設置。
- 日本マスタートラスト信託銀行が主要株主の一つとなっている。
- スイス型旋盤に特化した製造で欧州市場に強い基盤を築いている。
- タイ・インドに現地法人を設置しアジア市場での地盤強化を図っている。
将来展望
成長ドライバー
- ニッチ市場に特化した高精度工作機械の海外需要増加
- POSシステム向けクラウド連携小型プリンター需要の拡大
- アジア諸国での現地生産体制強化によるコスト競争力向上
- 医療機器分野向け精密加工ニーズの高まり
- 持続可能性と環境配慮型製品開発への社会的関心増加
- 製造現場の自動化・DX推進による新規ニーズ創出
- 多軸制御技術の高度化による高付加価値製品開発
- グローバルサプライチェーンの強靭化
- アフターサービス体制強化による顧客満足度向上
- IoT連携製品の市場拡大
戦略目標
- スイス型旋盤分野で世界シェア40%を達成
- 小型プリンターのクラウド対応製品売上比率80%以上に向上
- 海外売上比率95%達成による真のグローバル企業化
- インド・東南アジアでの現地生産・販売拠点拡充
- 持続可能な製品設計と環境負荷削減技術の標準化
- 新規市場・医療機器分野への積極投資拡大
- 全社的なデジタルトランスフォーメーション完遂
- 顧客ニーズに即したカスタムオーダーメイド製品の拡充
- 従業員満足度と生産性のさらなる向上
- 地域社会との共存共栄を基盤とした企業価値最大化
事業セグメント
工作機械製造
- 概要
- 工作機械向け部品や装置の提供により、精密加工産業の基盤を支えている。
- 競争力
- スイス型自動旋盤世界シェア3割の高い技術力
- 顧客
-
- 時計メーカー
- 自動車部品メーカー
- 医療機器メーカー
- 航空機部品製造業者
- 電子部品メーカー
- 精密機械メーカー
- 製品
-
- スイス型CNC自動旋盤
- 多軸CNC旋盤
- 高精度チャック
- 切削工具
- 工作機械用機械部品
小型プリンター及び関連機器製造
- 概要
- POSシステム向けに高品質でクラウド対応の小型プリンターを供給。
- 競争力
- POS向けプリンター分野で高い信頼性と技術力
- 顧客
-
- 小売業者
- 飲食店チェーン
- POSシステムベンダー
- クラウドサービス事業者
- 製品
-
- サーマルプリンター
- モバイルプリンター
- バーコードラベルプリンター
- クラウド連携プリンター
システム・ソフトウェア開発
- 概要
- 周辺機器に組み込むシステムやクラウド対応ソフトウェアを開発。
- 競争力
- クラウド連携に強みを持つソフト技術力
- 顧客
-
- クラウドサービス事業者
- POSシステム開発企業
- 製品
-
- POSデバイス管理システム
- クラウド印刷ソリューション
海外市場サポート
- 概要
- 海外拠点支援や現地化製造によってグローバル展開を促進。
- 競争力
- 各国に拠点を持つグローバル連携体制
- 顧客
-
- 現地代理店
- 現地生産工場
- 製品
-
- 現地向け旋盤
- 現地向けプリンター
競争優位性
強み
- スイス型旋盤分野で高い技術とシェア
- グローバルニッチ市場戦略の成功
- 海外売上比率約90%の国際展開力
- ISO9001・14001認証による品質安定性
- 小型プリンター市場での信頼性
- 多様な海外子会社と強固な販売網
- 地域社会との良好な関係性
- 従業員の高い技術力と専門性
- 創業70年以上の歴史と実績
- ニッチ市場に特化した独自戦略
- クラウド対応製品の開発推進
- 高付加価値製品への集中シフト
- 長期取引先との安定関係
- 多文化・多言語対応の海外体制
- R&D投資による技術革新力
競争上の優位性
- 世界シェア3割のスイス型自動旋盤技術は競合他社に対する明確な優位性を持つ
- ニッチ市場に特化した経営により、大手が手薄な分野で高収益を確保
- 海外市場の比重が高く、為替リスクを考慮したグローバル展開が可能
- 小型プリンター分野でのクラウド連携で新しい顧客価値を創造
- 製品ごとの多様な販売チャネルにより安定した販売環境を実現
- 世界各国に設立した子会社群による迅速な顧客対応とサービス体制
- 厳格な品質管理と環境配慮により顧客からの信頼が高い
- 創業以来の蓄積された技術ノウハウが他社参入障壁となっている
- 特機事業と工作機械事業の二本柱による事業リスク分散が可能
- 協力関係にあるシチズンホールディングスなど強力なパートナーシップ
- POSシステム向けのプリンターは市場ニーズに即した製品開発が進んでいる
- 世界的な時計産業のニーズに対応し続けることで安定的受注を獲得
- 小規模ながら迅速な意思決定と柔軟な経営判断が実現されている
- 顧客ニーズに応じたオーダーメイド製品対応力が高い
- 積極的な海外現地法人設立により各地域市場への最適化が進む
脅威
- 為替変動による収益変動リスク
- 世界的な半導体不足による生産遅延
- 競合他社による価格競争の激化
- 中国を中心とした市場の地政学リスク
- ニッチ市場の需要変動が業績に影響
- 新興国の工作機械メーカーの台頭
- 環境規制強化による生産コスト増加
- 技術革新の早さに伴う製品陳腐化リスク
- 原材料価格の高騰と供給不安
- 新規参入者による市場侵食
- 労働力不足および人材流出の懸念
- 自然災害による工場や物流の停止リスク
イノベーション
2025: インド市場向け医療機器部品加工強化
- 概要
- インド・ベンガルールに現地法人を設立し医療部品加工の新市場開拓を推進。
- 影響
- 販売10倍増の見込みと医療機器部品分野でのプレゼンス向上
2024: スイス型自動旋盤の同時4軸制御対応機開発
- 概要
- 従来モデルに同時4軸制御を実装し加工精度と効率を大幅向上。
- 影響
- 高難度加工案件の受注増加に貢献
2024: ラベル印刷機の体積半減化実現
- 概要
- 小型化技術の革新によりラベル印刷機の体積を約半分に削減。
- 影響
- 省スペース化で店舗等での設置性向上
2023: クラウド対応小型プリンター連携システム導入
- 概要
- クラウドサービス連携を可能にし多種POSシステムに対応。
- 影響
- 顧客満足度向上と製品差別化に成功
2023: 新人社員向けラグビー研修導入による組織活性化
- 概要
- コミュニケーション強化とチームビルディング目的で実施。
- 影響
- 社内連携の改善と離職率低減に寄与
サステナビリティ
- 全国内外工場でのISO14001環境マネジメント取得
- 省エネ型製品の開発と拡販推進
- 廃棄物リサイクル率向上のための工場改善策
- グリーン電力利用拡大とCO2排出削減努力
- 地域社会・環境保全活動への積極参加
- 社内の環境教育プログラムの充実
- 環境負荷低減を目指す調達基準の策定
- 持続可能な原材料調達方針の確立
- デジタル化によるペーパーレス推進
- 社員の通勤手段見直しによるCO2削減促進
- 環境リスク低減に向けた内部監査の強化
- 環境報告書の定期発行による透明性向上