オリエントコーポレーション
基本情報
概要
オリエントコーポレーションは1951年創業のみずほFG系信販大手で、クレジットカードやオートローン分野で業界トップクラスの地位を築く企業です。
現状
オリエントコーポレーションは連結総資産約5兆3,290億円、純資産約3,039億円を有し、クレジットカード会員数は2020年時点で1,101万人に達しています。主力の販売信用・オートローン事業では、審査の迅速性とディーラーへの営業体制により他社をリード。みずほフィナンシャルグループの強固な支援のもと、2010年の経営危機以降は経営改革と資本増強を実施し、安定した経営基盤を確立。サステナビリティの観点から、顧客情報管理や反社会的勢力排除の強化に取り組んでいます。近年はイオンプロダクトファイナンスの買収などにより事業領域の拡大を図っています。2024年以降もカード事業を中心にビッグデータ活用やデジタル化を推進し、顧客獲得と事業多角化を目指しています。市場競争の激化や規制動向を注視しつつ、持続可能な成長を追求しています。
豆知識
興味深い事実
- オートローン審査は最短30分で結果判定可能
- オリコカードの有効会員数は1,100万人以上
- MasterCard国際理事を務めるプリンシパルメンバー
- 古代オリエント博物館の運営に関わっている
- 上場以来、資本調達のために複数回の増資実施
- 過去に暴力団恐喝未遂事件が発生している
- リフォーム詐欺事件を契機に審査体制を強化
- みずほフィナンシャルグループが筆頭株主
- 第一勧業銀行出身経営陣が長期に渡り動かす
- 提携カードにはアニメやスポーツ関連が豊富
- カード会員向けに空港ラウンジサービスを展開
- 非接触ICカード搭載による決済利便向上
- 加盟店への営業訪問体制が競合他社より充実
- 日本最大級の債権回収会社を傘下に持つ
- みずほ銀行ATMに大きくカード表記がされている
隠れた関連
- 伊藤忠商事が大株主でありグループ連携が強い
- みずほ銀行の個人ローン保証事業を事業承継している
- ジャックス、イオンフィナンシャルサービス等と競合関係にある
- 古代オリエント博物館を所有運営し文化事業に関与
- マスターカードの国際理事として世界決済に影響力を持つ
- 販売信用とオートローンの両面から金融サービスを展開
- 顧客データを活用したビッグデータ解析による信用評価強化
- 過去の不祥事を教訓に、業務改善命令を経てコンプライアンスを強化
将来展望
成長ドライバー
- デジタル化によるサービス効率化と新規顧客獲得
- みずほFGとの連携強化によるシナジー発揮
- 提携カードやオンライン融資市場の拡大
- オートローン及び中古車関連事業の成長
- ビッグデータ・AIによる信用評価高度化
- 非接触決済など次世代決済技術の導入
- 環境・社会配慮型経営への対応強化
- 多様な金融サービスの横展開による収益安定化
- 地域密着型営業体制による新市場開拓
- 法規制の変化に対応した柔軟な経営戦略
- サステナビリティや社会貢献事業の拡充
- 顧客満足度向上施策による長期顧客維持
戦略目標
- カード会員数1,500万人規模の達成
- 全チャネルでのデジタルトランスフォーメーション完了
- 新規融資サービスで売上高を約2,000億円に拡大
- サステナブルファイナンス商品の開発強化
- 業務効率化によるコスト20%削減
- 反社対策とコンプライアンス体制の高度化
- 市場競争力を向上させ国内外でのプレゼンス強化
- 多様な業界との提携拡大による事業領域拡大
- 社会貢献活動の継続と地域連携ネットワーク構築
- 顧客情報の安全保護・プライバシー強化
事業セグメント
信用保証事業
- 概要
- みずほグループ金融機関向けに多様な信用保証サービスを提供。
- 競争力
- 豊富な保証ノウハウと広範な顧客基盤
- 顧客
-
- 地方銀行
- 金融機関
- 法人顧客
- 販売代理店
- 信販会社
- 製品
-
- 個人ローン保証
- 法人信用保証
- 提携融資保証
- キャプティブローン信用保証
決済ソリューション
- 概要
- 多様な決済ニーズに応える高性能な決済インフラを提供。
- 競争力
- MasterCardとの提携による国際的な決済力
- 顧客
-
- 加盟店(小売、飲食、サービス業)
- EC事業者
- 提携企業
- 物流企業
- 製品
-
- クレジット加盟店決済
- 非接触型ICカード
- オンライン決済システム
- モバイル決済対応
クレジットカード事業支援
- 概要
- カード事業の立ち上げから運用支援を一括提供。
- 競争力
- 高度なデータ分析と顧客管理システム
- 顧客
-
- クレジットカード発行会社
- 金融機関
- 加盟店
- マーケティング会社
- 製品
-
- カード発行支援
- 顧客データ分析
- ポイント管理システム
- 顧客サポート
ローン販売事業
- 概要
- 自動車や住宅関連向けに多彩なローン商品を展開。
- 競争力
- 審査速度の早さと営業サポート網の充実
- 顧客
-
- 中古車ディーラー
- 小売業者
- リフォーム会社
- 個人顧客
- 製品
-
- オートローン商品
- ショッピングクレジット
- リフォームローン
- ローン審査代行
データ分析・研究サービス
- 概要
- オリエント総合研究所を通じた市場・顧客分析サービス。
- 競争力
- 信販業界に特化した専門性
- 顧客
-
- グループ企業
- 提携金融機関
- マーケットリサーチ企業
- 政策機関
- 製品
-
- 市場調査報告
- ビッグデータ分析
- 顧客行動分析
- 信用リスク評価
債権回収サービス
- 概要
- 日本債権回収株式会社を中心とした回収業務を展開。
- 競争力
- 幅広い回収ネットワークと法的支援体制
- 顧客
-
- 金融機関
- クレジットカード会社
- 信販会社
- 法人企業
- 製品
-
- 債権回収代行
- 法律相談サービス
- 債権流動化支援
- 回収コンサルティング
保険サービス
- 概要
- 伊藤忠オリコ保険サービスを通じて多様な保険商品を提供。
- 競争力
- グループシナジーを活かす商品開発力
- 顧客
-
- 個人顧客
- 法人顧客
- 金融機関
- 販売代理店
- 製品
-
- 信用保証保険
- ローン保険
- 生命保険代理店業務
- 損害保険販売
リース・ビジネスサービス
- 概要
- 各種リースサービスを提供し法人の資金効率を支援。
- 競争力
- 総合的なファイナンス提案力
- 顧客
-
- 法人顧客
- 医療機関
- 教育機関
- サービス業
- 製品
-
- オートリース
- ビジネスリース
- IT機器リース
- 設備投資支援
自社コンタクトセンター・サービス
- 概要
- スタッフオリコによる総合サービスで事業効率化に貢献。
- 競争力
- 専門性の高いスタッフとIT連携
- 顧客
-
- グループ内事業
- 提携企業
- 小売業
- 金融機関
- 製品
-
- 顧客サポート
- 与信管理
- データ分析
- マーケティング支援
不動産関連サービス
- 概要
- オリコエステートを通じて不動産関連サービスを展開。
- 競争力
- 顧客ネットワークと信用保証による信頼性
- 顧客
-
- 個人投資家
- 法人顧客
- 管理会社
- 不動産業者
- 製品
-
- 不動産情報提供
- 賃貸保証
- 管理業務支援
- 投資アドバイス
デジタル技術・システム開発
- 概要
- システムオリコによる最先端金融ITソリューションを提供。
- 競争力
- 高い技術力と業務知識の融合
- 顧客
-
- 社内事業部門
- グループ企業
- 提携先
- 外部クライアント
- 製品
-
- 金融システム開発
- ビジネスアプリ開発
- ビッグデータ活用
- システムセキュリティ
競争優位性
強み
- みずほFGグループの強力な資本支援
- オートローン審査の迅速な対応力
- 豊富な顧客基盤(約1,100万人会員)
- MasterCardプリンシパルメンバーの国際的信用力
- 独自の営業体制による中古車ディーラー連携
- 幅広いクレジットカードブランド展開
- 多角的な金融サービスの提供体制
- 高い市場シェアと業界トップクラスの地位
- 高度な信用保証ノウハウとリスク管理
- 充実したグループ企業との連携体制
- データ分析とビッグデータの活用実績
- 国内最大級の債権回収ネットワーク
- ブランド認知度の高さ(オリコカード)
- 積極的な経営改革による財務健全化
- 多様な販売チャネルの確立
競争上の優位性
- みずほ銀行系列ならではの資金調達力と信用力
- オートローン分野における迅速審査・フォロー体制
- 国内信販業界での豊富な顧客データと与信管理能力
- MasterCardの国際理事としての決済ネットワーク活用
- 多様な提携カードによる顧客ニーズ対応力
- グループ連結子会社を活かしたサービス多様化
- 法人向けカード・保証事業の戦略的展開
- 地域密着型営業と全国に広がる支店ネットワーク
- 先進的なデジタル決済・非接触決済への対応
- 持続可能な管理体制とコンプライアンス重視
- 経営改革によるコスト構造改善と効率アップ
- 大手金融グループ内でのシナジー推進力
- 柔軟な商品開発対応と市場変化へのスピード
- 中古車市場特化ローンでの競合優位性保持
- 幅広い業界との提携による多様な顧客接点
脅威
- 信用リスク増加による貸倒損失の懸念
- 貸金業法など金融規制の強化動向
- 競合他社による顧客獲得競争の激化
- 急速なキャッシュレス化に伴う技術対応負荷
- 社会的信用低下によるブランドダメージリスク
- 経済不況時の個人消費低迷による収益減少
- 暴力団融資問題による金融庁の監督強化
- 信用保証債務の不履行リスクの増大
- 新規事業投資の失敗リスク
- ITセキュリティリスクと情報漏洩問題
- 人口動態変化による顧客基盤縮小の可能性
- 不祥事による行政処分や社会的制裁
イノベーション
2024: イオンプロダクトファイナンス買収
- 概要
- イオンフィナンシャルサービスから関連会社を取得し事業拡大を図る。
- 影響
- 商品幅増加と顧客基盤強化に寄与
2023: オンライン融資サービス拡充
- 概要
- 中小事業者向けにJCBなどと連携したオンライン融資サービスを強化。
- 影響
- 新規顧客獲得と融資効率の向上実現
2022: デジタル決済プラットフォーム強化
- 概要
- MasterCardコンタクトレスなど非接触ICカード決済への対応を推進。
- 影響
- 加盟店の利便性向上と決済取扱量増加
2021: ビッグデータ活用推進
- 概要
- 顧客信用評価の高度化とマーケティング精度向上にAIを活用。
- 影響
- 与信リスク低減と顧客満足度向上達成
2020: スマートフォンアプリ発表
- 概要
- ポイント管理やカードサービスを統合したスマホアプリを提供開始。
- 影響
- 顧客エンゲージメント向上に成功
サステナビリティ
- 個人情報保護体制の強化とプライバシーマーク取得
- 反社会的勢力の排除に向けた業務改善命令対応
- 環境配慮型オフィスの推進とビル区分所有権の売却
- デジタル化によるペーパーレス推進と資源節約
- 地域社会貢献活動と教育支援プログラム実施