キユーピー
基本情報
概要
キユーピーは1919年創業の調味料・食品メーカーで、日本のマヨネーズ業界をリードし、多岐にわたる食品事業を展開する企業です。
現状
キユーピーは2020年11月期に連結売上高5,311億円、営業利益283億円を達成しています。創業以来、マヨネーズおよびドレッシング市場で首位の地位を築き、業務用から家庭用まで幅広い製品群を持ちます。調味料事業に加え、総菜や業務用加工食品にも注力し、サラダ・惣菜市場でも競争力を高めています。国内外に複数の工場を持ち、安定した生産体制を維持。サステナビリティにも取り組み、環境配慮製品の展開や持続可能な原材料調達を推進。2023年末には挙母工場を閉鎖し生産効率向上を図る方針です。加えて、ヘルスケア分野への参入も進めており、機能性表示食品等の開発に力を入れています。グループ会社との連携により、販売チャネルの拡大と物流効率化を進行中。今後も新商品の開発と海外展開を成長ドライバーとし、食品業界内での一層の地位確立を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- マヨネーズの日本国内市場でトップシェアを誇る。
- 社名のキユーピーは創業当時のデザイン上の仮名遣いを保持。
- イスラム圏向けに独自の羽なしキユーピーマークを使用している。
- テレビ東京「カンブリア宮殿」で取り上げられた異色の食品メーカー。
- たらこキユーピーCMが新語・流行語大賞のベスト10入り。
- 長きにわたり『キユーピー3分クッキング』のスポンサーを務める。
- 創業者はアメリカ留学でマヨネーズに出会う。
- 環境配慮の容器設計に積極的。
- 2021年に挙母工場の閉鎖を発表している。
- グループ中の物流会社はキユーソー流通システム。
- CMキャラクターに福山雅治や菊池亜希子を起用。
- 1945年の東京大空襲で本社が焼失している。
- 製品に機能性表示食品を多数展開している。
- 家庭用だけでなく業務用食品の大手製造者でもある。
- 創業100周年記念イベントを六本木ヒルズで開催。
隠れた関連
- 中島董商店を中心にアヲハタやキユーピーが食品流通グループを形成。
- サラダクラブは三菱商事との合弁会社でキユーピーグループの一員。
- キユーソー流通システムはキユーピーから独立したグループ物流会社。
- 「たらこキユーピー」のCMソングは作詞家加藤良一が手掛けた。
- 提携の米国企業Q&B FOODSは1982年に設立され海外展開の拠点。
- ラジオ・テレビの長期CMスポンサーである日本の食品業界の代表格。
- ベビーフード分野も展開し日本国内育児用品市場にも参入している。
- キャンペーンや広告で50年以上にわたるライトパブリシティとの強い関係。
将来展望
成長ドライバー
- 健康・機能性表示食品市場の拡大。
- 製品多様化による市場ニーズへの迅速対応。
- サステナビリティ対応製品の需要増。
- 業務用市場や海外市場での販売拡大。
- デジタル技術活用による生産効率向上。
- グループ連携強化による製販一体体制。
- 消費者嗜好の多様化への対応力強化。
- 持続可能な原材料調達の推進。
- 国内外でのブランド価値向上活動。
- 新規事業分野の開拓と投資促進。
- 物流体制の高度化とコスト最適化。
- 広告・プロモーションのデジタル化推進。
戦略目標
- 国内外でのマヨネーズ市場シェア維持・拡大。
- 機能性表示食品の売上比率50%以上。
- プラスチック包装材の30%以上削減。
- 新規事業による売上高500億円達成。
- グループ全体でのカーボンニュートラル達成。
- 海外事業売上比率30%以上の拡大。
- 持続可能な原料調達率100%実現。
- 製造工場のIoT・自動化率80%以上。
- 消費者への健康価値発信強化。
- 地域社会との共生型事業モデル構築。
事業セグメント
業務用食品・調味料供給
- 概要
- 多様な業態に対応した高品質な調味料・食材を安定供給し顧客のニーズに応えます。
- 競争力
- 広範な商品ラインナップと全国物流網が強み。
- 顧客
-
- 大手外食チェーン
- 給食事業者
- ホテル
- 病院・介護施設
- 食品小売業者
- 製品
-
- 業務用マヨネーズ
- ドレッシング
- カット野菜
- 冷凍調理食材
- 業務用パスタソース
原料・資材調達・物流
- 概要
- グループの安定生産と配送を支える原料供給と物流サービスを提供しています。
- 競争力
- グループ連携と効率的なサプライチェーン管理。
- 顧客
-
- グループ企業
- 食品製造業者
- 流通業者
- 製品
-
- 鶏卵
- 調味料原料
- 包装資材
- 物流サービス
研究開発・技術提供
- 概要
- 食品の機能性や安全性向上のための研究開発をグループ内外に展開しています。
- 競争力
- 長年の経験に基づく開発力と専門知識。
- 顧客
-
- 食品メーカー
- 販売代理店
- 製品
-
- 食品開発技術
- 機能性表示食品研究
- 製品企画支援
競争優位性
強み
- 国内トップシェアのマヨネーズブランド
- 多様な製品ラインナップ
- 全国に展開する生産・物流ネットワーク
- 強力なブランド力と消費者認知度
- 安定した財務基盤
- グループ企業との連携によるシナジー
- 高い商品開発能力
- 豊富な経験を持つ経営陣
- 機能性表示食品など健康志向商品の充実
- 業務用市場での顧客基盤
- 持続可能な製造体制
- 広告・広報活動の歴史と実績
- 多角的な販売チャネル網
- 市況変動に強い製品構成
- 国内外でのブランド認知拡大
競争上の優位性
- 国内マヨネーズ市場におけるトップシェアを保持している。
- 独自の食品製造技術と革新的な商品開発力を有している。
- 高度な品質管理体制で安全な商品を供給。
- 全国に広がる工場と物流網で安定供給を実現。
- 健康志向を反映した機能性表示食品の開発に成功。
- グループ内外の販売チャネルとの強力な連携を構築。
- 長年培った消費者との信頼関係に基づくブランド力。
- 市場ニーズに合わせた多角的な商品展開を実施。
- 主体的なサステナビリティ活動で企業価値を向上。
- メディア広告とイベントによる継続的なブランドプロモーション。
- 国内業務用食品市場での高いシェアと信頼性。
- グローバル展開の進展により市場拡大を狙う。
- 製品安全性と品質保証体制の徹底によるリスク軽減。
- 多彩な顧客層への対応力と柔軟な製品対応力。
- 高度な研究開発機能で市場トレンドに即応。
脅威
- 原材料価格の変動による製造コスト上昇リスク。
- 国内食品業界の競争激化と新規参入企業の増加。
- 消費者の健康志向変化に伴うニーズの多様化。
- 代替食品・植物由来製品の市場拡大。
- 物流網の障害や自然災害による供給リスク。
- 法規制の強化による事業運営コスト増加。
- 人口減少による国内市場縮小の影響。
- 海外市場における競合他社の台頭。
- 食品安全問題やリコールによるブランドダメージ。
- サステナビリティへの外部要求増大への対応負荷。
- 為替変動による海外調達影響の不確実性。
- 健康食品市場での新規技術・製品の競争激化。
イノベーション
2024: 新機能性表示食品の開発
- 概要
- 糖質・塩分を抑制した調味料を開発し市場投入。
- 影響
- 健康志向市場での販売増加に寄与。
2023: 挙母工場生産終了と生産移管
- 概要
- 老朽化した挙母工場の閉鎖に伴い生産を他工場へ移管。
- 影響
- 生産効率向上とコスト削減を実現。
2022: パッケージ資材の環境配慮強化
- 概要
- 再生材料使用の容器を増やし廃棄物削減を推進。
- 影響
- 環境負荷低減と企業イメージ向上。
2021: ヘルスケア分野への参入強化
- 概要
- 機能性食品や低カロリー製品の研究促進。
- 影響
- 新規顧客層への販路開拓。
2020: IoT技術活用による生産管理革新
- 概要
- 工場でのIoT導入により製造プロセスを最適化。
- 影響
- 品質安定と生産性向上に貢献。
サステナビリティ
- 環境配慮型原材料の導入促進。
- プラスチック使用量削減の取り組み。
- 食品ロス削減キャンペーンの展開。
- 地域社会との連携による環境保全活動。
- 従業員の環境意識向上プログラム。