カゴメ
基本情報
- 証券コード
- 2811
- 業種
- 食料品
- 業種詳細
- 飲料・たばこ・嗜好品
- 都道府県
- 愛知県
- 設立年
- 1914年12月
- 上場年
- 1976年11月
- 公式サイト
- https://www.kagome.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- 北海道コカ・コーラボトリング, コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス, ライフドリンクカンパニー, フルッタフルッタ, サントリー食品インターナショナル, ダイドーグループホールディングス, 伊藤園, キーコーヒー, 味の素, キユーピー, ハウス食G
概要
カゴメは1914年設立の日本の食料品メーカーで、トマト加工品最大手として飲料・調味料分野に強みを持つ企業です。
現状
カゴメは2024年12月期に連結売上高約3068億円、営業利益約362億円を記録し安定した収益構造を確立しています。主力のトマト加工品や野菜ジュース市場で国内トップクラスのシェアを持ち、ブランド力を活かした製品展開を展開中です。健康志向の高まりに応えた野菜飲料や植物性乳酸菌飲料にも注力し、新たな市場創出を進めています。グローバル展開は限定的ながら2015年の米国子会社買収など海外市場開拓も推進。サステナビリティに対する取り組みとして、環境配慮型製品の認証取得や農園による農業支援を実施。中長期的には健康志向商品開発と強みの野菜関連技術を軸に成長を目指し、2022年には新社屋を建設し経営基盤の強化を図りました。物流事業の統合参画で経営効率を高めつつ、フードロス削減や地域貢献も進める方針です。加えて、IT活用による生産性向上や新規技術導入に注力し持続可能な成長戦略を打ち出しています。
豆知識
興味深い事実
- 創業は明治32年で日本のトマト加工品の草分け的存在である。
- 国内トマト消費量の約30%をカゴメ製品が占めている。
- 世界初のチューブ入りトマトケチャップを1966年に発売した。
- 野菜ジュース『野菜生活100』は高いブランド力で定着している。
- 個人投資家を『ファン株主』と呼び、交流会を定期的に開催している。
- 全国8ヶ所に直営農園を有し、農産物供給も自社で行う。
- アサヒ飲料と資本業務提携し、一部ブランドを譲渡している。
- 食品メーカー5社の物流事業統合に22%出資している。
- 健康志向商品として植物性乳酸菌飲料ラブレを早期に導入した。
- 直営農園で獲れたトマトはスーパーマーケット等でも販売されている。
隠れた関連
- 創業者蟹江一太郎が陸軍経験者で、六芒星を商標に使う由来となった。
- アサヒビールと資本業務提携を通じて飲料市場での協業関係を築いている。
- 子会社カゴメラビオの吸収合併により健康食品分野に進出した経緯がある。
- 物流事業のF-LINE設立に参加し、食品物流効率化に寄与している。
- カルビーやロート製薬と連携して公益財団法人設立など社会貢献に協力。
- 地域の農業発展に貢献するため各地に農園や記念館を設置している。
- かつてペプシコーラのボトリング事業を手掛けた歴史がある。
- テレビ東京の番組『カンブリア宮殿』で社長が複数回特集されている。
将来展望
成長ドライバー
- 健康志向の高まりによる野菜飲料需要増
- 環境対応型商品の開発と消費者支持拡大
- 直営農園強化による原料安定供給体制
- 物流サービス事業の効率化と拡大戦略
- 海外市場でのブランド認知向上と販路拡大
- ITやAI活用による生産性・品質の向上
- 植物性乳酸菌飲料など新カテゴリーの開発
- 高付加価値製品による収益性の改善
- ESG評価強化による投資家信頼の向上
- 消費者との対話を活かした商品開発
- サステナビリティを基盤とした事業構築
- 新規市場向け製品群の創出と販売強化
戦略目標
- 国内外において野菜関連事業シェア拡大
- プラントベース食品のラインナップ充実
- 個人株主数を30万人超に増加
- 環境負荷を2030年までに30%削減
- 持続可能な農法・製造プロセスの完全適用
- 物流効率を大幅改善しコスト構造を最適化
- グローバル市場での売上比率を15%に拡大
- 研究開発投資の継続による革新的製品創出
- ブランド力強化とデジタルマーケティング先進化
- 健康食品市場におけるプレゼンス強化
事業セグメント
飲料製造業向け原料供給
- 概要
- 飲料・健康食品業界向けに高品質原料を提供する事業。
- 競争力
- 国産トマトにこだわった安定供給
- 顧客
-
- 飲料メーカー
- 健康食品メーカー
- 外食産業
- 給食事業者
- 製品
-
- トマトペースト
- 野菜ジュース原料
- 植物性乳酸菌原料
食品加工業向け調味料供給
- 概要
- 業務用調味料市場で幅広い製品を提供。
- 競争力
- 調味料分野での高いブランド力
- 顧客
-
- 食品加工会社
- 外食チェーン
- 惣菜製造業
- 製品
-
- 各種トマトソース
- ケチャップ
- ウスターソース
- 調味料全般
農業関連事業・種苗供給
- 概要
- 農業生産技術と種苗開発で農場支援を実施。
- 競争力
- 100%自社直営農園による品質管理
- 顧客
-
- 農場事業者
- 直営農園
- 農業研究機関
- 製品
-
- トマト品種種苗
- ベビーリーフ苗
- 野菜栽培技術
物流サービス
- 概要
- F-LINEを通じた食品・飲料物流の効率化支援。
- 競争力
- 業界連携による大規模物流網
- 顧客
-
- 食品メーカー
- 流通業者
- 飲料メーカー
- 製品
-
- 物流サービス
- 冷蔵・冷凍輸送
- 最適物流ソリューション
海外事業
- 概要
- 米国、中国、アジア市場での商品展開推進。
- 競争力
- 現地子会社・合弁企業の活用
- 顧客
-
- 現地販売パートナー
- 食品卸業者
- 小売チェーン
- 製品
-
- トマト加工品
- 飲料
- 生鮮野菜
競争優位性
強み
- トマト加工品分野の国内最大手
- 強力な飲料ブランド「野菜生活100」
- 個人株主比率の高さによる安定経営
- 長年の研究開発による高い技術力
- 全国8ヶ所の直営農園保有
- 多様な販売チャネルを展開
- 環境配慮型製品への積極的な対応
- 高品質な原料調達と生産体制
- 豊富な製品ラインナップ
- グループ会社との連携強化
- 食品物流業界との協業
- 国内市場での高いブランド認知
- ヘルスケア市場への拡大
- 多角的な販促活動
- 安定した財務基盤
競争上の優位性
- トマト及び野菜飲料分野での圧倒的市場シェア
- 独自の植物性乳酸菌飲料技術の保有
- 直営農園を活用した安定的原料供給体制
- 長期的な個人株主関係構築による経営安定
- 環境配慮認証取得商品のラインナップ拡充
- 全国規模の販売ネットワークとチャネル多様化
- 製品開発力と商品化スピードの高さ
- 食品物流の外部サービス事業での存在感
- 健康分野での専門管理栄養士チームの設置
- 海外市場での合弁及び子会社活用による拡大戦略
- 強いブランドステートメントによる消費者信頼
- テレビ・ラジオなど多媒体の広範な広告戦略
- 食品安全と品質管理基準の徹底
- 研究開発投資による独自技術の継続獲得
- 地域農業支援を通じた社会的信用向上
脅威
- 原材料価格の変動リスク
- 健康志向変化による市場ニーズの多様化
- 競合他社の積極的な製品拡充と市場攻勢
- 物流コストの上昇圧力
- 環境規制強化によるコスト増加
- 人口減少による国内市場縮小傾向
- 為替変動リスクによる海外展開影響
- 消費者の健康食品への信頼変動
- 新規参入による競争激化
- 食中毒・品質事故によるブランド毀損
- 気候変動による農産物生産の不安定化
- 政策変更による農業支援体制の変化
イノベーション
2023: 使わない野菜の炭化技術研究
- 概要
- キユーピーと共同で食品残渣の炭化技術を研究開始した。
- 影響
- 廃棄物削減と環境負荷軽減に寄与。
2022: プラントベース食品の認証取得
- 概要
- 国内6社で17商品がプラントベース認証を取得。
- 影響
- 健康志向消費者層の取り込みを強化。
2021: 野菜ジュース製造の品質向上技術導入
- 概要
- 新しい抽出・充填技術で栄養素を保護する製法を実用化。
- 影響
- 製品の鮮度と栄養保持を大幅に強化。
2024: 新ロゴマーク導入
- 概要
- ブランドイメージ刷新のために現行ロゴのトマトモチーフを強調。
- 影響
- 消費者認知度向上に寄与。
サステナビリティ
- 環境に配慮したトマト栽培技術の開発
- 廃棄物削減とリサイクル推進活動
- 直営農園での持続可能な農業実践
- プラントベース食品の普及と認証取得
- 食品ロス削減のための販促活動強化
- 環境負荷低減の生産工程改善
- 地域社会との協働による環境教育支援
- 省エネ型設備導入によるCO2削減努力
- 健康飲料の原料にオーガニック野菜活用
- サプライチェーンの透明性向上施策
- 従業員の環境意識向上教育