伊藤園

基本情報

証券コード
2593
業種
食料品
業種詳細
飲料・たばこ・嗜好品
都道府県
東京都
設立年
1966年08月
上場年
1992年05月
公式サイト
https://www.itoen.co.jp/
東証情報
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他の会社
ヤクルト, 北海道コカ・コーラボトリング, コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス, ライフドリンクカンパニー, フルッタフルッタ, サントリー食品インターナショナル, ダイドーグループホールディングス, キーコーヒー, キッコマン, キユーピー, カゴメ

概要

伊藤園は1966年創業の茶製品と飲料の業界最大手で、緑茶飲料分野における強固なブランド力を持つ企業です。

現状

伊藤園は2023年4月現在連結売上高約5040億円を誇り、緑茶・ウーロン茶・コーヒー飲料など多彩な製品ラインナップで国内外市場に展開しています。2024年には北海道伊藤園の設立など、地域密着型の展開を進めています。ファブレス方式を採用し自社工場を持たず、全国の協力工場と連携した効率的な生産体制を敷いています。茶産地育成事業や茶殻リサイクルシステム等のサステナブルな取り組みを推進し、環境負荷低減にも注力。主力ブランド『お〜いお茶』は世界で販売量が最も多い緑茶飲料としてギネス認定を受けています。海外事業は北米やアジアを中心に拡大中で、多様な健康志向商品も積極的に販売。今後の成長はサステナビリティや多角化、デジタル対応などの強化に期待される。

豆知識

興味深い事実

  • 缶入りウーロン茶を世界で初めて販売した飲料会社。
  • 「お〜いお茶」の名前はテレビCMのセリフが由来。
  • 健康ミネラルむぎ茶が麦茶市場シェアNo.1で世界記録認定。
  • ファブレス方式により全国40か所の工場と提携し設備投資を抑制。
  • 茶殻リサイクル封筒が複数の環境大臣賞を受賞している。
  • 北米市場にも積極展開しサプリメント事業も手掛ける。
  • ブランドキャラクターに大谷翔平や笑福亭鶴瓶を起用。
  • 日本茶業界で初のティーテイスター社内検定を厚生労働省認定。
  • 創業者は元自動車セールスマンからの脱サラ起業家。
  • 宝塚歌劇団のスポンサーとして文化事業にも貢献。
  • 子会社タリーズコーヒーを完全子会社化しコーヒー市場拡大。
  • 最大手ながら高付加価値緑茶飲料の開発に成功。
  • 2つの働き カテキン茶シリーズは特定保健用食品に認定。
  • 茶製品の6次産業化で付加価値向上と農家支援を両立。
  • 全国に直営の緑茶専門店とカフェを運営。

隠れた関連

  • 創業家の本庄一族がゴルフ場経営やプロゴルファー支援など多角経営を展開。
  • 伊藤忠商事とミネラルウォーター事業で合弁を組みエビアンの国内販売を行う。
  • サントリーやコカ・コーラと競合しつつも自販機相互販売で提携関係も持つ。
  • 通販やECでセブン&アイグループ向けPB商品の製造・販売も担当している。
  • 多様なビタミン・アミノ酸配合のエナジードリンクで製薬関連企業との協業可能性も示唆。
  • 東日本大震災時には製品1本ごとに義援金を提供した社会的責任意識が高い。
  • 海外子会社を通じてアメリカやアジアの複数市場に直接進出し現地生産も行う。
  • 複数の著名俳優や芸能人が各製品のCMに起用されブランド認知度を強化している。

将来展望

成長ドライバー

  • 健康志向商品の需要拡大による市場成長
  • 海外特に北米・アジア市場での販売強化
  • 茶葉の6次産業化とサステナブル農業の推進
  • デジタル販売チャネル・キャッシュレス決済の拡大
  • 環境配慮型商品とリサイクル技術による差別化
  • 多様化する顧客ニーズへの製品バリエーション拡充
  • ブランド力を活かしたイベント・文化事業連携
  • ファブレス生産体制による柔軟な市場対応能力向上
  • 子会社連携によるコーヒー・サプリメント市場での成長
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)活用による業務効率化
  • 新技術導入による製品品質・機能性の向上
  • 地域連携型販売展開と地域限定商品の強化

戦略目標

  • 国内外計で連結売上高6000億円以上を達成
  • サステナブル認証製品比率を全製品の50%以上に向上
  • グリーンエネルギー活用によるCO2排出削減30%以上
  • 国内外市場での健康機能性表示食品のラインナップ強化
  • 茶産地育成・農家支援事業で地域活性化に貢献
  • DX推進による販売チャネル拡大と顧客接点強化
  • 新規成長事業(サプリメント等)売上高を全体の10%超に
  • ファブレスモデルの効率化深化と災害リスク分散
  • 地域限定商品や専門店、EC事業の収益拡大
  • ブランド力強化のための文化・スポーツ支援活動継続

事業セグメント

茶葉製品供給

概要
高品質な茶葉を原料として製品供給し、信頼されるサプライチェーンを構築。
競争力
自社茶産地育成による安定供給体制
顧客
  • 飲料メーカー
  • 茶専門店
  • 百貨店
  • 卸売業者
  • 外食チェーン
製品
  • 茶葉原料
  • ティーバッグ
  • 茶葉加工製品

飲料製造委託

概要
ファブレス方式のため委託先工場を多地域に持ち安定生産。
競争力
多拠点生産によるリスク分散体制
顧客
  • 飲料ブランド企業
  • 自動販売機事業者
  • 小売チェーン
製品
  • 緑茶飲料
  • コーヒー飲料
  • 野菜ジュース

販売ルートサービス

概要
自社営業社員による直接販売に優れた顧客ネットワークを持つ。
競争力
直販スタイルで顧客密着を実現
顧客
  • コンビニエンスストア
  • スーパーマーケット
  • 自動販売機運営企業
製品
  • ルートセールス
  • 自動販売機設置管理

物流および包装資材

概要
環境配慮型の包装技術と効率的な物流サービスを提供。
競争力
茶殻リサイクル技術で環境大臣賞受賞
顧客
  • グループ各社
  • 外部製造委託先
製品
  • 茶殻リサイクル包装
  • 物流管理
  • 資材調達

海外事業サポート

概要
北米・アジア市場での販売展開を支援し現地ニーズに対応。
競争力
豊富な海外ネットワークとブランド認知度
顧客
  • 海外子会社
  • 現地販売代理店
製品
  • 商品企画支援
  • 品質管理
  • 販売促進

コーヒー店事業

概要
子会社タリーズコーヒージャパンを中心に全国展開。
競争力
高品質なサービス提供とブランド力
顧客
  • 一般消費者
  • フランチャイズ加盟店
製品
  • 店舗運営
  • 商品開発
  • マーケティング

競争優位性

強み

  • 茶葉製品の製造販売最大手のブランド力
  • 多彩な製品ラインナップと健康志向商品
  • ファブレス方式による生産効率の最適化
  • 茶産地育成事業による原料調達の安定性
  • 強固なルートセールスによる直販体制
  • 海外事業の積極的展開と広範なネットワーク
  • 環境対応技術とリサイクルシステムの先進性
  • 子会社を通じた多角的な飲料事業展開
  • 国内外で長年の信頼と実績
  • 健康機能性表示食品の豊富な開発実績
  • 顧客ニーズに応じた商品開発の柔軟性
  • ベンダー事業における自社社員による運営力
  • 地域に根ざした販売体制と商品開発

競争上の優位性

  • 世界初の缶入り烏龍茶やペットボトル緑茶の開発実績
  • ファブレス生産により設備投資リスクを抑制
  • 茶葉の6次産業化を推進し付加価値を創出
  • ルートセールスによる強い販売チャネルと顧客密着
  • 環境配慮型包装技術が評価され各種賞を受賞
  • 緑茶飲料分野での圧倒的な販売実績とシェア
  • 多地域の工場委託による安定生産体制
  • 健康志向商品の多様なラインナップ展開
  • 海外子会社を活用した多国籍市場への浸透
  • ブランド価値を高める俳句大賞や文化活動による浸透促進
  • タリーズコーヒーとの強固な連携による市場拡大
  • 継続的な新技術導入と市場創出への取り組み
  • 多様なキャッシュレス決済対応で顧客利便性向上
  • 継続的な社員教育・茶資格制度の整備
  • 国内自販機市場における戦略的企業提携

脅威

  • 国内飲料市場の成熟による成長鈍化
  • 競合大手企業の激しい価格競争とシェア争い
  • 環境規制強化に伴うコスト増加リスク
  • 原料茶葉の供給量減少と価格変動リスク
  • 海外市場での現地競合および規制違反リスク
  • 健康志向市場の激しい商品開発競争
  • 自然災害による生産・物流の影響
  • 消費者嗜好の急速な変化による対応遅れ
  • 技術革新に追従できない場合の競争力低下
  • 新規市場参入企業の革新的商品による脅威

イノベーション

2024: 北海道伊藤園設立

概要
北海道地区向け販売会社を新設し地域密着型展開を強化。
影響
地域特有商品開発と販売力向上

2023: 健康ミネラルむぎ茶の世界No.1認定

概要
ギネス世界記録認定を受けた麦茶ブランドの販売促進。
影響
ブランド価値向上と売上増加

2022: キャッシュレス対応自販機の拡充

概要
楽天ペイやLINE Payなど複数モバイル決済に対応開始。
影響
顧客利便性向上と販売機会拡大

2021: 茶殻リサイクル封筒の開発

概要
茶殻活用の封筒を導入し環境負荷の低減に成功。
影響
環境配慮イメージの強化と資源循環促進

2020: 保健機能食品の新商品開発

概要
複数の特定保健用食品や機能性表示食品を発売。
影響
健康志向消費者層の獲得強化

2020: 北米サプリメント事業強化

概要
Mason Distributors社買収によるサプリ市場参入。
影響
海外事業の多角化と収益拡大

2021: ITO EN Asia Pacific Holdings設立

概要
東南アジア市場向け持株会社設立で現地展開強化。
影響
地域特化型戦略による市場シェア拡大

2023: AIタレントCM起用開始

概要
AI技術による広告展開で新たなマーケティング展開。
影響
若年層への訴求力強化

サステナビリティ

  • 茶殻リサイクルシステムによる資源再利用促進
  • 環境負荷低減型包装技術の開発と導入
  • 茶産地育成事業による生産農家支援
  • ISO14001認証取得による環境マネジメント強化
  • 事業全体でのCO2排出削減目標の設定と実行
  • キャッシュレス決済対応による省資源化推進
  • 持続可能な農業技術の研究と普及
  • 環境負荷評価を組み込んだ商品開発
  • 地域社会と連携した環境保全活動
  • リサイクル可能素材の積極採用
  • 女性活躍推進と多様性尊重の職場環境整備
  • 健康経営優良法人認定による従業員支援強化