旭松食品
基本情報
- 証券コード
- 2911
- 業種
- 食料品
- 業種詳細
- 食品製造
- 都道府県
- 大阪府
- 設立年
- 1950年12月
- 上場年
- 1992年09月
- 公式サイト
- https://www.asahimatsu.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
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- 他の会社
- 福留ハ, マルサンアイ, ユタカフーズ, やまみ, 石井食, 篠崎屋, ピックルスホールディングス
概要
旭松食品は1950年創業の食料品メーカーで、大豆加工食品を主力とし、即席みそ汁や凍り豆腐分野で市場競争力を持つ企業です。
現状
旭松食品は2021年3月期に連結売上高約82億円、純利益約2.4億円を計上しています。主力の即席みそ汁「生みそずい」や凍り豆腐「あさひ豆腐」は安定した市場地位を確立。納豆事業は一時撤退したものの、2020年にフリーズドライ納豆を業務用・家庭用に再展開し、新たな市場を開拓中です。業界内では大豆加工品の技術力と品質の高さを強みとし、機能性表示食品の開発にも注力。大阪本社を中心に全国で販売チャネルを展開し、地域密着型の経営を続けています。近年は健康志向の高まりに対応し、介護食分野にも取り組みを拡大。今後は製品ラインナップの多様化とフリーズドライ技術の活用による新規事業の成長、持続可能な製造プロセスの導入を戦略の柱としています。資本面では安定した財務基盤を維持しつつ、競争激化や原材料価格の変動をリスク要因として管理しています。
豆知識
興味深い事実
- 「生みそずい」の名前は伝統的な童謡に由来する
- 納豆事業から一度撤退しフリーズドライ納豆で再参入した独特の経緯
- 大阪本社と長野県の本店の2拠点体制を持つ珍しい構成
- ベルマーク運動参加企業として教育支援も歴史的に行っている
- 即席みそ汁の老舗ブランドとして根強いリピーターが多い
- 介護食分野での先駆的な取り組みが業界内で評価されている
- 市原悦子など著名なタレントをテレビCMに起用し知名度拡大
- 原材料調達において地元農家と連携した契約栽培を実施
- 「なっとういち」の匂いを抑えた製法は特許技術として活用
- 即席味噌汁製造ラインは徹底した衛生管理が特徴
- 納豆の製造・販売でミツカンとの関係が持続的に存在
- 機能性表示食品の分野で独自の研究開発を推進
- 地域社会への積極的な貢献活動を長年継続している
隠れた関連
- ミツカンに納豆事業の商標権・営業権を譲渡し業界内協力関係を維持
- ベルマーク運動を通じて教育現場との独自の強いパイプを持つ
- 地元長野県の農業団体と品質安定のため契約栽培を実施している
- 多数のタレント起用による広告戦略は地域文化形成に寄与
- 東日本支店所在地の日本橋人形町は伝統的な食品商人街に近い
- 介護食の製造技術が関連業界に水平展開されている
- OEM製造技術は他食品メーカーとの協力関係を強化する鍵
- フリーズドライ製品の技術ノウハウは医療・防災分野にも応用可能
将来展望
成長ドライバー
- 健康志向食品の需要増加
- 介護食市場の急速な拡大
- フリーズドライ技術の応用範囲拡大
- 機能性表示食品の市場成長
- 地域密着型販売チャネルの強化
- 新規製品開発による付加価値向上
- 高齢社会による食関連ニーズ多様化
- 食品安全強化に伴うブランド信頼度向上
- OEM製造事業のさらなる拡大
- 環境配慮製品の拡充
- 国内外での新規販路開拓
- DX活用による生産効率向上
戦略目標
- 売上高100億円超の達成
- フリーズドライ製品販売比率50%以上
- 機能性表示食品ラインアップ10品目以上
- 介護食分野での市場シェア20%以上
- CO2排出量30%削減
- 地元農家との契約栽培拡大で安定原料調達
- 国内外での新規販路開拓推進
- 食品廃棄物の50%削減
- 新商品開発による若年層向けブランド強化
- DX推進による業務効率化と品質向上
事業セグメント
業務用食品供給
- 概要
- 医療・福祉・教育分野向けに高品質な業務用食品を安定供給しています。
- 競争力
- 大豆加工に特化した技術力と品質管理
- 顧客
-
- 病院
- 介護施設
- 学校給食
- 食品加工業者
- 飲食店チェーン
- ホテル
- 製品
-
- フリーズドライ納豆
- 即席みそ汁業務用
- 凍り豆腐
- 介護食素材
- 高機能大豆製品
加工原料供給
- 概要
- 各種食品メーカーへ加工用原料を安定的に提供しています。
- 競争力
- 高品質な大豆素材の一貫供給
- 顧客
-
- 食品メーカー
- 調味料メーカー
- 健康食品メーカー
- フリーズドライ製造業者
- 製品
-
- 大豆素材
- 凍り豆腐原料
- 納豆菌種
- 味噌原料
OEM製造サービス
- 概要
- 他社ブランド向けのOEM製造サービスを展開。
- 競争力
- 高い衛生管理とカスタム対応力
- 顧客
-
- 食品ブランド各社
- ドラッグストアPB
- 通販事業者
- 製品
-
- 即席みそ汁製造
- フリーズドライ製品
- 高品質大豆加工品
競争優位性
強み
- 大豆加工に特化した高い技術力
- 即席みそ汁分野でのブランド力と市場認知度
- フリーズドライ技術の早期導入
- 介護食分野への多角的展開
- 安定した財務基盤
- 地域密着型の販売ネットワーク
- 機能性表示食品開発の実績
- 多様な販売チャネルの構築
- ノウハウを活かしたOEM製造能力
- 高品質な素材調達力
- 長年の業界経験と歴史
- 納豆市場の限定分野再参入による差別化
- 堅実な経営体制
- 顧客ニーズへの柔軟対応
- 強力な地元パートナーシップ
競争上の優位性
- 大豆加工食品の専門性で市場トップクラスの製品群を持つ
- 即席みそ汁のロングセラー商品で顧客ロイヤリティが高い
- フリーズドライ納豆市場の先進的展開で差別化に成功
- 介護食分野での早期参入により成長市場を確保
- 地域密着と大手チェーン両方の販売チャネルを保有
- 多様な製品ラインナップで顧客ニーズを幅広くカバー
- OEM製造事業で安定的な収益基盤を構築している
- 機能性表示食品を積極的に展開し健康志向市場に対応
- 高品質な素材の調達と製造が顧客から高評価を得ている
- 財務安定性により中長期の投資や技術開発が進む
脅威
- 原材料である大豆の価格変動リスク
- 納豆市場の縮小傾向と競合激化
- 人口減少による国内消費市場の縮小
- 健康志向製品の競合他社との競争激化
- 外部環境変化による物流コストの上昇
- 食品安全規制の強化による対応コスト増加
- 自然災害による生産・供給への影響
- 新規参入者による市場シェアの圧迫
- 消費者嗜好の急激な変化への対応遅れ
- 国内外の経済不確実性による需要減退
イノベーション
2020: フリーズドライ納豆の市場再展開
- 概要
- 納豆事業から撤退後、フリーズドライ製品に限定し業務用・家庭用で再販売開始。
- 影響
- 納豆市場での新たな顧客層獲得と事業再構築に成功
2021: 機能性表示食品の開発促進
- 概要
- 内臓脂肪低減効果を持つ機能性表示みそ汁製品の開発・販売を強化。
- 影響
- 健康志向消費者の取り込みを加速
2022: 介護食シリーズの拡充
- 概要
- 高齢者向けやわらか食・高栄養価製品の種類を増やし販路拡大。
- 影響
- 介護施設からの受注増加と市場シェア拡大
2023: フリーズドライ技術の高度化
- 概要
- 製品品質向上のため、乾燥技術と味保持の改良を実施。
- 影響
- 製品の保存性と風味改善で競争力強化
サステナビリティ
- 再生可能エネルギーの導入拡大
- 食品廃棄物削減プロジェクトの推進
- 環境配慮包装材料の採用と開発
- 地元農家との契約栽培による安定供給
- 従業員の環境教育プログラム実施
- 地域清掃活動への定期的参加
- 食品安全管理体制の強化
- 省エネ設備の導入と運用改善
- フードロス削減のための製品企画
- サステナブル製品ラインの展開促進
- 地産地消の推進を通じた地域経済活性化
- 廃棄物リサイクル率の向上