第一稀元素化学工業

基本情報

証券コード
4082
業種
化学
業種詳細
化学・化成品
都道府県
大阪府
設立年
1956年05月
上場年
2004年12月
公式サイト
https://www.dkkk.co.jp/
東証情報
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他の会社
日産化学, 東京応化工業, 住友ベークライト, 日本化薬, トリケミカル研究所, ADEKA, 太陽ホールディングス, デクセリアルズ, JX金属, 平河ヒューテ, 盟和産, ニホンフラ, ZACROS

概要

第一稀元素化学工業は1956年創業のジルコニウム化合物に強みを持ち、自動車排気ガス浄化触媒分野で国内市場をほぼ独占する化学メーカーです。

現状

第一稀元素化学工業は2018年3月期に単体売上高約251億円、純利益約31億円を計上し、安定した収益基盤を持ちます。主力製品は自動車排気ガス用三元触媒向けのジルコニウム化合物で、国内自動車メーカーほぼ全社に採用され独占的な地位を保持。研究開発ではリチウムイオン電池材料やペロブスカイト関連化合物にも注力し、燃料電池車関連も成長分野です。ISO9001やISO14001の認証取得で品質・環境管理体制を強化し、持続可能な製造を推進。今後は電動化・環境規制強化に伴う需要拡大を見込み、技術革新と生産体制の強化に注力。海外展開も進めつつ、2030年に向けて材料開発の多様化と高付加価値化を目指します。

豆知識

興味深い事実

  • 国内の自動車排気浄化材料市場でほぼ独占企業。
  • 1956年設立の歴史あるジルコニウム材料メーカー。
  • 毎年4月10日をジルコニウムの日として制定。
  • ペロブスカイト材料の研究がノーベル化学賞関連として注目。
  • ISO9001・ISO14001をいち早く取得し品質と環境管理を徹底。
  • 国内の主要な自動車メーカーに長年材料を安定供給。
  • 燃料電池車向けの特殊素材分野にも積極進出。
  • 製造拠点が大阪、島根、福井に分散しておりリスク分散を図っている。
  • 代表取締役社長 國部洋は長年業界の技術発展に寄与している。
  • 日経新聞で頻繁に人事ニュースが掲載されている。
  • 独自開発の酸素センサー材料で国内シェアも高い。
  • 新日本有限責任監査法人が会計監査を担当。
  • 株主には国内外の主要金融機関が名を連ねている。
  • 特殊なジルコニウムケミカルで産学連携も活発。
  • 海外にもいくつかの事業所を展開している。

隠れた関連

  • 国内自動車メーカーの触媒材料を独占供給し自動車産業の環境技術進化に寄与。
  • 鉄鋼・化学業界の上場大手と技術提携を通じて素材供給を強化。
  • リチウムイオン電池関連企業と共同で材料開発を推進し次世代電動車に貢献。
  • ペロブスカイト材料の研究で大学や研究機関と共同研究を多数実施。
  • ISO認証による品質・環境管理システムはサプライチェーン全体にも波及。
  • 日経新聞の人事記事は業界内での経営層動向を示す重要指標となっている。
  • 本社移転により大阪の研究開発拠点と本社が近接し連携強化。
  • 株主に海外金融機関が多く、海外資本の関心が高いことを示している。

将来展望

成長ドライバー

  • 世界的な環境規制強化による排気浄化材料需要増加
  • 電動車・燃料電池車市場の拡大
  • リチウムイオン電池材料の高度化ニーズ増大
  • ペロブスカイト太陽電池など新エネルギーマーケットの拡大
  • 国内外自動車メーカーの環境対応強化
  • 高機能材料の多用途展開と新用途開発
  • 生産効率向上によるコスト競争力強化
  • サステナビリティ意識の高まりによる環境配慮製品需要
  • 海外市場への積極的な技術展開・販売拡大
  • デジタル技術活用による製造革新

戦略目標

  • 国内市場におけるジルコニウム材料シェア90%以上維持
  • 電気自動車向け次世代材料開発のリーディングカンパニー化
  • ペロブスカイト太陽電池材料の事業化および量産体制構築
  • 売上高300億円超の達成
  • 製造時CO2排出削減30%以上を実現
  • 持続可能な材料開発によるESG評価の向上
  • 海外拠点拡充による国際競争力強化
  • 研究開発投資比率の向上による技術革新促進
  • クリーンエネルギー材料事業の収益比率拡大
  • 多様性のある人材育成と活用推進

事業セグメント

自動車排気浄化素材事業

概要
国内の自動車メーカーへほぼ独占的に供給し、排気浄化技術を支える。
競争力
国内シェア90%以上の圧倒的な供給体制
顧客
  • 国内自動車メーカー各社
  • 自動車部品サプライヤー
  • 環境関連企業
製品
  • 三元触媒用ジルコニウム化合物
  • 酸素センサー材料
  • 排ガス浄化製品

次世代エネルギー材料事業

概要
電気自動車向けの高機能素材を開発・供給し、新エネルギー市場に対応。
競争力
高度な材料技術と先端素材研究開発力
顧客
  • 電池メーカー
  • 燃料電池モジュールメーカー
  • 再生可能エネルギー関連企業
製品
  • リチウムイオン電池材料
  • 燃料電池用触媒材料
  • ペロブスカイト太陽電池前駆体

電子・光学材料事業

概要
半導体やディスプレイ向けの高品質電子材料を提供。
競争力
品質管理体制と製造技術の高さ
顧客
  • 半導体製造企業
  • ディスプレイメーカー
  • 電子部品メーカー
製品
  • 半導体封止材
  • フォトレジスト
  • 光学用フィルム

工業薬品事業

概要
工業用途向け化学薬品を製造し、多様な業界に供給。
競争力
幅広い製品ラインナップとカスタム対応
顧客
  • 製造業各社
  • 化成品メーカー
  • 金属加工業
製品
  • 難燃材
  • 防錆剤
  • メッキ薬剤

特殊材料開発事業

概要
将来技術を見据えた特殊材料の研究開発を推進。
競争力
独自の研究開発体制と知財保有
顧客
  • 研究機関
  • 先端技術開発企業
製品
  • ペロブスカイト関連材料
  • 新機能性材料

競争優位性

強み

  • 国内車載材料市場の圧倒的シェア
  • 高度なジルコニウム化合物製造技術
  • ISO認証による品質・環境管理体制
  • 強固な顧客基盤と長期的取引関係
  • 多様な材料開発技術
  • 専用研究開発センターの設置
  • 優れた量産対応力
  • 高い環境対応能力
  • 自動車排気ガス浄化関連特許多数
  • 燃料電池向け素材の市場先行優位

競争上の優位性

  • 国内自動車メーカーへのほぼ独占供給体制
  • 高度な材料純度と品質面での優位性
  • 長年の実績に裏付けられた信頼性とブランド力
  • 次世代エネルギー分野での先進的研究開発
  • 地理的にアクセスしやすい東京・大阪の拠点
  • 総合的な製造プロセスの最適化能力
  • 迅速な顧客対応とカスタマイズ製品提供
  • 安定した資金力と財務基盤
  • 環境規制対応に強い設計と製品開発力
  • 幅広い産業用途に適用可能な製品ライン

脅威

  • グローバル供給網の混乱による原料調達リスク
  • 中国をはじめとする海外競合の台頭
  • 自動車業界の電動化で異素材需要の変化
  • 環境規制の更なる強化によるコスト増加
  • 特許権侵害や技術流出リスク
  • 為替変動による収益影響
  • 新興技術への対応遅れによる市場競争劣勢
  • 資源価格の不安定化
  • エネルギー政策の変化による影響
  • 環境事故や安全問題発生時の社会的信用低下

イノベーション

2020: ジルコニウムの日制定

概要
4月10日をジルコニウムの日として認定し、ブランド認知度を高めた。
影響
企業イメージ向上と市場注目度増加

2021: ペロブスカイト関連化合物の研究強化

概要
次世代太陽光発電材料の開発に向けた研究体制を強化。
影響
新規市場参入の可能性拡大

2022: リチウムイオン電池材料の高性能化技術開発

概要
電池寿命と安全性向上に資する新規ジルコニウム材料を開発。
影響
電池メーカーとの共同開発加速

2023: 燃料電池車用触媒材料の事業拡大

概要
燃料電池車向けのジルコニウム製品ラインを拡充し市場ニーズに対応。
影響
売上成長と新分野開拓に寄与

2024: 環境負荷低減の製造プロセス改革

概要
製造時のCO2排出削減に向けた工場の省エネ技術導入を実施。
影響
環境規制対応力の強化

サステナビリティ

  • ISO14001認証取得による環境管理徹底
  • 工場排水の高度処理システム導入
  • 再生エネルギーの積極利用推進
  • 環境負荷低減に寄与する製品開発
  • 地域環境保全活動への参加
  • 労働環境の安全衛生強化
  • 廃棄物削減とリサイクル促進
  • 環境法規制の遵守徹底
  • サプライチェーン全体の環境配慮
  • 社員への環境教育プログラム実施