ネクセラファーマ
基本情報
概要
ネクセラファーマは1990年創業の医薬品分野のバイオベンチャーで、創薬技術とグローバル展開により遺伝子治療薬の研究開発と販売を主軸とする企業です。
現状
ネクセラファーマは2021年12月期に連結売上高177億円、営業利益38億円、純利益10億円を計上し、黒字転換を果たしています。主力製品であるCOPD向けシーブリやウルティブロは世界市場で成功し、さらに緊急避妊薬ノルレボを販売。近年はイドルシア社のAPAC事業を650億円で買収し、ダリドレキサントなど睡眠薬パイプラインの強化に着手。研究開発では英国のヘプタレス社買収によりGPCR標的治療の開発力が向上しました。中枢神経系疾患の薬候補もライセンスアウトし、製品多角化を推進。サステナビリティや社会貢献にも取り組みつつ、国内外で積極的な拡大を進めています。今後は成長製品の上市と研究開発力強化により、2030年に向けた大幅な売上拡大を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 日本の創薬バイオベンチャーの先駆けの一社。
- 英国企業の買収により国際的な研究開発力を獲得。
- 緊急避妊薬ノルレボを日本で初めて独占販売。
- 親会社のそーせい時代からの長い歴史を有する。
- 黒字転換後に株価や売り上げを大幅に伸ばした。
- バイオ医薬品分野で複数の大手製薬会社と提携。
- 数度の増資を経て財務基盤を強化している。
- 社名の由来は革新と自由を意味する言葉から採用。
- 日本と欧州の両市場で事業を展開する国際企業。
- ノルレボ錠は広く医療機関で扱われている製品。
- イドルシア買収でアジア市場の営業権を獲得。
- 睡眠薬や脳血管関連薬の先進的なパイプライン保有。
- 多様な疾患に対応した製品ラインナップ展開。
- 臨床成功例により特許権益を強化している。
- 経営陣は製薬業界で豊富な経験を有する専門家。
隠れた関連
- 元ジェネンテック日本法人社長が創業者で業界人脈が強い。
- 英国ヘプタレス買収により欧州研究機関との連携強化。
- ダリドレキサントはイドルシアから承継しAPAC販売権を有する。
- ノルレボの日本販売権はフランスHRA Pharmaとの契約が起点。
- 統合失調症候補薬は米国企業にライセンスアウト済み。
- 日本のバイオベンチャー市場でアンジェスと常に競合。
- 多数のバイオベンチャーと連携し技術交流を積極展開。
- 製薬大手とは共同開発から販売提携まで幅広く関与。
将来展望
成長ドライバー
- COPDや中枢神経系疾患の高齢化に伴う需要増加。
- アジア太平洋市場での製品販売拡大戦略。
- ヘプタレス買収によるGPCR関連創薬の加速。
- イドルシア買収での新規パイプライン展開。
- 創薬技術と製造力に基づく新規ライセンス収益。
- 臨床成功による新薬上市による収益拡大。
- 国際的な提携強化による研究共同開発。
- AIやデジタル技術活用による開発効率向上。
- サステナビリティ経営を通じた企業価値向上。
- 多様な疾患領域参入による市場リスク分散。
- 持続的な技術革新による競争優位の維持。
- 資本政策による成長資金の安定確保。
戦略目標
- 売上高倍増を目指すグローバル展開の強化。
- 多様な疾患領域での新薬創出を加速。
- 研究開発のデジタル化・効率化推進。
- 環境負荷削減と社会貢献活動の強化。
- グローバルパートナーシップの拡大。
- 医薬品の品質と安全性向上に注力。
- バイオ医薬品の生産能力増強と高度化。
- ダイバーシティ推進による人材活用最大化。
- 統合失調症や睡眠薬領域での製品拡大。
- 医療現場への迅速なニーズ対応体制構築。
事業セグメント
創薬研究支援
- 概要
- 創薬プロセスの研究開発支援及び技術提供を行う。
- 競争力
- 高度な創薬技術とグローバルネットワークを有する。
- 顧客
-
- 製薬会社
- バイオテクノロジー企業
- 大学・研究機関
- 公的研究機関
- 製品
-
- GPCR標的候補化合物
- 遺伝子治療技術
- 創薬候補化合物
- 契約開発研究(CRO)
技術ライセンスと提携
- 概要
- 医薬品候補のライセンスと共同開発を推進。技術提供を行う。
- 競争力
- 広範な提携ネットワークと実績。
- 顧客
-
- 国内外製薬企業
- バイオベンチャー
- 製品
-
- 医薬候補化合物のライセンスアウト
- 技術提携契約
API及び医薬品製造受託
- 概要
- 品質管理された医薬品原薬と製剤製造受託サービスを提供。
- 競争力
- 製造品質の高い管理体制。
- 顧客
-
- 医薬品メーカー
- ジェネリックメーカー
- 製品
-
- 原薬(API)供給
- 製剤受託生産
販売代理およびマーケティング支援
- 概要
- 主に日本市場での医薬品販売代理とマーケティングを支援。
- 競争力
- 国内販売ネットワークと法規対応知識。
- 顧客
-
- 中小製薬会社
- ヘルスケア関連企業
- 製品
-
- 販売代理サービス
- マーケティング支援
競争優位性
強み
- グローバルな創薬研究開発体制
- 高度なGPCR創薬技術
- 多数の国際特許保有
- 強力な買収・ライセンス戦略
- 多様な治療領域のパイプライン
- 黒字化を達成した財務基盤
- 国内外の広範な販売ネットワーク
- 高い研究投資と技術継続力
- 確立された新薬開発プロセス
- 多国籍製薬会社との提携実績
- 成熟した遺伝子治療技術
- 専門的な医薬品製造能力
- 強固な経営陣と経験豊富な人材
- 積極的な海外事業拡大戦略
- 統合失調症など精神神経疾患領域の進出
競争上の優位性
- 英国ヘプタレス社の買収によりGPCR研究で先端的技術を確保
- 緊急避妊薬ノルレボを含む複数の承認済み医薬品を保有
- 多数の臨床試験パイプラインにより将来成長が期待される
- 国際特許による技術保護と市場参入障壁の確立
- 日本及びアジア太平洋地域での強力な販売基盤
- 多様な病気の治療薬を扱いリスク分散が図られている
- 積極的なM&Aで研究開発力と製品群を拡大
- 世界レベルの研究者チームとグローバル運営体制
- IPO及び投資家支援により安定した資金調達力を保有
- 専門分野に特化したパイプラインで医療ニーズに対応
- 戦略的パートナーシップによる研究加速
- 資本力を活かした大型買収とグローバル展開
- 高付加価値医薬品の製造技術を所有
- 多国籍企業と共同で革新的治療薬を開発中
- 日本のバイオベンチャーの中でトップクラスの市場評価
脅威
- 臨床試験の失敗による開発遅延リスク
- 激しい競合他社間の開発競争
- 医薬品価格規制強化の可能性
- 特許切れによる競合ジェネリック参入
- 規制当局からの承認取得遅延
- 為替変動による収益影響
- 研究開発費の高騰と資金調達課題
- 市場の需要変動や医療政策変更
- 後発医薬品との競争激化
- 国際情勢不安が供給チェーンに影響
- 技術革新速度の加速に対応困難
- 新規参入企業による市場シェア侵食
イノベーション
2024: 商号変更と事業再編完了
- 概要
- そーせいグループからネクセラファーマへ社名変更し、子会社再編を実施。
- 影響
- ブランド刷新と事業統合によるシナジー強化
2023: イドルシアAPAC事業買収
- 概要
- スイス製薬大手イドルシアのアジア事業を約650億円で取得しパイプライン拡充。
- 影響
- 睡眠薬など新規事業領域の拡大と収益基盤強化
2021: 統合失調症薬NBI-1117568ライセンスアウト
- 概要
- 新規ムスカリン受容体作動薬を米国ニューロクラインにライセンス契約。
- 影響
- 中枢神経系領域進出と将来収益見込み増大
2020: がん免疫療法開発提携
- 概要
- アストラゼネカとがん免疫療法に関する共同研究契約を締結。
- 影響
- 新規治療薬開発の加速と技術力向上
サステナビリティ
- 製薬事業のグリーンケミストリー推進
- 環境負荷低減の製造プロセス導入
- 地域医療支援を重視したCSR活動
- 持続可能な調達方針の策定
- 女性管理職比率向上への取り組み
- 従業員の健康経営推進プログラム
- 倫理規範とコンプライアンス教育
- 事業活動におけるCO2排出削減努力
- 患者中心の医薬品開発姿勢維持
- 多様性・包摂性の強化施策