ビー・エム・エル
基本情報
- 証券コード
- 4694
- 業種
- サービス業
- 業種詳細
- バイオ・医薬品関連
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1955年07月
- 上場年
- 1999年11月
- 公式サイト
- http://www.bml.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- コージンバイオ, リニカル, トランスジェニックグループ, 新日本科学, DNAチップ研究所, H.U.グループホールディングス, ファルコホールディングス, クレスコ, 菱製鋼, ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ, フェニックスバイオ, トーセイ
概要
ビー・エム・エルは1955年創業の日本有数の臨床検査受託業者で、全国にラボ拠点を展開し、電子カルテなど医療システム開発にも注力している企業です。
現状
ビー・エム・エルは2021年3月期に連結売上高約1385億円、営業利益約199億円を計上し、臨床検査業界で国内2位の規模を誇ります。全国に複数の営業所とラボを持ち、臨床検査受託事業が主軸であり、病理検査や生体情報解析など多様な検査サービスを展開しています。電子カルテ販売事業はメディカルステーションおよびクオリスブランドで無床診療所向けに展開し、IT医療システム事業の成長も推進しています。2020年代に入り検体自動搬送ロボットの導入や検査自動化システムを充実させており、効率的な検査体制を確立しています。海外にも駐在員事務所を置き、国際的な治験ラボ設立などグローバル展開を模索。資本面では創業家系のビーエムエル企画が筆頭株主で安定経営を支えています。将来的には高齢化に伴う検査需要増に対応しつつ、電子カルテを軸にした医療情報システムの拡大を図っています。環境変化への対応や技術革新を継続的に推進し、医療ITと検査受託の両輪で成長を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 1955年に保存血液精製から出発した歴史的な企業
- 国内臨床検査受託業で第2位のシェアを保持
- 電子カルテ事業における無床診療所市場の先駆者
- 全国に複数の営業所と研究所を展開しネットワークを活用
- 生体情報解析や遺伝子検査分野にもいち早く参入
- 国際治験用ラボとして海外CRO企業と提携
- 調剤薬局事業は撤退し検査とITに専念
- 検体自動搬送ロボットを早期導入し効率化を推進
- 創業家が資産管理会社を通じて筆頭株主
- 多彩な子会社群で検査からITまでワンストップ提供体制
- 検査自動分析システム『シンフォニー』は自社開発
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷に本社を置く
- 過去には全国のメディカルラボ運営に関与
- 医療情報システムの開発力は業界でも評価が高い
- 癌・肝炎検査用のシステムを自社技術で開発
隠れた関連
- 大塚製薬株式会社が主要株主で医療分野での連携を強化
- 香港上海銀行東京支店が株主の常任代理人を務めている
- 創業家近藤家がビーエムエルの資産管理会社を通じて支配
- 医療ITシステムの開発で他業種IT企業と業務提携実績あり
- 製薬会社向けに治験支援ラボとして国際基準に準拠した検査提供
- 地域医師会との共同事業として複数の第三セクターを設立経験
- 株主構成に大手信託銀行が複数名を占める信託口株式が存在
- 長年の臨床検査業界リーダーとして他ラボへの技術支援も実施
将来展望
成長ドライバー
- 高齢化社会に伴う検査需要の拡大
- 診療所向け電子カルテ市場の高度化・普及
- 医療ITと検査サービスの融合による効率化
- 国際治験ラボ事業の拡大とグローバル展開
- 自動化・AIによる検査技術革新
- 製薬業界との協業強化による新規ビジネス創出
- 全国的な地域医療連携推進
- 個別化医療・プレシジョン医療の普及
- サステナビリティ重視の事業運営
- 医療制度改革への柔軟な対応
- 新たな健康管理サービスの開発
- 医療情報のクラウド利用促進
戦略目標
- 検査受託事業で国内トップシェアの維持・拡大
- 電子カルテ及び医療IT市場におけるリーダーシップ確立
- AI・自動化技術による作業効率50%向上
- 海外臨床検査事業の売上比率を20%以上に引き上げ
- 持続可能な環境対応と地域社会貢献の深化
- 新規事業による売上高合計300億円超の達成
- 国際標準認証の継続取得と高度品質管理の体制確立
- 多様な人材確保と働きやすい職場環境の実現
- 医療機関との連携強化による顧客満足度向上
- デジタルヘルス関連技術の積極的導入
事業セグメント
臨床検査サービス受託
- 概要
- 医療現場や製薬会社向けに多角的な検査サービスを提供し医療の質向上に貢献。
- 競争力
- 全国ラボネットワークによる迅速な検査対応
- 顧客
-
- 病院
- 診療所
- 検査センター
- 治験・製薬企業
- 医療研究機関
- 公的機関
- 健康診断機関
- 食品検査機関
- 製品
-
- 血液検査
- 生化学検査
- 病理検査
- 細胞診検査
- 遺伝子検査
- 生体情報解析
- 臨床研究支援
- 食品衛生検査
電子カルテ・医療ITシステム
- 概要
- 医療機関向け電子カルテと関連システムの開発・販売を展開。
- 競争力
- レセプト連携を強化した使いやすいシステム設計
- 顧客
-
- 診療所
- クリニック
- 無床診療所
- 医療機器販売店
- 医療情報サービス企業
- 製品
-
- 電子カルテシステム
- レセプトコンピュータ
- 医療情報連携システム
- データ管理システム
医療システムサポート
- 概要
- システム導入後の支援やトラブル対応を提供。
- 競争力
- 専門スタッフによる迅速な対応体制
- 顧客
-
- 医療機関
- 診療所
- 検査施設
- 製品
-
- システム保守サービス
- 技術サポート
- 教育研修サービス
委託臨床検査研究
- 概要
- 製薬開発のための専門的な検査サービスを提供。
- 競争力
- 国際基準認証の確保に基づく高品質検査
- 顧客
-
- 製薬会社
- CRO(受託臨床試験機関)
- 医療機関
- 製品
-
- 治験検査受託
- 薬効評価検査
- 安全性検査
検査機器・試薬製造販売
- 概要
- 臨床検査関連機器や試薬の開発・製造を行う。
- 競争力
- 自社開発と高度な技術力による製品群
- 顧客
-
- 医療機関
- 研究機関
- 検査センター
- 製品
-
- 臨床検査用試薬
- 自動分析機器
- 検体搬送ロボット
臨床検査技術研究・開発
- 概要
- 検査の高度化と効率化を目指す研究開発事業。
- 競争力
- 多数の特許と実績を持つ技術チーム
- 顧客
-
- 社内研究部門
- 医療機器メーカー
- 製薬企業
- 製品
-
- 新検査方法開発
- 検査自動化技術
- 診断技術支援
海外臨床検査事業
- 概要
- 海外事業の推進と国際市場での検査受託展開。
- 競争力
- 現地法人・事務所による柔軟な対応力
- 顧客
-
- 海外医療機関
- 国際治験企業
- 政府機関
- 製品
-
- 海外向け臨床検査
- 治験支援検査
- 現地ラボサービス
医療データ分析・支援サービス
- 概要
- 検査結果を活用した医療支援およびデータ分析。
- 競争力
- 豊富な検査データを活用した高度分析技術
- 顧客
-
- 医療機関
- 製薬企業
- 研究機関
- 製品
-
- 検査データ解析
- 診断支援システム
- 医療情報統合サービス
電子カルテ関連サービス開発
- 概要
- 電子カルテの周辺サービスとシステムを開発。
- 競争力
- 医療業界に特化した柔軟なシステム構築力
- 顧客
-
- 医療機関
- ITベンダー
- 保険会社
- 製品
-
- 保険請求システム
- 患者管理ソフト
- 遠隔医療システム
調剤薬局支援(撤退済)
- 概要
- 過去には調剤薬局事業を展開していた。
- 競争力
- 医療関連ノウハウの活用
- 顧客
-
- 調剤薬局
- 製品
-
- 薬局運営支援システム
委託研究・CRO業務
- 概要
- 治験や新薬開発に向けた検査業務を提供。
- 競争力
- 厳格な国際基準適合体制
- 顧客
-
- 製薬会社
- 研究機関
- 製品
-
- 臨床試験受託
- 新薬開発支援
医療分野向けITシステム受託開発
- 概要
- 顧客ニーズに沿った医療分野システムの開発・納入。
- 競争力
- 医療業界知識とIT技術の融合
- 顧客
-
- 医療機関
- システムベンダー
- IT企業
- 製品
-
- 医療情報システム開発
- カスタムソフトウェア
競争優位性
強み
- 全国に広がる検査ラボネットワーク
- 高度な検査自動化技術とシステム導入
- 電子カルテ事業とのシナジー効果
- 長年の医療業界信頼と実績
- 幅広い検査メニューの提供
- 医療情報システム開発力
- 国際臨床検査基準認定取得
- 多様な子会社によるサービス補完
- 創業家の安定的経営支援
- 先端技術の積極採用
- 治験検査分野の確固たる地位
- 迅速かつ正確な検査結果提供
- 多角的な医療サービス展開
- 専門スタッフによる高品質対応
- 医療政治、規制への適応力
競争上の優位性
- 国内2位の臨床検査受託市場シェア
- 全国に整備された営業所と研究施設
- 電子カルテとの連携による医療支援体制
- 子会社を通じた多分野への事業展開
- 高度な自動分析機器とロボット導入で効率化
- 国際治験用ラボの設置によるグローバル対応力
- 地域医療圏への密着型サービス提供
- 創業からの歴史に裏打ちされた信用
- 製薬会社との連携による治験支援力
- 多彩な検査メニューで顧客ニーズ対応可能
- 情報システム開発に特化した子会社展開
- 受託臨床検査と医療ITの統合的提供体制
- 高い技術力による検査精度の信頼
- 高度な品質管理体制と認証取得
- 新技術導入による競合優位維持
脅威
- 医療費抑制による検査料金圧縮リスク
- 競合他社との価格競争激化
- 医療制度や規制の変更による影響
- 技術革新による検査手法の変化対応
- 人口減少による市場縮小の懸念
- 新規参入企業による市場侵食
- データセキュリティリスクの増大
- 自然災害による設備リスク
- 海外事業の政治・経済リスク
- 人材確保競争の激化
- 感染症拡大時の業務影響と対策負荷
- 医療機器の法規制強化
イノベーション
2023: 無床診療所向け電子カルテ「QUALIS」展開強化
- 概要
- 株式会社メディファクトとの共同開発による電子カルテ新ブランドの販売拡大。
- 影響
- 診療所向け市場占有率が向上し医療IT事業が成長。
2022: 検体自動搬送ロボット新ライン導入
- 概要
- BML総合研究所に最新ロボットシステムを導入し検査自動化を推進。
- 影響
- 検査効率が大幅に改善し品質維持とコスト削減を実現。
2021: 国際治験用共同ラボ設立
- 概要
- 米COVANCE社と共同で国際治験対応ラボを設立しグローバル展開推進。
- 影響
- 海外治験市場への参入強化と売上拡大に貢献。
2020: 電子カルテとレセプト連携強化システム開発
- 概要
- 電子カルテ「メディカルステーション」の機能強化を実施。
- 影響
- ユーザー利便性向上と顧客満足度増加。
2024: AI活用による検査データ解析技術研究開始
- 概要
- 検査結果の自動解析システム開発にAI技術を導入し精度向上を目指す。
- 影響
- 診断支援の高度化と迅速化に寄与予定。
2023: オンライン医療相談プラットフォーム開発
- 概要
- 診療所連携の遠隔医療支援システムを開発開始。
- 影響
- 新規サービスによる顧客基盤拡大を期待。
2022: 生体情報解析機能の強化
- 概要
- ホルター心電図解析など生体情報解析精度の向上に注力。
- 影響
- 専門分野の検査領域シェア拡大。
2021: 無人化・自動分析検査システム「シンフォニー・リガンド」開発
- 概要
- がん・肝炎検査自動化技術を実用化し検査効率向上を実現。
- 影響
- 手作業削減によるエラー低減と生産性向上。
2023: 電子カルテ対応スマホアプリリリース
- 概要
- 診療所スタッフ向けに利便性を高めたモバイルアプリを開発。
- 影響
- ユーザーの日常業務効率化を支援。
2024: 検査レポートのデジタル配信システム導入
- 概要
- 患者向けオンラインレポート閲覧システムを新設し利便性向上。
- 影響
- 患者満足度向上と事務作業軽減に貢献。
サステナビリティ
- 環境負荷低減のための廃棄物削減プログラム実施
- 省エネルギー設備の導入によるCO2排出削減
- 地域医療支援ボランティア活動への参加強化
- 医療廃棄物の適正処理とリサイクル推進
- 感染症対策強化による安全な検査環境の維持
- 企業倫理・コンプライアンス教育の徹底
- 多様性推進と働きやすい職場環境の整備
- 持続可能な医療技術開発の促進
- 地域コミュニティとの連携強化
- 健康経営の推進と従業員支援プログラム