アース製薬

基本情報

証券コード
4985
業種
化学
業種詳細
化学・化成品
都道府県
東京都
設立年
1925年08月
上場年
2005年11月
公式サイト
https://www.earth.jp/
東証情報
東証情報
Yahoo!ファイナンス
Yahoo!ファイナンス
他の会社
スガイ化学工業, マンダム, エステー, OATアグリオ, 北興化学工業, クミアイ化学工業, 日本農薬, フマキラ

概要

アース製薬は1925年設立の殺虫剤最大手で、大塚製薬グループに属し、家庭用日用品や衛生薬品を幅広く展開する業界リーダーです。

現状

アース製薬は2021年に連結売上高約2,038億円、純利益約71億円を計上し、殺虫剤市場で約50%のシェアを誇ります。主力商品のごきぶりホイホイやアースノーマットをはじめ、多彩な虫ケア用品で国内トップの地位を堅持しています。大塚グループ傘下の安定した財務基盤が強みで、2012年以降はバスクリンや白元アースの取り込みで入浴剤やトイレタリー分野の拡大に成功。製品ラインナップの多様化で虫ケア依存度は減少し、新たに除菌・消臭市場も注力。技術革新や海外展開にも積極的で、国内製造拠点の強化や海外市場の拡大を進めています。さらに、2023年にBARTHブランドを取り込むなど新事業開発も深化中。サステナビリティや社会貢献に対しても積極的に取り組み、2025年にはバスクリンの完全合併を予定しグループ内の経営効率化を推進しています。

豆知識

興味深い事実

  • 国内最大規模の害虫飼育研究施設を保持
  • 殺虫剤ごきぶりホイホイは昭和から続くロングセラー
  • テレビCMで多くの著名人を起用し認知度向上
  • 神田駅の副駅名に企業名が付与された希少企業
  • 虫ケア用品称呼に配慮した独自の業界呼称を用いる
  • 入浴剤分野でバスクリンを完全傘下に収める
  • バポナ株買収を試みたが失敗した歴史がある
  • 殺虫剤以外の家庭用品へ事業多角化を推進中
  • 業界トップのブランド力を武器に官公庁とも取引あり
  • テレビ番組やスポーツイベントのスポンサー実績多数
  • 殺虫剤以外にも多様な日用品ブランドを展開
  • 北前船寄港地に駅名標追加など地域に根差す文化醸成
  • 従業員持株制度を運用し社員の会社帰属意識を促進
  • 麻雀プロリーグへの参入でスポーツマーケティング拡大
  • 環境マネジメントシステム「エコアクション21」登録企業

隠れた関連

  • 大塚製薬、久光製薬と資本関係が深く連携強化中
  • フマキラーやエステーなど競合と同時に注目株として市場が注視
  • 赤穂市の地元産業として地域活性化に貢献し、返礼品にも採用
  • 東京オリンピック・パラリンピックと公式パートナー契約を結ぶ数少ない日用品メーカー
  • テレビCM出演者は芸能界やスポーツ界の著名人多数を網羅
  • キリンやアイリスオーヤマなどとのメディア提供における競合または協業関係
  • 殺虫剤のCG広告が食事時の苦情を受けるなど消費者ニーズへの敏感な反応
  • Mリーグに参入し麻雀プロリーグを通じ新たな市場に挑戦

将来展望

成長ドライバー

  • 除菌・消臭製品需要の拡大
  • 感染症対策意識の高まり
  • 消費者の生活様式変化による家庭用品需要増
  • 技術革新と製品多様化による差別化
  • 環境配慮型製品への需要増加
  • デジタルマーケティングによる新規顧客層開拓
  • 海外市場でのブランド浸透
  • ペット用品市場の成長
  • 社会的責任への高まる関心
  • 効果的なM&Aによる事業拡大
  • スポーツマーケティングを活用したブランド強化
  • 顧客サービスの高度化

戦略目標

  • 入浴剤、除菌消臭分野で国内トップシェア獲得
  • 持続可能なパッケージ実現と環境配慮製品拡大
  • 海外売上比率40%以上のグローバル展開
  • バスクリン完全統合によるスケールメリット最大化
  • デジタル化推進による顧客接点強化
  • 研究開発投資で新規特許年間10件以上獲得
  • 地域社会と連携したCSR活動の充実
  • 新規事業創出により売上高20%増加
  • Mリーグ参入を活用した新市場開拓
  • 従業員の多様性推進と働き方改革強化

事業セグメント

農薬・殺虫剤製造・販売

概要
農業および園芸向けに高品質な農薬・殺虫剤を製造販売。
競争力
高い研究開発力と国内最大手のシェア
顧客
  • 農業法人
  • 農薬卸業者
  • 園芸店
  • 害虫駆除業者
  • 通販事業者
製品
  • 原薬
  • 中間体
  • 殺虫剤各種
  • 防虫剤
  • 農薬関連製品

家庭用品OEM・受託生産

概要
OEM生産で多様な家庭用品の供給体制を確立。
競争力
高品質かつ柔軟な製造体制
顧客
  • 日用品メーカー
  • ドラッグストア
  • 通販企業
製品
  • 殺虫・防虫剤
  • 入浴剤
  • 消臭芳香剤
  • 衛生用品

研究開発・試験サービス

概要
最先端研究所による高水準の研究開発支援。
競争力
多様な生物飼育による実験環境
顧客
  • 製薬会社
  • 材料開発企業
  • 環境衛生企業
製品
  • 試験受託
  • 新素材開発
  • 薬剤効果測定

衛生害虫防除サービス

概要
施設向けの害虫駆除および衛生管理サービス。
競争力
豊富な実績と技術ノウハウ
顧客
  • 公共施設
  • 飲食店
  • 宿泊施設
  • 工場
  • 学校
製品
  • 害虫防除
  • 環境衛生管理
  • 駆除計画立案

ペット用品製造・販売

概要
ペット関連市場向けの総合製品を展開。
競争力
幅広い商品ラインナップと品質管理
顧客
  • ペットショップ
  • 動物病院
  • 通販事業者
製品
  • ペットフード
  • ペット衛生用品

入浴剤・トイレタリー製品製造

概要
家庭向け日用品の製造・販売サービスを提供。
競争力
マルチブランド展開と高い顧客満足度
顧客
  • 大手小売業者
  • ブランドオーナー
  • 通販事業者
製品
  • 入浴剤
  • 消臭芳香剤
  • 洗浄剤

競争優位性

強み

  • 業界最大の殺虫剤市場シェア約50%
  • 大塚グループの安定した資本基盤
  • 充実した研究開発体制と実験環境
  • 多様な製品ラインナップとブランド力
  • 全国的な販売・流通ネットワーク
  • 強固な顧客基盤と取引先ネットワーク
  • 豊富な特許・技術ノウハウ
  • グローバルな海外展開実績
  • 高い製造品質管理と安全基準
  • 業界トップクラスのマーケティング力
  • 幅広い家庭用品分野への事業多角化
  • 強力なコーポレートブランドイメージ
  • 長い歴史による知名度と信頼性
  • 充実した社会貢献・CSR活動
  • 多様なチャネルでの展開力

競争上の優位性

  • 国内殺虫剤市場シェアNo.1の圧倒的ポジション
  • 大塚グループとの連携による資源共有と安定経営
  • 独自の害虫飼育研究所による製品開発力
  • 幅広いカテゴリーでの製品展開とクロスマーケティング
  • 全国的販売網による顧客への迅速対応力
  • 積極的なM&Aで入浴剤・トイレタリー市場に拡大成功
  • 環境・安全基準を考慮した高品質製品の提供
  • 多言語対応の海外営業部による海外市場開拓
  • テレビCMやスポーツ支援による強力なブランド認知
  • 市場動向に対応した新商品開発の速さ
  • 徹底した品質管理で消費者信頼獲得
  • 多様な流通チャネルの活用による販売力
  • 持続可能性に配慮した製品開発
  • 専門分野に特化したBtoB事業の強み
  • 社会貢献活動を通じた企業イメージ向上

脅威

  • 殺虫剤市場の競争激化と新規参入者の増加
  • 規制強化による製品開発や販売の制約
  • 原材料価格の変動によるコスト圧迫
  • 家庭用日用品市場の成熟化による成長鈍化
  • 自然災害による製造拠点への影響リスク
  • 消費者の環境意識変化による製品ニーズの変動
  • 国際情勢に伴う輸出入規制の影響
  • 技術革新のスピードに遅れを取るリスク
  • 代替製品の普及による市場シェア低下
  • 原料調達のグローバルリスクと為替変動
  • 市場での価格競争激化による利益率低下
  • 不祥事や製品安全問題によるブランドリスク

イノベーション

2023: BARTHブランドの獲得と新規入浴剤事業強化

概要
中性重炭酸入浴剤BARTH事業を譲受し事業部を発足。市場競争力を強化した。
影響
入浴剤事業の売上増大と製品ポートフォリオ拡大

2021: お客様対応部門の組織改変

概要
顧客相談室を「お客様のお気づきを活かす窓口部」へ改称し顧客満足度向上を図る。
影響
顧客声を経営に反映しサービス品質向上を実現

2020: 新製品コーポレートロゴの導入

概要
英字ロゴ「EARTH」とスローガン「Act For Life」を導入しブランド刷新を実施。
影響
ブランドイメージの現代化と認知向上に成功

2025: バスクリン完全子会社吸収合併計画

概要
グループ内経営統合による効率化を目指し、完全子会社バスクリン吸収合併を発表。
影響
経営資源の最適配分と製品事業のシナジー創出

2024: 感染症対策製品の強化

概要
ウィルガード バイラマスクN99等高機能マスクの製造販売を拡充。
影響
新分野での市場拡大と企業価値向上

2022: 東京2020オリンピック・パラリンピック公式パートナー契約

概要
家庭用品分野での公式スポンサー契約を締結しブランド露出を拡大。
影響
知名度向上と販売促進に貢献

2023: JR神田駅の副駅名付与と発車メロディ変更

概要
JR東日本との提携で副駅名「アース製薬本社前」追加、発車メロディを主力商品に変更。
影響
地域連携強化と企業イメージ向上を実現

2024: 独自害虫飼育研究所での製品開発強化

概要
100万匹のゴキブリをはじめ100種類の生物を飼育し、製品効果向上を推進。
影響
製品の研究・開発の高度化と差別化に寄与

2021: デジタルマーケティング強化

概要
SNSと公式オンラインショップの連携を深め、ブランド認知度の向上を図る。
影響
若年層顧客の開拓促進、売上増加に貢献

2025: Mリーグ参入によるスポーツマーケティング展開

概要
競技麻雀Mリーグのチームオーナーとして新規スポーツ支援に着手。
影響
ブランドの新たな認知拡大と顧客層の多様化促進

サステナビリティ

  • 環境負荷低減のため製品パッケージの省資源化推進
  • 再生可能エネルギーの導入・使用拡大
  • 事業所における廃棄物削減とリサイクルの強化
  • 地域社会との協力による生物多様性保全活動
  • サプライチェーンでの環境・社会基準の遵守強化
  • 人材多様性推進と働きやすい職場環境づくり
  • 製品開発における安全性・環境配慮の厳格化
  • CSR活動の透明性向上と報告制度の充実
  • 持続可能な商品開発と消費者啓発活動
  • グリーン購入の促進と社内環境目標設定
  • 社員参加型の地域清掃・環境保全プログラム
  • 環境法規制の遵守と社会的責任の強化