三菱マテリアル
基本情報
- 証券コード
- 5711
- 業種
- 非鉄金属
- 業種詳細
- 製鉄・金属製品
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1950年04月
- 上場年
- 1950年09月
- 公式サイト
- https://www.mmc.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- 三菱ケミG, 大平洋金属, 三井金, 東邦亜鉛, 住友鉱, DOWAホールディングス, 古河機械金属, 大阪チタニウムテクノロジーズ, 東邦チタニウム, 日本精鉱
概要
三菱マテリアルは1871年に起源を持つ非鉄金属業界大手の総合材料メーカーで、銅製錬や高機能材料分野に強みを持つ企業です。
現状
三菱マテリアルは2024年3月期に連結売上高1兆5406億円、営業利益233億円を計上し、主要な非鉄金属市場で高いシェアを持っています。銅や鉛など非鉄金属の製錬・加工に加え、電子材料や高機能合金、超硬工具といった多彩な製品群を展開しています。国内外の多数の事業所を基盤に、三菱グループの一翼を担いながら技術革新と品質向上に注力しています。品質不正問題や環境汚染問題では社内調査と改善に取り組み、企業価値向上とコンプライアンス強化を推進中です。環境・エネルギー事業や地熱発電等の新規事業分野にも注力、サステナビリティを重視した長期成長戦略を展開。多角化とグローバル事業連携を強め、2020年代後半以降の新技術開発と市場拡大を見据えた投資も進めています。
豆知識
興味深い事実
- 1871年発祥で三菱グループの伝統ある非鉄金属企業です。
- 伸銅品の国内シェアは日本トップクラス。
- 過去に品質データ偽装事件があり、体制強化に注力。
- 大規模な森林所有による林業も手掛けています。
- 地熱発電など環境事業にも積極展開している。
- 三菱金曜会、三菱広報委員会の幹部企業です。
- 国内外多数の製錬所や製造拠点を保有。
- 四日市工場で起こった重大な爆発事故が記憶されている。
- 多くの三菱グループ他社と事業提携を進めています。
- 高機能合金から電子材料まで事業領域が広い。
- 過去に鉱山保安法違反での補助金不正受給事件が発覚。
- 旧三菱金属が起源で貨物輸送にも関与した歴史あり。
- 鉱山・炭鉱稼業の歴史が長く、社内に様々な部門を設置。
- 広範な代理店ネットワークで全国に製品を供給。
- 東証プライム上場の主要な非鉄金属銘柄の一つ。
隠れた関連
- 三菱自動車や三菱重工業と技術連携が深い非鉄金属供給者。
- かつて地方鉄道事業を行い、鉄道会社と歴史的つながりがある。
- 三菱グループの環境・エネルギー事業強化の中核企業。
- 三菱マテリアルの社名は三菱金属と三菱鉱業セメントの合併由来。
- 取締役社長は工学部出身で技術経営に強みを持つ。
- 子会社には海外拠点も多くグローバルに展開している。
- 環境団体と連携し土壌汚染や廃棄物問題にも取り組んでいる。
- 三菱マテリアルは三菱グループの中で別名「MMC」を保持する。
将来展望
成長ドライバー
- 世界的な非鉄金属需要の増加による市場拡大
- 地熱エネルギーや再生可能資源事業の成長期待
- 電子材料分野での技術革新と需要拡大
- リサイクル技術向上によるコスト削減と持続可能性
- アルミ製品の軽量化ニーズ拡大による販売増
- 高機能合金材料の航空宇宙・自動車分野需要拡大
- 海外新興市場での事業拡大への積極投資
- デジタル化とスマート製造技術による生産効率向上
- 環境規制対応による競争優位性強化
- グループ間連携によるシナジー創出
- 品質管理体制強化によるブランド信頼回復
- 持続可能な社会形成への貢献意識の高まり
戦略目標
- 経営効率向上と事業ポートフォリオ最適化の推進
- 非鉄金属製錬における国内トップシェア維持・拡大
- 環境負荷削減技術の開発と導入でクリーン技術リーダーに
- 電子材料分野でのグローバル競争力強化
- 再生可能エネルギー事業の拡充と多角化
- 品質不正問題の完全是正とコンプライアンス強化
- グリーン製品比率の大幅向上とESG指標の達成
- 海外市場での拠点拡大と販売ネットワークの強化
- 研究開発投資の継続と次世代技術の早期実用化
- 地域社会との共生と持続可能な経営基盤の確立
事業セグメント
非鉄金属製錬・加工
- 概要
- 非鉄金属の精錬品および各種合金製品を顧客に供給しています。
- 競争力
- 国内トップクラスの非鉄金属製錬技術と安定供給力
- 顧客
-
- 自動車メーカー
- 電機・電子機器メーカー
- 建設業者
- 機械製造メーカー
- 産業資材卸
- 製品
-
- 銅地金
- 鉛地金
- ニッケル製品
- 金属合金加工品
- 鋳造部品
アルミニウム製品製造
- 概要
- 包装用から工業向けまで、幅広いアルミ製品を展開。
- 競争力
- 高い技術力による多様なアルミ加工製品の提供
- 顧客
-
- 飲料メーカー
- 包装資材製造業者
- 自動車産業
- 建設資材会社
- 製品
-
- アルミ箔
- アルミ缶
- アルミ板・プレス製品
超硬工具製造
- 概要
- 超硬合金工具の国内トップブランドとして製造販売。
- 競争力
- 精密加工技術と耐久性に優れた工具設計
- 顧客
-
- 工作機械メーカー
- 自動車製造業
- 鉄鋼加工業
- 製品
-
- 切削工具
- 旋削工具
- ドリル・研削工具
電子材料・半導体部材
- 概要
- 半導体・電子デバイス向け材料の製造を展開。
- 競争力
- 高純度材料の安定供給と研究開発力
- 顧客
-
- 半導体メーカー
- 電子機器メーカー
- 太陽電池メーカー
- 製品
-
- シリコンウエハー
- フォトレジスト材料
- 電子部品用化学品
セメント・建材製造
- 概要
- 建設資材としてセメント及びコンクリートを製造。
- 競争力
- 地域密着の製造ネットワークと品質管理体制
- 顧客
-
- 建設会社
- 土木工事会社
- 住宅メーカー
- 製品
-
- セメント
- 生コンクリート
- 建築用建材
環境・エネルギー事業
- 概要
- 地熱発電及びリサイクルサービスを展開。
- 競争力
- 幅広い環境事業のノウハウと地域連携
- 顧客
-
- 自治体
- エネルギー事業者
- 工業団地
- 製品
-
- 地熱発電
- 廃棄物リサイクル
- 環境コンサルティング
精密機械部品製造
- 概要
- 高精度金属加工品の製造で顧客のニーズに応える。
- 競争力
- 高度な加工技術と製品開発力
- 顧客
-
- 機械メーカー
- 自動車部品製造業
- 電機製品メーカー
- 製品
-
- 精密金属部品
- 工具
- 機械加工製品
金属リサイクル・資源開発
- 概要
- 非鉄金属リサイクルと資源有効活用を推進。
- 競争力
- 広域スクラップ回収力と精錬連携
- 顧客
-
- 製鋼メーカー
- 製錬業者
- 産業廃棄物処理業者
- 製品
-
- 金属スクラップ
- 再生原料
- 資源開発事業
高機能合金材料
- 概要
- 高機能材の設計と製造で先端産業を支援。
- 競争力
- 研究開発力と用途特化の製造技術
- 顧客
-
- 航空宇宙産業
- 電子機器メーカー
- 自動車部品メーカー
- 製品
-
- 高性能合金材料
- 特殊鋼製品
- 耐熱部品
貴金属精錬・販売
- 概要
- 貴金属の精錬と販売で高い信頼を獲得。
- 競争力
- 高純度製錬技術と国際品質基準遵守
- 顧客
-
- 宝飾品メーカー
- 電子機器メーカー
- 金融機関
- 製品
-
- 金地金
- 銀製品
- プラチナ製品
工具・機械部品商社
- 概要
- 業務用工具や機械部品の販売・サポート。
- 競争力
- 三菱ブランドの幅広い販売網
- 顧客
-
- 工場設備業者
- 機械流通業者
- 製品
-
- 機械工具
- 産業機械部品
物流・倉庫サービス
- 概要
- グループ全体の物流効率化を支援。
- 競争力
- 高度な物流ノウハウとネットワーク
- 顧客
-
- グループ企業
- 外部顧客
- 製品
-
- 倉庫保管
- 物流管理
- 輸送サービス
競争優位性
強み
- 国内最大級の非鉄金属製錬能力
- 多様な製品群と事業の多角化
- 三菱グループの強固なネットワーク
- 高度な技術開発力と研究体制
- 地域密着の生産基盤と広域展開
- 品質管理システムの強化
- 環境・エネルギー分野への取り組み
- 国際市場での安定した顧客基盤
- 豊富な資源リサイクル技術
- 高機能材料の技術優位
- 長い歴史に裏付けられた信用
- 幅広いグループ企業との連携
- 環境・安全規制対応能力
- 安定した財務基盤
- 国内外での製品開発力
競争上の優位性
- 最新の製錬設備と省エネルギー技術を保有
- 非鉄金属の広範な加工技術で多様ニーズに対応
- 三菱グループとしての資源調達力とブランド力
- 高度な電子材料技術による差別化
- リサイクル事業で持続可能な資源活用推進
- 高機能合金による特殊用途市場での優位性確保
- 全国的な販売ネットワークによる市場カバレッジ
- 環境負荷低減に向けた社会的責任の履行
- 顧客密着型の製品開発と細やかなサービス提供
- 広範囲な事業領域でのリスク分散効果
- 先進的な研究開発拠点による技術革新
- 品質保証制度の徹底による市場信頼
- 多様な業界向けの総合素材供給能力
- 海外市場での事業展開強化
- 安定的な資金調達力による持続的成長支援
脅威
- 非鉄金属価格の世界的な変動リスク
- 環境規制の強化によるコスト上昇
- 品質不正問題による信頼低下の懸念
- 新規競合の技術革新による市場シェア喪失
- 為替相場の変動が収益に与える影響
- 資源調達コストの上昇と供給不安定
- 国際貿易紛争や政治リスクの影響
- 地球温暖化による事業環境の変化
- 労働力不足による生産能力の制約
- 技術流出や模倣品の増加リスク
- 事故や災害による操業停止リスク
- サプライチェーンの分断リスク
イノベーション
2023: 高純度シリコン事業の独立譲渡
- 概要
- 多結晶シリコン事業を高純度シリコンに承継し、SUMCOへ譲渡。
- 影響
- 収益構造の効率化と事業集約が進展。
2022: UBEと折半出資によるUBE三菱セメント設立
- 概要
- セメント事業の統合により新会社を設立し、製品力強化と市場拡大を図る。
- 影響
- 効率的な事業運営と収益改善に貢献。
2021: 品質管理体制の全面見直し
- 概要
- 子会社品質不正問題を背景に、全社的品質管理体制を強化。
- 影響
- 製品信頼回復と顧客満足向上に寄与。
2020: 超硬工具事業の再編と子会社売却
- 概要
- 子会社ダイヤメット株式を譲渡し、事業再編を推進。
- 影響
- 資源の選択的集中と経営効率向上。
2024: 環境対策強化プロジェクト開始
- 概要
- 排水管理や土壌汚染対策を強化し、環境負荷低減を図る。
- 影響
- 社会的信用の回復と規制対応の強化。
2023: 電子材料の新規開発強化
- 概要
- 半導体・ディスプレイ向け高機能材料の研究開発推進。
- 影響
- 先端技術市場への参入と差別化。
2022: 地熱発電設備の増強投資
- 概要
- 茨城県那珂市のイノベーションセンターを活用し新設備導入。
- 影響
- 再生可能エネルギー事業の拡大。
2024: リサイクル技術の高度化
- 概要
- 金属リサイクルにおける新プロセスを導入し効率化。
- 影響
- 資源再利用率向上とコスト削減。
2021: デジタル化推進プロジェクト
- 概要
- 製造工程と物流管理におけるDX推進。
- 影響
- 生産性向上と在庫最適化を実現。
2023: サステナブル素材の開発開始
- 概要
- 環境負荷の低い合金材料の研究を開始。
- 影響
- 市場ニーズ対応と新分野開拓。
サステナビリティ
- 土壌汚染対策と環境保全の推進
- 資源リサイクル率の向上
- 再生可能エネルギーの導入拡大
- 省エネルギー技術の採用と拡大
- 環境・安全マネジメントシステムの強化
- 地域社会との共生と持続可能な開発
- 排出ガス削減と汚染防止活動
- グリーン製品開発の促進
- 環境リスク管理の徹底
- 社内人材の環境教育強化
- ESG情報開示体制の充実
- コーポレートガバナンスの高度化