オーナンバ
基本情報
概要
オーナンバは1941年創業の非鉄金属業界に属し、電線・ケーブルやワイヤーハーネスを主力とする国内大手製造販売企業です。
現状
オーナンバは2019年12月期に連結売上高約358億円、経常利益約8.8億円を計上し堅実な業績を維持しています。主力事業はテレビや産業用機器向けの電子機器用ワイヤハーネスで、大手企業との取引を基盤に安定成長を図っています。近年は太陽光発電関連製品にも注力し、環境対応製品の強化を推進中です。技術開発では高品質なハーネス加工機械の製造技術に強みを持ち、複数の連結子会社を通じたグローバル生産体制を展開しています。サステナビリティでは省資源・エネルギー効率化を進め、社会的責任を果たす姿勢を示しています。2024年には本社を大阪市中央区へ移転予定で、業務効率化と顧客接点強化を図る計画です。市場競争激化の中、差別化された製品開発と生産効率向上に重点を置き、2030年までの持続的成長を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 昭和16年創業の老舗非鉄金属メーカーである
- 電子機器向けワイヤーハーネス分野の国内トップクラス企業
- 製品は国内外の産業用機器に広く採用されている
- 太陽光発電関連製品の市場展開を積極的に進めている
- 自社開発のハーネス加工機械が製品の競争力向上に貢献
- 連結子会社が18社ありグローバルに事業展開している
- 大阪市内に複数の営業拠点を配置している
- 主要株主にカネカや住友電気工業が名を連ねている
- 2019年度の従業員数は約4000名規模
- 数十年にわたり非鉄金属業界の中核的存在として認知されている
- 製鉄・金属製品業界では安定した成長企業の一つ
- Nekkeiデータ上は電子機器向けワイヤーハーネス大手と記載されている
- 拠点は日本国内だけでなくアジア及びアメリカもカバーしている
- 代表取締役社長は木嶋忠敏氏である
- 東京証券取引所スタンダード市場に上場中
隠れた関連
- 主要株主に住友電気工業がいるため関連サプライチェーンが連携
- カネカとの関係性から非鉄金属事業で協力関係を持つ
- 自動車分野にも関連し車載用ケーブルの供給を行う
- 海外拠点が複数ありグローバル製造ネットワークを展開
- ワイヤーハーネス加工機械の技術は業界内でも高評価
- 太陽光発電関連製品で環境・再生エネルギー分野に貢献
- 多様な業界の顧客と連携し自社技術の応用範囲を拡大
- 日本の非鉄金属メーカーの中で長い歴史を有し信頼されている
将来展望
成長ドライバー
- 国内外の電線・ケーブル市場の技術高度化要求
- 電子機器向けワイヤーハーネスの需要増加
- 再生可能エネルギー分野の拡大
- 海外新興国での産業インフラ整備
- 環境規制強化に伴う環境対応製品の需要増
- IoT・自動化技術導入による製造効率化
- 自動車電装分野の電子化促進
- 高付加価値製品の開発推進
- サプライチェーン強化とグローバル展開
- SDGsへの取り組み強化
- 新素材技術の応用拡大
- DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
戦略目標
- 環境対応製品売上比率50%以上の達成
- グローバル売上比率を現在比で2割増とする
- 製造工程でのCO2排出量30%削減
- 新技術の積極的導入とイノベーション促進
- 人材育成プログラムの充実による組織力強化
- 顧客満足度向上のためのサービス拡充
- 多様な市場ニーズに応える製品ポートフォリオ拡大
- 持続可能なサプライチェーンの構築
- 本社機能の集中とデジタル化の完遂
- 新規事業売上高を連結売上の10%まで拡大
事業セグメント
電子機器向けワイヤハーネス
- 概要
- 電子機器製造業界に向けて高品質なワイヤハーネスを提供し機器の性能と信頼性を支える。
- 競争力
- 高度な設計技術と厳しい品質管理体制
- 顧客
-
- テレビメーカー
- 産業機器メーカー
- 通信機器メーカー
- 計測機器メーカー
- 医療機器メーカー
- 製品
-
- テレビ用ワイヤーハーネス
- 産業用機器配線ハーネス
- 通信機器向けワイヤーハーネス
電線・ケーブル製造
- 概要
- 多様な用途向けに耐久性と性能を兼ね備えた電線・ケーブルを製造し安定した供給体制を構築。
- 競争力
- 長年の製造ノウハウと多品種対応能力
- 顧客
-
- 建設業界
- 電力会社
- 自動車メーカー
- 住宅メーカー
- 電子部品メーカー
- 製品
-
- 低圧電線
- 高圧電力ケーブル
- 自動車用配線ケーブル
- 住宅用電線
再生可能エネルギー向け製品
- 概要
- 太陽光発電市場向けに特化した接続部品及びハーネス製造で省エネルギー社会に貢献。
- 競争力
- 環境対応技術と専門特化型製品群
- 顧客
-
- 太陽光発電事業者
- エネルギー機器メーカー
- 電力供給会社
- 製品
-
- 太陽光パネル接続ケーブル
- ハーネス加工用部品
ハーネス加工用機械部品
- 概要
- 加工効率向上に貢献する機械部品を提供し製造工程の自動化を支援。
- 競争力
- 精密加工技術とカスタマイズ対応
- 顧客
-
- ワイヤーハーネス製造業者
- 産業機械メーカー
- 製品
-
- ワイヤーカッター部品
- 自動ハーネス加工装置部品
産業用特殊配線製造
- 概要
- 耐久性の高い特殊配線製品を製造し安全性重視の産業分野に納入。
- 競争力
- 高品質認証と特殊用途対応力
- 顧客
-
- 航空機メーカー
- 鉄道車両メーカー
- 特殊機器メーカー
- 製品
-
- 航空機用ワイヤーハーネス
- 鉄道車両電装配線
住宅・建築用電設資材
- 概要
- 住宅市場に向けた安全・使いやすさを考慮した電設資材を供給。
- 競争力
- 施工性と安全性を両立した商品設計
- 顧客
-
- 建築業者
- 住宅メーカー
- 電設業者
- 製品
-
- 住宅用電線
- 配線部材
産業機械向け制御ケーブル
- 概要
- 工場自動化向けに高性能制御ケーブルを提供。
- 競争力
- 優れた耐ノイズ性能と安定供給
- 顧客
-
- 生産機械メーカー
- FAシステム事業者
- 製品
-
- ノイズ耐性制御ケーブル
- 信号伝送ケーブル
通信機器用配線材
- 概要
- 高速・高品質通信を支える配線製品を製造。
- 競争力
- 通信規格対応の高精度製造技術
- 顧客
-
- 通信機器メーカー
- ネットワーク事業者
- 製品
-
- 高速通信ケーブル
- 細径配線材
自動車電装部品
- 概要
- 厳しい品質基準に応じた自動車用電装部品を製造。
- 競争力
- 車載品質規格対応能力
- 顧客
-
- 自動車メーカー
- 自動車部品サプライヤー
- 製品
-
- 車載ワイヤーハーネス
- 電装用ケーブル
産業用間接材料
- 概要
- 多様な産業向けの機械部品・補修材を提供。
- 競争力
- 多品種少量対応力
- 顧客
-
- 各種製造業者
- 製品
-
- 加工用部品
- 機械補修部材
特殊環境対応製品
- 概要
- 過酷条件下で使用可能な特殊配線製品を開発・提供。
- 競争力
- 高度な耐久技術
- 顧客
-
- 耐熱装置メーカー
- 特殊機械事業者
- 製品
-
- 耐熱ワイヤーハーネス
- 耐火ケーブル
部品調達・購買支援
- 概要
- 顧客の購買部門を支援する物流および調達サービス。
- 競争力
- 安定した供給体制
- 顧客
-
- 製造業全般
- 製品
-
- 各種電子部品
- 資材調達サービス
競争優位性
強み
- 高い製造技術力
- 多様な製品ラインナップ
- 強固な顧客基盤
- 多国展開による柔軟な生産体制
- 安定的な財務基盤
- 長期的な業界経験
- 高品質な製品設計
- 環境対応製品の開発
- 効率的な生産プロセス
- 幅広い顧客ニーズへの対応
- 連結子会社によるシナジー効果
- 信頼性の高いブランド
- 顧客との強い関係構築
- 国内外の提携パートナー
- 継続的な研究開発投資
競争上の優位性
- 大手電子機器メーカーとの長期取引関係により安定受注を確保
- ハーネス加工機械の自社開発による生産効率の大幅な向上
- 幅広い非鉄金属素材の取り扱いによる製品多角化
- 国内外に複数の生産拠点を持ち迅速な対応力を確保
- 環境配慮型製品の開発で市場要求に先駆け対応
- 高付加価値製品の設計技術で高収益性を実現
- 顧客ニーズに基づくカスタマイズ対応力の強さ
- サプライチェーンのトレーサビリティ確保による信頼性
- 省エネルギーでの生産ライン運営によるコスト競争力
- 連結18社の多様な技術力の結集による製品総合力
- 蓄積された産業部品の品質管理システムが強固
- 特定産業ニーズに適応する特殊配線技術の保有
- 高精度検査装置導入による不良率低減
- 強固な財務基盤により長期的な投資計画を推進可能
- 業界特化型ソリューション提供による差別化
脅威
- 世界的な半導体不足による電子機器需要不安定化
- 金属価格の変動に伴う原材料コストリスク
- 海外競合企業の低価格攻勢
- 国内市場の成熟による成長鈍化
- 為替相場の影響による収益変動
- 新素材技術の登場による既存製品の陳腐化可能性
- 環境規制強化によるコスト負担増加
- 顧客の調達多様化による受注機会減少
- サプライチェーンの混乱による生産遅延
- 新型コロナウイルス等の感染症拡大リスク
- 人材確保の困難化と高齢化による技術継承問題
- 国際貿易摩擦の激化による事業影響
イノベーション
2024: 本社移転による業務効率化
- 概要
- 大阪市中央区に本社移転し業務体制の刷新と拠点集約を実施。
- 影響
- 社内コミュニケーション向上、生産性改善
2023: 太陽光発電関連製品の強化
- 概要
- 環境対応製品として太陽光関連ケーブルの開発を加速。
- 影響
- 売上拡大と環境規制対応強化
2022: ハーネス加工用自動化機械導入
- 概要
- 自社開発の自動化加工機械の導入で生産効率向上。
- 影響
- 生産時間短縮15%、歩留まり向上
2021: 高耐熱材料を用いた新ケーブル製品開発
- 概要
- 高温環境対応の特殊ケーブルを市場投入。
- 影響
- 新規市場開拓に成功
2020: 環境負荷低減型生産工程の導入
- 概要
- 省エネルギー設備の導入でCO2排出削減を実現。
- 影響
- 環境認証取得を推進
サステナビリティ
- 製造過程におけるCO2削減活動の推進
- 廃棄物リサイクル率の向上
- 環境負荷低減型素材の採用促進
- サプライチェーンの環境監査強化
- 従業員への環境教育プログラム実施
- 省エネ設備への投資拡大
- 地域環境保全活動への参画
- 安全で働きやすい職場環境の整備
- 環境負荷低減商品の開発促進
- 持続可能な経営戦略の策定