三ッ星
基本情報
概要
三ッ星は1947年創業の非鉄金属業界の中堅メーカーで、キャブタイヤケーブル製造を主力に高機能樹脂製品と住宅建材も展開する技術志向の企業です。
現状
三ッ星は2020年3月期に連結売上高約85億円、経常利益約2.2億円を計上している。主力のキャブタイヤケーブルは産業用に強みを持ち、住宅建材分野でも窓枠などの製造を手掛けている。技術開発に積極的で、高機能チューブや合成樹脂押出成形品など素材の多様化に注力している。国内複数の営業所と2つの製造工場を有し、品質向上に取り組む。同社はフィリピンに関連会社を設立し海外展開も進めている。株主構成は少数の関係会社が大株主となっている。今後は太陽光発電事業との提携など新規事業の開拓や政策保有株売却による財務健全化も進んでいる。競合他社との市場競争は激しいが、ニッチな製品分野の拡大と技術革新により持続的成長を目指す。中長期戦略として製品多角化と海外市場開拓を推進し、経営強化を図っている。
豆知識
興味深い事実
- 1947年設立の老舗非鉄金属メーカー
- キャブタイヤケーブルの国内中堅シェア
- フィリピンに海外生産拠点あり
- 太陽光発電事業とも連携中
- 政策保有株売却で財務体質改善
- 窓枠を含む住宅建材も手掛ける
- 一部製品は耐油・耐熱性能に特化
- 製品の多角化に成功している
- 業界内で技術革新に注力
- 関西を拠点とする地域密着型企業
- 工業用プラスチック成形品も手掛ける
- 自己株式を12万以上保有
- 資本金は約11億円規模
- 従業員数は連結で約250名
- 独自ブランドで産業用電線を展開
隠れた関連
- 関連会社シルバー鋼機との連携で受託製造体制を強化
- 政策株売却により業界内での資本関係見直しを牽引
- 太陽光発電での中国企業との提携が新規事業展開の起点
- 大阪を拠点に全国に営業所を展開し地域密着を実現
- 複数の関連企業と連携しプラスチック製品の開発を加速
- 製鉄・金属製品業界内の競合他社と共に産業規格の制定に参加
- 日経ニュースにおいて政策保有株売却の注目銘柄として扱われる
- 設立から約70年にわたり非鉄金属製品の製造を継続するとともに変革を続けている
将来展望
成長ドライバー
- 産業用途向け特殊ケーブル需要の拡大
- 環境対応製品への市場関心の高まり
- 住宅建材市場の安定した成長
- 海外生産拠点の拡充によるコスト競争力向上
- 再生可能エネルギー関連事業の推進
- 技術革新による新製品開発
- 顧客ニーズ多様化への対応力強化
- 環境規制強化による環境配慮商品の需要増
- IoT・スマート製造技術導入による生産性向上
- 政策保有株売却による資本効率改善
戦略目標
- 売上高100億円達成
- 環境対応製品比率50%超
- 海外売上比率30%以上
- 太陽光・再生エネ事業の拡大
- 製品多角化による市場シェア拡大
- 高度技術開発で業界内差別化
- 省エネ工場運営とCO2排出削減
- グローバルな営業ネットワークの強化
- デジタル化推進による業務効率化
- 社会貢献活動の継続的強化
事業セグメント
産業機械用ケーブル製造
- 概要
- 産業機械向け高品質ケーブルを設計・製造し多様なニーズに対応。
- 競争力
- 高度な技術による耐久性と安全性の確保。
- 顧客
-
- 産業機械メーカー
- 設備工事会社
- 製造業工場
- エネルギープラント
- 製品
-
- キャブタイヤケーブル
- 耐熱電線
- 耐油ケーブル
- 特殊用途ケーブル
住宅建材製造販売
- 概要
- 住宅向けに高機能かつ環境配慮型建材の製造と販売を展開。
- 競争力
- 耐久性と断熱性に優れる新素材活用。
- 顧客
-
- 住宅建設会社
- ハウスメーカー
- リフォーム業者
- 建材卸売業者
- 製品
-
- 樹脂窓枠
- 合成樹脂成形品
- 断熱建材
- 防音建材
工業用プラスチック製品製造
- 概要
- 多様な工業分野向けに高精度プラスチック成形品を供給。
- 競争力
- 幅広い素材対応と精密加工技術。
- 顧客
-
- 機械メーカー
- 自動車部品メーカー
- 電子機器メーカー
- 医療機器メーカー
- 製品
-
- 成形プラスチック部品
- 高機能チューブ
- 耐薬品性部品
- 電子部品用成形品
環境製品開発
- 概要
- 環境負荷低減型製品の開発と提供を目指す事業領域。
- 競争力
- 環境規制への高度適応力。
- 顧客
-
- リサイクル事業者
- 環境関連企業
- 公共機関
- 産業廃棄物処理企業
- 製品
-
- リサイクル樹脂製品
- 低VOCケーブル
- 環境対応資材
- エコ製品シリーズ
電子・自動車部品製造
- 概要
- 電子機器及び自動車業界向けに特殊ケーブル製品を供給。
- 競争力
- 耐環境・耐振動性に優れたケーブル設計。
- 顧客
-
- 電子機器メーカー
- 自動車メーカー
- 部品サプライヤー
- 製品
-
- 電子機器用ケーブル
- 自動車用電線
- 高柔軟性ケーブル
- 耐振動電線
産業資材製造販売
- 概要
- 産業現場向けの高耐久資材や部品の製造販売。
- 競争力
- 耐久性と多用途対応の資材設計。
- 顧客
-
- 建設会社
- 設備工事業
- 産業機械メーカー
- 物流会社
- 製品
-
- 工業用ネット製品
- コンベアネット
- 強化プラスチックパーツ
- 産業機械部品
通信インフラ資材
- 概要
- 通信インフラ向けの高品質ケーブル資材提供。
- 競争力
- 高信頼性と耐候性の確保。
- 顧客
-
- 通信事業者
- インフラ関連企業
- 電気工事業者
- 製品
-
- 通信ケーブル
- 光ファイバー関連部品
建築用配線資材
- 概要
- 建築現場向け各種配線資材を提供。
- 競争力
- 使いやすさと耐久性の両立。
- 顧客
-
- 建築設計事務所
- 建設業者
- 電気設備施工業者
- 製品
-
- 配線保護チューブ
- 結束バンド
- 配線固定具
産業用成形部品
- 概要
- 高精度な産業用成形部品の製造販売事業。
- 競争力
- 精密加工と耐久性の両立。
- 顧客
-
- 産業機械メーカー
- 自動車部品メーカー
- 製品
-
- 樹脂ギア
- 精密成形部品
- 耐摩耗部品
太陽光発電関連商品
- 概要
- 再生可能エネルギー分野向け製品開発を推進。
- 競争力
- 新規市場への迅速対応力。
- 顧客
-
- 太陽光発電事業者
- エネルギー関連企業
- 製品
-
- 太陽光発電ケーブル
- 電気設備製品
海外製造拠点運営
- 概要
- フィリピン関連会社を活用した海外生産と供給。
- 競争力
- 現地での低コスト生産と迅速供給。
- 顧客
-
- グローバル製造業者
- 輸出業者
- 製品
-
- 完成ケーブル製品
- 樹脂成形品
技術支援サービス
- 概要
- 顧客向けに技術的サポートとコンサルを提供。
- 競争力
- 長年の技術蓄積に基づく専門性。
- 顧客
-
- 製造業
- 建設業
- サービス業
- 製品
-
- 製品設計支援
- 品質管理サポート
- 技術コンサルティング
競争優位性
強み
- 高い製造技術力
- 多様なケーブル製品群
- 産業向けニッチ市場での強み
- 全国的な営業ネットワーク
- 製品多角化の推進
- 海外生産拠点の活用
- 安定した財務基盤
- 製品の耐久性と品質
- 環境対応製品開発
- 長年の業界実績
- 政策保有株の売却による資本効率化
- 技術革新への積極投資
- 顧客密着のサポート体制
- 住宅建材とのシナジー効果
- 多様な販売チャネル
競争上の優位性
- 幅広い産業分野へ対応できる技術力を保持
- 製品設計から製造まで一貫体制を維持
- 耐熱・耐油など特殊ケーブルの供給力
- 国内主要営業所による迅速な顧客対応
- フィリピン子会社による低コスト生産
- 環境規制対応製品の先行開発と提供
- 産業機械、住宅建材の複数事業柱によるリスク分散
- 顧客要望に応じたカスタマイズ製品提供能力
- 政策株売却による財務健全化と資金余力増大
- 積極的な新規事業開拓姿勢と提携推進
- 多様な販売チャネルを網羅した市場展開
- 細分化された市場ニーズへの高い適応力
- 長期にわたる顧客との信頼関係構築
- 技術者主体の開発力強化
- 財務情報の透明性向上
脅威
- 原材料価格の変動リスク
- 大手企業との激しい市場競争
- 海外市場の政治・経済リスク
- 環境規制の強化による対応コスト増
- 新規参入企業の技術革新競争
- グローバルな価格競争の激化
- 為替変動による利益圧迫
- 工場等での労働力不足問題
- 技術者の採用・育成難
- 自然災害による生産リスク
- 政策保有株の売却による株価変動
- 顧客ニーズの急変
イノベーション
2024: 太陽光発電事業者との提携
- 概要
- 中国企業と太陽光発電向け製品開発で提携し新市場に参入。
- 影響
- 製品ライン拡充と新規収益獲得
2023: 政策保有株売却による特別利益計上
- 概要
- 保有する政策株の一部売却により1億1100万円の特別利益を計上。
- 影響
- 財務基盤の強化に寄与
2022: 高機能チューブ製造技術の改良
- 概要
- 耐薬品性と耐熱性を高める成分配合技術を導入。
- 影響
- 製品の信頼性と市場競争力向上
2021: 複合素材ケーブルの開発着手
- 概要
- 軽量かつ耐久性のある複合素材ケーブルの研究を開始。
- 影響
- 次世代産業用ケーブル市場への対応強化
2020: フィリピン工場の生産能力増強
- 概要
- 関連会社フィリピン工場の設備投資で生産効率を向上。
- 影響
- 海外生産コストの削減と納期短縮
サステナビリティ
- 環境対応型製品の開発強化
- リサイクル素材の使用拡大
- 工場の省エネルギー設備導入
- 社員の環境意識向上活動
- 地域清掃活動への参加
- 業務効率化によるCO2削減
- 安全衛生管理の徹底
- 製品廃棄物の再利用推進
- サプライチェーンの環境負荷監視
- 技術革新による環境負荷低減
- エネルギーマネジメントシステム導入
- 循環型社会構築への貢献