三協立山
基本情報
概要
三協立山は1960年創業の国内アルミ建材大手で、建材・マテリアル・商業施設事業を展開し、国内第3位のシェアを持つ業界有力企業です。
現状
2019年5月期の連結売上高は約3377億円で、主にアルミ建材の開発・製造・販売を中心に展開しています。建材事業ではビル用建材、住宅用建材、エクステリア製品など多様な建材を提供し、業界第3位のシェアを確保しています。グループは三協アルミ社、三協マテリアル社、タテヤマアドバンス社の3社体制を採用し国際的な生産拠点を展開、特にベルギー、タイ、中国を含む海外子会社を保有しています。近年はサステナビリティやリサイクル技術に注力し、新幹線廃アルミの再利用や環境配慮製品の開発を進めています。2023年にはアートユニット明和電機とのCMコラボレーションなどブランド強化策も推進。連続ドラマ等のテレビ番組や商業施設への建材採用によるメディア露出も積極的です。中長期的には環境対応の建材開発と国際展開の強化を成長戦略に掲げ、収益基盤の拡大を図っています。
豆知識
興味深い事実
- 創業者兄弟で始まった三協と立山アルミの兄弟会社が統合。
- 東京駅丸の内駅舎のアルミ製窓サッシを全て手掛けた。
- 1980年代のテレビドラマスポンサーとしても知られる。
- ドラえもんをCMキャラクターに起用した希少な建材メーカー。
- 新幹線廃アルミのリサイクルに取り組む先駆的企業。
- 連続ドラマの舞台建材として多数採用実績がある。
- 東証プライム市場に2012年に上場した。
- グッドデザイン金賞を受賞した環境配慮製品をもちいる。
- 富山県高岡市に本社を置く老舗企業。
- 海外に生産拠点をもつグローバル企業。
- メディア露出を重視しブランドイメージを多角的に展開。
- 高性能断熱建材開発で省エネ建築を支援。
- 明和電機とのコラボCMで話題を呼んだ。
- アルミニウムとマグネシウムの鋳造から販売まで一貫展開。
- 大型施設から住宅建材まで幅広い製品群を扱う。
隠れた関連
- ドラえもんの原作者藤子・F・不二雄は発祥地高岡市出身で、三協立山CMに採用。
- 東証上場の建材・金属製品企業として業界内での知名度が高い。
- 兄弟会社だった三協アルミと立山アルミが経営統合し今日の形に。
- 東京駅丸の内駅舎の復元に三協立山のサッシ製品が採用され話題に。
- 新幹線の廃アルミ再生プロジェクトに積極参画し環境先進企業の地位を確立。
- 多様なテレビドラマや公共施設で製品が採用されメディア露出が豊富。
- 北欧やアジアの現地法人を介し海外市場へ積極的に進出している。
- 複数の自社ブランドを持ち、住宅建材部門で高いブランド価値を築いている。
将来展望
成長ドライバー
- 建築物の省エネルギー化推進による高性能建材需要増
- 国際市場でのアルミ建材・部品の拡販
- 環境配慮製品開発による欧州・アジア市場開拓
- 都市再開発・大型施設建設によるビル建材需要
- スマート建材やIoT技術の応用による新市場創出
- 持続可能な資源循環による企業価値向上
- 住宅市場でのデザイン性・機能性建材の拡大
- 多様なメディア広告展開によるブランド強化
- 製品の品質保証体制強化による顧客信頼増大
- サプライチェーンの効率化とコスト削減
- 協働関係の強化による市場競争力アップ
- DX推進による業務効率化と顧客サービス拡充
戦略目標
- 国内外で建材シェアトップ3入り維持
- 環境対応製品の売上比率50%以上達成
- 海外売上高を全体の30%以上に拡大
- リサイクル資材活用率70%以上を実現
- スマート建材の市場投入と拡販強化
- 従業員のDXスキル向上と人材育成推進
- ブランド価値向上のためのメディア戦略
- 生産拠点の省エネ化・環境負荷低減達成
- 地域社会およびサプライチェーンの持続性強化
- 持続的成長に向けた新規事業の育成
事業セグメント
建材製造・販売
- 概要
- 建築資材およびエクステリア製品の開発、製造、販売を法人向けに展開。
- 競争力
- 高品質な独自開発断熱建材の提供
- 顧客
-
- 建設会社
- 住宅メーカー
- ビル管理会社
- 商業施設開発会社
- 建材卸業者
- 製品
-
- アルミサッシ
- 断熱建材
- エクステリア製品
- 内装建材
- 防火扉
マテリアル事業
- 概要
- 軽量化と高精度を求める産業向けに金属部品加工・供給を行う。
- 競争力
- 高精度鋳造と多様な金属加工技術
- 顧客
-
- 自動車メーカー
- 精密機器メーカー
- 電子機器メーカー
- 部品加工会社
- 輸送機器メーカー
- 製品
-
- アルミ鋳造部品
- マグネシウム圧出部品
- 電子機器用筐体
- 自動車用軽量部品
- 精密加工部品
商業施設事業
- 概要
- 多様な店舗向け什器やサイン製品を提供し商業施設の空間づくりに貢献。
- 競争力
- 豊富なラインナップとカスタマイズ対応力
- 顧客
-
- 小売業者
- 商業施設運営会社
- 店舗設計会社
- ディスプレイメーカー
- 製品
-
- 店舗什器
- 陳列台
- 看板
- 案内板
- 掲示板
物流サービス
- 概要
- 製品・資材の効率的な物流・倉庫管理サービスを展開。
- 競争力
- グループ内連携による高効率物流網
- 顧客
-
- グループ企業
- 外部顧客
- 製造業者
- 製品
-
- 製品輸送
- 倉庫管理
- 資材調達支援
海外事業展開
- 概要
- 欧州・アジア・北米の現地法人を通じて製品販売を強化。
- 競争力
- 現地ニーズに即した製品展開とサポート
- 顧客
-
- 海外建築業者
- 現地製造拠点
- 輸出業者
- 製品
-
- アルミ建材
- マテリアル部品
- 店舗什器
環境技術開発
- 概要
- 環境配慮型建材の研究開発と製品化を推進。
- 競争力
- 独自のリサイクル技術と省エネ設計
- 顧客
-
- 建設会社
- 製造企業
- 製品
-
- リサイクル素材利用製品
- 省エネルギー建材
付加価値製品開発
- 概要
- 高機能・高付加価値建材の企画・開発に注力。
- 競争力
- 技術革新と独自デザイン力
- 顧客
-
- 設計事務所
- 建築デザイナー
- 高機能部材ユーザー
- 製品
-
- 高断熱窓サッシ
- デザイン玄関ドア
- 特殊金属部品
IT・スマート建材
- 概要
- IoT技術を活用したスマート建材の研究開発を推進。
- 競争力
- 先進的なIoT対応建材技術
- 顧客
-
- スマートホーム企業
- 建築ITベンダー
- エネルギー管理業者
- 製品
-
- スマートサッシ
- IoT建材
- 省エネ制御システム
品質保証・検査サービス
- 概要
- 高度な品質保証体制で安定供給に寄与。
- 競争力
- 専門技術者による厳格品質管理
- 顧客
-
- グループ製造部門
- 外部企業
- 製品
-
- 製品検査
- 品質管理支援
教育・研修サービス
- 概要
- 技術力向上と人材育成に取り組む。
- 競争力
- 専門性と実践重視の研修体制
- 顧客
-
- グループ社員
- 業界技術者
- 製品
-
- 技術研修
- 管理者教育
競争優位性
強み
- 業界第3位の国内シェア
- 幅広い建材製品ラインナップ
- 高い技術力と独自開発力
- 国際的な生産・販売体制
- 強固なグループ連携体制
- 環境対応およびリサイクル技術
- 長期間にわたる市場実績
- 多様な販売チャネル網
- ブランド認知度の高さ
- 地域密着型の経営
- 安定した財務基盤
- 多様な子会社群
競争上の優位性
- 三協アルミ、立山アルミ両社の強みを結集した製品力
- 複数の海外拠点を活用したグローバルな供給網
- 業界トップクラスの建材加工技術
- 環境配慮型製品で差別化を推進
- ドラマ・メディアコラボによるブランド向上
- 多品種・多機能製品ラインナップでニーズ対応
- 顧客密着のきめ細かいサービス体制
- 強力な品質保証と製品検査システム
- 長年培った建築業界との関係性
- 高性能断熱建材の独自技術保持
- 専門分野ごとの社内カンパニー制による効率運営
- 強力な社会貢献・地域連携体制
脅威
- 建設業界の景気変動リスク
- 原材料アルミ価格の変動
- 新規参入による競合激化
- 環境規制強化によるコスト上昇
- 国内市場の人口減少と需要縮小
- 海外経済・政治リスクの影響
- 技術革新の迅速な対応が必須
- リサイクル素材の供給制約
- 為替変動による収益圧迫
- 労働力不足と人材確保の課題
- 気候変動による建材需要変動
- 建築基準法など法規制の変化
イノベーション
2024: 新幹線廃アルミのリサイクル活用
- 概要
- 新幹線から発生した廃アルミニウムの水平リサイクル技術を確立し、資源循環を推進。
- 影響
- 環境負荷軽減と材料コスト削減に寄与
2023: アートユニット明和電機とのTVCMコラボ
- 概要
- アルミ廃材を使った楽器演奏映像のCMを展開し、ブランドイメージ向上を図る。
- 影響
- ブランド認知度の向上と話題性の創出
2022: ドラマ・メディア作品への製品提供拡大
- 概要
- 複数の連続ドラマでインテリア建材や外装建材を採用、販促活動を強化。
- 影響
- 製品認知度の向上と顧客基盤の拡大
2021: 自然換気対応型カーテンウォール受賞
- 概要
- 環境配慮型カーテンウォールとサッシ設計でグッドデザイン金賞を受賞。
- 影響
- 製品の差別化による市場競争力強化
2023: 高機能インテリア建材のラインナップ拡充
- 概要
- 直線階段手すりユニットや間仕切り格子など住空間向け建材製品を強化。
- 影響
- 住宅市場での競争力向上に貢献
2020: 店舗什器『YFシリーズ』製造中止
- 概要
- 市場ニーズ変化に伴いタテヤマアドバンス社の主力什器シリーズを廃止。
- 影響
- 事業効率化と商品構成見直しを推進
2021: ドラえもんキャラクターをCMに起用
- 概要
- テレビCMに人気キャラクターを採用し、消費者への訴求を強化。
- 影響
- 若年層へのブランド浸透を促進
サステナビリティ
- 廃アルミの水平リサイクル技術開発
- 建材製品の環境負荷低減設計推進
- 地域資源循環型の物流体系強化
- 環境認証取得製品の拡大
- 省エネルギー性能の高い建材開発
- 製造過程のCO2排出削減努力
- 持続可能な原材料調達拡大
- 環境教育と地域連携の推進
- 工場の廃棄物削減と再利用促進
- 製品耐久性強化による長寿命化
- リサイクル素材活用商品の拡充
- 環境コミュニケーションの活性化