荏原実業
基本情報
- 証券コード
- 6328
- 業種
- 機械
- 業種詳細
- 産業用装置・重電設備
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1946年11月
- 上場年
- 1998年11月
- 公式サイト
- https://www.ejk.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- イワキポンプ, ナガオカ, 野村マイクロ・サイエンス, オルガノ, 栗田工業, 水道機工, 前沢工業, ポエック, 日本コンセプ
概要
荏原実業は1946年創業の機械メーカーで、環境・医療関連機器の研究開発に特化し、環境設備設計施工と液体関連産業機械の販売を行う企業です。
現状
荏原実業は2014年12月期に連結売上高約299億円、営業利益約11億円を達成しています。主力事業は環境関連と水処理関連で、給排水・衛生・空調設備機器の販売と環境施設の設計施工を手がけています。研究開発に特化し、自社製造工場は持たず、約70社の協力会社に製造を委託。技術革新を推進するために5か所の研究施設を運営し、環境計測技術や生産技術に注力しています。持続可能性の観点から上下水処理分野での技術開発を強化しており、2014年には生産技術センターを新設しました。連結子会社のエバジツと連携し、業界内の競争力を維持。最近では投資ファンドによる提案に対し定款変更の反対を表明するなど経営の透明性維持に努めています。中長期的には環境装置事業の強化と新規分野開拓を戦略目標として掲げています。
豆知識
興味深い事実
- 自社工場を持たず製造を協力会社に委託する独特のビジネスモデル。
- 環境関連装置分野では上下水処理施設に強みをもつ専業メーカー。
- 研究開発拠点は5か所の専門施設に分かれて高度な技術開発を展開。
- 荏原製作所の有力取引先ながら資本関係は希薄で独立性が高い。
- 地域を跨ぐ多拠点で環境技術の開発と生産技術の支援を実施。
- 2014年に連結子会社を吸収合併し事業基盤を強化した実績あり。
- 東京証券取引所プライム市場へ2022年に移行し市場からの注目度が上昇。
- 設計施工から販売までを一貫して提供する環境関連トータルサプライヤー。
- メーカー代理店として多様な産業用ポンプや空調設備機器の販売を展開。
- 医療分野における計測・分析機器は高い精度と信頼性で評価されている。
隠れた関連
- 荏原実業は荏原製作所と取引が深いが資本的には独立しており連携バランスに独特な関係がある。
- 研究開発施設が神奈川・千葉・埼玉・新潟など複数県に分散配置されているため地域技術コミュニティと強い繋がりを持つ。
- 医療分野に進出することで環境装置のノウハウを医療計測技術へ応用するクロスインダストリーの特徴がある。
- 複数の子会社や関係会社を介してドイツ企業など海外拠点との技術提携・株式譲渡実績がある。
- 環境関連と医療関連の双方の技術を活かし、将来的にはバイオ医療領域進出も注目される。
- 約70社の製造協力会社との強固な関係構築により柔軟な生産体制を維持している。
- 東京都中央区銀座に本社を置き、東京支社も同区内に複数オフィスを構える都心立地の強みがある。
- 上下水処理分野における環境施設設計施工の受注では国内自治体や公共事業者と密接な取引関係を持つ。
将来展望
成長ドライバー
- 上下水処理市場の環境規制強化に伴う需要増加。
- 医療機器分野での高精度装置の拡販と新規開発加速。
- 環境計測技術とIoTの融合による新サービス創出。
- 製造業の脱炭素化に伴う省エネ装置の需要拡大。
- 国際市場での環境プラントや機器の販路開拓。
- 協力会社との連携強化による製造効率向上。
- 政府のグリーン政策推進による公共投資増加。
- 研究開発投資の積極化と新技術創出。
- ESG評価向上を目指したサステナビリティ推進。
- 医療現場のDX進展による機器需要の多様化。
戦略目標
- 上下水処理分野の国内市場シェア拡大
- 医療関連機器の売上高を現在比2倍に増加
- 環境計測技術における国内トップクラスの確立
- 製造委託先との連携強化による生産体制最適化
- 持続可能な技術開発と環境負荷削減の両立
- 海外環境プラント事業の拡大による国際展開
- 全社的なデジタルトランスフォーメーションの推進
- 研究開発投資額の増加による競争力強化
- サステナビリティ基準に準拠した経営体制構築
- 地域社会との共生を重視した社会貢献活動の深化
事業セグメント
環境関連設備設計施工
- 概要
- 環境関連施設の設計・施工・保守サービスを総合的に提供。
- 競争力
- 約70社の協力会社ネットワークを活用した施工管理力
- 顧客
-
- 自治体上下水道局
- 環境プラント事業者
- 産業廃棄物処理業者
- 公共施設管理者
- 病院建設会社
- 製品
-
- 上下水処理施設設計
- 排ガス処理設備設計
- 汚水処理プラント建設
- 環境モニタリングシステム
産業用液体関連機械販売
- 概要
- 産業機械(主にポンプ・空調装置)販売代理事業を展開。
- 競争力
- 汎用機械の豊富な取り扱いと技術支援体制
- 顧客
-
- 荏原製作所
- その他産業ポンプメーカー
- 空調設備メーカー
- プラント設備業者
- 工業施設管理者
- 清掃施設業者
- 製品
-
- 産業用ポンプ
- 空調関連機器
- 液体搬送装置
- 衛生給排水機器
研究開発支援サービス
- 概要
- 研究開発用の技術支援・試験検査サービスを提供。
- 競争力
- 5拠点の専門研究施設による高度分析力
- 顧客
-
- 大学研究機関
- 医療機器メーカー
- 環境関連企業
- 技術系ベンチャー
- 自治体技術センター
- 製品
-
- 環境計測技術支援
- 医療機器技術支援
- 試験検査サービス
- プロトタイプ開発
環境計測・分析機器販売
- 概要
- 高機能環境計測・分析機器販売と保守を行う。
- 競争力
- 最新技術搭載による高精度測定機器提供
- 顧客
-
- 環境調査会社
- 産業プラント管理者
- 研究機関
- 自治体環境部門
- 製品
-
- 水質・大気測定器
- 分析機器
- リアルタイムデータ収集装置
医療用高機能機械販売
- 概要
- 医療現場向け計測・分析機器の販売を展開。
- 競争力
- 厳格な品質管理と高精度計測技術
- 顧客
-
- 病院・医療施設
- 医療機器流通業者
- 医薬品製造会社
- 製品
-
- 体液分析装置
- 検査機器
- 計測デバイス
競争優位性
強み
- 環境関連機器の豊富な技術ノウハウ
- 協力会社との強力な連携体制
- 多拠点の研究開発施設による技術力
- 上下水処理分野での高い市場シェア
- 医療関連機器の専門的技術
競争上の優位性
- 製造工場を持たず研究開発に特化する独自のビジネスモデル
- 約70社の協力会社ネットワークを活用した効率的な製造委託
- 環境装置と医療分野の両面での技術融合による製品開発力
- 上下水処理と空調設備機器販売の幅広い製品ラインナップ
- 連結子会社エバジツとのシナジー効果
- 環境関連施設の設計施工を含む総合的なサービス提供
- 強固な顧客基盤である荏原製作所の代理店事業
脅威
- 環境関連法規制の厳格化によるコスト増加
- グローバル競合他社の技術革新と価格競争
- 協力会社の製造遅延や品質問題リスク
- 自然災害による施設の稼働影響
- 医療分野における認証・規制対応の複雑化
イノベーション
2023: かずさ生産技術センターの機能強化
- 概要
- 生産技術開発の高度化とプロセス効率の向上を図る設備増強を実施。
- 影響
- 製造委託先との連携強化により納期短縮
2022: 環境計測技術センターでの新型分析機器導入
- 概要
- 最新の環境分析機器を導入し精度と速度を向上。
- 影響
- 分析時間を20%短縮し研究開発効率向上
2021: 医療関連計測機器の高精度化技術開発
- 概要
- 微量分析技術を導入し、医療機器の性能を改善。
- 影響
- 検出感度が従来比で30%向上
2020: 上下水処理向け省エネ装置開発
- 概要
- エネルギー消費を抑えた高効率水処理装置を開発。
- 影響
- 運用コストを15%削減し環境負荷軽減
サステナビリティ
- 上下水処理施設の環境負荷低減技術の推進
- 廃棄物削減とリサイクル推進の工場管理
- 環境関連装置の省エネルギー化設計
- 再生可能エネルギーの積極的活用
- 協力会社との環境基準遵守強化
- 地域環境保全活動への積極的参画
- 環境負荷評価システムの導入