TPR
基本情報
- 証券コード
- 6463
- 業種
- 機械
- 業種詳細
- 自動車部品
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1939年12月
- 上場年
- 1961年10月
- 公式サイト
- https://www.tpr.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- 大日塗, ジーテクト, リケンNPR, NITTAN, デンソー, 東京ラヂエーター製造, ティラド, ミクニ, ムロコーポレーション, 愛三工業, フジオーゼックス, オーハシテク
概要
TPRは1939年設立の自動車用エンジン部品製造の老舗で、シリンダーライナー世界首位の技術力を誇る機械メーカーです。
現状
TPRは2015年3月期に連結売上高約1,658億円、営業利益約194億円を計上し安定した業績を維持しています。主力のシリンダライナーは世界トップシェアを持ち、特にトヨタ向けが約3割の売上を占めています。日本をはじめ中国、インド、インドネシア、韓国、米国、欧州など海外にも多数の拠点を持ち、グローバルな生産・販売体制を確立しています。技術開発にも注力し、高品質焼結製品の製造技術を強みとしています。2011年に社名をTPRに変更し、内装・外装樹脂部品や電子電装・ゴムシール部品にも事業を多角化しています。近年はEDLC事業への参入や介護分野にも進出し事業領域を拡大中です。一方で子会社から引き継いだ赤字損金算入に伴う申告漏れ指摘の課題も抱えています。今後は持続可能な成長に向けて製品の多様化とグローバル戦略の推進に注力し、長期的には強固な技術力を活かした製品競争力の強化を見据えています。
豆知識
興味深い事実
- シリンダーライナーの世界シェア1位を誇る
- 1939年の設立以来、一貫してエンジン部品を製造
- 国内外に54社の関連会社を持つ多国籍企業
- 芙蓉グループ(みずほグループ)の一員で安定した経営基盤がある
- 2011年に社名を田中ピストンリング株式会社からTPRに変更
- ピストンリング試験にて米国製を凌駕した技術力
- トヨタ向け売上が全体の約3割を占める重要取引先
- EDLC事業に進出し電子部品分野を拡充中
- 介護事業への参入で製品・サービス多角化を進めている
- 長野県岡谷市に技術センターを構え研究開発を強化
- 税務調査で子会社の赤字損金取り込みにより追徴課税対応
- 安定的な労働力確保のため国内外に多数の工場を展開
- 焼結技術の研究開発で国内外特許を保有
- 引き継いだ子会社のノウハウを活かしグローバル展開を加速
- 社員数5,400人を超える大規模組織を有する
隠れた関連
- 芙蓉グループおよびみずほグループとの密接な財務関係により安定的資金調達とビジネス支援を享受。
- 自動車部品以外に介護や環境機器分野にも進出し異業種交流による技術融合を図っている。
- 多数の海外関連会社を通じて世界の自動車産業集積地に生産拠点を展開しグローバルサプライチェーンを維持。
- トヨタ自動車との長期的な取引関係が企業の安定的な収益基盤を支えている。
- 連結子会社ファルテックの上場によりグループ全体の資本効率と成長資金を確保している。
- 特許技術と高品質製造により国内外の競合企業に対して技術的優位を築く。
- 税務調査による申告漏れ指摘は経営の透明性向上につながる契機となった。
- 東京日本橋の中心地に本社を置き主要顧客との近接戦略を維持している。
将来展望
成長ドライバー
- 世界的な環境規制強化に伴う高機能部品需要拡大
- EVシフト対応製品開発での先行利益獲得
- 東南アジアやインドなど新興市場の自動車需要増加
- 技術革新と製造コスト削減を両立した生産体制強化
- 多角化戦略による事業リスクの分散
- グローバルサプライチェーンの最適化と拡充
- サステナビリティ経営への注力で企業価値向上
戦略目標
- 持続可能な製品開発と環境負荷低減を達成
- グローバル市場での売上規模倍増
- 高度な製造技術による競争力の強化
- 電子電装部品およびEDLC事業の収益拡大
- 多角的事業展開による収益基盤の拡充
- 研究開発投資率の継続的向上
- 地域社会と連携した持続可能なCSR活動の推進
- 人材育成による組織力の向上
- トヨタをはじめ主要顧客との関係強化
- デジタル化による業務効率の最大化
事業セグメント
自動車用エンジン部品製造
- 概要
- 高精度エンジン部品をグローバルに供給し世界シェアを誇る。
- 競争力
- 高い焼結技術で耐摩耗性に優れた製品を製造。
- 顧客
-
- 自動車メーカー
- 自動車部品サプライヤー
- 海外自動車工場
- 製品
-
- ピストンリング
- シリンダーライナー
- バルブシート
- バルブガイド
内外装樹脂部品製造
- 概要
- 多様なデザインと素材で自動車内外装部品を製造。
- 競争力
- 金型設計と生産技術の高度な融合。
- 顧客
-
- 自動車メーカー内装部門
- 自動車メーカー外装部門
- 二次製品メーカー
- 製品
-
- 樹脂成型部品
- メタル・モールディング部品
- テキスタイル部品
足回り部品製造
- 概要
- 軽量化と耐久性を追求した足回り製品を提供。
- 競争力
- アルミ加工技術の豊富なノウハウ。
- 顧客
-
- 自動車足回りメーカー
- サスペンション製造事業者
- 製品
-
- アルミ製部品
- ショックアブソーバー部品
電子電装部品及びキャパシタ製造
- 概要
- 省エネと高性能を実現する電子部品を開発・供給。
- 競争力
- 先進のキャパシタ技術と開発力。
- 顧客
-
- 電子機器メーカー
- 自動車電装部品メーカー
- 製品
-
- キャパシタ
- EDLC
工業用ゴム及びシール部品製造
- 概要
- 多様な用途向けの高耐熱・耐摩耗性ゴム製品。
- 競争力
- 最新合成ゴム素材と成型技術。
- 顧客
-
- 自動車部品メーカー
- 産業機械メーカー
- 製品
-
- 工業用ゴムシール
- エンジンシール
自動車検査・整備機械の製造販売
- 概要
- 整備現場向けに高性能検査機器を提供。
- 競争力
- 国内市場でのシェア拡大中。
- 顧客
-
- 整備工場
- 自動車検査場
- 製品
-
- ブレーキテスター
- 自動検査機械
工場設備・空調機器製造
- 概要
- 省エネ設計の設備機器を供給し環境負荷低減に貢献。
- 競争力
- 新技術の導入による高効率化。
- 顧客
-
- 製造業工場
- 商業施設
- 公共施設
- 製品
-
- 空調ユニット
- 設備用機器
温度調節弁製造
- 概要
- 精密温度コントロールを実現するバルブを生産。
- 競争力
- 独自バルブ設計技術。
- 顧客
-
- プラント事業者
- 産業機械メーカー
- 製品
-
- 温度調節バルブ
建設関連・介護サービス
- 概要
- 多角的に事業領域を拡大し地域社会に貢献。
- 競争力
- 多様な企業連携による総合サービス提供。
- 顧客
-
- 建設会社
- 介護施設
- 保険会社
- 製品
-
- 建設資材
- 介護用品
- 保険サービス
競争優位性
強み
- 世界シェアトップのシリンダーライナー技術
- 高度な焼結製造技術を有する
- グローバルな生産・販売ネットワーク
- 多様な自動車部品の製造経験
- 長い歴史に裏打ちされたブランド信頼
- 多角化した製品ラインナップ
- 強固な顧客基盤(特にトヨタなど大手向け)
- 海外子会社の充実による市場拡大
- 先進の電子部品・キャパシタ事業
- 高度な樹脂成型と金属加工技術
- 環境規制対応の技術開発
- 多様な製品でリスク分散
- 安定した財務基盤
- 管理体制の強化努力
- 多地域展開による為替リスク分散
競争上の優位性
- シリンダーライナー市場での世界的なリーダーシップを保持
- 高精度で耐久性に優れた焼結製品製造技術
- 国内外の主要自動車メーカーとの強固な取引関係
- 多岐に亘る製品ラインアップで総合力を発揮
- 東南アジア・中国・欧米に広がる生産拠点による供給安定性
- 技術開発力によりニッチ市場での高付加価値製品を提供
- 関連子会社の多数設立による経営と技術の連携強化
- EDLCなど新規事業分野への迅速な展開で成長軌道を模索
- 品質管理と環境基準で国際認証を取得・維持
- 経営トップの連携による迅速な意思決定体制
- 製品のトータルソリューション提供能力
- サプライチェーンマネジメントの最適化
- 積極的な海外M&Aや資本参加による市場拡大
- 技術継承体制の充実
- 多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ対応
脅威
- 世界的な自動車産業のEVシフトによる部品需要変化
- 為替変動に伴う収益の不安定化
- 海外新興企業の低価格攻勢
- 環境規制強化による製品仕様変更のコスト増
- 原材料価格の高騰リスク
- 国際貿易摩擦や関税リスクの増加
- 部品市場における競合他社の技術革新
- サプライチェーンの地政学リスク
- 労働力不足による生産性低下の懸念
- 税務調査による財務リスク
- 顧客の内製化傾向による外部調達減少
- 新規参入企業による市場競争激化
イノベーション
2023: EDLC事業の強化と設備投資
- 概要
- 高性能電気二重層キャパシタの生産能力拡大に向けた設備投資を実施。
- 影響
- 量産体制確立で市場シェア拡大を狙う。
2022: 新型高耐久シリンダーライナー開発
- 概要
- 耐摩耗性をさらに高めた新素材のライナーを製品化し競争力を強化。
- 影響
- 顧客満足度とシェア向上に寄与。
2024: 環境対応型焼結技術の導入
- 概要
- 製造プロセスでのCO2排出削減技術を開発し環境負荷を軽減。
- 影響
- 環境規制対応で企業価値向上に貢献。
2021: 介護分野製品の新展開
- 概要
- 介護用品の新製品開発により事業多角化を推進。
- 影響
- 新市場開拓と収益基盤拡大。
2023: AI技術を活用した製造工程最適化
- 概要
- AIによる品質管理と生産効率向上を実現。
- 影響
- 製造コスト削減と不良率低減。
2024: 海外拠点のIoT設備投資推進
- 概要
- 現地工場にIoT設備を導入し生産管理の高度化を図る。
- 影響
- 生産性向上と納期短縮に貢献。
2022: 新樹脂製内装部品の軽量化技術開発
- 概要
- 車両軽量化に貢献する複合材料を用いた内装部品を開発。
- 影響
- 燃費向上と環境性能に寄与。
サステナビリティ
- 工場の省エネ設備導入によるCO2削減
- 廃棄物リサイクル率向上の推進
- 環境負荷低減型製品の開発
- 地域社会と連携した環境保全活動
- 持続可能な資源利用のための材料選定