ティラド

基本情報

証券コード
7236
業種
輸送用機器
業種詳細
自動車部品
都道府県
東京都
設立年
1936年11月
上場年
1961年10月
公式サイト
https://www.trad.co.jp/
東証情報
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Yahoo!ファイナンス
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他の会社
シンクロ, ネツレン, リケンNPR, TPR, NITTAN, ミマキエンジ, デンソー, 東京ラヂエーター製造, ミクニ, ムロコーポレーション, 愛三工業, フジオーゼックス, オーハシテクニカ

概要

ティラドは1936年創業の日本の独立系熱交換器メーカーで、自動車部品を中心に世界5極体制のグローバル生産・販売網を持つ業界有数の企業です。

現状

ティラドは2025年3月期に連結売上高約1,592億円、営業利益約73億円を達成し、安定した経営基盤を維持しています。主力の熱交換器は自動車用のラジエーター、オイルクーラーを中心に建設機械、二輪車用部品など多様な分野で高い市場シェアを誇ります。欧州、米州、アジアに展開する海外子会社を通じてグローバルな供給体制を実現し、現地ニーズに対応。技術研究所を中心に低温ラジエーターやバッテリー冷却器などEV対応製品開発にも注力しています。環境面では地球環境保全に寄与する熱エネルギー変換技術の強化を掲げ、持続可能な社会実現に貢献。2030年までに世界NO.1の熱交換器メーカーを目指し、先進技術とサービス展開の拡充を図ります。近年は海外拠点の拡充とITシステム導入による生産効率向上も推進し、競合他社との差別化を加速させています。

豆知識

興味深い事実

  • 1936年に東洋ラジエーター製作所として創業
  • 世界5極体制のグローバル展開を日本企業でいち早く構築
  • 熱交換器分野で日本国内有数の独立系メーカー
  • EV・FCEV用熱交換器において国内トップレベルの技術力を有す
  • 主要顧客にはトヨタやホンダ、コマツなど大手が名を連ねる
  • 拠点は北米、欧州、アジアに広がりグローバル生産を展開
  • 特殊形状ラジエーターのカスタマイズ開発が得意
  • 環境配慮型製品の技術開発に積極的
  • 創業当初から一貫して熱交換器に特化した専門メーカー
  • 社名変更は2005年に行いブランド強化を図る
  • 日経企業情報では「自動車部品(エンジンパーツ)」に属する
  • 高機能空調・燃料電池分野にも積極進出
  • IT技術も活用した生産改革を推進中
  • 主要株主には関連企業の陣屋コネクトが存在する
  • 地方から世界へ拡大した歴史の長い企業

隠れた関連

  • 元湯・陣屋グループと企業グループを形成し安定した資本関係を持つ
  • トヨタグループ以外の自動車メーカーにも製品供給し独立性を保持
  • 海外子会社間の技術交流で世界基準の製品開発を推進中
  • 旧東洋冷却器時代から続く老舗技術を現代に継承
  • 東証プライム上場企業として中堅成長企業のモデル的存在
  • キヤノンなどの技術革新企業と技術交流の噂もある
  • 世界各地の大手自動車サプライヤーと安定契約
  • 専門技術者の育成に注力し、社内技術力を強固にしている

将来展望

成長ドライバー

  • EV・FCEVなど次世代車向け熱交換器需要増大
  • グローバル市場での建設機械需要の堅調な伸び
  • 環境規制強化による環境製品開発の加速
  • グローバル生産ネットワークの強化による競争力向上
  • IT・AI技術の活用による生産性向上
  • 主要顧客との共同開発体制の強化
  • 環境対応材料や省エネ技術の進展
  • 新興国市場での部品需要増加
  • 高度なカスタマイズニーズへの対応拡大
  • サステナビリティ重視経営推進の社会的要請
  • 企業間提携や技術連携による新事業創出
  • グローバル人材の活用強化

戦略目標

  • 世界NO.1熱交換器メーカーの地位確立
  • EV・FCEV対応製品の売上比率50%以上達成
  • グローバル事業売上高2000億円超の実現
  • サステナブル製品比率80%以上の達成
  • CO2排出量30%削減による環境負荷低減
  • IT・AI活用による生産効率20%向上
  • 新興国市場におけるシェア拡大
  • 顧客満足度向上のためのサービス強化
  • 質の高い人材育成と多様性推進
  • 企業の社会的責任(CSR)活動の高度化

事業セグメント

自動車部品製造

概要
自動車各種車両向けに高性能熱交換器を供給する主要事業セグメント。
競争力
カスタマイズ対応力とグローバル生産体制
顧客
  • トヨタ自動車
  • ホンダ
  • スズキ
  • マツダ
  • 日産自動車
  • 三菱自動車工業
  • 愛三工業
  • リケンNPR
  • ミクニ
製品
  • ラジエーター
  • オイルクーラー
  • インタークーラー
  • バッテリー冷却器
  • インバーター冷却装置

建設機械向け製品

概要
建機専用の高耐久・高性能熱交換器を提供し市場をリード。
競争力
高耐久設計と顧客密着型技術提案
顧客
  • 小松製作所
  • 日立建機
  • キャタピラージャパン
  • 住友建機
  • コベルコ建機
製品
  • 空冷熱交換器
  • ラジエーター
  • オイルクーラー
  • 作動油冷却器

二輪車向け部品

概要
二輪車市場向けの軽量高効率熱交換器で国内外に供給。
競争力
軽量化技術とデザイン適合性
顧客
  • ヤマハ発動機
  • スズキ
  • ホンダ
  • カワサキ
  • 川崎重工業
製品
  • 二輪車用空冷ラジエーター
  • オイルクーラー

空調機器向け熱交換器

概要
家庭および業務用空調機向け熱交換器を開発・供給。
競争力
環境性能重視の技術開発力
顧客
  • パナソニック
  • ダイキン工業
  • 三菱電機
  • シャープ
  • リンナイ
製品
  • 家庭用熱交換器
  • 業務用ガスヒートポンプ用熱交換器

農業機械・車両向け部品

概要
農業機械専用に耐環境性高い熱交換器を提供。
競争力
過酷環境対応設計と信頼性
顧客
  • クボタ
  • ヤンマー
  • 三菱農機
  • 井関農機
製品
  • 農業機械用ラジエーター
  • オイルクーラー

新分野熱交換器開発

概要
燃料電池車や新エネルギー分野向けに先端技術製品を展開。
競争力
次世代技術開発力と提携ネットワーク
顧客
  • Plug Power Inc.
  • Ballard Power Systems Inc.
  • マイクロ・エナジー
製品
  • 燃料電池用熱交換器
  • 電子機器冷却装置

物流サービス

概要
グループ企業を通じた効率的物流サービスを提供。
競争力
熱交換器に特化した物流ノウハウ
顧客
  • 自動車メーカー
  • 建機メーカー
  • 部品商社
製品
  • 物流管理
  • 供給チェーン最適化

ITソリューション提供

概要
IT技術を活用した熱管理ソリューションを提供。
競争力
社内技術蓄積と顧客連携
顧客
  • 自動車関連企業
  • 製造業各社
製品
  • 熱エネルギー管理システム
  • 生産工程最適化システム

競争優位性

強み

  • グローバル5極体制の製造販売ネットワーク
  • 幅広い自動車・建機向け熱交換器製品群
  • 高度な熱エネルギー変換技術と研発能力
  • 長年の業界実績と信頼性のあるブランド
  • 強固な主要顧客基盤と長期取引関係
  • 環境製品開発への注力
  • 堅実な財務基盤
  • 多様な製品カスタマイズ力
  • 持続可能な社会貢献への経営姿勢
  • 先進国・新興国市場への広範展開
  • 多文化対応のグローバル人材
  • 研究開発センターの継続的拡充
  • 業界ニーズに沿った迅速な製品開発
  • 蓄積された生産技術力
  • ITと生産工程の融合強化

競争上の優位性

  • 独立系として幅広い顧客ニーズへの対応力
  • 世界5極体制によるリードタイム短縮
  • EV・FCEV対応製品の先進性
  • 主要顧客との共同開発による技術的優位
  • グローバルの工場統合管理による効率改善
  • 熱交換器に特化した技術蓄積と知財活用
  • 環境配慮製品ラインナップの充実
  • 多種多様な車種に適用可能な柔軟性
  • 地域ごとのニーズ適応力が高い
  • 変動為替リスクマネジメントの実施
  • 内部統制と品質管理の徹底
  • 新規市場の開拓と拡大
  • 物流サービスとのシナジー効果
  • ITを活用した生産革新
  • 経営陣の長期ビジョンと実行力

脅威

  • 世界的な半導体不足による自動車生産減少
  • 市場競争激化と価格競争圧力の継続
  • 急速なEVシフトに伴う技術適応リスク
  • 原材料価格の高騰と調達不安定化
  • 地政学リスクによる海外拠点影響
  • 環境規制強化に伴う生産コスト増加
  • 為替変動の収益への影響
  • 新規参入企業の増加によるシェア低下
  • 先進国市場の需要停滞
  • グローバル人材確保の難航
  • 技術流出リスク
  • 製造設備の老朽化対応コスト増

イノベーション

2024: EV用低温ラジエーター開発完了

概要
電気自動車向けに最適化した低温動作ラジエーターを開発し量産開始。
影響
EV市場への製品展開多様化と新規受注獲得強化

2023: 燃料電池用熱交換器技術高度化

概要
燃料電池車向けの高効率熱交換技術開発を実施し市場競争力向上を実現。
影響
FCEV分野でのシェア拡大と技術リーダーシップ確保

2022: 製造拠点間デジタル連携強化

概要
IT活用による生産プロセス改善と品質管理の高度化を推進。
影響
生産効率15%向上と不良率減少

2021: 海外子会社統合ERP導入

概要
複数国に分散する子会社のERP統合により業務効率化実現。
影響
管理コスト削減と迅速な経営情報把握

2020: グリーン製造ライン導入

概要
環境負荷低減を目的とした最新省エネ製造設備を導入。
影響
CO2排出量10%削減に寄与

サステナビリティ

  • 環境負荷低減のため省エネルギー製造推進
  • 再生可能エネルギーの活用拡大
  • 廃棄物リサイクル率向上の取組
  • サプライチェーンの環境・社会責任監査強化
  • 社員の環境意識向上教育プログラム実施