古河電池

基本情報

証券コード
6937
業種
電気機器
業種詳細
製造用機械・電気機械
都道府県
神奈川県
設立年
1950年09月
上場年
1961年12月
公式サイト
https://www.furukawadenchi.co.jp/
東証情報
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他の会社
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概要

古河電池は1950年創業の電気機器メーカーで、自動車用や産業用鉛蓄電池を主力とし、宇宙用リチウムイオン電池など多様な蓄電池技術を有する業界有力企業です。

現状

古河電池は連結売上高で600億円規模を誇り、業界内で精密な蓄電池技術と広範な製品ラインナップで堅固な地位を確立しています。主力の自動車用鉛蓄電池を中心に航空機用、鉄道用、宇宙用と多様な分野で製品を展開。技術革新面では世界初の宇宙用リチウムイオン電池開発や紙製容器のマグネシウム空気電池「マグボックス」など独自技術に強みを持ちます。サステナビリティにも注力し高耐食性合金の適用など環境面での改善にも積極的です。東南アジアを中心に海外展開を拡大しつつ、国内大手自動車メーカーと強固な取引関係を持ち安定した事業基盤を維持しています。長期的には電動モビリティ向け電池や新型蓄電池の開発を進め、再生可能エネルギーの蓄電システム分野でも成長を目指します。財務面では堅実な経営を継続し、持続的成長に向けた設備投資や研究開発を強化中です。

豆知識

興味深い事実

  • 世界初の宇宙用リチウムイオン電池を開発した会社です。
  • 非常用マグネシウム空気電池『マグボックス』を紙製容器で実現。
  • 古河グループの一員であり長い歴史を持つ蓄電池の製造企業です。
  • 特に自動車用鉛蓄電池の分野で国内シェアが高い。
  • 統計的品質管理を早期に導入し品質安定に注力している。
  • 神奈川県横浜市保土ケ谷区を本社としています。
  • 主要株主である古河電気工業に連結子会社として属する。
  • 紙製非常用電池が発表された際は株価が3日連続ストップ高。
  • 国内外に複数の製造拠点と合弁会社を展開している。
  • 鉄道用電池も手掛けており公共交通機関にも供給中。
  • 二輪車用電池の技術提携を海外企業と行っている。
  • 環境負荷軽減に向け高耐食性合金を開発し製品化。
  • 電池以外に電源装置や電気工事関連事業も展開。
  • 品質認証はISO9001およびISO14001を取得済み。
  • 研究開発に力を入れ世界をリードする技術を保有。

隠れた関連

  • 古河電気工業グループの協業体制により素材から製品まで一貫生産を実現している。
  • 凸版印刷と共同で紙製非常用電池を開発し新市場を開拓。
  • 小惑星探査機はやぶさに搭載された電池を製造し宇宙探査に貢献。
  • インドのエキサイト社と技術援助契約を結び二輪車用電池事業を強化している。
  • 日本政策投資銀行の環境評価で鉛蓄電池業界では最高ランクを獲得。
  • 主要取引先はトヨタ自動車や本田技研工業など大手自動車メーカーが中心。
  • 国内鉛蓄電池工場跡地はマンションに転換され、地域再開発の一翼を担う。
  • 古河三水会の理事会社として古河グループ企業との連携が強い。

将来展望

成長ドライバー

  • 電動車・ハイブリッド車の普及拡大による電池需要増
  • 再生可能エネルギー蓄電システムの市場成長
  • 宇宙・航空機分野での高性能電池ニーズ増加
  • 環境規制強化による高効率・長寿命電池の需要増
  • 海外新興市場での自動車・産業向け事業拡大
  • IoT対応インテリジェント電池パックの開発強化
  • 官民連携による省エネ・防災製品の普及促進
  • 製品性能向上による他社との差別化の深化
  • 蓄電池リサイクル技術の高度化と環境貢献
  • デジタルトランスフォーメーションによる効率改善

戦略目標

  • 高性能長寿命鉛蓄電池の市場シェア拡大
  • 宇宙・航空向けリチウムイオン電池の技術リーダー継続
  • マグボックス等次世代非常用電池の市場拡大
  • 海外新興国での製造・販売基盤強化
  • 環境負荷低減への製造プロセス改革推進
  • IoT連携電池製品の開発による新規事業創出
  • 資源リサイクル率90%以上の実現
  • 業界最高水準の品質管理体制の維持と強化
  • 持続可能な社会貢献活動の徹底と拡充
  • 売上規模800億円以上の達成

事業セグメント

自動車用電池事業

概要
国内外の主要自動車メーカー向けに高性能鉛蓄電池を供給。
競争力
高耐腐食性合金と長寿命技術の優位性
顧客
  • 国内自動車メーカー(トヨタ、スズキ、本田技研)
  • 二輪車メーカー
  • 電動車両メーカー
  • 自動車部品サプライヤー
製品
  • 自動車用鉛蓄電池
  • 電動二輪車用電池
  • ハイブリッド車電池
  • バッテリー管理システム

航空・宇宙用電池事業

概要
極限環境対応の高信頼電池を航空宇宙分野に提供。
競争力
世界初の宇宙用リチウムイオン電池開発経験
顧客
  • 航空機メーカー
  • 防衛産業
  • 宇宙開発機関(JAXA等)
  • 航空宇宙部品サプライヤー
製品
  • 航空機用鉛・アルカリ蓄電池
  • 宇宙用リチウムイオン電池
  • 特注仕様電池

鉄道・公共交通機器向け電池

概要
鉄道向け長寿命高信頼蓄電池を開発・供給。
競争力
公共交通向け蓄電池の納入実績豊富
顧客
  • 鉄道会社(JR東日本、西日本旅客鉄道)
  • 公共交通機関
  • 車両製造会社
製品
  • 鉄道車両用鉛蓄電池
  • バッテリー関連機器
  • エネルギー管理システム

産業用電池・電源装置

概要
幅広い産業分野向けの電池・電源機器を提供。
競争力
多様な用途対応製品のラインナップ
顧客
  • 産業機器メーカー
  • 太陽光発電事業者
  • 防災機器メーカー
  • 通信機器メーカー
製品
  • 産業用鉛蓄電池
  • 無停電電源装置(UPS)
  • 直流電源システム
  • バッテリーチャージャー

海外事業

概要
アジア市場を中心に現地展開を加速し販売網を拡大中。
競争力
現地合弁生産拠点の活用
顧客
  • 東南アジア自動車メーカー
  • 現地販売代理店
  • 合弁会社(SIAM FURUKAWA等)
製品
  • 現地生産鉛蓄電池
  • マグボックス非常用電池

競争優位性

強み

  • 高度な蓄電池技術力
  • 多様な製品ラインナップ
  • 親会社古河電気工業の支援体制
  • 長年の業界実績と信頼
  • 国内大手自動車メーカーとの強い取引関係
  • 世界初の宇宙用リチウムイオン電池開発
  • 持続可能性と環境対応の推進
  • 海外合弁を活用した国際展開
  • 高耐久性蓄電池の製造技術
  • 安全性に配慮した製品開発
  • 多様な販売チャネルの確保
  • 社内技術開発力の高さ
  • 地域密着の製造設備
  • 多領域への応用技術
  • 統計的品質管理による高品質保証

競争上の優位性

  • 高耐食性合金を用いた長寿命電池の製造技術を唯一保有
  • 宇宙探査機搭載用電池の世界初開発により技術的信用が高い
  • 紙製非常用マグネシウム空気電池の開発で市場差別化に成功
  • 古河電気工業グループとして強力な経営基盤を有する
  • 国内自動車・鉄道界での確固たる納入実績と信頼性
  • 統計的品質管理を早期導入し安定品質を維持
  • 多分野への適用展開によるリスク分散と成長機会
  • 海外子会社と合弁企業により国際事業を効率的に拡大
  • 公共事業や防衛省など高信頼性要求にも対応可能
  • 独自技術の特許多数で競合との差別化を維持
  • 環境配慮型電池製造でESG投資に対応
  • 多様な販売ルート確保により多方面から売上を安定化
  • 新技術応用に積極的で常に先進的商品投入を継続
  • 高い安全基準で国際規格をクリアした製品開発
  • 老舗企業としてのブランドイメージと顧客信頼

脅威

  • リチウム電池分野の大型投資競争激化
  • 電動車化による蓄電池需要構造の変化
  • 原材料価格の高騰と供給不安定化
  • 海外新興企業の技術追い上げ
  • 法規制の強化による製品適合コスト増大
  • 環境規制対応のための製造コスト上昇
  • 国際貿易摩擦や関税リスクの増大
  • 新技術などによる既存製品の陳腐化リスク
  • グループ依存の経営体制の脆弱性
  • 海外拠点での政治・経済リスク
  • 大手資本の事業買収リスク
  • 市場の価格競争激化による利益圧迫

イノベーション

2024: 次世代長寿命鉛蓄電池開発強化

概要
高耐食性合金C21を用いた鉛蓄電池の性能向上に成功し、自動車用電池の寿命を大幅延長。
影響
製品競争力向上と顧客満足度増大

2023: マグボックス紙製非常用マグネシウム空気電池の市場拡大

概要
紙製容器の非常用電池「マグボックス」を自治体向けに展開し、災害対応市場に新規参入。
影響
新たな収益源の確立

2022: 宇宙用リチウムイオン電池パック技術高度化

概要
小惑星探査機向けに堅牢性と高効率を備えたリチウムイオン電池を開発し、高信頼性を実証。
影響
宇宙事業での競争優位確保

2021: 電動二輪車向け高出力鉛蓄電池の開発

概要
要求の厳しい二輪車向けに軽量かつ高出力の鉛蓄電池を製品化し、アジア市場でのポジション強化。
影響
海外販売の拡大に寄与

2020: 統計的品質管理を全社展開

概要
製造ラインに統計的品質管理を導入、歩留まり改善と製品品質安定化を実現。
影響
不良率5%改善によるコスト削減

サステナビリティ

  • 高耐食性合金の適用による鉛蓄電池の長寿命化推進
  • 製造工程における廃棄物削減とリサイクル率向上
  • 環境規制遵守と有害物質の低減管理
  • 省エネルギー設備投資とCO2排出削減計画
  • 地域社会との連携による環境啓蒙活動の実施
  • 安全な鉛の回収・再利用システム導入
  • ISO14001認証維持と環境マネジメント強化
  • 持続可能な電池材料調達の確立
  • 電動車市場への環境対応製品投入促進
  • 製品の安全性・耐久性向上で廃棄物削減に貢献