FDK
基本情報
- 証券コード
- 6955
- 業種
- 電気機器
- 業種詳細
- 製造用機械・電気機械
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1950年02月
- 上場年
- 1969年10月
- 公式サイト
- https://www.fdk.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- ニッポン高度紙工業, セントラル硝子, 関東電化工業, 田中化学研究所, ニッカトー, 三井金属, ダブル・スコープ, ジーエス・ユアサコーポレーション, 航空電子, 古河電池, 野崎紙
概要
FDKは1950年創業の電池と電子部品の製造メーカーで、古河グループに属し多様な電池技術とOEM供給力を有する業界主要企業です。
現状
FDKは2024年3月期の連結売上高約627億円を計上し、安定した売上を維持しています。主力の一次・二次電池事業は高度な技術を背景に車載用バッテリーから家庭用乾電池まで多様な製品を提供し、OEM先も多数あります。近年は全固体電池SoLiCellの量産開始など技術革新にも注力し、競争力強化を図っています。台湾のPSAグループ傘下となり資本基盤も安定。サステナビリティでは連続放電性能向上と環境配慮包装の導入を推進中です。加えて広範な販売網を持ち、国内外の電子機器メーカーとの連携も強く、将来的な電動化市場の成長を見据えた展開を計画しています。競合にはジーエス・ユアサコーポレーションや古河電池など多岐にわたり、差別化に向けた高い技術力と製品開発が継続的な課題です。
豆知識
興味深い事実
- 社名FDKは旧称富士電気化学に由来する。
- かつてFUJI NOVELブランドで乾電池を展開していた。
- TDKとは設立時の同一社名だが別会社で関係はない。
- 乾電池OEM供給先は東芝や三菱電機など大手多社。
- 全固体電池の量産は電池業界のニッチ先駆者。
- 多層構造リチウム電池をOEM提供する技術力。
- 販売子会社を中国・台湾・米国・ドイツなどに展開。
- 古河グループの電池部門中核企業の一つ。
- 充電器や懐中電灯含む幅広い電子製品を製造。
- パナソニックのeneloopはFDK製のOEM商品。
隠れた関連
- PSAグループの台湾企業が大株主となり経営権を取得。
- 古河グループの他電池メーカー(古河電池)と資本・業務連携。
- 富士通グループの関連企業として多方面で協業関係がある。
- 東芝電池の事業設備を譲受けて生産基盤を強化した。
- 三洋電機のニッケル水素電池事業を引き継いで拡大を図った。
- OEM供給により複数の大手小売、メーカーの乾電池ブランドへ製品供給。
- タミヤのミニ四駆用電池の公式OEMサプライヤーである。
- 製品性能向上のため独自の電池技術を継続的に開発している。
将来展望
成長ドライバー
- 全固体電池など次世代電池の市場開拓
- 自動車の電動化に伴う車載用電池需要増加
- 高性能電子部品のグローバル需要拡大
- サステナブル技術の普及と環境規制強化
- OEM先の多様化と新規顧客獲得
戦略目標
- 全固体電池量産を中心とした技術リーダーシップ確立
- 連続放電性能をさらに向上させた製品開発
- 環境配慮製品比率70%以上達成
- 海外市場売上比率の50%以上拡大
- 安定供給体制のグローバル展開と拡充
事業セグメント
自動車用電池
- 概要
- 自動車のハイブリッド用バッテリーシステムを中心に展開する事業。
- 競争力
- 車載向け電池の高い信頼性と技術力
- 顧客
-
- 自動車メーカー
- 自動車部品サプライヤー
- 二次電池製造業者
- 製品
-
- ニッケル水素電池
- リチウムイオンキャパシタ
- 高性能蓄電デバイス
産業用電池・蓄電システム
- 概要
- 産業用の高性能電池や蓄電モジュールを提供し、電力安定供給に貢献。
- 競争力
- 高出力と長寿命の電池技術
- 顧客
-
- 産業機械メーカー
- エネルギー管理企業
- 電子機器メーカー
- 製品
-
- リチウムイオンキャパシタモジュール
- 二次電池システム
- 特殊用途電池
電子部品製造
- 概要
- 各種電子部品の製造を通じて電子機器の高機能化を支援。
- 競争力
- 多様な電子部品の一貫生産体制
- 顧客
-
- 通信機器メーカー
- 家電メーカー
- 半導体メーカー
- 製品
-
- フェライトコア
- 高周波デバイス
- コンデンサー
OEM供給事業
- 概要
- 外部ブランド向けの高品質電池をOEM生産し幅広いニーズに対応。
- 競争力
- 大量生産と安定供給の実績
- 顧客
-
- 家電量販店
- 大手電池ブランド
- 専門メーカー
- 製品
-
- 乾電池
- 充電式電池
- 専用蓄電池
照明・懐中電灯製造
- 概要
- 乾電池式・充電式懐中電灯の設計・製造を行う事業。
- 競争力
- 高耐久LED技術と軽量設計
- 顧客
-
- アウトドア用品メーカー
- 防災用品企業
- 小売店
- 製品
-
- LED懐中電灯
- 充電式ライト
- 家庭用ライト
アクセサリー製造
- 概要
- 家庭用・業務用の電気アクセサリー製品を幅広く展開。
- 競争力
- 安全性と使い勝手の良さ
- 顧客
-
- 家電量販店
- 小売チェーン
- 電気機器商社
- 製品
-
- 延長コード
- テーブルタップ
- イヤホン
競争優位性
強み
- 高度な電池技術と製造ノウハウ
- 多様な電池種類の幅広いラインナップ
- 豊富なOEM供給実績
- グローバルな販売ネットワーク
- 古河グループの強力な支援
- 固体電池など次世代技術開発力
- 安定した資本基盤と財務体質
- 多様な電子部品の製造能力
- 環境対応に積極的な製品開発
- 長年の業界経験と信頼性
競争上の優位性
- 車載用電池市場での高い技術力と品質管理
- 多様な顧客ニーズに応える製品カスタマイズ力
- 堅牢なOEMパートナーシップ体制
- 連続放電性能を高めた独自のパッシベーションブロック技術採用
- 次世代全固体電池の量産体制構築による先行優位性
- 国内外複数拠点による効率的な生産体制
- 充実した技術サポートとアフターサービス
- 電池以外の電子部品展開による事業多角化
- 環境規制に対応した持続可能な製品群開発
- 長期安定供給体制による顧客信頼の獲得
脅威
- リチウムイオン電池大手企業との競争激化
- 原材料コストの世界的な高騰リスク
- 技術革新スピードに対応する必要性
- 国内外の環境規制強化と対応コスト増
- 市場の製品価格競争の激化
- 経済情勢の不透明さによる需要変動
- 台湾の筆頭株主による経営方針変化リスク
- 電池材料の供給不安定化
- グローバル供給チェーンの混乱
- 代替エネルギー技術の台頭による市場縮小可能性
イノベーション
2020: 小型全固体電池SoLiCell量産開始
- 概要
- 従来電解液を固体化したSMD対応全固体電池の量産体制を整備。
- 影響
- 高安全性・高耐久性製品の市場投入に成功。
2022: パッシベーションブロック技術の導入
- 概要
- 富士通アルカリ乾電池に新技術を採用し連続放電性能を約40%向上。
- 影響
- 製品競争力が大幅に強化された。
2023: 環境配慮型包装「サスティナパック」展開
- 概要
- 環境に配慮した新包装を広く採用し環境負荷低減を目指す。
- 影響
- 企業イメージ向上と顧客満足度アップに寄与。
サステナビリティ
- 製品の連続放電性能向上による省資源化推進
- 環境に配慮した包装材の導入と拡大
- 製造工程におけるCO2排出削減努力
- リサイクル活動と廃棄物削減の推進
- 安全で持続可能な電池開発への継続的投資