セントラル硝子
基本情報
- 証券コード
- 4044
- 業種
- 化学
- 業種詳細
- 製造用機械・電気機械
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1936年10月
- 上場年
- 1949年05月
- 公式サイト
- https://www.cgco.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- ニッポン高度紙工業, 関東電化工業, 田中化学研究所, DNC, 大紀ア, 三井金属, 冨士ダイス, ダブル・スコープ, ジーエス・ユアサコーポレーション, 古河電池, FDK
概要
セントラル硝子は1936年創業の化学・ガラス製品製造業者で、国内ガラス市場において上位3位のシェアを持ち、化成品事業を中心に高い技術力と業界地位を有する企業です。
現状
セントラル硝子は2021年3月期に連結売上高約1907億円、営業利益約40.6億円を計上し、堅実な経営基盤を築いています。主力事業は化学製品とガラス製品であり、特に化成品事業が利益の柱となっています。国内外に複数の生産拠点を持ち、松阪や宇部に工場を設置して安定生産を実現しています。技術革新に注力し、耐熱強化ガラスや半導体向け感光材などの開発を進めています。2018年には一部強化ガラス製品の品質問題を公開し、迅速な対応で顧客信頼の維持に努めました。サステナビリティへの取り組みも進めており、環境負荷低減や安全管理体制の強化を図っています。今後は電子材料や医薬品原体分野の事業拡大と海外市場開拓を重点課題とし、2030年に向けて高付加価値製品の開発とグローバル展開を推進しています。最新のニュースでは山口に研究棟を新設し、研究開発効率の向上を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 創業は宇部曹達工業として1936年に始まった歴史ある企業。
- 日本のガラス業界でトップ3に入る市場シェアを保持している。
- 宇部工場の軟式野球部は全国的な強豪チームとして有名。
- 2018年、強化ガラスの品質試験に関する問題を自主的に公表し注目された。
- 化成品事業が利益の柱であり、多角的事業展開を支えている。
- 石油化学ではなく、主に無機系化学製品に強みを持つ。
- セントラルグラスファイバー子会社がガラス繊維製品に特化している。
- 東京千代田区に本社を置くが、山口宇部市に主力工場がある。
- 長年の財務安定性と堅実経営で知られている。
- 耐熱強化ガラス製造技術で数多くの特許を保有している。
- 半導体材料の一つであるフォトレジストの国内有力メーカー。
- 業界内にて環境配慮型製品の開発には早期から取り組んでいる。
- 電子材料と肥料の両立が多角化の戦略の一端である。
- 創業当初から水酸化ナトリウム製造にも関わる歴史的経緯がある。
- 複層ガラスユニットの開発は省エネ志向の住宅市場で評価されている。
隠れた関連
- 創業者は宇部興産創業者と関連が深く、地域産業の発展に寄与。
- 元役員には政治家との接点があり、業界内での影響力が強い。
- 関連会社としてセントラル化成、セントラル硝子販売が完全子会社である。
- 化学繊維分野での日東紡績との間には取引や技術交流がある可能性が高い。
- PFAS不使用感光材開発は環境規制対応の象徴的案件で先駆的役割。
- 世界的な電子材料サプライヤーとしてグローバル企業と提携を持つ。
- 地域社会との協働による環境保全プログラムを複数実施。
- 複層ガラス関連技術は国内建築市場の省エネ基準強化に連動。
将来展望
成長ドライバー
- 半導体・電子材料市場の成長に伴う需要増加
- 環境規制強化による環境配慮製品需要の拡大
- 国内外の建築市場における省エネガラス需要の拡大
- 自動車産業における安全・高機能ガラスの増加
- 農業分野の持続可能性強化に向けた肥料需要増
戦略目標
- 化成品と電子材料事業の売上比率を現状以上に拡大
- 環境配慮製品の売上構成比を50%以上に引き上げ
- 海外市場での事業展開を強化し全体売上の30%以上を目指す
- R&D投資を増加し先端材料の開発リーダーを確立
- サステナビリティ経営を推進し企業価値を向上
事業セグメント
電子材料事業
- 概要
- 半導体やフラットパネル用の電子材料を供給し、精密工程を支えています。
- 競争力
- 高い純度管理と安定供給体制
- 顧客
-
- 半導体メーカー
- ディスプレイ製造業者
- 電子部品メーカー
- 研究機関
- 製品
-
- 高純度フッ酸
- フォトレジスト
- 光学フィルム
- 半導体用化学品
化成品事業
- 概要
- 多様な化学製品を開発・生産し、産業と農業を支えています。
- 競争力
- 幅広い製品ラインナップと技術力
- 顧客
-
- 化学工業メーカー
- 医薬品メーカー
- 農業関連企業
- 研究開発機関
- 製品
-
- 無機化学品
- 医薬品中間体
- 農業肥料
- 機能性化学品
ガラス製品事業
- 概要
- 建築と自動車産業向けに高機能ガラス製品を提供しています。
- 競争力
- 高品質製造技術と多様な製品展開
- 顧客
-
- 建築資材メーカー
- 自動車メーカー
- 精密機器メーカー
- 建設会社
- 製品
-
- 強化ガラス
- 耐熱ガラス
- 自動車用ガラス
- 複層ガラスユニット
ガラス繊維事業
- 概要
- 高耐熱性と強度を持つ多用途ガラス繊維製品を供給しています。
- 競争力
- 高性能ファイバー技術
- 顧客
-
- 複合材料メーカー
- 自動車部品業者
- 電子機器メーカー
- 土木建設業
- 製品
-
- ガラス繊維布
- 短繊維
- グラスファイバー
- 補強材
製造設備・メンテナンス
- 概要
- 製造設備の保守および品質管理サービスを提供し、安定生産を支援。
- 競争力
- 長年の製造ノウハウと技術サポート
- 顧客
-
- 同社製造工場
- 他化学メーカー
- 電子材料製造業
- メンテナンス企業
- 製品
-
- 製造装置保守
- 品質管理サービス
- 環境管理サポート
- 製品検査機器
研究開発サポート
- 概要
- 材料開発や新技術創出を支える研究支援サービスを展開。
- 競争力
- 専門知識による高度技術支援
- 顧客
-
- 産学連携機関
- 化学研究所
- 大学
- 技術開発企業
- 製品
-
- 材料分析サービス
- 合成技術提供
- 試作支援
- 技術コンサルティング
農業資材事業
- 概要
- 持続可能な農業を支える肥料と資材を提供しています。
- 競争力
- 幅広い農業ニーズ対応製品
- 顧客
-
- 農家
- 農業協同組合
- 農業資材販売店
- 農薬・肥料メーカー
- 製品
-
- 硫安肥料
- 複合肥料
- 農業用資材
- 肥料添加物
建築資材事業
- 概要
- 省エネルギーと安全性を両立する建築用ガラス製品を供給しています。
- 競争力
- 高度な省エネ技術と安全基準対応
- 顧客
-
- 建築設計事務所
- 住宅建設会社
- 不動産開発業者
- 建材販売店
- 製品
-
- 断熱複層ガラス
- 遮熱フィルム
- 安全防犯ガラス
- 省エネ建材
環境関連事業
- 概要
- 環境負荷低減に寄与する化学製品とサービスを提供しています。
- 競争力
- 環境規制適合技術の豊富な導入実績
- 顧客
-
- 製造業
- 上下水道事業者
- 環境保全団体
- 自治体
- 製品
-
- 排水処理薬品
- 脱臭剤
- 環境調査サービス
- リサイクル技術
自動車部品事業
- 概要
- 安全で機能的な自動車用ガラス部品を提供し、車両の品質向上に貢献。
- 競争力
- 高品質な耐熱・強化技術
- 顧客
-
- 自動車メーカー
- 部品サプライヤー
- 二次加工業者
- 整備・修理業者
- 製品
-
- 自動車用フロントガラス
- サイドガラス
- リアガラス
- 特殊ガラス部品
電子機器向け保護材事業
- 概要
- 電子機器の表面保護に特化した高品質フィルムを製造販売。
- 競争力
- 優れた耐久性と透明性の両立
- 顧客
-
- 電子機器メーカー
- スマホアクセサリー販売店
- 電子部品商社
- 通信機器販売業者
- 製品
-
- スマートフォン保護ガラス
- タブレット用保護フィルム
- 電子部品保護フィルム
- 高機能フィルム
特殊用途ガラス事業
- 概要
- 先端技術向けに高性能特殊ガラスを提供しています。
- 競争力
- 高度な加工技術と品質管理
- 顧客
-
- 光学機器メーカー
- 化学プラント
- 研究機関
- 精密工業
- 製品
-
- 光学用特殊ガラス
- 耐薬品性ガラス
- 耐熱ガラス
- 精密加工ガラス
競争優位性
強み
- 業界内での高い市場シェアとブランド力
- 化学とガラスを融合した多角的事業展開
- 国内複数拠点による安定した生産体制
- 高度技術に基づく化成品事業の利益基盤
- 幅広い顧客層と取引関係の多様性
- 耐熱強化ガラスなど先端製品の開発力
- 研究開発への積極的投資と技術蓄積
- 持続可能性を考慮した環境配慮製品
- 半導体材料分野での高純度化学品提供
- 長年の経験に基づく品質管理能力
- 強力な経営陣と安定した財務基盤
- 広範な販売チャネルネットワーク
- 信頼性の高い顧客サポート体制
- 国内外の産業トレンドに即応可能
- 多様な産業ニーズ対応力
競争上の優位性
- ガラスと化学の融合により独自製品を創出可能
- 国内3位のガラスシェアに基づく提案力
- 化成品事業による安定的な利益確保
- 電子材料分野で半導体向け高純度品が強み
- 複数工場の連携で柔軟な生産調整が可能
- 高度な品質管理体制により信頼度が高い
- 研究開発組織と連携した新素材開発力
- 幅広い産業分野への供給チャネルと顧客基盤
- 環境対応商品で社会的評価が向上中
- 高機能ガラス製品における技術的優位性
- 柔軟な顧客対応とカスタマイズ提案が可能
- 国内外の主要製造業者との強固な取引関係
- 資本力を活かした設備投資による競争力強化
- 堅牢な販売ネットワークとブランド認知
- 豊富なノウハウに基づく製品開発能力
脅威
- 世界的な原材料価格の変動リスク
- 海外メーカーとの価格競争激化
- 環境規制強化による生産コスト増加
- 技術革新のスピードに乗り遅れるリスク
- 国内市場の成熟と需要減少傾向
- 自然災害による工場・物流への影響
- 海外政治リスクによる事業不確実性
- 新規参入者や代替素材の台頭
- 為替変動による利益率変動リスク
- 労働力不足による生産性低下懸念
- 品質問題による企業イメージの毀損
- グローバルサプライチェーンの混乱
イノベーション
2023: 山口に新研究棟を開設
- 概要
- 研究開発活動の強化を目的に山口に最新設備の研究棟を新設。
- 影響
- 開発効率向上と新材料創出の加速
2022: PFAS不使用感光材の開発
- 概要
- 環境負荷低減を狙いPFASを含まない半導体用感光材を開発。
- 影響
- 新市場獲得と環境規制対応力強化
2021: 高純度フッ酸生産能力の増強
- 概要
- 半導体需要増に対応し高純度フッ酸の生産ラインを拡充。
- 影響
- 生産能力20%増と半導体材料の安定供給
2024: 耐熱強化ガラス製造技術の改良
- 概要
- ヒートソーク工程の最適化により耐久性を向上させた。
- 影響
- 製品の信頼性向上と市場シェア拡大
2023: 環境配慮型肥料の開発
- 概要
- 環境負荷を抑えつつ効果的な栄養供給が可能な肥料を市場投入。
- 影響
- 農業分野での持続可能性推進に貢献
2022: ガラス繊維素材の耐熱性向上技術
- 概要
- 新たな製造プロセスにより耐熱性を20%向上させた技術を開発。
- 影響
- 自動車部品用途での採用拡大期待
サステナビリティ
- 廃棄物削減およびリサイクル率向上の推進
- 有害物質PFASの排除と環境対応製品化
- 工場の省エネルギー設備導入によるCO2削減
- 持続可能な調達基準の整備と実行
- 地域社会との連携による環境保護活動