ローム
基本情報
- 証券コード
- 6963
- 業種
- 電気機器
- 業種詳細
- 半導体・電子部品
- 都道府県
- 京都府
- 設立年
- 1958年09月
- 上場年
- 1983年11月
- 公式サイト
- https://www.rohm.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- キオクシアホールディングス, ディジタルメディアプロフェッショナル, 信越化, ソシオネクスト, ニデック, サンケン電気, ルネサスエレクトロニクス, アクセル, ザインエレクトロニクス, アオイ電子, 新電元工業, メガチップス, 村田製
概要
ロームは1958年創業の京都発の半導体・電子部品メーカーで、カスタムLSIとパワー半導体に強みを持つ業界トップクラスの企業です。
現状
ロームは2025年3月期に連結売上高約4485億円、純資産約8897億円を計上する一方で純利益は約500億円の赤字となっています。主力のカスタムLSIを中心にパワー半導体市場で存在感を強めており、日本の半導体業界を代表する企業です。近年はLED照明事業から撤退し、半導体技術に集中しています。革新的な不揮発性ロジックLSIの開発など技術革新に積極的で、持続可能な省エネ技術として注目されています。健康経営優良法人(ホワイト500)に複数年度認定されるなど従業員の健康管理にも努めています。地域社会への貢献として京都市のロームシアター命名権取得や音楽文化支援も特徴です。主要な競合メーカーとの提携や買収も活発に行い、今後も高付加価値半導体開発とグローバル展開により事業基盤の強化を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 社名は抵抗の単位オーム(Ohm)に由来する。
- 創業者は立命館大学在学中に炭素皮膜抵抗の特許を取得。
- 製品上に社名ロゴを表示しない独特のマーケティング戦略。
- 京都本社周辺で毎年LEDを使ったイルミネーションを実施。
- LED照明事業はアイリスオーヤマに売却し撤退済み。
- 健康経営優良法人(ホワイト500)に複数年度認定。
- 立命館大学にローム記念館を設置し教育支援。
- 創業者は音楽財団を通じ音楽家支援も行う。
- 1998年ヤマハの半導体工場を買収し救済に関与。
- 製品番号がBD、BU、BHのLSIはローム製と技術者間で認識されている。
- びわ湖毎日マラソンのゼッケンスポンサーをかつて務めた。
- 製造拠点は京都のほか浜松などに展開。
- 長年にわたり日本のカスタムLSI市場を席巻している。
- イノベーションの一環として不揮発性ロジックLSIを早期に開発。
- 幅広い分野の産業機器向けに多様な半導体製品を供給。
隠れた関連
- 製品番号の識別子BD、BU、BHがローム製半導体と技術者に認知されている。
- 立命館大学との強い連携により人材育成と研究開発が進む。
- ヤマハの経営危機時に半導体工場買収で産業支援を実施。
- 地元京都市の文化施設ロームシアター命名権を50年契約で取得。
- 創業者佐藤研一郎はピアニストで音楽支援活動を積極的に行う。
- LED照明事業の売却により事業の選択と集中を推進。
- 健康経営認定により従業員の健康管理体制が優れている。
- 複数の上場代理店を通じた販売網が強固な市場展開を支える。
将来展望
成長ドライバー
- 世界的な電動車・ハイブリッド車市場の拡大
- 再生可能エネルギー向けパワー半導体需要増加
- IoT・5Gなど高周波LSIの需要拡大
- 省エネ技術・製品の社会的ニーズの高まり
- 顧客ニーズに適応したカスタムLSI開発力強化
- グローバル市場におけるアジア・欧米での事業拡大
- 技術革新による新規半導体製品の創出
- 産業機器の自動化・スマート化市場の成長
- 健康経営とサステナビリティを軸にした企業価値向上
- パートナー企業との技術連携による競争力強化
- 半導体製造工程のデジタル化による生産効率向上
- 新素材・製造技術の導入による製品差別化
戦略目標
- カスタムLSI市場シェアトップの維持・拡大
- パワー半導体分野での技術リーダーシップ確立
- 販売チャネルの多様化とグローバル展開加速
- 持続可能な製造体制の構築と環境負荷削減
- 健康経営優良法人認定の継続と従業員満足度向上
- 新規市場創出による売上高1兆円達成
- 高付加価値製品比率の引き上げ
- イノベーション推進による次世代製品開発強化
- 地域社会との連携強化とCSR活動の充実
- DX推進により業務効率と品質管理を革新
事業セグメント
自動車関連
- 概要
- EVやハイブリッド車の電力制御に欠かせない高性能半導体を提供。
- 競争力
- 高信頼性・低損失の車載向け半導体技術
- 顧客
-
- 自動車メーカー
- 自動車部品サプライヤー
- 電動車向け充放電システムメーカー
- EVメーカー
- 製品
-
- パワー半導体デバイス
- 車載用カスタムLSI
- センサーIC
- 高耐圧IGBTモジュール
産業機器
- 概要
- 生産現場の省エネと高効率化を実現する半導体を提供。
- 競争力
- 柔軟なカスタム設計対応力
- 顧客
-
- 産業用ロボットメーカー
- 工作機械メーカー
- エネルギーマネジメント企業
- 自動制御装置メーカー
- 製品
-
- パワーエレクトロニクス用半導体
- モジュール
- カスタムLSI
- センサーデバイス
情報通信機器
- 概要
- 高速通信機器向けの高性能半導体を展開。
- 競争力
- 高周波対応のLSI技術
- 顧客
-
- 通信機器メーカー
- サーバーメーカー
- 電子機器組立企業
- ネットワーク機器プロバイダー
- 製品
-
- 高周波用LSI
- 集積回路
- 受動部品
- 電源管理IC
コンシューマーエレクトロニクス
- 概要
- 消費者向け電子機器に使われる半導体製品を供給。
- 競争力
- 省電力設計と高信頼性
- 顧客
-
- 家電メーカー
- モバイル端末メーカー
- IoT機器開発者
- AV機器メーカー
- 製品
-
- カスタムLSI
- ディスクリート半導体
- パワーデバイス
- 受動部品
医療機器
- 概要
- 医療現場に適した高精度半導体を提供。
- 競争力
- 厳密な品質管理と低ノイズ設計
- 顧客
-
- 医療機器メーカー
- ヘルスケア機器開発企業
- 精密機器メーカー
- 製品
-
- 高精度ADC
- LSIカスタム設計
- センサー素子
エネルギー関連
- 概要
- 再生可能エネルギー向け効率的な半導体を供給。
- 競争力
- 省エネ性能に優れたデバイス設計
- 顧客
-
- 太陽光発電企業
- 風力発電メーカー
- スマートグリッド企業
- 蓄電システムメーカー
- 製品
-
- パワー半導体
- 電源管理IC
- カスタムLSI
半導体パッケージング
- 概要
- 高信頼性を持つ半導体パッケージ技術を提供。
- 競争力
- 多種多様なパッケージ技術
- 顧客
-
- 半導体メーカー
- 電子部品商社
- EMS企業
- 製品
-
- セラミックパッケージ
- リードフレーム
- モジュールパッケージ
ディスプレイ関連部品
- 概要
- 液晶・有機ELディスプレイ向け半導体を製造。
- 競争力
- 高精度制御技術
- 顧客
-
- ディスプレイメーカー
- スマホ製造企業
- 家電メーカー
- 製品
-
- 駆動用LSI
- ドライバIC
- 受動部品
車載センサー
- 概要
- 車載用途の高信頼センサーを開発・供給。
- 競争力
- 高耐環境性能
- 顧客
-
- 車載機器メーカー
- ADAS関連企業
- 製品
-
- 加速度センサー
- 角速度センサー
- 温度センサー
工業用機器
- 概要
- 工業現場の省エネ・効率化に貢献する製品群。
- 競争力
- 長寿命と高耐久性
- 顧客
-
- 計測機器メーカー
- 検査装置企業
- 産業オートメーション
- 製品
-
- 高精度集積回路
- パワーデバイス
- 受動部品
通信インフラ
- 概要
- 高速通信向け高性能半導体を提供。
- 競争力
- 先端通信技術との連携力
- 顧客
-
- 基地局メーカー
- ネットワーク機器企業
- 製品
-
- 高周波IC
- パワーデバイス
- エネルギーマネジメントLSI
航空宇宙・防衛
- 概要
- 高信頼性を要する領域向け半導体製品群。
- 競争力
- 厳格な品質管理体制
- 顧客
-
- 防衛装備メーカー
- 宇宙機器開発企業
- 製品
-
- 高信頼性LSI
- パワーデバイス
- センサー技術
競争優位性
強み
- 高度なカスタムLSI設計技術
- 高信頼性のパワー半導体製造能力
- 多彩な半導体製品ポートフォリオ
- 京都を中心とした長期的な地域密着
- 優れた省エネ技術と製品開発力
- 安定した財務基盤と大規模な資本金
- 国内外の技術提携と買収による成長
- 独自の不揮発性ロジックLSI開発
- 幅広い産業向け製品展開
- 強固な品質管理と生産体制
- 豊富な特許と技術開発実績
- 健康経営優良法人認定による組織力
- 創業者由来の独自ブランドネーム
- 幅広い販売チャネルの構築
- 多国間へのグローバル展開
競争上の優位性
- 業界トップクラスのカスタムLSI開発技術で差別化
- パワー半導体における省エネ性能と耐久性で優位
- 多岐にわたる電子部品群を一手に扱う多角化戦略
- 京都の研究拠点を活かした高い技術集積
- 半導体パッケージング技術における独自の強み
- 車載・産業機器向け市場の深耕により安定収益確保
- 不揮発ロジックLSIの実用化に成功し市場先行
- 国内外の大手企業との提携・買収による技術補完
- 健康経営と地域貢献による企業イメージ向上
- 販売チャネル多様化で市場アクセス拡大
- 従業員の技術力向上に注力し高品質製品を維持
- 長期的な投資計画と財務戦略に基づく持続的成長
- 環境負荷低減に配慮した製品開発で社会的評価
- 柔軟な顧客対応と受注生産システムで顧客満足度高
- 独自ブランド名は一般に目立たないが顧客評価は高い
脅威
- 世界的な半導体需給不安の影響
- 大手外資系企業との競争激化
- 半導体製造設備の急速な技術進化への対応負荷
- 国際的な貿易摩擦・輸出規制リスク
- 材料価格の変動によるコスト増大
- 設備投資の高額化による資金繰り圧迫
- 新規技術の開発遅延による市場競争力低下
- グローバル人材獲得競争の激化
- 環境規制強化への対応コスト増
- 経営黒字回復までの時間がかかる財務リスク
- 自動車業界の電動化変革による市場変動
- 技術流出やサイバー攻撃リスク
イノベーション
2025: 省電力不揮発ロジックLSIの量産化
- 概要
- 不揮発性メモリを用いた待機消費電力ゼロのLSIを量産開始。
- 影響
- 消費電力削減で市場競争力向上
2024: SiCパワーデバイスの高効率化技術開発
- 概要
- シリコンカーバイドパワー半導体で電力損失2割減技術を確立。
- 影響
- 電力制御機器の性能向上と省エネ貢献
2023: 車載用高耐圧LSI開発
- 概要
- 厳しい車載環境に耐える高耐圧LSIを新たに開発。
- 影響
- 車載市場シェア拡大に寄与
2022: AI連携センサー技術の導入
- 概要
- スマートセンサーにAI機能搭載による性能強化を実施。
- 影響
- 医療・工業分野での応用開拓
2021: 製造工程のデジタル化推進
- 概要
- スマートファクトリー化により歩留まりと品質を大幅に改善。
- 影響
- コスト削減と生産効率アップ
2020: 次世代OLED向け電子部品開発
- 概要
- 有機EL照明制御用電子部品の新規開発に成功。
- 影響
- 新規市場参入と技術評価獲得
サステナビリティ
- 製造プロセスでのCO2排出削減計画推進
- 廃棄物リサイクル率90%以上の維持
- 従業員の健康経営促進と職場環境改善
- 環境負荷低減型製品の拡充
- 地域社会との協働による文化・環境支援
- 省エネ、省資源設計の半導体製品開発
- 持続可能なサプライチェーンマネジメント
- ISO14001認証の継続的維持強化
- 水資源使用の効率化推進
- 環境教育による社員意識向上
- スマートファクトリー化によるエネルギー節約
- パートナー企業との環境課題共有・改善