エクセディ
基本情報
概要
エクセディは1950年創業の大阪府寝屋川市拠点の自動車用クラッチ・トルクコンバーター製造大手で、アイシングループの一員として駆動系部品分野で高い技術力を持つ企業です。
現状
エクセディは最新の2024年3月期に連結売上高約3,083億円、営業利益約183億円を達成し、安定した財務基盤を有しています。主力の自動車用トルクコンバーターおよびクラッチ製品は国内外の多様な自動車メーカーに採用され、高い市場シェアを誇ります。創業70年以上の歴史を持ち、アイシンと業務提携しており、技術力を活かした製品開発に注力しています。生産拠点は国内の複数箇所に加え、北米やアジアにも展開しグローバルな供給網を構築しています。ISO/TS16949認証取得など品質管理体制も充実し、製造工程の効率化と環境負荷低減にも取り組んでいます。近年はデジタル化や省人化技術の導入により生産効率向上を目指し、自動運転やEV対応部品の研究開発も進めています。地域社会貢献やスポーツ支援活動にも積極的で、持続可能な企業経営を推進中です。今後は国内外の自動車市場の変化に対応しながら新規顧客獲得を目指し、グループシナジーを活用した成長戦略を推進していきます。
豆知識
興味深い事実
- 1950年に大金製作所として創業し、後にエクセディに社名変更。
- アイシン精機(現アイシン)との長期業務提携関係が強固。
- クラッチ製品で日本国内トップクラスのシェアを持つ。
- 独自のトルクコンバーター技術で国内外自動車メーカーに供給。
- 「伊賀FCくノ一三重」のユニフォームスポンサーとしても知られる。
- 製品の一部はモータースポーツ用高性能部品にも供給されている。
- ISO/TS16949認証を取得し品質管理体制を徹底。
- 多彩な事業所と工場を日本全国および海外に展開。
- 創業者の足立一馬は企業の発展に大きく寄与した人物。
- 東証プライム市場に上場し信頼性の高い企業。
- ダイナックスなど多数の子会社を持つ。
- 独自の研究開発センターを保有している。
- 環境対応製品開発に積極的に取り組んでいる。
- 自動車以外に建設機械や農業機械向け製品も展開。
- ウェブサイトは多言語で情報発信している。
隠れた関連
- アイシン系列企業として、自動車産業内での協力関係が強固である。
- 三和グループおよびみどり会に属し、日本の大手企業グループとの連携が深い。
- 主要株主にダイハツ工業が含まれ、車両メーカーとの関係性が強い。
- スポーツチームのスポンサー活動を通じて地域社会との絆を深めている。
- 建設・農業機械メーカーとの取引により多角的な事業展開を実現。
- 長年続く上野事業所は地域経済に貢献する重要な拠点。
- ISO/TS16949取得により国際規格に準拠した品質体制を整備。
- 日本国内の複数営業所ネットワークにより広域的な販売及びサポート体制を構築。
将来展望
成長ドライバー
- 電動車・EV市場の拡大に伴う部品需要増
- 自動運転技術への対応による新製品開発
- グローバルマーケットの強化と新規顧客獲得
- 省エネルギー製品の開発による環境配慮
- 二輪車市場の安定成長
- 建設・農業機械の自動化需要拡大
- スマートマニュファクチャリング導入促進
- 国内外供給網の効率化と安定化
- サステナビリティ対応強化
- デジタル技術活用による生産革新
- 顧客ニーズの多様化への柔軟対応
- 協業・提携強化によるシナジー創出
戦略目標
- 電動車用駆動部品の市場シェア拡大
- 環境負荷削減によるカーボンニュートラル実現
- グローバル生産体制の最適化と強化
- 高付加価値製品の開発と拡販
- デジタル化と自動化による生産性向上
- 多様な事業セグメントでの収益拡大
- 持続可能な地域社会貢献の継続
- 新規市場・顧客層の開拓
- 研究開発投資の拡大
- スマートモビリティ関連技術のリード
事業セグメント
自動車メーカー向け部品供給
- 概要
- 国内外自動車メーカーに高信頼性の駆動系部品を供給し、製品開発から量産まで一貫したサポートを提供。
- 競争力
- アイシンとの連携による技術革新と安定供給体制
- 顧客
-
- トヨタ自動車
- ホンダ技研工業
- 日産自動車
- スズキ
- マツダ
- 三菱自動車工業
- ダイハツ工業
- SUBARU
- スバル
- いすゞ自動車
- フォルクスワーゲン
- BMWジャパン
- メルセデス・ベンツ
- 現地生産メーカー
- 製品
-
- クラッチシステム
- トルクコンバーター
- トランスミッション部品
- ドライブシャフト
- カップリング製品
- センサーおよび制御部品
二輪車メーカー向け部品供給
- 概要
- 二輪車向けに高性能で耐久性に優れたクラッチ及び関連部品を提供し、安全・快適な走行を支援。
- 競争力
- 二輪専用技術の蓄積と高品質製造
- 顧客
-
- ヤマハ発動機
- ホンダ二輪
- カワサキ
- スズキ二輪
- 輸入二輪ディーラー
- 製品
-
- 二輪クラッチ
- 二輪トルクコンバーター
- 二輪用駆動部品
建設機械メーカー向け部品
- 概要
- 建設・産業機械メーカーに耐久性と高性能を両立した駆動系部品を安定供給。
- 競争力
- 過酷環境対応の高信頼性設計
- 顧客
-
- コマツ
- 日立建機
- キャタピラー
- クボタ
- その他建設機械メーカー
- 製品
-
- 建設機械用クラッチ
- 油圧クラッチ
- トルクコンバーター
農業機械向け駆動部品
- 概要
- 農業機械向けに作業効率と耐久性を重視した駆動系製品を提供。
- 競争力
- 農業現場での実績と耐環境性能
- 顧客
-
- ヤンマー
- クボタ農業機械部門
- 各種農機具メーカー
- 製品
-
- トラクター用クラッチ
- トルクコンバーター
- 駆動系部品
アフターマーケットサポート
- 概要
- 修理・交換需要に応える各種部品の供給と技術支援を実施。
- 競争力
- 高品質部品と豊富な製品ラインナップ
- 顧客
-
- 自動車修理工場
- 部品販売業者
- カー用品店
- 製品
-
- クラッチ交換部品
- メンテナンス用品
- カスタムパーツ
電子制御関連製品
- 概要
- 省エネ化・EV化に対応した電子制御駆動部品の研究開発と量産。
- 競争力
- クラッチ制御の高度なノウハウ
- 顧客
-
- 自動車電子機器メーカー
- トラクター制御システム
- EV関連サプライヤー
- 製品
-
- 電子制御クラッチシステム
- センサー類
- 制御ユニット
国際物流及び部品調達
- 概要
- グローバル供給網を活かし国際的な部品流通と物流効率化を推進。
- 競争力
- 広範なグローバルネットワーク
- 顧客
-
- 自動車海外工場
- 部品商社
- 現地販売代理店
- 製品
-
- 輸出用クラッチ製品
- トルクコンバーター
- 物流・保管サービス
技術開発・テストサービス
- 概要
- 製品の性能評価と技術的な検証サービスを提供。
- 競争力
- 長年の技術蓄積と試験設備
- 顧客
-
- 自動車メーカー開発部門
- アフターサービス部門
- 第三者検査機関
- 製品
-
- クラッチ耐久試験
- トルク性能評価
- 技術コンサルティング
新エネルギー車部品
- 概要
- 次世代車両向けエネルギー効率製品の開発と提供。
- 競争力
- 先端技術の迅速な製品化能力
- 顧客
-
- ハイブリッド車メーカー
- EVメーカー
- 自動車部品サプライヤー
- 製品
-
- 電動クラッチ
- トルクコンバーターEV対応型
- 省エネ部品
アクチュエーター及び制御システム
- 概要
- 駆動機能の高度制御を実現する部品とシステムの開発。
- 競争力
- 制御技術と駆動技術の融合
- 顧客
-
- 自動車部品メーカー
- 産業機械メーカー
- 自動化設備メーカー
- 製品
-
- 駆動用アクチュエーター
- 制御システム
- センサー連動部品
競争優位性
強み
- 高い技術力と製品品質
- アイシンとの強固な業務提携
- 幅広い製品ラインアップ
- 国内外のグローバルな生産体制
- 長期にわたる市場での信頼性
- 品質管理と環境対応の徹底
- 豊富な研究開発資源
- 強いブランド力と市場認知
- 安定した財務基盤
- 多様な顧客ニーズへの対応力
- 迅速な生産と供給体制
- 労働力の高度な専門性
- 長年の業界経験
- 高い顧客満足度
- 技術革新力
競争上の優位性
- アイシンとの緊密な連携による技術シナジー
- 自動車用クラッチとトルクコンバーターのトップクラス製造技術
- グローバルな製造ネットワークによる供給安定性
- 幅広い製品ポートフォリオによる市場対応力
- 顧客毎のカスタマイズ製品開発能力
- 先進的な品質管理と認証取得
- 多様化する市場ニーズに対応した製品開発力
- 強固な主要顧客基盤による安定収益構造
- 持続的な研究開発投資
- 環境負荷低減のための製品技術革新
- 競合他社にはない二輪および産業機械分野への対応力
- 幅広い販売チャネル展開で市場浸透
- 豊富な年間販売数量によるスケールメリット
- スポーツ・競技用製品によるブランド価値向上
- 精密部品加工の高度なノウハウ
脅威
- 自動車産業の電動化・EVシフトでの適応遅れリスク
- グローバル市場での激しい価格競争
- 海外生産国の政治・経済リスク
- 供給チェーンの混乱や資材価格上昇によるコスト圧力
- 環境規制強化による製品適合対応負担増加
- 新規競合企業の技術革新による市場シェア圧迫
- 主要顧客の生産調整による受注変動
- 為替変動による業績への影響
- 人材確保と技術継承の難しさ
- サプライヤーの品質問題による影響
- 地政学的リスクによる海外事業影響
- 自然災害による生産停止リスク
イノベーション
2024: デジタル制御クラッチシステム開発
- 概要
- 車両の燃費向上と走行性能向上を狙った電子制御クラッチの新技術を開発。
- 影響
- 次世代自動車の高効率化に貢献し、競争力強化に寄与。
2023: 二輪車向け高耐久クラッチ製品刷新
- 概要
- 耐摩耗性と操作感を改善した新世代二輪クラッチを開発・量産開始。
- 影響
- 二輪市場での競争優位性向上とシェア拡大に成功。
2022: 環境対応型トルクコンバーター技術導入
- 概要
- 燃費改善と排出ガス低減を実現する新トルクコンバーターを市場投入。
- 影響
- 環境規制対応製品ラインアップの強化に貢献。
2021: 生産ラインの省人化・自動化推進
- 概要
- ロボット導入により主要工程の自動化を実施、生産効率を大幅に向上。
- 影響
- コスト削減と品質安定を同時に実現。
2024: 高性能素材採用による耐熱クラッチ開発
- 概要
- 新素材の活用で高温環境でも性能を維持可能なクラッチを開発。
- 影響
- 高性能車市場での製品競争力を強化。
2023: グローバル生産連携強化プロジェクト
- 概要
- 海外拠点間の技術共有と生産プロセス統合を促進。
- 影響
- 生産品質向上とリードタイム短縮を実現。
2022: クラッチ性能評価システム刷新
- 概要
- AI活用による開発用性能評価システムを導入し、開発期間を短縮。
- 影響
- 製品開発の迅速化と品質精度向上に寄与。
2024: EV対応クラッチ技術研究スタート
- 概要
- 電気自動車に適応した新たなクラッチ機構の基礎研究を開始。
- 影響
- 将来のEV市場での競争優位性確保を目指す。
サステナビリティ
- 生産工程の省エネルギー化推進
- 廃棄物削減とリサイクル率向上対策実施
- 環境負荷低減素材の採用拡大
- 地域社会との共生を考慮した環境保全活動
- 従業員の環境意識向上プログラム
- サプライチェーンの環境評価基準導入
- ISO14001認証の維持と強化
- カーボンニュートラルに向けた長期計画策定
- 環境負荷を考慮した製品設計開発
- デジタル化による生産効率向上でエネルギー節約
- 職場におけるエコ活動の推進
- 環境関連規制の遵守徹底