エフ・シー・シー

基本情報

証券コード
7296
業種
輸送用機器
業種詳細
自動車部品
都道府県
静岡県
設立年
1939年06月
上場年
1994年08月
公式サイト
https://www.fcc-net.co.jp/
東証情報
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他の会社
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概要

エフ・シー・シーは1939年創業の日本の輸送用機器メーカーで、主に二輪・四輪用クラッチ製造において国内最大手かつ世界首位のシェアを誇る企業です。

現状

エフ・シー・シーは2021年3月期に連結売上高約1709億円、純利益約119億円を計上し安定した財務基盤を有しています。二輪車用クラッチにおいては国内シェア100%で世界トップであり、本田技研工業をはじめとする主要自動車・オートバイメーカーへ供給を行っています。技術研究所や生産技術センターを持ち、ISO9001・ISO14001認証を取得し品質・環境管理に注力。海外展開も積極的で北米・中国・東南アジア・ブラジルなどに複数拠点を展開しています。近年は電動化・自動運転技術の進展に対応した製品開発や海外市場でのシェア拡大に注力しており、将来的な技術革新やグローバル需要増が成長ドライバーとなる見通しです。同時に自動車産業の動向や競合激化、地政学リスクを慎重に観察しつつ、中長期の事業戦略を推進しています。今後は持続可能な生産体制や新技術の適用にも取り組み、業界トップの地位維持と拡大を目指しています。

豆知識

興味深い事実

  • 二輪車クラッチの国内市場で100%のシェアを持つ。
  • 創業当初は不二ライト工業所として設立。
  • 国内外に多くの製造・技術拠点を展開している。
  • ホンダのすべての二輪車用クラッチを供給。
  • ISO9001・ISO14001認証を早期に取得するなど品質環境に注力。
  • 東北化工株式会社の株式譲渡で事業の見直しを実施。
  • 海外展開に積極的で多様な国に拠点を設置。
  • 自動車とオートバイ両方需要をカバーする業界唯一のメーカー。
  • クラッチだけでなく専用機・金型製作でも実績あり。

隠れた関連

  • 本田技研工業の主要株主であり深い資本業務提携を持つ。
  • スズキやSUBARU、フォードの一部車種にも部品を供給している。
  • 国内四大オートバイメーカー全てにクラッチを供給し業界独占的地位。
  • エフ・シー・シーの製品は世界中の二輪・四輪産業に影響を与えている。
  • 長年TSRオートバイチームのメインスポンサーを務めている。
  • 浜松を拠点に地域産業の発展にも寄与している。
  • 金型製作に関しては精巧な技術を持つ国内老舗として知られている。
  • 海外子会社の設立によりグローバルな技術交流が活発化している。

将来展望

成長ドライバー

  • 二輪車市場の高性能クラッチ需要の堅調な成長
  • 電動化および自動運転関連技術の深化による新製品開発
  • グローバル市場での拡大と現地生産体制の強化
  • 環境規制対応製品のニーズ増加
  • 産業用装置向け伝動機器の需要拡大
  • 既存顧客の深耕と新規取引先の開拓
  • 先進材料・技術の導入による差別化
  • 製造プロセスのデジタルトランスフォーメーション
  • 金型・専用機分野の技術革新加速
  • サステナビリティ実現に向けた活動強化

戦略目標

  • 電動車市場向けクラッチ製品比率を50%超へ引き上げ
  • 海外売上比率を60%以上に拡大
  • SDGsに対応した環境負荷低減型製造実現
  • 革新的素材開発による製品性能向上
  • IoT・AI活用したスマート生産ライン構築
  • 研究開発投資の拡大による技術革新推進
  • 地域社会との共生を深化しCSRを強化
  • 長寿命、高性能クラッチの市場投入加速
  • 新規BtoB事業領域開拓と収益多様化
  • 従業員のスキル向上と働きやすさの向上

事業セグメント

自動車メーカー向け部品供給

概要
国内外の自動車・オートバイメーカーにクラッチ等の主要部品を安定供給。
競争力
ホンダ系を中心とした高い信頼性と品質管理体制
顧客
  • 本田技研工業
  • スズキ
  • SUBARU
  • フォード・モーター
  • ヤマハ発動機
  • 川崎重工業
製品
  • 二輪車用クラッチ
  • 四輪車用クラッチ
  • 動力伝動機器
  • プラスチック成形部品
  • 特殊金型・専用機械

産業用機械部品製造

概要
産業用装置や重電設備向けに動力伝動部品を提供しています。
競争力
高精度加工技術と豊富な生産ノウハウ
顧客
  • 国内産業機械メーカー
  • 重電設備メーカー
  • 建設機械メーカー
  • 汎用機械メーカー
製品
  • クラッチ
  • 減速機
  • 伝動軸
  • 精密歯車

専用機・金型製作サービス

概要
自社開発の技術を活かした専用機器と金型の設計・製造を行います。
競争力
多様な金型設計と製作実績による短納期対応
顧客
  • 自動車部品メーカー
  • 電子機器メーカー
  • プラスチック成形工場
製品
  • ダイキャスト金型
  • プレス金型
  • プラスチック成形金型
  • 各種専用機

海外製造・販売拠点支援

概要
海外拠点の製造および販売に関する包括的支援を提供。
競争力
グローバル展開による市場への柔軟な対応
顧客
  • 現地提携企業
  • 海外自動車メーカー
製品
  • クラッチ生産
  • 技術サポート
  • 品質管理指導

競争優位性

強み

  • 世界一の二輪車用クラッチシェア
  • 本田技研との強力な取引関係
  • 高品質な製造技術と管理体制
  • グローバルな生産・販売ネットワーク
  • ISO9001・ISO14001認証取得の品質環境管理
  • 豊富な製品開発力と多様なラインナップ
  • 国内外の主要自動車メーカーへの安定供給
  • 高度な金型設計と専用機械製造技術
  • 多拠点の生産体制によるリスク分散
  • 経験豊富な技術者集団

競争上の優位性

  • 国内二輪車クラッチ100%シェアという圧倒的地位
  • ホンダ全車種への部品供給による安定受注基盤
  • 二輪・四輪両方をカバーする製品多様性
  • 海外拠点展開で多地域の需要に対応可能
  • 独自技術による耐久性と信頼性の高さ
  • 業界屈指の品質保証体制で顧客満足度向上
  • 技術研究所による継続的な製品イノベーション
  • 金型から専用機まで生産技術の垂直統合
  • 環境規制対応製品の開発力
  • 主要顧客との長期的な信頼関係

脅威

  • 自動車業界の電動化に伴うクラッチ需要減少
  • グローバル競争激化による価格競争圧力
  • 原材料価格の変動リスク
  • サプライチェーンの途絶リスク
  • 為替変動による収益影響
  • 新規参入企業からの技術革新圧力
  • 環境規制強化による製品対応コスト増加
  • 地政学的リスクによる海外事業の不確実性

イノベーション

2023: 電動二輪車向けクラッチ技術の開発

概要
環境規制強化を受け電動二輪車対応の新型クラッチを開発し市場投入準備中です。
影響
環境対応製品ラインナップ拡充で新規顧客獲得期待

2022: 生産プロセスの自動化・省人化推進

概要
最新のロボット技術を導入し組立工程の自動化を推進しています。
影響
生産効率20%向上、コスト削減を実現

2021: 高耐久性クラッチ材質の研究開発

概要
独自の複合材を用いた耐摩耗性向上クラッチ部品の開発に成功しました。
影響
製品寿命延長により顧客満足度向上

2024: 海外生産拠点の拡大とデジタル制御導入

概要
現地工場に最新デジタル制御機械を導入し品質と生産性を向上させています。
影響
グローバル競争力強化

2020: 環境配慮型製造プロセスの構築

概要
省エネルギー技術と廃棄物低減の製造方法を確立しました。
影響
環境負荷低減とコスト削減

サステナビリティ

  • ISO14001取得による環境マネジメント強化
  • 廃棄物リサイクル率の向上(90%以上)
  • 生産現場での省エネルギー推進
  • 環境負荷低減材料の採用拡大
  • 地域環境保護活動への参加
  • 工場排水の高度処理システム導入
  • 化学物質の適正管理と削減運動
  • 従業員への環境意識教育強化
  • サプライチェーンの環境基準適合