高速
基本情報
概要
高速は1966年設立の食品包装資材卸売業界最大手で、東北・関東を地盤に広範な商品群と創業者一族による堅固な経営体制を有しています。
現状
高速は2020年3月期に連結売上高約886億円、経常利益約33億円を計上し、業界でトップの売上を誇ります。東北地方を中心に52拠点を持ち、食品容器やフィルム、ラベルなど幅広い製品を扱う食品包装資材専門の卸売商社です。創業以来の創業者一族による安定した経営が続き、M&Aを積極的に行い事業基盤を強化しています。近年は西日本での事業拡大や九州進出も視野に入れ、国内市場において高いシェアを維持。2023年には初のテレビCMを展開し、認知向上に努めています。サステナビリティにも取り組み、環境負荷軽減に向けた包装資材の開発を推進中。中長期的には全国展開の強化と商品バリエーション拡大を図り、持続的成長を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 業界で唯一の上場包装資材卸企業で業界首位の売上を誇る。
- 約14万アイテムの豊富な商品数を取り扱う多品種専門商社。
- 創業当初はキャッシュレジスター用記録紙を製造していた。
- 2023年に初のテレビCMを放映し認知度を向上。
- 創業者一族が50年以上にわたり経営を継続している。
- 東北・関東を中心に全国52か所の拠点を展開。
- 包装資材のほか、包装機械や厨房資材も手掛ける。
- 積極的なM&Aで関連子会社を多数有する多角展開。
- 食の安全・衛生を支える包装資材供給に特化。
- 地域密着型営業で顧客のニーズに迅速対応。
隠れた関連
- 創業者一族は高速興産を通じて持株比率を高め企業支配を維持。
- 光通信などIT関連企業が主要株主として名を連ねる独特な株主構成。
- 包装資材卸売業で唯一の上場企業であり業界の動向に影響力を持つ。
- 複数の包装資材製造会社を子会社化し垂直統合を実現している企業体制。
- 斬新な広告展開で食品包装業界のイメージ刷新に挑戦している。
将来展望
成長ドライバー
- 食品包装需要の多様化による商品開発拡大
- 東日本から西日本・九州への販売エリア拡大
- 環境規制強化に対応したエコ包装資材需要増
- M&Aを活用した事業基盤の強化と多角化推進
- 健康志向や衛生意識向上による包装材高度化
- IT・IoT活用による物流・営業効率化の推進
- 新規顧客開拓と既存顧客への深耕営業の強化
- 飲食店、外食チェーンの再開および成長
- 国内食品産業の安定的成長に伴う包装資材需要
- デザイン力強化による高付加価値包装提案
戦略目標
- 全国規模での販売拠点の最適配置と拡充
- 包装資材ラインアップの環境対応100%化
- M&Aによる主要包装関連企業の統合・拡大
- 年間売上規模1,200億円以上の達成
- サステナビリティ経営の推進と評判強化
- 食品メーカーとの共同開発プラットフォーム構築
- デジタル技術導入で物流コスト20%削減
- 包装設計・デザイン事業でのシェア拡大
- 社員の環境・安全意識100%徹底
- 地域社会への貢献活動の継続的強化
事業セグメント
食品包装資材供給
- 概要
- 食品業界向けに包装資材を一貫供給し、製造から販売まで支援。
- 競争力
- 豊富な商品アイテム群と広地域に張り巡らした販売網
- 顧客
-
- 食品製造業者
- 食品加工工場
- 食品卸売業者
- 小売業者
- 外食産業
- 製品
-
- 食品容器
- 包装フィルム
- 紙製包装資材
- ラベル
- 包装機械
物流・保管資材
- 概要
- 物流現場の効率化を支える包装・梱包資材を提供。
- 競争力
- 産地・店舗間を結ぶ多様な資材調達力
- 顧客
-
- 物流企業
- 倉庫運営会社
- 食品流通業者
- 小売物流部門
- 製品
-
- 段ボール
- 梱包資材
- 物流機器
- コンテナー
- ラベルシール
店舗・厨房設備資材
- 概要
- 店舗運営に必要な細かな資機材を総合提供。
- 競争力
- 食品包装以外もカバーする多角的事業展開
- 顧客
-
- 外食チェーン
- 惣菜店
- 小売店舗
- 飲食店
- 製品
-
- 厨房機器
- 店舗備品
- 衛生消耗品
- 割箸
- 清掃用品
包装機械・自動化システム
- 概要
- 効率的な包装・梱包を実現する機械とシステムを提供。
- 競争力
- 長年の包装資材ノウハウを活かした機械提案力
- 顧客
-
- 大手食品加工工場
- 製造ライン運営企業
- 包装設計企業
- 製品
-
- 包装機械
- 自動計量装置
- 梱包ライン機器
環境対応資材
- 概要
- 環境負荷低減に貢献する次世代包装資材を展開。
- 競争力
- サステナブル資材の早期採用と普及推進
- 顧客
-
- 環境配慮型小売業
- エコ推進企業
- 製造業
- 製品
-
- 生分解性フィルム
- リサイクル資材
- 環境配慮包装資材
競争優位性
強み
- 包装資材卸売業界でのトップシェア
- 幅広い商品ラインアップと約14万アイテムの取扱い
- 東北・関東を中心とした強固な販売ネットワーク
- 安定した創業者一族による経営体制
- 積極的なM&Aによる事業拡大
- 食品包装専門商社としての専門性
- 多様な製品カテゴリーの取扱いによる顧客ニーズ対応
- 地域密着による迅速なサービス提供
- 子会社群による製造・サービス連携
- 初のテレビCM展開によるブランド認知向上
競争上の優位性
- 業界唯一の上場企業としての資金調達力
- 高い商品アイテム数で多様な食品包装需要をカバー
- 東北・関東で強固な地域基盤を持つ営業力
- M&Aで迅速に事業エリア拡大を実施
- 長年の取引実績と信頼による顧客基盤
- 創業以来続く創業家経営による意思決定の速さ
- 包装機械を含む機械・設備資材の提供による差別化
- 環境対応包装材への早期対応
- 全国52拠点体制による速やかな商品供給
- 多角的な製造拠点と連携した商品展開
脅威
- プラスチック利用規制拡大による包装資材市場の変動
- 原材料価格の世界的高騰による収益圧迫
- 新規参入者や代替製品による競合激化
- 環境問題による規制強化と消費者意識の変化
- 物流費用増加によるコスト競争力低下
- 自然災害等によるサプライチェーンの影響
- 人口減少や国内市場縮小による需要減退
- デジタル化遅れによる競争力低下
- 政策や税制変化による事業環境の不確実性
- 為替変動による輸入製品価格の不安定化
イノベーション
2023: 初のテレビCM公開
- 概要
- ブランド認知向上のため、プロ声優・山寺宏一らを起用しTVCMを展開。
- 影響
- 認知度向上と顧客基盤拡大に寄与
2021: 日本包装工業株式会社の子会社化
- 概要
- 包装関連事業の強化を目指し、日本包装工業を子会社化。
- 影響
- 製造と販売の連携強化による市場競争力向上
2020: 環境対応型資材の拡充
- 概要
- 生分解性フィルムやリサイクル素材商品の取り扱いを増加。
- 影響
- 顧客の環境配慮ニーズに応える商品提供
2022: 西日本地区の事業拡大計画
- 概要
- 九州・西日本市場への営業拠点強化と事業展開を推進中。
- 影響
- 新規市場開拓による売上拡大期待
2024: 包装デザイン室東京分室開設
- 概要
- 東京でのデザイン企画強化のため、分室を開設し顧客対応を拡充。
- 影響
- 付加価値の高いパッケージ開発支援が可能
サステナビリティ
- 環境負荷低減の生分解性包装材の取り扱い強化
- 再生資源利用促進による包装廃棄物削減
- 省エネ・省資源に配慮した物流体制の構築
- 地域社会との協創によるSDGs達成への貢献
- 包装廃棄物のリサイクル率向上推進
- 社員の環境意識向上教育の実施
- エネルギー使用の見える化と削減活動
- グリーン調達方針の策定と実行
- 地域清掃や環境保護活動への参加
- 食品廃棄削減にひも付く資材提案・開発