NISSHA
基本情報
概要
NISSHAは1946年創業の高度な印刷技術とタッチセンサー開発で世界的シェアを持つ京都拠点の製造企業です。
現状
NISSHAは2024年12月期に連結売上高約1956億円、営業利益約55億円、純利益約39億円を計上しました。主力事業であるタッチセンサーは世界トップレベルのシェアを誇り、成長市場で優位性を確立しています。産業資材事業では加飾フィルムや蒸着紙、医療機器事業も拡大中です。2023年には医療用製造子会社を買収し、事業多角化を推進しています。再生可能資源利用促進や環境負荷低減も積極的に取り組み、持続可能な成長を目指しています。今後はデバイス事業の需要拡大とライフイノベーション事業の強化を戦略重点としています。グローバル展開を進めると共に、新技術開発と品質管理に注力し、業界内での競争力をさらに高めています。
豆知識
興味深い事実
- NISSHAの元社名は日本写真印刷株式会社であった。
- 本館は国の登録有形文化財に指定されている。
- 世界最高シェアのタッチセンサー技術を持つ。
- 加飾フィルムの製造に80年以上の歴史がある。
- 医療機器分野にも独自技術を活用し拡大中。
- 京都市営バスのバス停に“NISSHA前”の副称がある。
- 任天堂やAppleなど大手企業と安定取引を行う。
- 蒸着紙生産において業界トップクラスの技術力。
- ESG推進担当の社長兼CEOを置き積極的に推進。
- タッチパネル需要の拡大で近年業績が好調。
- 複数のナイテック関連子会社を持つ。
- サッカー京都サンガF.C.のオフィシャルスポンサー。
- 精密医療機器部品の提供で医療業界に貢献。
- 産業用センサー分野にも技術展開している。
- 多様な産業分野へ製品供給を行う多角化企業。
隠れた関連
- 任天堂やAppleなどの電子機器メーカーとの高度技術連携により製品の精密性と品質を支える重要なサプライヤー。
- 京都の歴史的建造物を活用し、地域文化と企業活動を融合した特色ある企業運営を行っている。
- 医療機器製造子会社の買収により医療分野での存在感を強め、新規市場を開拓している。
- タッチパネル世界シェアでトップクラスを維持し、スマートフォンや自動車産業に不可欠な技術を提供。
- 環境配慮型の加飾フィルム技術は複合材料メーカーや化学企業と共同開発が進んでいる。
- 同業他社との競合・協業を通じて電子材料分野の革新を促進し業界の技術水準向上に寄与。
- 印刷技術と電子デバイスの融合により独自事業領域を広げており、特許ポートフォリオが強み。
- 子会社のナイテックグループは製造工程の高度自動化と精密成形を担い、製品競争力の源泉となっている。
将来展望
成長ドライバー
- スマートフォンや車載用タッチセンサー需要の拡大
- 医療機器分野への製品拡大と技術革新
- 高機能加飾フィルムのグローバル市場成長
- 環境配慮型製品の開発と市場ニーズの増加
- サステナビリティ経営を推進する市場評価向上
- 電子材料分野の高付加価値製品拡充
- 国内外顧客の多様化による収益安定化
- 生産工程の自動化と効率化による競争力強化
- 新素材・新技術の研究開発による商品革新
- 海外拠点との連携強化による供給体制の安定
- 医療分野の市場ニーズ増加への対応
- 印刷技術のデジタル化推進による業務効率化
戦略目標
- 事業のデジタル化とスマート製造業態の確立
- タッチセンサー市場でのシェア更なる拡大
- 医療機器関連の売上比率20%以上への引き上げ
- 環境負荷ゼロを目指した製造プロセス構築
- 全事業におけるSDGs目標達成とESG評価向上
- 加飾フィルムと電子材料の海外売上50%達成
- 研究開発投資の増強で革新的技術創出を推進
- 社員の多様性・包摂性を高める人材戦略の推進
- グローバル連携による新規事業の創出
- サプライチェーンの持続可能性強化
事業セグメント
電子材料
- 概要
- 半導体やディスプレイ向け電子材料の高度な製造を担当しています。
- 競争力
- 高精度な加飾技術と品質管理力
- 顧客
-
- 半導体メーカー
- ディスプレイ製造会社
- 電子部品メーカー
- 自動車部品サプライヤー
- 製品
-
- 光学用加飾フィルム
- 蒸着紙
- 半導体封止材料
- フォトレジスト
タッチセンサーデバイス
- 概要
- スマホや車載機器向けの高機能タッチセンサーを供給しています。
- 競争力
- 世界トップクラスの感度と信頼性
- 顧客
-
- スマートフォンメーカー
- 自動車メーカー
- 家電メーカー
- 産業機器メーカー
- 製品
-
- フレキシブルタッチセンサー
- 多点検出センサー
- 反射防止センサーシート
産業用資材
- 概要
- 産業分野向けに耐久性と機能性を兼ね備えた資材を提供。
- 競争力
- 技術力による独自商品の開発
- 顧客
-
- 自動車部品メーカー
- 家電製造業者
- 医療機器メーカー
- 包装資材企業
- 製品
-
- 加飾フィルム
- プラスチック成形品
- 蒸着紙
医療機器製造
- 概要
- 印刷と成形の技術を活かし医療機器部品を製造しています。
- 競争力
- 高精密加工と衛生管理体制
- 顧客
-
- 医療機器メーカー
- 製薬企業
- 医療機関
- 製品
-
- 医療用インスリンポンプ部品
- 医療用ディスプレイ保護カバー
商業・出版印刷
- 概要
- 販促用印刷物の質と多様性で顧客を支援しています。
- 競争力
- 高度な印刷技術と短納期対応
- 顧客
-
- 広告代理店
- 出版企業
- 小売店舗
- イベント企業
- 製品
-
- 高精細ポスター
- オリジナルパッケージ
- 商業印刷物
センサー関連製品
- 概要
- 多様な産業分野向けに各種センサー製品を供給しています。
- 競争力
- 高い感度と信頼性
- 顧客
-
- 環境計測企業
- 自動車産業
- 医療機器製造業
- 産業機器メーカー
- 製品
-
- 赤外線センサー
- 温度・ガスセンサー
- 計器類
競争優位性
強み
- 高度な印刷および加飾技術
- 世界トップレベルのタッチセンサー開発力
- 多角化した事業ポートフォリオ
- 強固な顧客基盤とグローバル展開
- 高度な品質管理体制
- 医療機器分野への進出による成長機会
- 京都を拠点とする伝統と技術力
- 多様な特許・技術資産
- 技術革新への継続的投資
- サステナビリティへの積極的取り組み
- 多様な販売チャネル活用
- 堅実な資本基盤
- 製造・開発体制の高度融合
- 国内外の有力企業との連携強化
- 専門子会社による効率的な事業推進
競争上の優位性
- 世界的なタッチパネルセンサーシェアを有する技術力
- 加飾フィルムおよび蒸着紙の市場で独自製品を展開
- 医療機器分野進出により事業の安定多様化を実現
- 革新的な印刷技術を活かした高付加価値製品の提供
- 主要顧客にApple、任天堂など大手企業を持つ信頼性
- 厳格な品質管理と安全衛生体制による製品信頼度
- 環境負荷低減を考慮した製造技術の継続的改良
- 多様な産業分野に対応可能な製品開発力
- 長年培った研究開発力により市場ニーズに迅速対応
- グローバル供給網による安定的な納品体制
- 従業員の技術教育と人材育成に注力
- 事業提携や買収による新規技術導入と成長支援
- 地域社会との連携による企業価値の向上
- IP(知的財産)を活用した市場優位性維持
- 高度な生産プロセス自動化によるコスト競争力
脅威
- 印刷業界の構造的需要減少
- 競合他社による技術革新の速さ
- 国際的なサプライチェーンリスク
- 半導体市場の景気変動による影響
- 為替変動に伴う収益の不安定化
- 環境規制の強化によるコスト増加
- 新規参入者による市場競争激化
- 地政学的リスクによる海外事業の影響
- 原材料価格の高騰傾向
- 技術特許権訴訟リスク
- 新型感染症や自然災害による業績影響
- 人材確保難による技術継承の停滞
イノベーション
2024: 医療機器製造子会社の買収
- 概要
- ゾンネボード製薬を子会社化し医療関連事業を拡充。
- 影響
- 医療機器分野の売上増大と事業多様化に成功。
2023: 次世代タッチセンサーの開発
- 概要
- 感度と耐久性を大幅に向上させた新型タッチセンサー技術を導入。
- 影響
- スマートフォンなどの採用拡大によりシェア拡大。
2022: 蒸着紙の生産能力増強
- 概要
- 包装用途向け高機能蒸着紙の生産設備を強化。
- 影響
- 市場ニーズ対応と収益基盤の安定化に寄与。
2021: 抗菌透明保護フィルムの市場投入
- 概要
- 医療機器向けに抗菌機能付き透明フィルムを製品化。
- 影響
- 新規市場の開拓と製品競争力の強化。
2024: 環境配慮型製造プロセス開発
- 概要
- 製造工程での環境負荷低減技術を導入。
- 影響
- CO2削減と廃棄物削減に寄与。
2023: 多点検出マルチタッチ技術の実用化
- 概要
- スマホ向けに高精度多点検出技術を実装。
- 影響
- ユーザー体験向上と販売拡大に貢献。
2020: 医療分野向けプラスチック成形品の開発
- 概要
- 高精密成形により複雑な医療部品を製品化。
- 影響
- 医療機器製造における事業拡大の足がかり。
2022: 光学用加飾フィルムの新規開発
- 概要
- スマートデバイス向け高透明・高耐久フィルムを開発。
- 影響
- 高付加価値製品の市場浸透を加速。
2021: グローバル生産ネットワークの強化
- 概要
- 海外製造拠点と連携した生産体制を拡充。
- 影響
- 納期短縮とコスト最適化を達成。
2023: 新規環境配合材の採用
- 概要
- 環境配慮型材料の使用を拡大し製品価値向上。
- 影響
- 市場での差別化とサステナビリティ強化。
サステナビリティ
- 製造工程でのCO2排出削減目標設定と達成
- 再生資源を活用した加飾フィルム開発
- 廃棄物リサイクル率向上の推進
- 社員へのESG教育と意識啓発プログラム
- 社内の電力使用の再生可能エネルギー化促進
- 環境配慮型製品ラインナップの拡充
- 地域の環境保全活動への参加・支援
- 持続可能なサプライチェーン管理の強化
- 医療製品の安全性と環境負荷低減強化
- 環境報告書の定期発行と透明性の確保
- 省エネルギー機器の導入と推進
- グリーン調達基準の策定と徹底