兼松

基本情報

証券コード
8020
業種
卸売業
業種詳細
総合商社
都道府県
東京都
設立年
1889年08月
上場年
1961年10月
公式サイト
https://www.kanematsu.co.jp/
東証情報
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他の会社
双日, 伊藤忠商事, 丸紅, 豊田通商, 三井物産, 住友商事, 三菱商事

概要

兼松は1889年創業の老舗専門商社で、電子・デバイスや食料、鉄鋼・素材分野に強みを持ち、国内外で事業を幅広く展開しています。

現状

兼松は2023年3月期に連結売上高約9114億円、営業利益389億円、純利益186億円を計上し堅調な業績を維持しています。主力の電子・デバイスや食料部門は国内外で安定した市場シェアを持ち、ICT関連事業の収益拡大が寄与しています。1990年代の経営危機から専門商社として再建を果たし、資産規模はバブル期の3分の1以下に縮減しましたが、財務の健全化に成功しています。環境・素材や車両・航空部門にも注力し、多角的な事業ポートフォリオを有しています。サステナビリティ推進やIT活用による新規事業創造にも積極的で、2024年までの中期ビジョン『future 135』で成長基盤整備を進めています。強固な国際ネットワークと長い歴史を活かし、持続可能な成長を目指す姿勢が特徴です。

豆知識

興味深い事実

  • 1889年に日本初の羊毛直輸入を実現した老舗。
  • かつて十大総合商社の一角を占めていた歴史を持つ。
  • アディダスの日本総代理店として歴史的に活動していた。
  • JPタワーに本社を置く先進的な商社である。
  • 過去に1700億円の債務免除を受けて再建を果たした。
  • 食料や素材分野に特化しつつ多角的展開を続ける。
  • 国内外に131社の子会社を有する大型グループ企業。
  • 神戸大学や一橋大学に多額の社会貢献寄付を行った歴史。
  • スポーツ界の金メダリストを経営者に迎えた経験がある。
  • ベトナムでの税務調査を機に修正申告を行った企業。
  • 2020年にドコモショップでの不適切応対問題が発覚。
  • 双日元社員による営業秘密漏洩事件に関係した企業。
  • プラント設備から健康食品まで広範囲の事業領域を持つ。
  • 再建以降はIT・食品系中心の専門商社として走る。
  • 多様な業界に幅広い顧客基盤を有する。

隠れた関連

  • 創業者は商船三井の設立にも関わり、日本貿易史に深く関与。
  • 神戸大学、一橋大学、シドニー病院に社会貢献施設を寄贈。
  • かつてアディダス日本代理店を務め、スポーツ用品市場に影響。
  • 東京銀行(現三菱UFJ銀行)との強固な銀行関係に支えられる。
  • 兼松グループ企業と連携した多角的事業展開でシナジーを創出。
  • 双日と競合しながらも密接な業界関係を維持している。
  • ベトナム国営企業との取引で税務問題が発生した歴史を持つ。
  • JPタワー移転により丸の内の金融・商社の集積地と強い連携。

将来展望

成長ドライバー

  • ICT・デバイス分野の需要拡大
  • 食料安全保障と輸入食料品の需要増
  • 環境・エネルギー関連素材の市場成長
  • 海外新興市場における事業展開強化
  • 健康・医療分野の機能性食品需要拡大
  • デジタルトランスフォーメーション促進
  • サステナビリティ意識の高まりによる製品需要
  • グローバルサプライチェーン再構築の追い風
  • 複合事業の相乗効果創出
  • 先端素材開発技術の応用範囲拡大
  • 自動車・航空部品分野の需要回復
  • 中核顧客の成長に伴う商機拡大

戦略目標

  • 電子・食料事業の売上高倍増
  • 環境対応製品で市場シェア30%達成
  • 海外事業比率50%以上への拡大
  • CO2排出量30%削減の環境目標達成
  • 健康・医療分野での新規事業創出
  • DX推進による業務効率40%改善
  • 持続可能な調達体制の完全構築
  • 従業員多様性推進プロジェクト完遂
  • グループ内シナジー最大化による利益成長
  • リスクマネジメント体制の強化

事業セグメント

電子・デバイス卸売

概要
電子部品やデバイスの卸売・販売で国内外製造業を支援。
競争力
グローバルネットワークを活かした迅速調達
顧客
  • 製造業
  • IT企業
  • 産業機器メーカー
  • 半導体製造メーカー
  • 通信事業者
製品
  • 半導体
  • 電子部品
  • 通信機器
  • IoTデバイス
  • 先端素材

食料品卸売

概要
食料原料の輸入販売及び加工食品向け供給を実施。
競争力
非遺伝子組換え原料の安定調達
顧客
  • 食品製造業
  • 外食チェーン
  • 小売業
  • 飼料メーカー
  • 加工食品工場
製品
  • 米・穀物
  • 大豆製品
  • 畜産原材料
  • 水産加工品
  • 調味料

鉄鋼・素材卸売

概要
鉄鋼資材や化学品を主に産業向けに供給。
競争力
多彩な素材調達と一貫物流網
顧客
  • 建設業
  • 製造業
  • エネルギー業
  • プラントメーカー
  • 化学工業
製品
  • 鋼材
  • 産業用化学品
  • 機械部品
  • エネルギー機器
  • 潤滑油

車両・航空関連販売

概要
車両および航空機向け部品や設備を販売。
競争力
高品質部品の安定供給体制
顧客
  • 自動車メーカー
  • 航空会社
  • 整備工場
  • 建設機械メーカー
  • 政府機関
製品
  • 自動車部品
  • 航空機部品
  • 修理用資材
  • パワー機器
  • 交換用部品

プラント設備販売

概要
国内外のプラント関連機器の卸売を展開。
競争力
海外連携による技術力提供
顧客
  • プラント建設会社
  • 化学工場
  • エネルギー事業者
  • 鉄鋼製造会社
  • 環境関連企業
製品
  • プラント機器
  • 配管材
  • 制御装置
  • 環境機器
  • 安全装置

健康食品・医療情報サービス

概要
機能性表示食品の開発と医療関連情報提供を実施。
競争力
高い商品開発力と専門知識
顧客
  • 医療機関
  • 製薬会社
  • 健康食品販売店
  • 一般消費者
  • 研究機関
製品
  • 機能性食品
  • 医療情報ソリューション
  • 健康補助食品
  • 解析サービス
  • 研究支援ツール

競争優位性

強み

  • 長い歴史と安定した企業基盤
  • 多分野にわたる事業多角化
  • 国際的な調達・販売ネットワーク
  • 専門商社としての高い技術力
  • 強固な取引先基盤
  • 積極的な経営再建の実績
  • 財務体質の健全化
  • 多様な顧客ニーズへの対応力
  • 国内外の現地法人活用
  • 環境・社会対応への取り組み
  • 強いサプライチェーンマネジメント
  • 企業グループとしての連携体制
  • 迅速な市場変化対応力
  • 最新技術の導入推進
  • 経営陣の高い専門知識と経験

競争上の優位性

  • 電子デバイス分野での専門性の高さ
  • 食料分野での非資源原料調達力
  • 多様な産業向けに広範な商材提供が可能
  • バブル崩壊後の経営再建成功の信頼性
  • 地域・国際両面の営業ネットワークの充実
  • 高機能素材の提供による差別化
  • 環境対応型製品・サービス開発力の強み
  • 複数業界に渡る顧客ニーズの把握能力
  • グループシナジーを活用した総合力
  • 専門商社としての柔軟な事業展開
  • 国内市場への深い浸透度
  • 高度な品質管理体制の確立
  • IT・ICTの積極的活用による効率化
  • 顧客密着型の営業体制
  • 新規分野開拓に向けた組織的取組み

脅威

  • 原材料価格の急激な変動
  • 国際的な貿易摩擦・関税引き上げ
  • 為替レートの変動リスク
  • 競合他社による価格競争激化
  • 技術革新の速さに対する対応遅れ
  • 環境規制強化によるコスト増大
  • 地政学的リスクによる海外事業影響
  • 自然災害等によるサプライチェーン混乱
  • 主要取引先の業績悪化リスク
  • サイバー攻撃や情報漏洩リスク
  • 労働力不足による人材確保難
  • 社会的信用低下によるブランド毀損

イノベーション

2022: JPタワー本社移転完了

概要
東京・千代田区のJPタワーへ本社を移転し、最新設備を導入。
影響
コミュニケーション効率と企業イメージ向上。

2021: トレードワルツへの出資

概要
ブロックチェーン技術を活用した貿易管理事業に資本参加。
影響
貿易取引の透明性と効率性を強化。

2023: 機能性表示食品の開発

概要
兼松ウェルネスが新たな健康補助食品を市場投入。
影響
新市場獲得と収益拡大に寄与。

2024: ICT事業強化による増益達成

概要
ICT関連部門が拡大し連結利益に大きく貢献。
影響
9%増益達成に寄与。

2020: 海外事業の現地法人統合

概要
欧州並びにアジアの現地法人統合で経営効率化。
影響
経営スリム化と事業連携の強化。

2021: 大豆及び米の輸入拡大

概要
東南アジア産米と非遺伝子組換え大豆の調達強化。
影響
食料事業の拡大と安定供給の実現。

2023: デジタルトランスフォーメーション推進

概要
社内業務のデジタル化による生産性向上施策を実施。
影響
業務効率の約20%向上を実現。

2022: プラント関連環境対応機器導入

概要
環境規制対応型の新設備を導入し競争力強化。
影響
環境負荷低減で顧客満足度向上。

2024: 健康・医療分野のサービス拡充

概要
兼松ウェルネスが医療情報サービスを拡大中。
影響
当該市場シェアの拡大に寄与予定。

2023: ESG投資方針策定

概要
企業価値向上のためのESG投資戦略を確立。
影響
投資家からの評価向上を期待。

サステナビリティ

  • CO2排出削減目標の設定と実行
  • 持続可能な調達方針の推進
  • 廃棄物削減・リサイクル強化
  • 地域社会に対する環境教育支援
  • ESG要素を考慮した投資推進
  • 従業員の環境意識啓発活動
  • 省エネルギー設備の導入促進
  • 自然環境保護団体との協働活動
  • 社会的責任報告書の定期発行
  • ステークホルダーとの対話強化
  • 安全衛生管理体制の強化
  • 女性活躍推進と多様性の尊重