九州電力

基本情報

証券コード
9508
業種
電気・ガス業
業種詳細
電力・ガス
都道府県
福岡県
設立年
1951年05月
上場年
1951年09月
公式サイト
https://www.kyuden.co.jp/
東証情報
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Yahoo!ファイナンス
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他の会社
リミックスポイント, 東京電力ホールディングス, 中部電力, 関西電, 中国電力, 北陸電力, 東北電力, 四国電, 北海電, Jパワー

概要

九州電力は1951年設立で九州地方を主力エリアとし、原子力を含む多様な発電手段を活用する電力業界の主要企業です。

現状

九州電力は2024年3月期に連結売上高約2兆1400億円、営業利益約2550億円を達成し、安定した収益基盤を持つ。主力の発電事業は原子力、水力、火力を組み合わせ高い供給安定性を維持している。再生可能エネルギー事業への積極投資を進め、子会社九電みらいエナジーを通じて地熱、風力、太陽光発電の運営を拡大。カーボンニュートラル対応を推進し、2030年に向けた脱炭素化戦略を掲げる。国内外のIPP事業やLNG調達にも注力し、グローバルエネルギー市場に対応。事業分離に伴う送配電子会社設立など組織体制の最適化も進めている。地域社会との連携や環境保全活動も重視し、持続可能な成長を目指す。

豆知識

興味深い事実

  • 九州地方の離島発電の約6割を供給する地域の電力要。
  • 日本で初めてプルサーマル利用を実施した電力会社。
  • 九州における原子力発電比率が高くエネルギー安定供給に貢献。
  • 国内最大級の地熱発電設備を運営する数少ない電力会社。
  • 日本初の加圧流動床複合発電技術(PFBC)を導入。
  • 九電グループは多くの関連会社から成り、幅広い事業を展開。
  • やらせメール事件で社会的注目を集めたが体制再構築を図る。
  • 地域密着のCMやスポンサー活動で九州ブランドを確立。
  • 再生可能エネルギー事業を九電みらいエナジーへ集中化。
  • 海外でのIPP発電事業にも積極的に展開中。
  • メガソーラー発電所を港発電所跡地に建設し再利用。
  • 県内大学と連携して人材育成や技術開発を推進。
  • 安定した電力供給のため送配電網の最適運用を実施。
  • 公正取引委員会から独占禁止法関連で業務改善命令を受諾。
  • 最新の資本金は2373億400百万円、資産規模は約5兆7千億円。

隠れた関連

  • 九電グループは九州内の幅広い業界に出資し社会インフラを支える。
  • 地元の放送局やメディア企業に対して主要株主として関与。
  • 多くの関連企業を通じてエネルギー関連の技術革新を推進。
  • 地方公共団体との協力で地域再生や教育支援に取り組む。
  • 海外事業を通じて国内エネルギー事業のノウハウを輸出。
  • 国際的な再生可能エネルギー事業パートナーと連携を持つ。
  • 九州内多数のスポーツチームと地域協力関係を構築。
  • 電力インフラの安全性確保のため産官学連携を強化。

将来展望

成長ドライバー

  • 再生可能エネルギー普及促進による発電構成多様化
  • 原子力発電の安全運用と再稼働進展
  • 脱炭素社会実現に向けた技術革新
  • 送配電網のスマート化と効率化推進
  • 地域社会との連携強化によるブランド力向上
  • 海外IPP事業の拡大
  • 省エネ・環境配慮サービス需要増加
  • ICT活用によるエネルギーマネジメント革新
  • エネルギー自由化に伴う新規顧客獲得
  • 法規制対応による持続可能な事業基盤構築
  • 電力市場価格変動に対応する戦略強化
  • 人材育成と次世代技術への積極投資

戦略目標

  • 再生可能エネルギー比率50%以上の達成
  • CO2排出量を2010年比で50%削減
  • 安全かつ安定した原子力発電運用継続
  • 送配電インフラの完全デジタル化
  • 脱炭素社会に向けた統合的エネルギー戦略構築
  • 地域社会との共創による価値創造推進
  • 海外エネルギー事業の事業規模倍増
  • 顧客満足度向上を図るサービス品質強化
  • 多様なエネルギー調達ルートの確保
  • 持続可能な経営体制とガバナンスの確立

事業セグメント

産業・製造業向け電力供給

概要
製造業や大規模事業者向けに高品質・安定した電力供給サービスを展開。
競争力
原子力を含む多様な発電手段で高い安定供給を実現
顧客
  • 鉄鋼業
  • 化学工業
  • 食品加工業
  • 製造業
  • 造船業
  • 造紙業
  • 機械工業
  • 物流企業
  • IT企業
  • 自治体
製品
  • 大口電力供給
  • ピークシフト対応電力
  • 省エネコンサルティング
  • デマンドレスポンスサービス
  • 再生可能エネルギー利用電力
  • LNG調達サービス
  • エネルギーマネジメントシステム

送配電サービス

概要
九州電力送配電子会社が地域の送配電インフラを管理運営。
競争力
地域特性に対応した安全・安定の送配電サービス
顧客
  • 地域住民
  • 小売電気事業者
  • 産業団地
  • 公共施設
  • 再生可能エネルギー事業者
  • 電力系統運用企業
  • 自治体
  • 商業施設
  • 病院
  • 教育機関
製品
  • 送電網維持管理
  • 配電サービス
  • 電力品質管理
  • 系統連系サービス
  • 需要調整サービス
  • スマートグリッド構築支援

再生可能エネルギー事業支援

概要
九電みらいエナジーを通じて再生可能エネルギーの導入・運営を支援。
競争力
九州最大規模の再生可能エネルギー事業ノウハウ
顧客
  • 地方自治体
  • 再生可能エネルギー開発会社
  • 企業
  • 投資家
  • 環境団体
  • 系統運用事業者
  • 金融機関
  • 地域住民
  • 研究機関
  • 教育機関
製品
  • 地熱発電設備
  • 太陽光発電案件開発
  • 風力発電システム
  • 潮流発電実証
  • 再エネ電力販売
  • 環境コンサルティング

エネルギーソリューション提供

概要
顧客の省エネ・環境負荷軽減を目的とした電力関連ソリューション提供。
競争力
多角的な省エネ・環境技術の導入支援
顧客
  • 住宅メーカー
  • ビル管理会社
  • 公共施設
  • 商業施設
  • 工場
  • 官公庁
  • スマートタウンプロジェクト
  • 地域電力会社
  • 中小企業
  • 省エネ推進企業
製品
  • オール電化システム
  • スマートメーター
  • エネルギーマネジメントシステム
  • 省エネ診断サービス
  • 電力モニタリングソリューション
  • 蓄電池システム
  • 電気自動車充電施設

国際エネルギー事業

概要
メキシコ、ベトナム、フィリピンなど海外での発電事業を展開。
競争力
幅広い国際ネットワークと豊富な技術支援経験
顧客
  • 海外IPP事業者
  • 多国籍企業
  • エネルギー関連投資家
  • 政府機関
  • 国際エネルギー協力機関
  • 外資系企業
  • 再生可能エネルギープロジェクト
  • 現地企業
  • インフラ開発企業
  • 国際金融機関
製品
  • 海外IPP発電施設投資
  • 国際エネルギー技術協力
  • LNG輸入調達
  • 海外再生エネ開発
  • 送電インフラ技術支援

地域社会・インフラサービス

概要
地域の安全・安心の確保と社会貢献を目的とした各種サービスを提供。
競争力
地域に密着した長期的な信頼関係
顧客
  • 地方自治体
  • 住民組織
  • 商業施設
  • 公共施設
  • 教育機関
  • 医療機関
  • 福祉施設
  • 文化団体
  • 環境保全団体
  • 災害対応組織
製品
  • 地域エネルギー管理
  • 災害時電力供給支援
  • 環境保全活動支援
  • コミュニティ支援プロジェクト
  • 教育・研修プログラム

電力調達・販売サービス

概要
卸供給事業者との契約に基づき電力調達と販売を行う。
競争力
入札制度における豊富な経験と信頼性
顧客
  • 独立系発電事業者
  • 小売電気事業者
  • 大手企業
  • 地元事業者
  • 地方自治体
  • 新規電力市場参入者
  • 再エネ事業者
  • 商社
  • 卸電力市場参加者
  • エネルギーコンサルタント
製品
  • 卸電力契約サービス
  • 電力調達入札運営
  • 需給調整支援
  • 新電力向け販売支援
  • 契約管理システム

環境エンジニアリング事業

概要
環境負荷低減に寄与する技術とサービスを提供し、法令遵守を支援。
競争力
電力業界の技術力を活かした専門サービス
顧客
  • 発電所運営会社
  • 産業施設
  • 自治体
  • 重工業
  • 環境規制対応企業
  • 研究機関
  • 国際環境プロジェクト
  • 環境関連NPO
  • 建設業界
  • 市場監視機関
製品
  • 排ガス処理装置
  • エネルギー効率化技術
  • 環境評価分析
  • 廃棄物処理ソリューション
  • CO2排出削減支援

設備保守・メンテナンス

概要
長年の電力設備運用ノウハウで安定稼働を支える保守サービス。
競争力
九電グループの技術力による一貫体制
顧客
  • 発電所
  • 送配電施設
  • 工場
  • 公共インフラ
  • ビル管理会社
  • 地方自治体
  • 産業プラント
  • 住宅設備事業者
  • 建設会社
  • 医療施設
製品
  • 発電設備保守
  • 送配電設備点検
  • 定期メンテナンス
  • 設備更新提案
  • 故障対応サービス

ICTソリューション事業

概要
九州電力グループのICTインフラと先端技術を活用したITサービスを展開。
競争力
エネルギー業界に特化した高信頼ITソリューション
顧客
  • グループ企業
  • 地方自治体
  • 産業界
  • 小売業
  • 運輸業
  • 学校
  • 研究機関
  • 医療機関
  • 省庁
  • 公共団体
製品
  • スマートグリッドIT管理
  • IoT活用エネルギーデータ分析
  • GISシステム提供
  • 通信ネットワーク運用
  • デジタルトランスフォーメーション

住宅・建築関連事業

概要
住宅や建築物の電気設備関連事業および管理業務を提供。
競争力
地域密着と高い施工品質
顧客
  • 住宅建設会社
  • リフォーム業者
  • 不動産開発会社
  • 建築設計事務所
  • 公共建築事業者
  • 商業施設運営
  • 省エネ施工会社
  • 建築資材メーカー
  • 地域社会
  • 住宅購入者
製品
  • 電化住宅システム
  • 省エネ建築設計
  • 電気ビル管理
  • 建設工事サービス
  • 不動産管理業務

人材育成・教育支援事業

概要
九州大学等と連携した高度技術者育成・地域産学連携を推進。
競争力
業界と学術界との強固なパイプライン
顧客
  • 大学
  • 専門学校
  • 社内研修組織
  • 技術者団体
  • 自治体
  • 電力関連企業
  • 研究機関
  • 産業界
  • 学校法人
  • 一般社会
製品
  • 寄附講座開設
  • 技術研修プログラム
  • 産学連携シンポジウム
  • 人材育成支援
  • 電力技術普及活動

競争優位性

強み

  • 多様な発電設備による供給安定性
  • 高い原子力発電比率
  • 地域密着の顧客サービス体制
  • 強力な地域ブランド力
  • 再生可能エネルギー事業の充実
  • 安定した財務基盤
  • 広範な卸電力契約ネットワーク
  • グループ連携による技術力
  • 豊富な送配電インフラ
  • 長年の地域社会との信頼関係
  • 多角的なエネルギーソリューション提供
  • 海外事業展開の強化
  • 持続可能性への積極対応
  • 高技能技術者の確保
  • 一貫したエネルギーマネジメント

競争上の優位性

  • 日本で高い原子力発電の運用実績を持つ
  • 離島への電力供給の約6割を担う地域の要である
  • 再生可能エネルギー施設の開発と運営で先駆的
  • 豊富な水力発電設備と地熱発電の活用による多角化
  • IPP事業や海外事業への積極的な参画
  • 送配電分野の整備で高い系統連携技術を保有
  • 優れた顧客基盤と多様な販売チャネルを確立
  • 環境配慮型のエネルギーソリューションに強み
  • 地域社会との連携で信頼を背景とした事業推進
  • 地元大学との協業で人材育成と技術革新を推進
  • 投資体質の強さと安定収益を維持
  • 多様な燃料調達ルートと燃料調整力
  • ICT活用による効率的エネルギー管理を実施
  • 環境規制の変化に柔軟かつ積極的に対応
  • 社会的責任を重視したガバナンス体制

脅威

  • 原子力発電所の稼働停止リスクと規制強化
  • 燃料費の国際価格変動による収益圧迫
  • 再生可能エネルギー拡大に伴う系統不安定化
  • 競合他社との差別化困難による価格競争
  • 自然災害に伴うインフラ被害の増加
  • 電力自由化による顧客流出リスク
  • 環境規制強化による事業コスト増加
  • 技術革新の遅れによる競争力低下
  • 人材確保の困難と技術継承問題
  • 社会的信用失墜リスク(不祥事等)
  • 公正取引委員会による法規制強化
  • 市場の電力需給変動に伴う収益不安定

イノベーション

2023: 潮流発電の実証運転開始

概要
九州地域の潮流エネルギーを活用する発電技術の実証実験を開始。
影響
再生可能エネルギー比率の向上に寄与

2023: 米国からのLNG購入契約締結

概要
米国企業から液化天然ガス(LNG)の安定調達契約を獲得し、燃料安定性を強化。
影響
燃料供給の多様化とコスト安定化に寄与

2024: 再生可能エネルギー事業の子会社集中化

概要
地熱発電所などを九電みらいエナジーへ移管し、再エネ事業の効率運営を推進。
影響
事業効率向上と成長戦略の加速を実現

2022: 小売電力部門の委託移管開始

概要
販売部門の一部を九電ネクストへ委託し、営業効率を向上させる組織再編を開始。
影響
販売チャネルの最適化と顧客対応強化

2021: 再生可能エネルギー発電設備強化

概要
太陽光・風力・地熱発電所の増設計画を推進し、脱炭素対応を進展。
影響
環境負荷低減とエネルギー多様化を推進

2023: スマートグリッド技術導入推進

概要
ICTを活用し需給調整と電力品質向上を図るスマートグリッド展開を加速。
影響
電力安定供給と顧客満足度向上に寄与

2020: 加圧流動床複合発電技術の運用促進

概要
PFBC方式火力発電の効率化を図る技術開発と実用化を推進。
影響
発電効率向上と環境負荷低減に貢献

2024: 環境情報発信プラットフォーム強化

概要
ウェブやSNSを活用した環境・エネルギー情報の発信体制を整備。
影響
地域住民とのコミュニケーション活性化

サステナビリティ

  • 再生可能エネルギー発電設備の拡充
  • 省エネソリューションの普及促進
  • 地域社会との環境保全連携活動
  • 脱炭素社会実現に向けた経営戦略
  • 環境情報の透明性確保
  • 持続可能な資源調達と供給
  • スマートグリッド技術の導入促進
  • 働き方改革とダイバーシティ推進
  • 地域災害支援体制の強化
  • 環境教育および人材育成支援
  • CO2排出量削減計画の実施
  • 電力安定供給と環境配慮の両立