福井コンピュータホールディングス
基本情報
- 証券コード
- 9790
- 業種
- 情報・通信業
- 業種詳細
- システム・ソフトウエア
- 都道府県
- 福井県
- 設立年
- 1979年12月
- 上場年
- 1995年09月
- 公式サイト
- https://www.fukuicompu.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- プロシップ, PI, 応用技術, アイサンテクノロジー, アビスト, CGSホールディングス, 図研, アルゴグラフィックス, NSW
概要
福井コンピュータホールディングスは1979年創業の建設分野特化型CADソフトの大手開発販売企業であり、測量・土木分野で高い市場シェアを持つリーディングカンパニーです。
現状
福井コンピュータホールディングスは2024年3月期に連結売上高138億円、経常利益57億円と堅調な成長を維持しています。建築、測量、土木といったコンストラクション分野に特化し、各分野でベストセラー製品を展開することで国内市場で高い競争力を有しています。全国に30拠点以上の営業網を持ち、技術開発ビル「ウィン・ラボラトリ」を拠点に最先端のCAD製品開発を推進しています。近年ではゲームエンジンUnityとの提携による建設向けアプリ開発の加速やBIM/CIM対応製品強化など技術革新に積極的に取り組んでいます。創業者の経営退任以降、ダイテックホールディングが主要株主として経営安定化を図りつつ、持株会社体制を確立しました。今後はデジタル技術の深化と顧客密着型サービスの強化を柱に市場シェア拡大と新規分野開拓を目指しています。サステナビリティへの具体的な取り組みや海外展開は限定的ですが国内業界トップクラスの地位を堅持し、製品の統合とサービス高度化で成長基盤の強化に努めています。
豆知識
興味深い事実
- 福井県坂井市に技術開発ビル「ウィン・ラボラトリ」を所有
- 2006年にフィットネス事業を短期間展開し撤退歴あり
- 創業者小林眞氏は2010年に経営から退き、経営基盤が安定
- 複数の子会社を持ち事業分割で持株会社体制を確立
- ゲームエンジンUnityと提携した建設向けアプリ開発を加速
- 測量、土木用CADで独自の高い市場シェアを誇る
- 東証一部から東証プライム市場へ移行済み
- ダイテックホールディングが主要株主として経営支援を実施
- 全国30箇所以上の営業拠点を展開し地域密着体制を構築
- 福井コンピュータホールディングスはCADに特化した珍しい企業形態
隠れた関連
- ゲームエンジンUnityを用いることで、異業種技術と建設分野の融合を加速
- ダイテックホールディングとの資本提携は経営安定化に大きく寄与
- 複数子会社を活用した事業分割で事業の専門化と効率化を推進
- フィットネス事業参入と撤退は異業種展開の試みとして社史に残る
- 地元福井県に開発拠点を集約し地域経済活性化に貢献
- 公共事業向けソフト開発に強みがあり、地方自治体との結び付きが強い
- ゲームエンジン活用で先進的施工管理や設計検証が可能に
- コンストラクション分野に特化することで大手総合ソフトメーカーにはない独自性を確立
将来展望
成長ドライバー
- 建設業界のデジタルトランスフォーメーション加速
- BIM/CIM市場拡大による需要増
- 高齢化社会に伴う住宅リフォーム市場の拡大
- GISやIoT連携による土木測量分野の高度化需要
- ゲームエンジンを活用した新技術導入による差別化
- 公共事業のインフラ整備継続による基盤需要
- クラウドサービス・モバイル対応の広がり
- 顧客ニーズに応じたカスタマイズ製品開発
- 建設DXに対応する人材育成と技術投資
- 環境配慮型製品開発・サステナビリティ強化
戦略目標
- 建設・測量CAD分野で国内市場シェア60%以上の維持・拡大
- BIM/CIM対応製品群の充実および新規技術導入で競争優位確立
- クラウドサービスおよびモバイル連携強化による顧客利便性向上
- 地域拠点のさらなる充実による地域密着営業体制の強化
- サステナビリティ指標に基づく環境負荷削減目標の達成
- ゲームエンジン応用の建設向けデジタルソリューション拡充
- 新規顧客層開拓による売上高150億円超の実現
- 製品品質・サポートの強化によるユーザー満足度100%目標
- 教育機関との連携強化による次世代技術者育成
- 多角化したグループ企業間のシナジー最大化と効率経営
事業セグメント
建築設計ソフト開発・販売
- 概要
- 建築分野向けに業務効率化と高度設計を支援するCADソフトの開発と販売。
- 競争力
- 業界特化型の豊富な製品群と高い技術開発力
- 顧客
-
- 建築設計事務所
- 住宅メーカー
- リフォーム業者
- 不動産ディベロッパー
- 公共機関
- 製品
-
- ARCHITREND ZERO
- ARCHITREND VR
- ARCHITREND Modelio
- ARCHITREND リフォームエディション
- ARCHITREND 宅地分譲シミュレーション
土木測量・インフラ管理ソフト
- 概要
- 土木設計・測量分野向けの高機能CADソフトを開発・販売している。
- 競争力
- 官公庁対応製品と幅広い営業網による安定供給
- 顧客
-
- 建設コンサルタント
- 測量会社
- 地方自治体
- 官公庁
- インフラ管理業者
- 製品
-
- TREND-ONE
- EX-TREND 武蔵
- TREND-CORE
- TREND-CORE VR
- CIMPHONY Plus
クラウドサービス・写真管理ソフト
- 概要
- 建設関連の写真・資料のクラウド管理を支援するサービスを提供。
- 競争力
- 利便性の高いクラウドインフラと連携機能
- 顧客
-
- 建設現場担当者
- 設計者
- 不動産事業者
- プロジェクトマネージャー
- 製品
-
- TREND写真管理
- TREND Net
- ARCHI Box
リフォーム・不動産管理ソフト
- 概要
- リフォーム設計や不動産管理を支援するソフトウェア群。
- 競争力
- 専門的な機能と顧客ニーズに対応
- 顧客
-
- リフォーム会社
- 不動産仲介業者
- 住宅設備メーカー
- 製品
-
- ARCHITREND リフォームパレット
- まどりっち
- DandALL
技術教育・スクールサポート
- 概要
- CAD技術向上のための教育支援ツールやサービスを提供。
- 競争力
- 教育現場への豊富な導入実績
- 顧客
-
- 専門学校
- 建築CAD教育機関
- 技術研修施設
- 製品
-
- スクール用CADソフト
- 技術研修支援ツール
競争優位性
強み
- 建設分野特化で高い製品シェア
- 全国30拠点以上の営業網を保有
- ダイテックホールディングとの資本関係
- 総合的なCAD製品群を展開
- 技術開発ビル「ウィン・ラボラトリ」の活用
- 多様な子会社による事業展開
- BIM/CIM対応技術の推進
- 顧客ニーズに対応したカスタマイズ力
- 長期的に安定した経営基盤
- 官公庁向け製品の強み
- VRやクラウド技術の活用
- 建築・土木領域での広範な製品ポートフォリオ
- 培った技術ノウハウと業界信用
- ユーザーコミュニティとの密接な連携
- 継続的なソフトウェア更新による品質維持
競争上の優位性
- 建設・測量CAD分野で国内トップクラスの製品シェアを持つ
- 営業網の広さとローカル対応力による顧客密着サービス
- ゲームエンジンUnityとの提携で先進的な建設向けアプリを開発
- BIM/CIM対応で業務効率化と技術革新を推進
- 複数子会社を通じた多角的な製品ラインナップの提供
- 高い官公庁製品ノウハウに基づく信頼構築
- 豊富な現場写真管理ツールにより施工管理を強力サポート
- 強固な財務基盤と大株主による安定的経営支援
- 長年の業界経験による技術蓄積とサポート体制
- 市場ニーズに即応するカスタマイズ対応力
- 積極的な製品開発投資による競合優位性の維持
- 専門教育領域への対応で次世代ユーザーを育成
脅威
- 中小ベンチャーによる低価格競合の増加
- 建設業界のDX化遅延による市場停滞リスク
- 建設分野特化による市場依存度の高さ
- 海外CADソフトの日本市場拡大
- 技術革新のスピードに対応できない懸念
- 労働力不足による顧客の投資抑制傾向
- 景気変動や公共投資削減の影響
- 新技術導入のための大規模投資負担増
- 法規制・標準化の変化による対応コスト
- 株主構成変化による経営不安定化可能性
- ITセキュリティリスクの増大
- コロナ禍後の建設業界需要の不確実性
イノベーション
2024: Unityとの提携による建設向けアプリ開発加速
- 概要
- ゲームエンジンUnityを活用した建設分野の新規アプリ開発を推進し、業務効率化を図る。
- 影響
- 先進的なVR/ARアプリケーションによる顧客満足度向上
2023: CIMPHONY Plusを用いた土木設計ソフトの高度化
- 概要
- 土木領域向けにCIM対応拡充を行い、GIS連携や3Dモデリング機能を強化。
- 影響
- 官公庁案件への対応力強化と受注増加に寄与
2022: クラウド型写真・資料管理サービスの提供開始
- 概要
- 建設現場の写真資料管理に特化したクラウドサービスを展開し、多拠点共有をサポート。
- 影響
- 現場の業務効率化と情報共有の迅速化
2021: AR/VR技術を活用した設計検証ツール開発
- 概要
- 建築設計向けにVRを活用した設計検証ツールを開発し、設計精度向上を実現。
- 影響
- 顧客設計の理解度向上とコスト削減効果
2020: BIM対応製品群のアップデートと連携強化
- 概要
- BIMの普及に対応し、連携機能の強化と操作性向上を図る製品改良を実施した。
- 影響
- 建築業界のデジタルトランスフォーメーション促進
サステナビリティ
- 社内省エネ推進によるCO2排出削減
- ペーパーレス化の積極的推進
- 環境に配慮した製品開発の促進
- 地域社会との環境保全活動への参加
- 働き方改革による社員の健康維持と生産性向上