スズケン
基本情報
- 証券コード
- 9987
- 業種
- 卸売業
- 業種詳細
- 医薬品・医療品卸
- 都道府県
- 愛知県
- 設立年
- 1946年08月
- 上場年
- 1994年08月
- 公式サイト
- https://www.suzuken.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- アルフレッサ, ほくやく・竹山ホールディングス, バイタルケーエスケー・ホールディングス, コスモ・バイオ, 大木ヘルスケアホールディングス, ソレイジア・ファーマ, メディパル, アステナホールディングス, 東邦HD, コーア商事ホールディングス
概要
スズケンは1946年創業で医薬品卸売業に特化し、国内ナショナルホールセラーとして業界大手の地位を確立する企業です。
現状
スズケンは最新の2020年3月期に連結売上高2兆2134億円、純利益282億円を達成し、安定した財務基盤を持つ医薬品卸大手です。全国47都道府県に営業拠点を展開し、医薬品総合商社としてシェア上位を維持。グループ傘下に多数の子会社を抱え、医療用医薬品卸売りに加え、介護関連サービスや医療コンサルティングにも進出しています。近年は韓国の医薬卸企業との資本業務提携やファーマライズホールディングスとの提携を進め、国際展開を強化中。また、公正取引委員会からの談合問題を受けてコンプライアンス強化に努めています。持続可能な社会貢献や物流施設の拡充も進めており、2024年には子会社の統合も計画しています。今後は事業基盤の強化とデジタル化推進で競争力向上を目指します。
豆知識
興味深い事実
- 医薬品卸で全国47都道府県に拠点を持つ唯一のナショナルホールセラー。
- 創業は1932年の鈴木謙三商店にまで遡り、医薬品卸業界最古参クラス。
- 1990年代にいち早くITシステムを導入し、業界での効率化を先導した。
- 医療介護専用SNS運営へ参入しデジタル領域で革新を追求。
- アジア圏では韓国医薬卸会社に45%出資し影響力を拡大中。
- 2020年、独禁法違反で公正取引委員会から起訴され大きな社会的注目を集めた。
- 数多くの物流センターを全国展開し、医薬品の安全な配送に注力している。
- 健康関連製品の製造子会社を複数持ち、グループシナジーを活かしている。
- かつては医薬品卸最大手だったが現在は業界3位の地位にある。
- 災害時における医薬品緊急配送システムを整備している。
- 医療用機器の卸売も手掛けているが、主力は医薬品卸売。
- 従業員数は1万4千人超で医療卸業界の大規模企業の一つ。
- 長年の社章は『鈴のマーク』であり、近年は復刻デザインを使用中。
- 全国医薬品卸業界のM&Aで急成長を遂げた歴史を持つ。
- ファーマライズHDとの資本提携は近年の大きな経営動向の一つ。
隠れた関連
- スズケンはメディパルホールディングスやアルフレッサ、東邦薬品と並ぶ医薬品卸大手4社の一角を形成している。
- 東京大空襲の影響を受けた名古屋の創業者の歴史が社の根幹に影響している。
- 地下鉄サリン事件時に解毒剤の緊急配送に奔走し、社会的貢献の実績を持つ。
- 韓国流通企業のポクサンナイスと資本提携し、海外医薬卸業に進出している。
- 同業他社と比較して物流インフラの充実に特に強いこだわりがある。
- 医療・介護用SNSエンブレースを買収しデジタル医療に先進的に取り組んでいる。
- 長年の社章変更は企業文化の変遷と密接に関係がある。
- 医薬品入札談合問題により、公正取引委員会から厳しい処分を受けている。
将来展望
成長ドライバー
- 全国規模の物流体制強化と効率的配送ネットワーク
- 希少疾病向けスペシャリティ医薬品市場の拡大
- デジタルIT化による業務効率の更なる向上
- 国内医療・介護市場の高齢化需要増加
- 地域医療連携強化による顧客基盤安定化
- アジア圏を中心とした海外事業展開加速
- M&Aによる事業領域拡大とシナジー創出
- サステナブルな事業運営とコンプライアンス強化
- 医療介護専用SNSなど新規事業の成長
- 製薬子会社の技術革新と高付加価値製品開発
- 新規デジタルサービスの導入による差別化
- 顧客満足度向上を目指したサービス展開強化
戦略目標
- 医薬品卸事業の全国ナンバーワンシェア獲得
- スペシャリティ医薬品で売上20%増加達成
- 物流ネットワークの完全デジタル化と省エネ化
- 医療・介護IT関連事業の売上高500億円達成
- 海外売上比率10%以上への拡大
- 持続可能な社会実現に向けた環境・社会活動推進
- M&Aを通じた事業多角化と成長領域の拡大
- 安全・安心な医薬品供給体制の完備
- 社員の多様性と働きやすさ向上の実現
- 地域社会と連携した医療・介護支援体制の構築
事業セグメント
医薬品卸売
- 概要
- 医療機関向けに医薬品及び医療用品卸売サービスを提供し、地域医療の中核を担う。
- 競争力
- 全国展開のナショナルホールセラー体制と幅広い製品ラインナップ
- 顧客
-
- 病院
- 診療所
- 調剤薬局
- クリニック
- ドラッグストア
- 行政機関
- 大手製薬メーカー
- 中小製薬会社
- 在宅医療サービス
- 製品
-
- 一般用医薬品
- 処方箋用医薬品
- ジェネリック医薬品
- スペシャリティ医薬品
- ワクチン
- 医療用消耗品
- 介護用品
- 医療機器
- 診断用試薬
- 医療サポート用品
- 機能性食品
- 医薬品開発支援
- 患者支援プログラム
物流・配送サービス
- 概要
- 医薬品専用の物流インフラと配送サービスで医療現場を支援。
- 競争力
- 医薬品特化の高品質物流ノウハウと全国的ネットワーク
- 顧客
-
- 製薬企業
- 病院
- 調剤薬局
- 介護施設
- 医療機器メーカー
- 流通企業
- 自治体
- 医療関連団体
- 製品
-
- 医薬品専用物流サービス
- 温度管理配送システム
- 受注管理システム
- 在庫管理システム
- 冷蔵・冷凍倉庫
- 輸送管理サービス
- 危機管理物流
- 物流コンサルティング
- BtoB物流プラットフォーム
医療・介護支援サービス
- 概要
- 医療・介護現場の効率化とサービス向上に寄与する支援ソリューション。
- 競争力
- 専門特化のITサービスと地域密着のサポート体制
- 顧客
-
- 介護施設
- 高齢者施設
- 調剤薬局
- 医療従事者
- 患者団体
- 製品
-
- 介護用品販売
- 医療介護専用SNS
- 患者支援サービス
- 在宅介護用医薬品
- 介護コンサルティング
- 医療情報提供
スペシャリティ医薬品コーディネート
- 概要
- 希少疾病分野に特化し、高度な調達および患者支援を行う事業。
- 競争力
- 専門的知識と経験豊富なコンサルタントによる高付加価値サービス
- 顧客
-
- 希少疾病患者
- 製薬企業
- 医療機関
- 専門医療施設
- 製品
-
- 希少疾病薬の調達支援
- 患者対応プログラム
- 高度医療薬品管理
- 治験支援サービス
医薬品製造子会社
- 概要
- グループ内に製薬製造子会社を有し、安定的な医薬品供給を支援。
- 競争力
- 製造技術力と品質管理の高さ
- 顧客
-
- ライフサイエンス企業
- 製薬メーカー
- 卸売業者
- 製品
-
- 医薬部外品
- 製剤開発
- 原料供給
- バルク製造
海外事業
- 概要
- アジアの主要市場に展開し、グローバルネットワークを拡充中。
- 競争力
- 現地企業との提携に基づく実務運営力
- 顧客
-
- 韓国医薬卸
- 台湾製薬企業
- 海外医療機関
- 製品
-
- 医薬品卸売
- 現地物流サービス
- 医療関連コンサルティング
医療情報サービス
- 概要
- 医療現場の情報共有と効率化を支援するITソリューションを提供。
- 競争力
- 医療業界特性に即したシステム開発力
- 顧客
-
- 医療機関
- 製薬企業
- 介護施設
- 製品
-
- 医療用SNS
- 患者データ管理
- 業務効率化ソフト
物流センター運営
- 概要
- 中核物流拠点の管理運営を行い、効率的な配送を実現。
- 競争力
- 大規模ネットワークと自動化技術導入
- 顧客
-
- 医薬品メーカー
- 卸売会社
- 流通業者
- 製品
-
- 倉庫管理
- 在庫最適化
- 配送調整
医療用消耗品販売
- 概要
- 医療・介護現場で消費される各種消耗品を提供。
- 競争力
- 幅広い製品ラインナップと迅速な供給力
- 顧客
-
- 医療機関
- 介護施設
- 研究機関
- 製品
-
- ガーゼ
- 注射器
- 検査キット
- 衛生用品
薬局運営支援
- 概要
- 薬局の運営効率向上及びサービス充実に資する支援を展開。
- 競争力
- 現場目線のシステム開発と多様なソリューション提供
- 顧客
-
- 調剤薬局
- ドラッグストア
- 医療法人
- 製品
-
- 業務効率化システム
- 医療情報提供
- 経営コンサルティング
介護サービス拡充
- 概要
- 急速に拡大する介護市場に対応したサービス。
- 競争力
- 地域密着型サポートとIT連携
- 顧客
-
- 高齢者施設
- 在宅介護者
- ケアマネジャー
- 製品
-
- 介護用品
- 介護情報共有ツール
- ケアサポートサービス
調剤薬局チェーンパートナー
- 概要
- 調剤薬局の業界再編と成長を支援する戦略的提携。
- 競争力
- 業界での深いネットワークと財務力
- 顧客
-
- 調剤薬局チェーン
- 地域薬局
- 製品
-
- 資本支援
- 物流提供
- 経営ノウハウ共有
競争優位性
強み
- 全国47都道府県に網羅する拠点網
- 医薬品卸売大手の安定的市場シェア
- 幅広い医療・介護関連製品ラインナップ
- 高品質な物流インフラと配送システム
- 複数のグループ会社による総合力
- 希少疾病向けスペシャリティ医薬品対応力
- 海外市場(韓国等)への展開力
- 医療情報システムの導入・運用ノウハウ
- 確立された顧客基盤と取引関係
- 財務基盤の強さ
- 医療介護専用SNS運営の先進性
- 業界トップクラスの製薬子会社保有
- 物流のIT化推進
- 在庫最適化システムの導入実績
- 顧客への無料受注システム提供
競争上の優位性
- 業界唯一の全国展開ナショナルホールセラー
- 複合的な医薬品・医療機器卸売ポートフォリオ
- スペシャリティ医薬品コーディネート事業の先進性
- 高度な物流管理と連携システム
- 多角的な医療・介護サービス展開による顧客ロイヤルティ
- 韓国医薬卸との資本提携による国際競争力強化
- 医療コンサルティング・情報提供機能の充実
- 最新のIT技術を活用した業務効率化
- 強固な製薬子会社グループとの相乗効果
- 官公庁や大手医療機関との信頼関係
- 法令遵守とコンプライアンス対応力の向上
- 多様な顧客ニーズに即応する営業力
- 医療・介護の両領域をカバーするサービス連携
- 効率的な倉庫運営と配送網
- 地域密着の営業展開と情報共有
脅威
- 医薬品卸業界の競争激化による利益圧迫
- 政府の薬価制度改定による収益影響
- 公正取引委員会による独禁法違反のリスク
- 後発医薬品市場の価格競争激化
- 新型コロナウイルス等感染症の物流停滞リスク
- 医療制度改革による業界構造変化
- DX推進の遅れによる競争力低下
- 海外展開における規制リスク
- 人手不足による物流効率悪化の可能性
- サプライチェーンの断絶リスク
- 価格競争による利益率低下
- 高額医療品の契約失敗リスク
イノベーション
2024: 神宮薬品株式会社の吸収合併
- 概要
- グループ子会社の神宮薬品を吸収合併し一体運営体制を強化。
- 影響
- 経営効率向上とシナジー創出を実現
2023: ファーマライズホールディングスとの資本業務提携
- 概要
- 医薬品卸の協業強化と相互事業拡大を目的に資本提携。
- 影響
- 共同事業展開による市場競争力向上
2021: 医療介護専用SNS運営子会社化
- 概要
- 医療・介護業界向けのSNSを運営するエンブレース株式会社を子会社化。
- 影響
- 医療現場の情報共有活性化と新収益源創出
2020: コンプライアンス遵守強化プログラム導入
- 概要
- 独禁法違反事件後の再発防止策として社内教育と監査体制を充実。
- 影響
- 企業価値の信頼回復を図る
2020: 中部物流センター建設計画開始
- 概要
- 愛知県春日井市に最先端物流センター建設の仮契約を締結。
- 影響
- 物流効率化とサービス強化に貢献
2024: 医療用ITシステムの全面刷新
- 概要
- 最新テクノロジー導入により受注・在庫管理システムを更新。
- 影響
- 業務効率化と顧客サービス向上
2022: 希少疾病向けスペシャリティ薬調達体制強化
- 概要
- 専門コーディネート部門の拡充に注力し患者支援を拡大。
- 影響
- ニッチ市場でのシェア拡大
2023: 韓国医薬品流通企業との提携強化
- 概要
- ポクサンナイス社に対する持分拡大で海外展開を促進。
- 影響
- アジア圏でのプレゼンス拡大
2021: 物流ロボット導入開始
- 概要
- 最新技術を活用した倉庫内自動化と省力化を推進。
- 影響
- 人件費削減と配送の迅速化を実現
2020: 医療・介護向けDX推進プロジェクト開始
- 概要
- デジタル技術で業務効率改善を目指す全社的取り組み。
- 影響
- 長期的な競争力向上が見込まれる
サステナビリティ
- 全国47都道府県の地域貢献と災害対応強化
- 医薬品適正流通による環境負荷低減
- 物流センターの省エネ設備導入推進
- 従業員へのコンプライアンス教育の徹底
- 医療・介護サービスの質向上を通じた社会貢献
- 再生可能エネルギー利用の拡大検討
- ペーパーレス化推進による資源節約
- 物流車両の低公害化への取り組み
- 多様な人材の活躍促進とダイバーシティ推進
- 医療廃棄物適正管理の強化
- 地域医療連携ネットワークの活性化
- 安全・安心な医薬品供給体制の構築