ダイショー
基本情報
概要
ダイショーは1966年創業の調味料・鍋つゆなどを主力とする食品メーカーで、国内市場で強固な地位を築き健康食品分野も展開する企業です。
現状
ダイショーは2019年に売上高約205億円、従業員数678名と堅調な成長を維持しています。主力の調味料及び鍋つゆ分野で多様な製品ラインナップを有し、味・塩こしょうや焼肉のたれが高い認知度を持ちます。全国に営業所や工場を配置し、東日本・西日本双方に強固な拠点網を構築。2010年代以降FSSC22000の食品安全認証取得により品質管理を強化するとともに、健康食品分野にも積極的に進出。新商品の開発やプロモーションにも力を注ぎ、稲川淳二や松重豊ら著名人を起用したCMでブランド価値を高めています。2020年代は物価高に対応した需要増と共に鍋スープの増産を展開しており、国内外の競争激化に対応しつつ持続可能な成長を目指しています。中期的には商品開発力強化やデジタルマーケティング推進を通じた顧客接点拡大を戦略の柱とし、地域密着の営業体制を活用して差別化を進めています。
豆知識
興味深い事実
- 創業当初は福岡の焼肉のたれ製造からスタート
- 『味・塩こしょう』は登録商標で長年親しまれている
- 東京・福岡の二本社体制を導入し広範な営業基盤を実現
- 著名タレント稲川淳二や松重豊がCMに出演中
- 九州工場はFSSC22000認証を早期取得
- 全国に広がる多彩な営業所網を持つ食品メーカー
- 物価高に伴う自炊需要増加に対応し鍋スープ増産を決定
- 食材の溶解や配合に高度技術を有する
- 企業スローガンは「おいしさで・しあわせをつくる」
- 業務用市場にも多様な商品を提供し安定収益を確保
隠れた関連
- 九州エリアのローカルスーパーや飲食店との密接な取引関係を持つ
- 自社商標『味・塩こしょう』は市場で高い認識度を有す
- CM出演者は地域出身者が多くブランドイメージ向上に寄与
- FSSC22000認証は業界内でも先進的な取り組み
- 創業家の山田氏が主要株主として経営に影響力を持つ
- 食品関連の特許取得により独自の製法を保持
- 福岡本社は九州経済圏での事業拠点として重要視されている
- 東証スタンダード上場ながら地域密着型経営で独自性を保つ
将来展望
成長ドライバー
- 国内鍋調味料市場の安定的成長
- 健康志向食品需要の拡大
- 物価高による自宅調理増加の追い風
- 地域密着型営業網の優位性発揮
- サステナビリティ対応の消費者支持
- 製品ラインナップの継続的拡充
- デジタルマーケティング強化による顧客獲得
- 業務用市場の拡大
- 新商品開発と生活者ニーズの迅速対応
- 外国人旅行者減少からの徐々に回復する国内消費
戦略目標
- 家庭用調味料シェア全国トップ5入り
- 健康機能性食品の売上比率30%達成
- 業務用食品市場での営業基盤強化
- SDGs対応によるCSR評価向上
- FSSC22000など食品安全認証の維持・向上
- 製品のプラスチック包装30%削減
- 従業員多様性推進と働きやすい環境整備
- デジタルトランスフォーメーションの推進
- 年率3%以上の売上成長継続
- 地域社会への継続的貢献と地域活性化主導
事業セグメント
外食チェーン向け調味料提供
- 概要
- 外食向けに品質安定した調味料を供給し、生産効率と味の均一化を実現。
- 競争力
- 長年培った味のノウハウと安定供給力
- 顧客
-
- 焼肉店
- 居酒屋チェーン
- 惣菜製造業者
- ホテル・宴会場
- 製品
-
- 業務用焼肉のたれ
- 業務用鍋スープ
- 業務用調味塩胡椒
小売店・食品製造業向け商品供給
- 概要
- 小売店及びOEM向けに多様な商品を対応し、顧客ニーズに合致した商品提供を行う。
- 競争力
- 柔軟なカスタマイズ対応と信頼ある供給網
- 顧客
-
- スーパー
- 食品OEMメーカー
- 健康食品販売会社
- 製品
-
- 粉末調味料
- 健康食品(青汁)
- 鍋スープ商品
製造委託・受託生産
- 概要
- 安全基準を満たした受託生産を提供し、製造コストの削減と品質保証をサポート。
- 競争力
- FSSC22000認証取得工場による高品質生産
- 顧客
-
- 食品メーカー
- 健康食品企業
- 業務用食品提供企業
- 製品
-
- 調味料受託製造
- 健康食品受託生産
競争優位性
強み
- 独自配合による高品質調味料製造技術
- 全国に広がる営業所・工場網
- FSSC22000食品安全認証取得による信頼性
- 幅広い製品ラインナップとブランド力
- 著名人活用の効果的なプロモーション
競争上の優位性
- 多様な鍋用スープと調味料で市場ニーズに対応
- 中小規模ながら地域密着型営業力で強固な顧客基盤
- 健康食品分野への事業多角化で成長余地あり
- 食品安全規格認証で品質管理に優れる
- 業務用市場にも積極展開し収益多角化が進む
脅威
- 大手食品メーカーによる市場競争激化
- 原材料価格の変動によるコストアップ
- 消費者の健康志向・嗜好の変化による需要変動
- 食品安全・表示法規制の強化対応負担
- 少子高齢化による国内市場の縮小リスク
- 円安による輸入原料コスト増加
イノベーション
2022: デジタルマーケティング強化
- 概要
- オンラインと連動した広告展開及びSNS活用で若年層へのブランド浸透を図る。
- 影響
- 購入者層の拡大と売上増加に寄与
2023: 新型鍋スープ開発
- 概要
- 健康志向に対応した低塩分、機能性素材を配合した鍋スープシリーズを発売。
- 影響
- 市場の健康ニーズに対応し成長分野を開拓
サステナビリティ
- 食品安全基準FSSC22000の全工場取得維持
- 地域食材活用による地産地消推進
- プラスチック資源のリサイクル推進計画立案
- 従業員の健康経営および多様性促進
- 環境負荷低減の生産工程改善
- 社会貢献活動の積極展開