ニッピ

基本情報

証券コード
7932
業種
その他製品
業種詳細
食品製造
都道府県
東京都
設立年
1907年04月
上場年
1963年06月
公式サイト
https://www.nippi-inc.co.jp/
東証情報
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Yahoo!ファイナンス
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他の会社
キッコーマン, 味の素, エスビー食品, ハウス食品グループ本社, 佐藤食品工業, アリアケジャパン, 太陽化学, 扶桑化学工業, 理研ビタミン, 長谷川香料, 三洋工, 新家工, DMS

概要

ニッピは1907年創業の皮革・ゼラチン・コラーゲン製造の大手企業で、医薬用素材や再生医療にも強みを持つ総合バイオマテリアルメーカーです。

現状

ニッピは2018年度に連結売上高421億円、経常利益18億円を達成し、食品用ゼラチンや医薬用コラーゲンを中心に堅調な事業展開をしています。主力の皮革事業では靴用皮革製品の製造を継続し、技術力の高さが競争力の源泉となっています。再生医療分野やペプタイド事業への参入で事業多角化を図り、医薬品向け検査キットや機能性食品を開発しています。国内外に主要拠点を持ち、品質管理や製造技術にISO認証を取得し信頼性を確保。持続可能な原料調達や環境負荷低減などESG対策も進めています。将来的にはバイオ技術を活用した新素材開発と海外市場拡大を戦略の柱としています。取締役体制は安定しており、中長期的な経営基盤の強化に注力しています。近年ではコラーゲン化粧品や健康食品の市場拡大を背景に新製品投入を強化し、業績の拡大を目指しています。

豆知識

興味深い事実

  • 東京製皮を起源とする100年以上の歴史を持つ老舗企業
  • 皮革製造とバイオ素材製造を両立する希少な企業
  • リーガルコーポレーションと相互に筆頭株主関係にある
  • 国内ゼラチン原料市場で高いシェアを誇る
  • ISO9001や欧州薬局方適合の高品質基準を取得済み
  • 再生医療分野のコラーゲン素材で業界トップクラス
  • 牛海綿状脳症検査キット市場の主要プレーヤー
  • バイオマトリックス研究所による先端研究を推進
  • 食品から医療、化粧品まで多角的に展開
  • 伝統技術と最先端バイオ技術の融合が特徴
  • 設立当初の役員に渋沢栄一を相談役として迎えた
  • ISO規格認証取得をいち早く導入した企業の一つ
  • 化成品分野も含めた幅広い製品ラインアップを持つ
  • 創業以来、足立区に本社を構え地域経済に貢献
  • 国内外の靴メーカーに皮革を安定供給し続けている

隠れた関連

  • リーガルコーポレーションとは互いに筆頭株主として強いつながりがある
  • 皮革製造技術は化粧品業界での高機能原料開発にも応用されている
  • バイオマトリックス研究所が地域医療機関や大学と連携を持つ
  • 製薬会社に対し医薬用ゼラチンを安定供給し業界標準とされている
  • 大倉組の皮革製造所の統合から発展した日本の老舗企業群の一つ
  • 検査キット技術は国内畜産業の衛生管理に貢献している
  • 化粧品原料の一部は地域の養殖業との協働による天然素材由来
  • ISO9001取得工場は国内外で複数所在し世界基準の品質保証を実施

将来展望

成長ドライバー

  • 健康志向の高まりによるコラーゲン需要増加
  • 再生医療分野での新製品・技術展開
  • 食品添加物や機能性食品市場の拡大
  • 化粧品市場におけるナチュラル志向の強化
  • グローバル市場での医薬用素材ニーズの増加
  • 環境対応型製品への需要伸長
  • バイオマテリアル研究の技術進化
  • 国内皮革市場の安定した需要
  • デジタル技術の活用による生産効率向上
  • ESG対応強化による企業価値の向上
  • 新規提携やアライアンスによる事業拡大
  • 次世代素材の開発成功による市場先行者優位

戦略目標

  • 再生医療向け製品売上100億円突破
  • 環境負荷削減目標50%達成
  • 海外売上比率30%への拡大
  • ISO9001等の国際認証取得の継続と拡大
  • 新規コラーゲン製品の市場投入による差別化強化
  • B2B事業の多角化と新規顧客獲得
  • サステナビリティ報告の透明性向上
  • 研究開発費年間売上の5%以上の維持
  • 食品・医薬品素材の安定供給体制の強化
  • 社員の多様性促進と働き方改革の推進

事業セグメント

食品用素材製造

概要
食品・飲料向けに安全・高品質なゼラチンとコラーゲン素材を供給。
競争力
高純度製造技術と医薬品レベルの品質管理
顧客
  • 食品加工業者
  • 菓子メーカー
  • 健康食品会社
  • 飲料メーカー
  • 化粧品メーカー
製品
  • ゼラチン原料
  • コラーゲンペプチド
  • 機能性食品素材
  • 健康補助食品原料
  • 食品添加物

医療・再生医療材料

概要
医薬品や再生医療向けに高機能性バイオ素材を提供。
競争力
高付加価値の医療素材と先進的研究開発力
顧客
  • 製薬企業
  • 医療機器メーカー
  • 再生医療機関
  • 研究機関
製品
  • 医薬用ゼラチン
  • 医療用コラーゲン
  • 細胞培養材料
  • 検査キット
  • 再生医療用バイオマテリアル

皮革製品販売

概要
主に靴用高品質皮革を中心に幅広く素材を供給。
競争力
伝統技術と環境配慮による高品質皮革製造
顧客
  • 靴メーカー
  • 鞄メーカー
  • アパレルメーカー
  • 家具製造業者
製品
  • 天然皮革
  • 合成皮革
  • 皮革加工剤
  • 仕上げ剤

化成品供給

概要
皮革加工や各種工業用途向け化成品を提供。
競争力
専門的技術と幅広い製品ラインナップ
顧客
  • 皮革加工業者
  • 工業製品メーカー
製品
  • 皮革薬剤
  • リンカー
  • 各種化学薬品

健康・美容製品開発支援

概要
消費者向け健康・美容製品の素材と研究開発をサポート。
競争力
高度な生物技術と市場志向の製品開発
顧客
  • 化粧品会社
  • 健康食品メーカー
  • 研究開発機関
製品
  • 基礎化粧品原料
  • 機能性ペプタイド
  • 高保湿成分

検査・分析キット販売

概要
畜産・医療向けの高精度検査キットを提供。
競争力
高感度技術と豊富な導入実績
顧客
  • 農業団体
  • 医療機関
  • 畜産業者
製品
  • 牛海綿状脳症検査キット
  • 各種分析機器

競争優位性

強み

  • 長い歴史に基づく高い技術力
  • 多様なバイオマテリアル製品群
  • 厳格な品質管理体制
  • ISO認証取得の信頼性
  • 医薬用素材の専門性
  • 国内皮革市場の強固な地位
  • 研究開発への積極投資
  • 安定した主要株主構成
  • 多様な販売チャネル展開
  • バイオマトリックス研究所の優れた研究力
  • 再生医療分野への先駆的進出
  • 幅広い製品ラインナップ
  • 機能性食品素材の開発力
  • 国内生産拠点の広範なネットワーク
  • 環境配慮型製品の提供

競争上の優位性

  • 医薬・食品用高純度ゼラチン製造で市場優位
  • 伝統的皮革製造技術と先端合成皮革の融合
  • バイオ医療材料開発の先進的取り組み
  • 多角的事業展開による経営安定性
  • 国内外のバイオ素材ニーズに対応可能な製品群
  • 強力なコーポレートガバナンスと経営陣
  • 主要株主との連携による事業推進力
  • ISO9001・欧州薬局方製造適合取得で品質保証
  • 医療・検査キット市場で高精度製品を提供
  • 持続可能な資源調達へのコミットメント
  • 熟練した研究開発チームによる技術革新
  • 再生医療材料の商用化に成功した数少ない企業
  • 幅広い顧客層と長期取引の実績
  • 化粧品および健康食品市場への着実な拡大
  • 製品の多様性で市場リスクを分散

脅威

  • 原材料価格の変動リスク
  • 国内市場の成熟と競争激化
  • グローバルな規制強化の影響
  • 代替素材の技術開発進展による競合
  • 為替変動によるコスト増加の可能性
  • 新興国メーカーの価格競争
  • 環境規制による製造コスト上昇
  • パンデミック等の供給網途絶リスク
  • 技術者不足による開発遅延リスク
  • 消費者ニーズの急速な変化
  • 知的財産権侵害リスク
  • 原料動物資源の安定供給リスク

イノベーション

2024: 再生医療用バイオマテリアルの製品化

概要
細胞培養基材として用いる高機能コラーゲン素材を商品化。
影響
医療機関への供給開始により新収益源構築

2023: 機能性ペプタイドの新規開発

概要
免疫調節作用を持つペプタイドの研究開発に成功。
影響
健康食品市場での製品差別化に寄与

2022: 医薬用ゼラチン製造工程の高度自動化

概要
生産ラインのデジタル化と自動化を進展させ効率化。
影響
製造コスト10%削減と品質の均一化達成

2021: 持続可能な原料調達システム導入

概要
動物副産物のトレーサビリティ強化と環境配慮推進。
影響
ESG評価の向上と市場信頼の獲得

2020: BSE検査キットの新モデル発売

概要
検査時間の短縮と感度向上を実現した改良製品登場。
影響
販売拡大と顧客満足度向上

サステナビリティ

  • 動物由来原料のトレーサビリティ強化
  • 工場排水の高度浄化システム導入
  • 廃棄物削減とリサイクル推進活動
  • 環境負荷低減のための製造プロセス見直し
  • 地域環境保全活動への積極的参加
  • 化学物質管理の強化による安全確保
  • サプライチェーンにおける持続可能性評価
  • 社員の環境意識向上研修の定期実施
  • 省エネルギー設備への投資加速
  • 環境報告書の定期公表による透明性確保
  • 生物多様性保全活動支援
  • バイオマス利用の拡大