フジッコ

基本情報

証券コード
2908
業種
食料品
業種詳細
食品製造
都道府県
兵庫県
設立年
1960年11月
上場年
1990年12月
公式サイト
https://www.fujicco.co.jp/
東証情報
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Yahoo!ファイナンス
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他の会社
六甲バタ, ブルドック, エバラ食品, ヨシムラ・フード・ホールディングス, シノブフーズ, わらべや日洋ホールディングス

概要

フジッコは1960年創業の食品メーカーで、煮豆や昆布加工食品を主力に国内市場で高い知名度と健康志向製品の強みを持つ企業です。

現状

2020年3月期の連結売上高は約662億円を記録しており、煮豆「おまめさん」、刻み昆布「ふじっ子」、ナタデココデザート等多様な製品群で安定した収益を確保しています。栄養と健康を重視し、食品添加物を全廃した先進的企業であり、デザート分野の「カスピア」やヨーグルトのライセンス取得等で事業拡大を推進中です。国内に複数の工場・営業所を展開し、スーパーマーケットやコンビニを中心に全国20拠点以上で販売チャネルを確保しています。日本ワインにも進出し、ワイナリー事業で国内複数の金賞を受賞するなど多角化を図っています。競合他社との市場競争が激化する中、新商品の開発と健康志向に対応した商品強化を続けています。2028年には営業利益の2.7倍増を目指し、持続可能な原料調達と安全安心の食品づくりを戦略に掲げています。今後も健康志向・機能性食品市場の成長が期待されており、新技術導入とブランド力強化で中長期的に成長を目指しています。

豆知識

興味深い事実

  • 1980年代に合成保存料を完全廃止した先駆的食品メーカー
  • 1993年にヒットしたナタデココでデザート市場に新風を吹き込む
  • 日本ワインコンクールで複数回金賞受賞の実績を持つ
  • 創業者の山岸八郎は昆布業界に事業基盤を築いた重要人物
  • 多数の著名タレントをCMに起用し高いブランド認知度を獲得
  • 煮豆「おまめさん」は1976年からのロングセラー商品である
  • 健康志向の大豆ヨーグルトは機能性表示食品に認定されている
  • 全国に20拠点以上の営業所を展開し広域販売網を保持している
  • 食品業界で先駆的に栄養面の学会発表を継続している
  • 2006年に未払い残業代問題が発覚し企業体質の改善を図った
  • 独自のだし製品シリーズは料理業界からも高い評価を受けている
  • パッケージに『おいしさ、けんこう、つぎつぎ、わくわく。』を掲げる
  • 国内外の食文化に合う和洋折衷商品の開発に積極的
  • コロナ禍での健康志向上昇に対応した商品展開を進めている
  • 子会社のワイナリーは日本ワインの品質向上に貢献している

隠れた関連

  • 食品業界大手とのOEM連携で多様な商品開発を支えている
  • 地域のスーパーマーケットチェーンとは長年の販売パートナー
  • CM出演者の選定により幅広い世代へのブランド浸透を図っている
  • 生ワイン製造において国産ぶどうの活用促進に協力している
  • 健康食品研究において大学や研究機関との共同研究を継続
  • 競合他社と連携し中食市場のニーズ対応を共同で検討している
  • 地元神戸市の食文化復興・振興にも積極的に関わっている
  • 製造工程の一部において伝統的な製法を守りつつ近代化も推進

将来展望

成長ドライバー

  • 健康志向の高まりによる機能性食品需要増加
  • 国内外での昆布・煮豆類の多用途展開を強化
  • 高齢化社会に対応した栄養強化製品市場の成長
  • 量販店やECによる販売チャネル拡大
  • デザートや大豆ヨーグルトなど新商品開発の加速
  • ワイン事業のブランド力向上と市場拡大
  • 品質管理技術と差別化商品の強化
  • サステナビリティ対応と環境配慮製品の開発
  • コロナ禍における健康志向の定着
  • 新興市場(海外含む)の開拓と多角化戦略
  • OEM事業の拡大による収益基盤強化
  • DX・IoT導入による生産性向上

戦略目標

  • 営業利益を2028年までに2.7倍に増加
  • 機能性表示食品・健康食品の売上拡大
  • サステナブルな原材料調達と包装材削減実施
  • 地域密着型の販売ネットワークのさらなる拡充
  • 多様な健康志向層へ向けたブランド強化
  • 国内だけでなくアジア市場への積極展開
  • デジタル技術活用による製造効率向上
  • ワイン事業での日本トップクラス地位確立
  • 環境・社会貢献度を高めCSR活動を推進
  • 従業員の働きやすさ向上と人材育成充実

事業セグメント

業務用煮豆・昆布製品

概要
飲食店や給食向けに高品質な煮豆・昆布関連商品を提供。
競争力
独自の味付け技術と安定供給力
顧客
  • 中食業者
  • 給食事業者
  • 外食チェーン
  • 小売業者
  • 弁当製造業
製品
  • 業務用煮豆セット
  • 業務用刻み昆布
  • 惣菜素材供給
  • 健康志向食材
  • だし素材

デザート・ヨーグルト製造

概要
小売やOEM向けに機能性デザートを供給。
競争力
高品質な発酵技術と製品差別化
顧客
  • 小売チェーン
  • 食品OEM企業
  • 健康食品販売者
  • 地域特産品業者
製品
  • ナタデココ製品
  • カスピ海ヨーグルト
  • 大豆ヨーグルト
  • 機能性デザート
  • 健康志向スイーツ

調味料・だし素材供給

概要
加工食品メーカー向けの調味料素材を提供しています。
競争力
天然素材を活かした味づくり技術
顧客
  • 食品メーカー
  • 惣菜メーカー
  • 卸売業者
  • 飲食店
製品
  • 昆布だしパック
  • 調味料ベース
  • 料理の素原料
  • 健康素材
  • 惣菜用添加物

ワイン製造・販売

概要
自社ワイナリーで高品質ワインを製造販売。
競争力
国内コンクール金賞受賞の醸造技術
顧客
  • 酒販店
  • 飲食店
  • 地域物産館
  • ギフト販売業者
製品
  • 無濾過生ワイン『クラノオト』
  • 甲州種ワイン
  • 赤ワイン
  • 白ワイン
  • ワインギフトセット

OEM・受託製造サービス

概要
多様な食品受託製造サービスを提供しています。
競争力
柔軟な小ロット対応と品質保証
顧客
  • 中小食品メーカー
  • スタートアップ企業
  • 健康食品ブランド
製品
  • 煮豆製品受託製造
  • 昆布加工品受託生産
  • ヨーグルトOEM
  • 健康スイーツ受託
  • 調味料受託

物流・販売代行

概要
全国の営業所網を活かした物流と販売支援。
競争力
多拠点展開による迅速な配送体制
顧客
  • 小売業者
  • 自社店舗
  • 卸売業者
製品
  • 製品配送
  • 販売サポート
  • 在庫管理
  • 出荷代行

競争優位性

強み

  • 健康志向の先行企業
  • 多様な加工食品ラインナップ
  • 独自ブランドの高い認知度
  • 全国的な販売ネットワーク
  • 子会社でのワイン醸造技術
  • 長年の食品添加物全廃実績
  • 機能性食品の研究開発
  • 安定した財務基盤
  • 多拠点工場展開
  • 幅広い顧客層
  • CMによる高いブランド浸透
  • OEM・受託製造体制
  • 地域密着の多様な販路
  • 豊富な製品知見
  • グループ協力体制の強み

競争上の優位性

  • 合成添加物全廃に成功した独自技術を有する
  • 煮豆・昆布製品で国内トップシェアを維持
  • 多分野に広がる独自健康志向ブランド展開
  • ナタデココ・ヨーグルト分野の製品先駆者としての地位
  • 国内外の幅広い販売チャネルとアクセス力
  • 子会社のワイナリーによる事業多角化
  • 充実したOEM受託製造サービスと柔軟対応
  • 営業利益倍増を目指す成長戦略の明確化
  • 業界内での高い技術力と製品品質評価
  • 食品安全・栄養面の学会発表実績と研究活動
  • 長期的にブランド価値を高めているマーケティング力
  • 多くの著名人を起用した効果的なCM戦略
  • 地方工場の稼働で地域経済へ貢献し信頼獲得
  • 多様な製品ポートフォリオによるリスク分散
  • 成長市場である機能性表示食品に積極参入

脅威

  • 食品原材料価格の変動リスク
  • 激しい国内食品市場の競争激化
  • 人口減少による消費市場縮小の懸念
  • 健康食品規制の強化による製品対応負担
  • 消費者志向変化への迅速な対応必要性
  • 自然災害による製造・物流への影響
  • 食の安全問題によるブランドリスク
  • 為替変動による輸入原料コスト影響
  • 新規参入の健康志向食品企業増加
  • 労働力不足による工場稼働効率低下
  • 原材料供給先の安定確保の課題
  • 環境規制強化による製造コスト上昇

イノベーション

2023: ヨーグルト製造ライセンス取得

概要
『Yoplait』のライセンスを取得し愛知・三重・岐阜で販売開始。
影響
地域限定市場での売上拡大に貢献

2021: 新型健康昆布製品の開発

概要
高栄養価の昆布製品を開発し健康志向層を強化。
影響
製品の競争力向上と顧客層拡大

2022: 機能性表示食品の拡充

概要
大豆ヨーグルト等の機能性表示食品ラインナップ強化。
影響
健康志向消費者の獲得に成功

2024: ワイン醸造技術の高度化

概要
子会社フジッコワイナリーで金賞受賞を続ける醸造技術を開発。
影響
ワイン事業のブランド価値向上

2020: 食品添加物全廃宣言の継続深化

概要
添加物フリー製造工程の見直しと安全性強化。
影響
ブランド信頼性のさらなる向上

サステナビリティ

  • 食品添加物の全廃維持と安全性の確保
  • 地域社会との共生を目指す工場運営
  • 環境負荷低減に向けた包装材の見直し
  • 地産地消の推進によるローカル活性化
  • 健康志向商品開発による社会貢献
  • 省エネルギーおよび廃棄物削減活動
  • 従業員健康増進プログラムの充実
  • 地域の子育て支援や食育イベントへの協力
  • 持続可能な原材料調達方針の実施
  • フジッコワイナリーの自然派ワイン推進