アツギ
基本情報
- 証券コード
- 3529
- 業種
- 繊維製品
- 業種詳細
- 衣料品・服飾品
- 都道府県
- 神奈川県
- 設立年
- 1947年12月
- 上場年
- 1961年10月
- 公式サイト
- https://www.atsugi.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- タビオ, グンゼ, ワコールホールディングス, 宇野鉄, 森尾電, 三光産業, ナイガイ, MRKホールディングス
概要
アツギは1947年創業の繊維製品メーカーで、パンティストッキング市場のトップ企業として国内外で展開し、女性向けブランドASTIGUを主力に革新と多角化を進める企業です。
現状
アツギは連結売上高約162億円(2021年3月期)を計上する繊維製品の老舗企業で、パンティストッキングと靴下、下着が主力製品です。2011年以降、女性向けストッキングブランド『ASTIGU』を主軸に据え、男性児童向け商品も展開しています。2020年にレナウンインクスを子会社化し、『アクアスキュータム』などのブランドポートフォリオを強化しました。一方で、2019年から最終赤字を計上し2021年には無配転落、2022年には国内の製造拠点を廃止し生産を中国に集約する厳しい経営環境にあります。国内の製造工場再編により効率化とコスト削減を図り、2023年に東証プライム市場からスタンダード市場へ市場区分が変更されるなど資本市場からの評価も変化しています。コロナ禍を受けて福助との協業強化や介護用品事業の拡大など経営多角化に注力しています。今後は製品ライン拡充や海外展開の推進、ブランド戦略の深化を課題としつつ、持続可能な生産体制の構築に向けて取り組んでいます。
豆知識
興味深い事実
- 日本初のシームレスストッキングを1955年に発売
- 長年にわたり女性用ストッキング市場を牽引
- 「厚木」社名は厚木基地の知名度から命名
- 国内最大級規模のストッキング工場を青森に保有していた
- 2023年にロゴをリニューアルしブランド刷新
- 1961年より全国直販網を確立し市場展開
- 過去に多くの有名タレントをCMモデルに起用
- アツギイメージガール制度で若手のPR活動を支援
- 2020年に倒産したレナウンのインナー部門を継承
- SNSキャンペーンでの炎上経験を経て運用体制を強化
隠れた関連
- 厚木駅は海老名市にあり、社名は隣接する厚木市からの影響
- 地域の厚木基地と社名の由来が企業ブランドに影響
- レナウンインクスの買収によりファッションブランド多数と関係強化
- 福助との協業で靴下・下着市場での提携を深めている
- アツギ東北の青森むつ事業所は日本最大のストッキング工場だった
- 創業者の堀禄助は捕鯨用ロープ製造からスタート
- SNS炎上問題後、女性担当者によるSNS運用再開を行っている
- 主要株主に東レが存在し素材調達等で関係が深い
将来展望
成長ドライバー
- 女性向け高機能ストッキング市場の拡大
- 介護用品市場の高齢化対応需要増加
- ブランド多様化による新規顧客獲得
- 海外生産体制の効率化によるコスト競争力
- EC販売チャネルの強化と消費者接点拡大
- 福助などとの業務提携によるシナジー効果
- サステナビリティ対応によるブランドイメージ向上
- アパレル・ファッション分野でのOEM展開活発化
- 新素材・新技術による製品差別化強化
- デジタルマーケティング活用による販路拡大
- 多角化戦略によるリスク分散効果
- 地域連携による製造拠点のさらなる効率化
戦略目標
- 国内外でブランド認知向上とシェア拡大
- 生産拠点の持続可能な環境対応体制確立
- 介護用品分野での市場リーダーシップ獲得
- デジタル販路構築による直販比率向上
- 環境負荷低減を推進する製品開発強化
- レナウン・ASTIGUブランドの更なる強化
- 企業としての社会的責任を全うする体制確立
- 多様な顧客ニーズに応える商品ポートフォリオ拡大
- グローバル市場での持続的成長を実現
- 社員の働きがい向上と多様性の推進
事業セグメント
OEM製造
- 概要
- 多様な顧客に対しオリジナル製品の設計・製造を提供。
- 競争力
- 豊富な生産ノウハウと海外生産体制
- 顧客
-
- アパレルメーカー
- ドラッグストア
- 通販事業者
- 国内外小売業者
- 製品
-
- パンティストッキング
- 靴下
- 下着
- タイツ
介護用品供給
- 概要
- 機能性介護用品を介護現場に安定供給。
- 競争力
- ユーザー視点の開発力と品質管理
- 顧客
-
- 医療機関
- 介護施設
- 訪問看護ステーション
- 製品
-
- サポートソックス
- 機能性下着
- ケアアクセサリー
不動産賃貸管理
- 概要
- 自社不動産の効率的な運用と管理を展開。
- 競争力
- 地域に根ざした確実な賃貸サービス
- 顧客
-
- 法人テナント
- 個人投資家
- 小規模事業者
- 製品
-
- 商業用賃貸物件
- オフィススペース
- 住宅賃貸
競争優位性
強み
- シームレスストッキング市場のパイオニア
- 豊富なブランドラインナップ
- 海外生産体制によるコスト競争力
- 多角化した事業ポートフォリオ
- 強固な直販網と流通チャネルの確立
- レナウンインクス買収によるブランド多角化
- 長年の業界での信頼と歴史
- 機能性商品開発力
- 高いサポート体制と顧客志向
- 地場に密着した製造展開の経験
競争上の優位性
- 日本最大級のストッキング製造技術と開発力
- 介護用品や不動産事業を含む多角経営
- 地域密着の生産・販売ネットワーク
- 女性向けに特化したブランド戦略
- 海外製造委託によるコストダウン
- 独自ブランドASTIGUの高い市場認知
- レナウンブランドの継承による市場拡大
- 徹底した品質管理と製品開発
- 物流効率の高い直販体制
- 迅速な市場対応と商品開発力
脅威
- 国内製造拠点の縮小による生産リスク
- 競合他社(グンゼ、ワコール等)との競争激化
- 新型コロナウイルスによる市場縮小
- 原材料費や物流コストの変動リスク
- 消費者嗜好の急速な変化
- 東証プライム市場からの降格による資金調達影響
- 為替変動による海外生産コスト増加
- SNS炎上によるブランドイメージ毀損
- 人口減少に伴う国内消費縮小
- 環境規制強化に伴う対応コスト上昇
イノベーション
2023: 国内生産終了と中国生産への集約
- 概要
- 国内2工場を閉鎖し生産拠点を中国現地子会社に集約。
- 影響
- 生産コスト削減と効率化を実現。
2021: レナウンインクスの子会社化
- 概要
- レナウンのインナー事業を買収しブランド多角化を推進。
- 影響
- ブランドラインナップの拡充に成功。
2020: ASTIGUブランドの拡充
- 概要
- 女性向けストッキング・下着ブランドの機能性・デザイン強化。
- 影響
- ブランド認知度と市場競争力向上。
2022: 福助との協業開始
- 概要
- コロナ禍での業績悪化対策として福助と製品・販売協力強化。
- 影響
- 販売チャネルと製品開発の相乗効果増加。
サステナビリティ
- 中国生産体制への移行によるエネルギー効率改善
- 介護用品の安全・環境対応素材採用
- 廃棄物削減とリサイクル推進
- 社員教育による労働環境改善
- 地域社会と連携した環境保護活動
- 製品開発における持続可能素材の活用
- 製造工程でのCO2排出削減の取り組み
- サプライチェーンの透明性向上
- 社内での省エネルギー推進教育
- 地域の雇用創出と経済支援