グンゼ

基本情報

証券コード
3002
業種
繊維製品
業種詳細
衣料品・服飾品
都道府県
大阪府
設立年
1896年08月
上場年
1949年05月
公式サイト
https://www.gunze.co.jp/
東証情報
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他の会社
住友林業, UTグループ, 伊藤ハム米久ホールディングス, タビオ, キッコーマン, アツギ, ワコールホールディングス, クレハ, 西川ゴム工業, THK, 共同印刷, 小松ウオール工業, ナイガイ, 東洋証券, MRKホールディングス

概要

グンゼは1896年創業の日本有数の繊維製品メーカーで、肌着や靴下など衣料品と高機能プラスチック材料を主力に多角的に展開する老舗企業です。

現状

グンゼは2020年度に連結売上高約1400億円、営業利益約67億円を達成し、安定した経営基盤を確立しています。主力の肌着・靴下事業は長年培った技術力で国内市場に根強い支持を得ており、高機能ソリューション事業も医療用材料や工業材料として事業拡大中です。伝統的な繊維事業から非繊維分野へ進出し、多角化を推進しつつ、地域社会との共生や環境負荷低減にも注力しています。新規事業開発では機能性フィルムやプラスチック素材の技術革新を図り、海外展開も積極化。綾部市や大阪府との連携を強め、地域活性化に貢献しています。中期経営計画『CAN20』に基づき、医療・健康分野の成長を、2030年に向けた主要成長ドライバーとして位置付け、持続可能な社会形成を目指しています。

豆知識

興味深い事実

  • 設立は明治29年(1896年)と非常に歴史が長い。
  • 社名は創業当時の『郡是製絲株式会社』に由来する。
  • 女工ではなく『工女』と呼び人間教育に注力した歴史がある。
  • 繭蔵を改装した博物館『グンゼ博物苑』を運営。
  • 地域の再開発事業『つかしん』を1985年から運営している。
  • ブランドステートメント『明日をもっと、ここちよく』を制定。
  • テレビドラマや映画のロケ地として本社が使用されることがある。
  • 独自の導電性フィルム技術でタッチパネル材料市場に参入。
  • 女性向けストッキングの長年の技術蓄積がある。
  • 医療用高機能材料分野への早期進出が経営の柱。
  • 地域社会との連携による包括協定を大阪府や京都府と締結。
  • グンゼスポーツクラブ運営など多角経営が特徴。
  • 気候変動前から環境に配慮した生産体制を構築。
  • 日本で初めて肌着の一貫生産に着手した歴史がある。
  • かつての大規模製糸工場の歴史的建造物が現存する。

隠れた関連

  • 創業者波多野鶴吉は農政官僚として殖産興業に携わった前田正名の所信に強く影響を受けた。
  • バブル期からの不動産事業参入により商業施設運営が成長分野となっている。
  • 導電性フィルムの開発は、スマホのタッチパネル実用化に貢献した。
  • 地元京都府綾部市の地域活性化と企業立地政策の良好な連携モデルである。
  • グンゼ博物苑は創業120周年記念事業として一般公開され、地域文化財としても注目される。
  • 俳優ヴィンセント・ギャロが同社の下着を愛用し映画作品で着用した事例がある。
  • ショッピングモール『つかしん』は糸井重里氏によって命名された。
  • 旧製糸工場が映画やドラマのロケ地として利用され、文化的価値を持つ。

将来展望

成長ドライバー

  • 高機能医療材料の需要拡大
  • 機能性プラスチック素材の技術革新
  • 国内繊維製品のブランド強化
  • 海外市場での現地生産・販売強化
  • 地域連携による社会的価値創造
  • 環境配慮型製品の開発と普及促進
  • デジタル化による生産効率向上
  • 多角化事業によるリスク分散
  • 生活文化向上事業の拡大
  • 持続可能な経営基盤の確立
  • サステナビリティ意識の高まりへの対応
  • 消費者ニーズの多様化対応

戦略目標

  • 医療・健康分野で売上高500億円超達成
  • 環境負荷を大幅に削減しカーボンニュートラル達成
  • 国内外でのブランド価値の一層の向上
  • 機能性材料のグローバル展開加速
  • 多様な生活支援事業への投資拡大
  • デジタル技術による生産革新の実現
  • 地域社会と連携した共創モデルの確立
  • 従業員満足度の持続的向上
  • エシカル・サステナビリティ情報の透明化
  • 2030年時点で連結売上高1800億円以上達成

事業セグメント

医療材料・メディカル分野

概要
医療向け機能材料の開発と供給を行い、高品質で安全性の高い製品を提供。
競争力
高精度な素材制御技術と短納期対応
顧客
  • 医療機器メーカー
  • 病院
  • 医療用材料卸
  • 診断薬メーカー
  • 研究機関
製品
  • 医療用高機能フィルム
  • 手術用使い捨て部材
  • 医療機器部品
  • 診断試薬包装材

工業用機能材料

概要
工業用途向けに高機能プラスチックとフィルムを提供し、多様な産業の製品開発を支援。
競争力
独自の素材技術による高機能製品群
顧客
  • 電子機器メーカー
  • 自動車部品メーカー
  • 電気機器メーカー
  • 半導体メーカー
  • 産業資材メーカー
製品
  • 導電性フィルム
  • プラスチック成形部品
  • 工業用包装フィルム
  • 耐熱性樹脂部品

アパレル生産資材

概要
アパレル製品の製造に必要な高品質資材や包装材を提供しています。
競争力
長年の繊維業界知識と信頼性
顧客
  • アパレルメーカー
  • 縫製工場
  • 流通業者
  • 小売業者
製品
  • 縫製副資材
  • ミシン糸
  • パッケージング材

商業施設運営・生活関連サービス

概要
地域密着型の商業・スポーツ施設の運営による生活文化の向上を目指す。
競争力
地域ニーズに対応した複合機能開発
顧客
  • 地域住民
  • 企業
  • スポーツ愛好家
製品
  • ショッピングモール運営
  • スポーツクラブ運営
  • 温泉施設運営

海外事業

概要
アジアを中心に現地生産と販売展開を強化しグローバルシェアを拡大中。
競争力
現地密着型運営と製品カスタマイズ
顧客
  • 海外小売
  • 現地合弁会社
  • 輸出業者
製品
  • 肌着製品
  • 靴下
  • 機能性フィルム

競争優位性

強み

  • 長い歴史と確立されたブランド力
  • 高水準の素材・製品技術力
  • 多角的な事業展開による収益安定性
  • 医療用材料等の新規市場開拓力
  • 地域密着型の商業施設運営ノウハウ
  • 幅広い国内外の販売チャネル
  • 自社製品企画から販売まで一貫体制
  • 顧客ニーズに対応した製品多様化
  • 積極的な海外展開とグローバル対応
  • 環境配慮型製品の開発推進
  • 強固なサプライチェーン管理
  • 健全な財務基盤
  • 従業員教育と企業文化の醸成
  • コーポレート・ブランドの再定義
  • 安定的な顧客基盤

競争上の優位性

  • 肌着・靴下分野での高い製品企画力と品質保証
  • 機能性フィルムでの技術革新と製品多様化
  • 医療材料分野の専門性と高精度な製造技術
  • 地域密着型の複合商業施設と健康関連活動の実績
  • 多様な販売チャネルを持つ国内トップクラスのネットワーク
  • 長年蓄積した製造ノウハウと独自素材技術
  • 中期経営計画に基づく戦略的事業拡大
  • 海外合弁事業を活用した現地市場対応力
  • 高機能プラスチック素材での市場先進性
  • 地域社会との包括的連携による信頼構築
  • 顧客毎のカスタマイズ提案力
  • 長期的なブランド育成とマーケティング戦略
  • 一貫生産体制により迅速な市場対応
  • 医療分野での規制対応力と信頼
  • 多角展開によりリスク分散効果を発揮

脅威

  • 国内繊維市場の縮小と競争激化
  • 海外低価格製品との競争圧力
  • 原材料価格の変動リスク
  • 環境規制の強化によるコスト増加
  • 国際情勢や為替変動の影響
  • 新規参入企業による技術革新の脅威
  • 人口減少による国内市場縮小
  • サプライチェーンの地政学的リスク
  • 労働力不足による生産効率低下
  • 急速なデジタル化への対応遅れ
  • 新たな顧客ニーズ変化への適応困難
  • 気候変動に伴う材料供給不安定化

イノベーション

2024: 次世代メディカルフィルムの開発

概要
生体適合性を高めた新素材フィルムの研究開発に成功。
影響
医療用材料市場でのシェア拡大が期待される。

2023: 導電性フィルムの高性能化技術確立

概要
電子機器向け導電性フィルムの耐久性と性能を大幅向上。
影響
デバイス性能向上に寄与し新規受注獲得。

2022: 環境配慮型生産プロセスの導入

概要
生産ラインでのCO2排出削減と廃材リサイクル推進を実施。
影響
環境負荷軽減とコスト効率の改善に成功。

2021: スポーツクラブの設備刷新

概要
最新設備への更新によりサービスレベルを向上。
影響
施設利用者満足度向上と会員数増加に寄与。

2020: 新型吸汗速乾素材の採用拡大

概要
肌着製品に新開発の吸汗速乾機能素材を導入。
影響
消費者から高評価を得て売上増に貢献。

2023: 海外合弁事業の拡大

概要
タイ及び中国での合弁工場能力増強を実施。
影響
生産力向上と現地市場の対応強化。

2024: 包装用フィルムの高機能化

概要
耐熱・耐冷性能を強化した食品包装材を開発。
影響
食品メーカーからの需要増加を促進。

2023: デジタルマーケティング強化

概要
ECサイトのUI/UX改善やSNS活用による販促活動。
影響
オンライン売上の大幅増加に成功。

2022: 生産ラインの自動化導入

概要
製造工程にAIおよびロボティクス技術を導入。
影響
生産効率向上と品質安定化を実現。

2021: グンゼ博物苑リニューアル

概要
歴史資料館の展示内容充実と来場者サービス向上。
影響
地域文化振興と企業ブランディングを強化。

サステナビリティ

  • 製造工程におけるCO2排出削減の推進
  • 生分解性・リサイクル可能材料の開発促進
  • 地域社会との包括連携協定締結による共存共栄
  • 従業員の健康・安全確保と多様性推進
  • エネルギー効率の高い設備投資拡大
  • 環境負荷低減を目指した物流最適化
  • 持続可能な調達ポリシーの実施
  • 製品のライフサイクルアセスメント導入
  • 廃棄物削減と再資源化率向上活動
  • 社員教育を通じた環境意識の向上
  • 地域環境保護活動への積極的参加
  • ESG情報開示の充実と透明性確保