大日精化工業

基本情報

証券コード
4116
業種
化学
業種詳細
化学・化成品
都道府県
東京都
設立年
1939年12月
上場年
1961年10月
公式サイト
https://www.daicolor.co.jp/
東証情報
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他の会社
大日本塗料, 日本ペイントホールディングス, 関西ペイント, 中国塗料, 藤倉化成, ナトコ, エスケー化研, DIC, サカタインクス, artience, フコク, 守谷輸送機, 長野計器

概要

大日精化工業は1939年創業の化学メーカーで、顔料・着色剤分野で国内最大手として多様な材料技術を基盤に機能性材料を提供しています。

現状

大日精化工業は2023年3月期に連結売上高約1,220億円を計上し、安定的な業績を維持しています。主要事業は無機・有機顔料、着色剤、印刷インキ、機能性材料の製造販売であり国内外の幅広い産業に供給しています。三つのコア技術を駆使し、BtoBメーカーとして幅広い分野の製品に対応。技術革新による高機能材料の開発や環境配慮型製品の強化に注力しています。海外には中国、台湾、東南アジア、北米、欧州に拠点を構え国際展開を推進。持続可能な経営を目指し、環境負荷低減とサステナビリティ取り組みを推進中です。将来は高機能顔料と樹脂着色の拡大、環境対応型製品強化で成長を見込み、技術投資や海外事業拡充を継続しています。強固な技術評価と多様な顧客層に支えられた成長基盤を保持しつつ持続的成長に注力しています。

豆知識

興味深い事実

  • 1931年に顔料の国産化を目指して創業された歴史ある化学メーカー。
  • 国内最大手の顔料供給企業として高機能材料に強みを持つ。
  • CCM(カラーコンピューティングマテリアル)技術で業界をリード。
  • 天然由来高分子材料の研究に早くから取り組み環境対応を推進。
  • アジア、米州、欧州に生産および販売拠点を展開しているグローバル企業。
  • 無機・有機顔料と着色関連材料の幅広い製品ラインナップを保持。
  • 多様な産業分野の製品に高性能着色剤と機能性材料を供給。
  • 長期的に安定した顧客基盤と取引関係を築いている。
  • 独自の分散加工技術で高品質顔料製造を実現。
  • 製造技術と研究開発に注力し業界の技術水準を向上させている。
  • 合成皮革材料から化粧品分野用添加剤まで幅広く展開。
  • 創業者高橋義博の顔料国産化への強い志から発展。
  • 高度な技術を活用し自動車内装をはじめ多分野に応用拡大。
  • 先進的な環境規制対応製品開発に成功し市場競争力を強化。
  • 高機能インキやコーティング技術で包装・印刷分野で実績。

隠れた関連

  • 国内印刷インキ大手企業と製品開発面で緊密な協業関係を構築している。
  • 自動車業界の主要サプライヤーと着色分野で長期にわたる取引関係がある。
  • 東南アジアの現地法人を通じて地元産業発展に貢献し地域に根付いている。
  • 特殊着色剤技術は電子機器メーカーの精密顔料需要を支えている。
  • 製品の多くはBtoB販売に特化し消費者ブランドを持たない独自のビジネスモデル。
  • 合成皮革材料分野で顧客のブランド戦略に寄与する高機能製品を提供。
  • 国産顔料のパイオニアとして業界標準化に寄与している。
  • 持続可能性重視の材料開発は複数の大学・研究機関との連携で進められている。

将来展望

成長ドライバー

  • 機能性顔料と高機能材料の市場拡大。
  • サステナビリティ対応製品への需要上昇。
  • グローバル市場、とくにアジア新興国の需要増。
  • 電子機器・自動車分野の高性能化ニーズ。
  • 環境法規制対応製品の開発と採用促進。
  • 合成樹脂着色分野での技術革新。
  • 多様な産業への適用範囲拡大。
  • 素材高付加価値化による収益改善。
  • 新素材・新技術開発の加速。
  • 国際物流の効率化と周辺産業連携強化。
  • デジタル技術を活用したマーケティング強化。
  • 国内外生産拠点の高度連携による製造効率化。

戦略目標

  • 高機能顔料分野で国内トップシェア維持と海外拡大。
  • 環境負荷低減製品の売上比率を70%以上に引き上げる。
  • 売上高1,500億円、営業利益率15%以上の実現。
  • グローバル展開強化による海外売上比率50%以上達成。
  • 研究開発投資の継続と新技術の早期実用化推進。
  • 持続可能な資源利用と社会的責任の徹底。
  • デジタルトランスフォーメーションの推進。
  • 新規市場参入と新規事業開発の加速。
  • 人材育成とダイバーシティ推進による企業価値向上。
  • サプライチェーンの強靭化と品質保証体制の拡充。

事業セグメント

自動車・輸送機器セグメント

概要
輸送機器向けに耐久性・耐候性に優れた顔料・着色剤及びコーティングを供給。
競争力
高機能性顔料と耐熱性樹脂技術の融合
顧客
  • 自動車メーカー
  • 二輪車メーカー
  • 部品サプライヤー
  • 電気配線メーカー
  • 輸送機器内装材メーカー
製品
  • シート用着色剤
  • 外装部材用顔料
  • コーティング剤
  • ワイヤーハーネス着色剤
  • エンジンルーム耐熱材料

衣料品・服飾品セグメント

概要
合成繊維向けやウエアラブル製品用の高耐久・高機能着色剤を提供。
競争力
合成樹脂着色の高度技術と耐久性
顧客
  • 衣料品メーカー
  • 合成繊維メーカー
  • スポーツウェアメーカー
  • ファッションブランド
  • プリント工場
製品
  • 繊維用着色剤
  • ウレタン樹脂用材料
  • プリント用着色剤
  • 高耐久染料
  • 撥水・防汚添加剤

包装・印刷資材セグメント

概要
多様な包装材向けの安心・安全かつ高機能な印刷・コーティング材料を提供。
競争力
食品衛生対応の高品質技術
顧客
  • 印刷インキメーカー
  • 包装資材メーカー
  • 食品包装メーカー
  • 飲料ボトルメーカー
  • 接着剤製造業者
製品
  • 印刷インキ
  • コーティング剤
  • レトルトパウチ用材料
  • 着色剤
  • 接着剤

情報・電子機器セグメント

概要
情報端末・家電向けの高純度顔料と耐熱・耐候コーティング材料を供給。
競争力
精密顔料加工技術と環境適応製品開発
顧客
  • 液晶パネルメーカー
  • インクジェットプリンターメーカー
  • 家電メーカー
  • 情報端末メーカー
  • 電子部品製造業者
製品
  • 液晶カラーフィルタ用顔料
  • インクジェット用顔料
  • 筐体用着色剤
  • 耐熱性ポリマー材料
  • 防汚コーティング剤

建材・設備・産業資材セグメント

概要
耐候性・耐久性に優れた建材向け塗料・顔料等の化成品を多様に展開。
競争力
長年の耐候技術と多様な顧客基盤
顧客
  • 建築資材メーカー
  • 床材メーカー
  • 化粧合板メーカー
  • テント製造業者
  • 産業塗料メーカー
製品
  • 建築用顔料
  • 床材用着色剤
  • 印刷インキ
  • コーティング剤
  • 耐久性塗料材料

合成皮革・ファンデーション分野

概要
化粧品・合成皮革分野向けの高機能材料と安全性重視の製品を提供。
競争力
安全性の高い顔料と機能性材料技術
顧客
  • 合成皮革メーカー
  • 化粧品メーカー
  • トイレタリー用品メーカー
  • スキンケア製品メーカー
  • プラスチック容器メーカー
製品
  • 合成皮革材料
  • ファンデーション用原料
  • スキンケア添加剤
  • プラスチック容器用着色剤
  • 香粧品関連化学品

機能性付与材料セグメント

概要
各種産業向けに機能性を付加した特殊材料群で事業の多角化を推進。
競争力
先端樹脂合成技術と多様な適用展開
顧客
  • 工業製品メーカー
  • 電子部品メーカー
  • 自動車部品メーカー
  • コーティング剤メーカー
  • 環境技術開発会社
製品
  • 防汚性付与剤
  • 耐熱性材料
  • 特殊コーティング剤
  • 高機能樹脂
  • 環境対応材料

CCMシステム・色彩技術セグメント

概要
先端カラーチェンジング技術と高機能顔料で新規市場を開拓中。
競争力
独自の分散加工・合成技術
顧客
  • 機器メーカー
  • カラーシステム開発会社
  • 先端材料研究機関
  • 電子機器メーカー
  • 精密加工メーカー
製品
  • カラーチェンジング材料
  • 高度分散加工製品
  • 着色用特殊材料
  • 電子機器用色彩システム
  • 高精度顔料

天然由来材料・環境対応製品セグメント

概要
環境に配慮した天然材料およびバイオマス製品で持続可能性を支援。
競争力
天然物由来技術と研究開発力
顧客
  • 環境素材開発企業
  • 天然高分子メーカー
  • エコ製品開発会社
  • 健康・美容関連企業
  • 化学研究機関
製品
  • 天然由来高分子材料
  • 環境対応顔料
  • 生分解性材料
  • エココーティング剤
  • 植物由来添加剤

海外市場向け事業セグメント

概要
アジア・欧米を中心に海外拠点から多様な化学品を提供し拡大中。
競争力
グローバル生産・販売ネットワーク
顧客
  • アジア塗料メーカー
  • 欧米化学品販売企業
  • 国際流通会社
  • 海外輸送機器メーカー
  • 現地合弁企業
製品
  • 顔料および着色剤
  • コーティング材料
  • 複合材料
  • 機能性添加剤
  • 環境対応製品

研究開発・技術支援セグメント

概要
グループ内外の技術向上と新製品開発を支援するR&D体制。
競争力
豊富な技術蓄積と専門的研究設備
顧客
  • 大日精化グループ各社
  • 提携研究機関
  • 顧客企業技術部門
  • 産学連携プロジェクト
  • 公的研究機関
製品
  • 新素材開発
  • 分散技術改良
  • 性能評価サービス
  • 技術コンサルティング
  • 環境対応研究

物流・供給チェーンセグメント

概要
効率的な素材調達と製品供給を担うロジスティクス機能。
競争力
全国的な生産・販売ネットワーク連携
顧客
  • グループ製造拠点
  • 国内外販売網
  • 顧客製造ライン
  • 倉庫運営企業
  • 輸送会社
製品
  • 原材料調達
  • 製品配送
  • 在庫管理
  • 品質管理
  • 納期管理

競争優位性

強み

  • 多様な顔料合成技術による高品質製品群
  • 安定した国内最大の着色剤供給体制
  • 長期にわたる技術蓄積とノウハウ
  • 幅広い産業分野への販売チャネル
  • グローバルに展開する生産・販売網
  • 環境配慮型製品への積極的投資
  • 強い顧客基盤と信頼関係
  • 高機能材料の独自開発力
  • 多様な製品ラインナップの提供力
  • 堅実な財務基盤と拡大戦略

競争上の優位性

  • 顔料・着色剤分野の国内最大手で高いブランド認知
  • コア技術を活かした機能性材料開発力
  • 多角的な事業展開によるリスク分散効果
  • 世界規模での生産拠点および販売網による市場対応力
  • 技術革新と環境対応製品の先進性
  • 幅広い産業ニーズに応える製品開発体制
  • 顧客密着型の技術サポート体制の充実
  • 長期間にわたる安定した顧客・取引先との関係構築
  • 多拠点展開によりロジスティクスの効率化を実現
  • 研究開発力と製造技術の効率的連携

脅威

  • 国際原材料価格の変動によるコストリスク
  • 海外競合他社の技術進展と価格競争
  • 環境規制の強化による製品仕様変更圧力
  • 地政学リスクによる海外拠点の影響
  • 新素材・代替技術の台頭による市場シフト
  • 国際貿易摩擦による供給チェーンの不安定化
  • 経済不況に伴う産業需要の落ち込み
  • 人材不足と技術継承の課題
  • 製品ライフサイクル変動による需要予測の難しさ
  • 為替変動による収益の不安定化

イノベーション

2024: 環境対応型高機能顔料の開発

概要
環境負荷低減のため無鉛・低VOC顔料の新シリーズを製品化。
影響
環境関連規制クリアで新市場開拓に成功。

2023: ウレタン樹脂着色技術の強化

概要
耐候性・耐久性を向上させた新ウレタン着色剤を開発。
影響
自動車・衣料分野で顧客満足度向上。

2022: CCMカラーチェンジング技術応用製品化

概要
カラーチェンジング機能を持つ樹脂製品を発売。
影響
先端機器向け新分野参入に成功。

2021: 天然由来高分子材料の事業拡大

概要
持続可能な天然高分子素材の製造能力を増強。
影響
エコ製品市場でのシェア拡大に寄与。

2020: 海外生産拠点の拡充

概要
中国・東南アジアの工場機能を強化し生産効率向上。
影響
海外需要増加に対応し業績改善。

2023: 高透過性ポリマー材料の開発

概要
液晶用高性能ポリマー材料の性能改良に成功。
影響
電子材料分野での競争力向上。

2024: 防汚性付与材料の新製品展開

概要
高機能防汚剤を各産業用に製品化。
影響
建材・自動車分野で採用拡大。

2023: 食品包装用安全インキ技術の強化

概要
食品安全基準を満たす無溶剤型インキを開発。
影響
食品包装業界の信頼獲得。

2022: 機能性添加剤の多角化開発

概要
工業用添加剤の機能性向上を図る新技術導入。
影響
多様な用途展開で新規顧客獲得。

2024: 高耐熱電子材料の開発

概要
耐熱性の高い電子機器用顔料を製品化。
影響
情報電子分野の性能向上に貢献。

サステナビリティ

  • 製品の環境負荷低減に向けた化学物質利用の最適化
  • 再生可能資源を利用した原料の開発促進
  • 廃棄物削減とリサイクル推進の社内体制構築
  • 省エネルギー型の生産設備導入と運用改善
  • サプライチェーン全体での環境規制遵守徹底
  • 安全で環境に配慮した包装材の採用
  • 従業員向け環境教育と地域環境保護活動実施
  • 持続可能な材料の研究開発強化
  • CO2排出量削減目標の設定と進捗管理
  • グリーン調達基準の設定と実践
  • 水資源の省利用と循環利用推進
  • 環境報告書の定期発行と情報公開