ジャパンエンジンコーポレーション
基本情報
- 証券コード
- 6016
- 業種
- 輸送用機器
- 業種詳細
- 造船
- 都道府県
- 兵庫県
- 設立年
- 1920年06月
- 上場年
- 1961年10月
- 公式サイト
- https://www.j-eng.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- 阪神燃, 赤阪鉄工所, ダイハツインフィニアース, ニッキ, 名村造, 内海造
概要
ジャパンエンジンコーポレーションは1920年創業の兵庫県拠点の船舶用内燃機の専門メーカーであり、三菱重工業との資本関係を活かした技術力と信頼性を武器に業界で重要な役割を担っています。
現状
ジャパンエンジンコーポレーションは連結売上高約117億円(2021年3月期)を持ち、国内外の造船業界で主機用大型ディーゼルエンジンの設計・製造・修理・販売に強みを有しています。特に三菱重工業との資本関係により高い技術連携を実現し、安定した製品供給と技術力において競争優位を保持しています。持続可能な船舶用エンジン開発に向け、アンモニア・重油混焼エンジンの試験や水素エンジン部品の生産体制整備に注力し、環境規制対応を進めています。同社は国内に本社、東京支社、今治営業所を備え、海運業界向けにメンテナンス事業も強化。経営基盤は堅固で資本金約22億円、従業員数は単体で311名を擁します。市場環境の変化に対応しつつ、新規燃料対応エンジンの開発やメンテナンスサービス強化を戦略の中心に据え、2028年3月期には売上高330億円を目指す成長計画を掲げています。加えて三菱重工グループとして技術革新と国際展開による持続的成長を志向しています。
豆知識
興味深い事実
- 1910年創業、石油発動機の日本初期製造者の一つ。
- 旧社名は神戸発動機株式会社で長い歴史を持つ。
- 三菱重工業との資本関係が強く技術提携している。
- アンモニア燃焼エンジンの実験的試験を国内先駆けて実施。
- 兵庫県明石市に本社工場を構え、地元経済にも貢献。
- 混焼エンジン試験の成功がグリーン船舶技術に寄与。
- 主要株主には名村造船所やシーケービーも名を連ねる。
- 東京支社や今治営業所など全国に事業拠点を展開。
- 国内の船舶用内燃機メーカーの中で安定した存在感。
- 水素エンジン部品の生産に早期参入している。
- 多様な船舶エンジン部品の製造技術で業界評価が高い。
- 東証スタンダード市場に上場する老舗企業。
- 地元明石市では地域雇用の重要な企業の1つ。
- 旧来島グループの一員であった歴史を持つ。
- 社名変更によりジャパンエンジンコーポレーションとなった。
隠れた関連
- 三菱重工業の舶用エンジン事業と密接に連携し技術交流が盛ん。
- 名村造船所との資本関係が造船・機械分野での影響力を持つ。
- 旧来島グループ解体後、山田地建を経て大手資本と提携形成。
- 兵庫県明石市の産業集積地として地域の雇用支援を担う。
- グリーン燃料技術開発で国内の船舶環境政策に寄与。
- 東京港区の拠点を通じて首都圏の造船関連企業と連携。
- 水素エンジン関連で電機メーカー古野電気とも連携関係。
- メンテナンスサービス展開で造船会社との長期的パートナーシップ形成。
将来展望
成長ドライバー
- 環境規制強化に伴うグリーン燃料対応エンジン需要増
- 国際貿易の回復に伴う造船需要の回復傾向
- 三菱重工業グループの技術と資本連携の強化
- 高度メンテナンスサービスの拡充による収益多様化
- アンモニア・水素燃料技術の普及促進
戦略目標
- 売上高330億円を見据えた収益基盤の強化
- 新燃料対応主機エンジンの製品化と海外展開拡大
- 環境負荷低減技術の開発と社会的評価獲得
- メンテナンス事業の更なる拡充と顧客満足度向上
- 地域社会への継続的貢献と環境保全の推進
事業セグメント
船舶エンジン製造・販売
- 概要
- 船舶向け主機用エンジンと関連部品の製造販売を行う事業。
- 競争力
- 三菱重工業等大手との資本連携による技術力
- 顧客
-
- 国内外造船会社
- 海運会社
- 国際物流企業
- 造船サプライヤー
- 保守サービス企業
- 製品
-
- 大型ディーゼル主機エンジン
- エンジン交換部品
- 環境対応型エンジン
- 専用メンテナンスサービス
エンジンメンテナンス・修理
- 概要
- 船舶用エンジンおよび関連機械のメンテナンス事業。
- 競争力
- 長年の製造知見に基づく高品質なサービス提供
- 顧客
-
- 海運会社
- 造船所
- メンテナンス事業者
- 工業用機械保守部門
- 製品
-
- 定期点検サービス
- オーバーホール
- 修理用部品
- カスタムメンテナンス
環境技術研究・製品化
- 概要
- 新燃料対応に向けた燃焼技術の研究開発及び製品化。
- 競争力
- 次世代燃料技術の先駆的開発能力
- 顧客
-
- 研究機関
- エネルギー企業
- 政府・自治体
- エンジン製造企業
- 製品
-
- アンモニア混焼エンジン試験装置
- 水素エンジン部品
- 低排出ガス技術
レジャーボートエンジン供給
- 概要
- レジャーボート向けエンジン製造および販売を展開。
- 競争力
- 安全で使いやすい小型船舶用機関の開発力
- 顧客
-
- マリンレジャー企業
- レジャーボート販売店
- 個人ボート所有者
- 製品
-
- 小型ディーゼルエンジン
- マリンコンポーネント
部品加工・供給
- 概要
- 船舶エンジン用部品の加工製造と供給事業。
- 競争力
- 高精度加工技術による高品質部品生産
- 顧客
-
- 三菱重工業
- 他造船関連企業
- 修理業者
- 製品
-
- 高精度エンジン部品
- 消耗品
競争優位性
強み
- 高度な大型ディーゼルエンジン技術
- 三菱重工業との強力な資本連携
- アンモニア・水素燃料対応の研究開発力
- 豊富な船舶用エンジンの修理・メンテナンス実績
- 長期的な業界での信頼とブランド
競争上の優位性
- 国内主要船舶エンジンメーカーとしての技術革新力
- 環境対応型エンジンの先行開発による差別化
- 主要株主との連携による安定した供給体制
- 多様な船舶エンジン群を持つ製品ラインナップ
- 顧客密着型のメンテナンスサービスで高い顧客満足
- 国内外造船業界の広範な取引先ネットワーク
- 長い歴史に裏打ちされたノウハウ蓄積
- 独自の新燃料技術応用による市場先取り
脅威
- 国際的な環境規制強化による設備投資負担
- 他の大型造船用エンジンメーカーとの激しい競争
- 景気変動による造船需要の不安定化
- 代替エネルギー技術の急速な進展とリスク
- 資源価格変動による製造コスト増加
イノベーション
2024: アンモニア混焼エンジン試験完了
- 概要
- アンモニアと重油の混焼に対応した次世代船舶エンジンの試験を完了。
- 影響
- 環境対応型エンジンの商用化に向けた技術的基盤確立
2023: 水素エンジン部品生産開始
- 概要
- 水素燃料対応エンジンの部品生産体制を構築し、船舶用需要に対応。
- 影響
- 新規燃料対応技術分野への拡大と市場先行メリット
2022: 混焼エンジン試験プロジェクト開始
- 概要
- 環境規制対応を目指し、重油とアンモニア混焼による燃焼性能の共同研究開始。
- 影響
- 省エネと排出削減に向けた技術開発の推進
2021: メンテナンス強化による収益拡大戦略
- 概要
- 船舶用エンジンのメンテナンスサービス体系を強化し、収益基盤の安定化を図る。
- 影響
- 2028年売上目標330億円に向けた収益多様化
サステナビリティ
- アンモニア燃料混焼技術の実用化推進
- 水素エンジン部品の生産と供給拡大
- 環境規制対応型エンジンの開発強化
- 省エネルギー技術の継続的研究
- 従業員の環境意識向上プログラム実施
- 地域・産業界との環境共同プロジェクト参加